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大魔法【ラストジャッジメント】
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「さあ、どうするラスティ。魔王になれば聖戦に勝てるぞ」
親父は、俺を誘惑してくる。そうだな、グランツに勝てるかもしれない。悪くない話だ……と、言いたいところだが。
「断る」
「……なんだと?」
「断ると言った。親父、俺は魔王にならない」
「なぜだッ! このままでは負けるのだぞ! 魔王にならなくてどうする!」
「親父の轍を踏んでたまるか。俺は俺のやり方で世界を変える」
皇帝になったとしても、俺は支配なんてやり方はしない。自由がいい。緩いスローライフが送れればそれでいいんだよ。
だからこそ――。
「――そうか。では、お前をこの“冥界の狭間”から出すわけにはいかんな」
「なんだと!?」
「このままお前は永遠を生きるのだ。この私と共にな」
ふざけんな。俺はまだ死ぬわけにはいかないんだ。……いや、これは死よりも性質が悪い。このまま永遠なんてヤバすぎるだろ。
諦めない。俺は諦めないぞ。
スコルやハヴァマール、ストレルカ……アルフレッドやルドミラ、エドゥにテオドール……他のみんなとまだ俺は過ごしたいんだ。
だから!!
「+10覚醒ヴェラチュール!!」
「なに? そんな槍ごときで何ができる……!」
「一か八かだ。いけええええええええ!! ラストジャッジメント!!」
この場所ならこの“専用スキル”を使っても大丈夫なはず! あまりに危険すぎるから、瀕死になる前には解除していたが、今はその時。
俺はある意味では“瀕死”の状態。発動条件はぴったりのはず。
[+10覚醒ヴェラチュール]
[物理攻撃力:35000]
[魔法攻撃力:35000]
[効果]
この世の開闢を導く大いなる槍。
この武器は破壊されない。
任意スキル【ダークエネルギー】を発動すると三分間全てのステータスが100%上昇する。
攻撃速度と移動速度を10倍増加させる。
武器装備時、三分間の無敵時間が発生する。
装備者の三回までの自動リザレクションが発生する。蘇生後、体力と魔力を全回復する。
全種族に対する追加ダメージ100%。追加クリティカル攻撃が発生。攻撃命中時、対象は全ての状態異常に掛かる。
装備者の体力が瀕死になった場合【ラストジャッジメント】スキルを強制発動させる。この大魔法は、大量の彗星を降らす無属性攻撃であり、あらゆる生物を大量絶滅させる効果がある。発動させたくない場合、装備を解除すること。
「や、やめろ……ラスティ! この“冥界の狭間”を破壊する気か!!」
「ったりめえええだああああああああ!!!」
異界の空から巨大な『彗星』が落ちてくる。
これで冥界を潰して俺は元の世界に戻る……!
『ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………!!!!!』
彗星が落下するや、とんでもない規模の破壊が起こって一瞬で視界が真っ白に。
「…………ぐっ! ああああああああああああああああああああ…………」
・
・
・
空から落ちていく感覚。
俺は……落下しているのか!?
「ははははは! 勝った! 俺が勝者だ!! ラスティをぶっ殺したぞ!!」
あれは……グランツ!
ということは俺は今、城塞都市コーラングレの上空にいるのか。もう直ぐで着地する。地面に衝突する前に俺は槍を投げた。
「サンダーボルト!!」
「!?」
俺の声に振り向くグランツ。生きていたことが信じられないようでビックリしていた。
「グランツ、まだ終わっちゃいないぜ!」
「なぜ生きている!! ありえん! 俺の奥義は……第六天魔王煉獄殺は……必中攻撃であり、絶対に避けられん! なのに、なぜ!!」
「知るか!!」
「…………ぐっ! ならばもう一度!」
先にグランツを叩きのめす。
冥界の狭間でなぜか発現したスキル、それを使う――!
