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古代竜メテオドラゴン
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シャイネンドラゴンに乗り込み、ハヴァマールにドラゴンを操ってもらう。
緊張しているのか、ガチガチだぞ。
「だ、大丈夫か、ハヴァマール」
「う、うむ……!」
「手が震えているぞ」
「ドラゴンの騎乗なんて、数千年振りだからな」
「そんなに昔かよ!」
「でも任せるのだ。これでもかつて、多くのサンダードラゴンを束ねていたのだ」
しかし、それでもハヴァマールは震えていた。これでは振り落とされて死ぬ未来しか視えない。まずい、まずい。
俺はハヴァマールを落ち着かせる為に、手を添えた。
「俺も一緒に」
「兄上……ありがとうなのだ」
「いくぞ」
「うん」
ようやく落ち着きを取り戻したハヴァマール。
シャイネンドラゴンを飛翔させた。
一気に空へ上がり、その力強さに俺たちはビビった。
な、なんてパワーだ!
「ちょ、ラスティさん……怖いです」
「スコル、俺に掴まれ」
「はいっ」
スコルが背後から抱きついてきた。
「ちょっと、スコルさん。わたくしもラスティ様に抱きつきたいです……!」
ストレルカも負けじと抱きついてくる。
「ふ、二人とも! まあいいか、どのみちドラゴンの上では動けないし」
物凄いスピードで飛んでいくシャイネンドラゴン。息が出来ない程に爆速だ。これなら、一瞬で『大陸の境』に辿り着けるはず……!
◆
しばらくしてシャイネンドラゴンは、空で停止。
そのまま降下をはじめた。
も、もう到着か。
ドラゴンは、荒野に降り立ち待機に入った。
「……ふぅ、到着なのだ」
「お疲れ、ハヴァマール」
俺はハヴァマールの肩に手を置く。
背後でずっと俺に掴まっていたスコルとストレルカも、ハヴァマールを労った。
「ありがとうございました、ハヴァマールさん」
「とても安定しておりました。さすがです」
そんな賞賛の言葉にハヴァマールは照れていた。
「い、いやぁ……余はこれくらいしか出来ないから」
さて、ついにルサルカ大陸とイズアール大陸の境に到着。
どうやら俺たちが一番乗りのようで、他のパーティやギルドの姿はなかった。
最速で来れてしまったようだな。
「これならメテオドラゴンを先に討伐できそうだな」
「ラスティ様、あちらの崖でモンスターの気配を感じますわ」
ストレルカの指さす方向。そこには、どこまでも続く“大地の割れ目”があった。まるで、大昔に地割れでもあったかのような。
なるほど。
あの割れ目が、ちょうどルサルカ大陸とイズアール大陸の境になっているわけだ。
そこにメテオドラゴンが棲みついているんだな。
「ふむ。では、余が『モンスター分析スキル』を使うのだ」
「この距離でも使えるのか?」
「モンスターの魔力が漂っているからな。そこにメテオドラゴンがいるという確証がある」
それなら分析可能というわけか。
「頼む」
「了解なのだ」
ハヴァマールは、大地の割れ目の方角に右手をかざしていく。
少しすると結果が出た。
[メテオドラゴン]
[属性:火]
[種族:ドラゴン]
[詳細]
古代竜。宇宙から降り注いだドラゴン。
小柄ながらも獰猛で危険。
身の危険を感じると自爆する場合もある。
こ、これがメテオドラゴンの詳細か。
自爆もするのかよ。とんでも生物だな。
まあいい、これで少しは戦いやすくなった。
俺は、武器のゲイルチュールを召喚して手にした。さっそく討伐を開始する――!
緊張しているのか、ガチガチだぞ。
「だ、大丈夫か、ハヴァマール」
「う、うむ……!」
「手が震えているぞ」
「ドラゴンの騎乗なんて、数千年振りだからな」
「そんなに昔かよ!」
「でも任せるのだ。これでもかつて、多くのサンダードラゴンを束ねていたのだ」
しかし、それでもハヴァマールは震えていた。これでは振り落とされて死ぬ未来しか視えない。まずい、まずい。
俺はハヴァマールを落ち着かせる為に、手を添えた。
「俺も一緒に」
「兄上……ありがとうなのだ」
「いくぞ」
「うん」
ようやく落ち着きを取り戻したハヴァマール。
シャイネンドラゴンを飛翔させた。
一気に空へ上がり、その力強さに俺たちはビビった。
な、なんてパワーだ!
「ちょ、ラスティさん……怖いです」
「スコル、俺に掴まれ」
「はいっ」
スコルが背後から抱きついてきた。
「ちょっと、スコルさん。わたくしもラスティ様に抱きつきたいです……!」
ストレルカも負けじと抱きついてくる。
「ふ、二人とも! まあいいか、どのみちドラゴンの上では動けないし」
物凄いスピードで飛んでいくシャイネンドラゴン。息が出来ない程に爆速だ。これなら、一瞬で『大陸の境』に辿り着けるはず……!
◆
しばらくしてシャイネンドラゴンは、空で停止。
そのまま降下をはじめた。
も、もう到着か。
ドラゴンは、荒野に降り立ち待機に入った。
「……ふぅ、到着なのだ」
「お疲れ、ハヴァマール」
俺はハヴァマールの肩に手を置く。
背後でずっと俺に掴まっていたスコルとストレルカも、ハヴァマールを労った。
「ありがとうございました、ハヴァマールさん」
「とても安定しておりました。さすがです」
そんな賞賛の言葉にハヴァマールは照れていた。
「い、いやぁ……余はこれくらいしか出来ないから」
さて、ついにルサルカ大陸とイズアール大陸の境に到着。
どうやら俺たちが一番乗りのようで、他のパーティやギルドの姿はなかった。
最速で来れてしまったようだな。
「これならメテオドラゴンを先に討伐できそうだな」
「ラスティ様、あちらの崖でモンスターの気配を感じますわ」
ストレルカの指さす方向。そこには、どこまでも続く“大地の割れ目”があった。まるで、大昔に地割れでもあったかのような。
なるほど。
あの割れ目が、ちょうどルサルカ大陸とイズアール大陸の境になっているわけだ。
そこにメテオドラゴンが棲みついているんだな。
「ふむ。では、余が『モンスター分析スキル』を使うのだ」
「この距離でも使えるのか?」
「モンスターの魔力が漂っているからな。そこにメテオドラゴンがいるという確証がある」
それなら分析可能というわけか。
「頼む」
「了解なのだ」
ハヴァマールは、大地の割れ目の方角に右手をかざしていく。
少しすると結果が出た。
[メテオドラゴン]
[属性:火]
[種族:ドラゴン]
[詳細]
古代竜。宇宙から降り注いだドラゴン。
小柄ながらも獰猛で危険。
身の危険を感じると自爆する場合もある。
こ、これがメテオドラゴンの詳細か。
自爆もするのかよ。とんでも生物だな。
まあいい、これで少しは戦いやすくなった。
俺は、武器のゲイルチュールを召喚して手にした。さっそく討伐を開始する――!
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