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スキルで拠点を作ろう
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冒険者が続々と到着していた。
次第に大規模戦闘になり、俺の設置した壁を上手く利用して戦っていた。その後は分からない。
俺たちはシャイネンドラゴンに乗って戻っていく。
ドヴォルザーク帝国の街へ戻り、レオポルド騎士団の付近へ降り立った。
到着っと。
「お疲れ様です、ラスティさん」
「おう。スコルも支援ありがとな」
「いえ、わたしは何も……」
「そんなことはないさ」
しかし一番乗りで、帰りも一番で帰れるとは幸先が良いな。
「兄上、余は疲れたのだ……」
ハヴァマールは、くた~と倒れていた。
ずっと緊張しながらドラゴンを操っていたんだ。大変だったろうな。
「分かった。ハヴァマールは休んでくれ」
「そうするのだ。余はしばらくここで待つのだ」
直ぐに眠ってしまうハヴァマール。
ここなら大丈夫だろう。
ドラゴンの飼育係である騎士アルトゥールもいるし。
スコルとストレルカを連れ、世界ギルドへ向かう。
さすがに冒険者が出張っているせいか、かなり閑散としていた。
やはり、それなりの人数が参加しているんだな。
世界ギルドへ向かい、俺はお姉さんに申告した。
「メテオドラゴンの討伐を完了した」
「えっ! もうですか!?」
お姉さんは信じられないと、目を白黒させた。
「ああ、証拠はある」
拾ってきた収集品・メテオドラゴンの爪を見せた。
するとお姉さんは納得していた。
「これは確かにメテオドラゴンの爪。討伐完了おめでとうございます!!」
よし、聖戦の第一関門を突破。
「次は神器集めだっけ?」
「ええ。二次試練は明日となります。今日のところはお休みください」
「なるほどね。分かった」
直ぐに受けられるわけじゃないらしい。
俺たちはギルドを後にして、外へ。
「これからどうしましょうか?」
「うーん、ストレルカの家は無理だからな」
「はい……すみません」
「謝る必要はない。こうなったら、俺の無人島開発スキルで家を建てよう」
「「その手がありましたね!!」」
スコルもストレルカも手を鳴らす。
そう最初から家を作ってしまえば良かったんだ。
一度騎士団へ戻り、ハヴァマールと合流。
我が妹にも事情を説明した。
「――というわけだ」
「名案なのだ! 兄上の作る家なら不便はないしな。帝国も近いし、物資もなんとかなるのだ」
そんな話をしていると騎士アルトゥールが豪快に笑った。
「ははは! それは凄いですね。ですが、この付近に家を建てれば帝国が黙っちゃいないです」
「だよなぁ」
「そこでシャイネンドラゴンに乗り、少し遠くに作ればいいのではないでしょうか」
「貸してくれるの?」
「いいですよ。さきほど無事に帰してくれましたし、信用しています。それに、ラスティ様。あなたは上級監督官シベリウス様のご友人。ならば問題ありません」
それはありがたい。
ならば、シャイネンドラゴンを借りて少し離れた場所に家を作ろう。
また借りれることになり、ハヴァマールにドラゴンを操ってもらうことに。
「少し寝て元気になったし、任せるのだ!」
よーし、少し飛んでもらい、いい場所があればそこに家を作る! しばらくは拠点にして聖戦を進めよう。
次第に大規模戦闘になり、俺の設置した壁を上手く利用して戦っていた。その後は分からない。
俺たちはシャイネンドラゴンに乗って戻っていく。
ドヴォルザーク帝国の街へ戻り、レオポルド騎士団の付近へ降り立った。
到着っと。
「お疲れ様です、ラスティさん」
「おう。スコルも支援ありがとな」
「いえ、わたしは何も……」
「そんなことはないさ」
しかし一番乗りで、帰りも一番で帰れるとは幸先が良いな。
「兄上、余は疲れたのだ……」
ハヴァマールは、くた~と倒れていた。
ずっと緊張しながらドラゴンを操っていたんだ。大変だったろうな。
「分かった。ハヴァマールは休んでくれ」
「そうするのだ。余はしばらくここで待つのだ」
直ぐに眠ってしまうハヴァマール。
ここなら大丈夫だろう。
ドラゴンの飼育係である騎士アルトゥールもいるし。
スコルとストレルカを連れ、世界ギルドへ向かう。
さすがに冒険者が出張っているせいか、かなり閑散としていた。
やはり、それなりの人数が参加しているんだな。
世界ギルドへ向かい、俺はお姉さんに申告した。
「メテオドラゴンの討伐を完了した」
「えっ! もうですか!?」
お姉さんは信じられないと、目を白黒させた。
「ああ、証拠はある」
拾ってきた収集品・メテオドラゴンの爪を見せた。
するとお姉さんは納得していた。
「これは確かにメテオドラゴンの爪。討伐完了おめでとうございます!!」
よし、聖戦の第一関門を突破。
「次は神器集めだっけ?」
「ええ。二次試練は明日となります。今日のところはお休みください」
「なるほどね。分かった」
直ぐに受けられるわけじゃないらしい。
俺たちはギルドを後にして、外へ。
「これからどうしましょうか?」
「うーん、ストレルカの家は無理だからな」
「はい……すみません」
「謝る必要はない。こうなったら、俺の無人島開発スキルで家を建てよう」
「「その手がありましたね!!」」
スコルもストレルカも手を鳴らす。
そう最初から家を作ってしまえば良かったんだ。
一度騎士団へ戻り、ハヴァマールと合流。
我が妹にも事情を説明した。
「――というわけだ」
「名案なのだ! 兄上の作る家なら不便はないしな。帝国も近いし、物資もなんとかなるのだ」
そんな話をしていると騎士アルトゥールが豪快に笑った。
「ははは! それは凄いですね。ですが、この付近に家を建てれば帝国が黙っちゃいないです」
「だよなぁ」
「そこでシャイネンドラゴンに乗り、少し遠くに作ればいいのではないでしょうか」
「貸してくれるの?」
「いいですよ。さきほど無事に帰してくれましたし、信用しています。それに、ラスティ様。あなたは上級監督官シベリウス様のご友人。ならば問題ありません」
それはありがたい。
ならば、シャイネンドラゴンを借りて少し離れた場所に家を作ろう。
また借りれることになり、ハヴァマールにドラゴンを操ってもらうことに。
「少し寝て元気になったし、任せるのだ!」
よーし、少し飛んでもらい、いい場所があればそこに家を作る! しばらくは拠点にして聖戦を進めよう。
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