槍をそのままに、俺はグランツ目掛けてブン投げた。
「これで、最後だあああああああああッ! エンデュランス!!!」
[エンデュランス]
[専用スキル]
魔力消費量:100%。
攻撃レンジ:極大
物理・魔法攻撃100000%。
すべての種族に100000%の追加ダメージ。
すべての属性に100000%の追加ダメージ。
すべてのサイズに100000%の追加ダメージ。
弱点属性に100000%の追加ダメージ。
すべての属性を付与する。
この攻撃を防ぐことはできない。
この攻撃を無効化することはできない。
対象にあらゆる状態異常を付与する。
対象がボスモンスターの場合100000%追加ダメージ。
このスキルは味方には当たらない。
この攻撃は100回繰り返す。
対象は特大ノックバックする。
対象はしばらくの間、転送・転移できない。
装備をすべて強制的に解除する。
装備をすべて強制的に破壊する。
対象の所持アイテムを最大10個まで破壊する。
対象は回復アイテム使用不可能になる。
親父は、俺を誘惑してくる。そうだな、グランツに勝てるかもしれない。悪くない話だ……と、言いたいところだが。
「断る」
「……なんだと?」
「断ると言った。親父、俺は魔王にならない」
「なぜだッ! このままでは負けるのだぞ! 魔王にならなくてどうする!」
「親父の轍を踏んでたまるか。俺は俺のやり方で世界を変える」
皇帝になったとしても、俺は支配なんてやり方はしない。自由がいい。緩いスローライフが送れればそれでいいんだよ。
だからこそ――。
「――そうか。では、お前をこの“冥界の狭間”から出すわけにはいかんな」
「なんだと!?」
「このままお前は永遠を生きるのだ。この私と共にな」
ふざけんな。俺はまだ死ぬわけにはいかないんだ。……いや、これは死よりも性質が悪い。このまま永遠なんてヤバすぎるだろ。
諦めない。俺は諦めないぞ。
スコルやハヴァマール、ストレルカ……アルフレッドやルドミラ、エドゥにテオドール……他のみんなとまだ俺は過ごしたいんだ。
だから!!
「+10覚醒ヴェラチュール!!」
「なに? そんな槍ごときで何ができる……!」
「一か八かだ。いけええええええええ!! ラストジャッジメント!!」
この場所ならこの“専用スキル”を使っても大丈夫なはず! あまりに危険すぎるから、瀕死になる前には解除していたが、今はその時。
俺はある意味では“瀕死”の状態。発動条件はぴったりのはず。
[+10覚醒ヴェラチュール]
[物理攻撃力:35000]
[魔法攻撃力:35000]
[効果]
この世の開闢を導く大いなる槍。
この武器は破壊されない。
任意スキル【ダークエネルギー】を発動すると三分間全てのステータスが100%上昇する。
攻撃速度と移動速度を10倍増加させる。
武器装備時、三分間の無敵時間が発生する。
装備者の三回までの自動リザレクションが発生する。蘇生後、体力と魔力を全回復する。
全種族に対する追加ダメージ100%。追加クリティカル攻撃が発生。攻撃命中時、対象は全ての状態異常に掛かる。
装備者の体力が瀕死になった場合【ラストジャッジメント】スキルを強制発動させる。この大魔法は、大量の彗星を降らす無属性攻撃であり、あらゆる生物を大量絶滅させる効果がある。発動させたくない場合、装備を解除すること。
「や、やめろ……ラスティ! この“冥界の狭間”を破壊する気か!!」
「ったりめえええだああああああああ!!!」
異界の空から巨大な『彗星』が落ちてくる。
これで冥界を潰して俺は元の世界に戻る……!
『ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ…………!!!!!』
彗星が落下するや、とんでもない規模の破壊が起こって一瞬で視界が真っ白に。
「…………ぐっ! ああああああああああああああああああああ…………」
・
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・
空から落ちていく感覚。
俺は……落下しているのか!?
「ははははは! 勝った! 俺が勝者だ!! ラスティをぶっ殺したぞ!!」
あれは……グランツ!
ということは俺は今、城塞都市コーラングレの上空にいるのか。もう直ぐで着地する。地面に衝突する前に俺は槍を投げた。
「サンダーボルト!!」
「!?」
俺の声に振り向くグランツ。生きていたことが信じられないようでビックリしていた。
「グランツ、まだ終わっちゃいないぜ!」
「なぜ生きている!! ありえん! 俺の奥義は……第六天魔王煉獄殺は……必中攻撃であり、絶対に避けられん! なのに、なぜ!!」
「知るか!!」
「…………ぐっ! ならばもう一度!」
先にグランツを叩きのめす。
冥界の狭間でなぜか発現したスキル、それを使う――!
槍をそのままに、俺はグランツ目掛けてブン投げた。
「これで、最後だあああああああああッ! エンデュランス!!!」
[エンデュランス]
[専用スキル]
魔力消費量:100%。
攻撃レンジ:極大
物理・魔法攻撃100000%。
すべての種族に100000%の追加ダメージ。
すべての属性に100000%の追加ダメージ。
すべてのサイズに100000%の追加ダメージ。
弱点属性に100000%の追加ダメージ。
すべての属性を付与する。
この攻撃を防ぐことはできない。
この攻撃を無効化することはできない。
対象にあらゆる状態異常を付与する。
対象がボスモンスターの場合100000%追加ダメージ。
このスキルは味方には当たらない。
この攻撃は100回繰り返す。
対象は特大ノックバックする。
対象はしばらくの間、転送・転移できない。
装備をすべて強制的に解除する。
装備をすべて強制的に破壊する。
対象の所持アイテムを最大10個まで破壊する。
対象は回復アイテム使用不可能になる。
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