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体力と魔力大幅回復『ドラゴンフルーツ』
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ゆっくりした後、ディナーに招かれたので向かった。
まさか、お城の屋上で食事なんて、これは驚いた。
「あ、兄上……グラズノフ共和国の夜景なのだ」
「ああ……。これを眺めながらご飯だなんて、すげぇな」
スコルやみんなも感動していた。
「今日は、国を救ってくれたお礼だから、特別さ」
「ブレア、ここまでしてくれるなんて……いいのか?」
「気にすることはない。これから同盟も組むのだから、そのパーティと思ってくれ」
「ありがとう。俺からも改めて同盟をお願いしたい」
「もちろんだ。よろしく」
がっちり握手を交わし、ここに同盟は果たされた。
建国してそれほど経たずに、この共和国と同盟を結べたことはでかい。
いや、固いことはいいな。
それよりも食事だ。
長テーブルには、豪華な料理が山盛りだった。お皿に盛りつけられている肉や魚、野菜やフルーツ盛り。
「このフルーツは珍しいですね」
ストレルカは、炎のような真っ赤な果実に目を奪われていた。……俺もあれは初めて見るな。
「あぁ、それは“ドラゴンフルーツ”だ。高い回復力を持ち、魔力源にもなる万能の果物だ。珍品でなかなか入手できないんだよ」
ブレアがそう説明してくれた。
「わぁ……これがドラゴンフルーツ。滅多にお目に掛かれないので驚きました」
「ストレルカですら見るのは初めてなんだ。俺もだけど」
「ええ、これは中々流通しておりませんから」
詳細を見せてもらった。
[ドラゴンフルーツ]
[効果]
非常に珍しい果実。入手困難。食べた者の体力と魔力を大幅に回復する。エリクサーシリーズの材料にもなる。
摂取後、一時間ほど幸運値を大幅にアップする。
「これがドラゴンフルーツの効果なんだ。すげえな」
「特別大サービスだよ、ラスティ。ぜひ、食べてくれ」
「ありがとう」
わいわいと食事が進んでいく。
こんなに賑やかなのは久しぶりだ。
肉も魚も美味すぎる。
肉はおそらく、ドラゴンの肉かな。魚もドラゴンフィッシュ。って、なんだかドラゴン盛りだな。
「エドゥは黙々と食べてるな」
「さきほどテレポートしすぎてお腹ペコペコでしたので」
「なるほど、魔力を大量に消費したもんな。今のうち食べておけ」
「はいっ。全部食べちゃいます」
ガツガツと食べまくるエドゥ。
もしかして、エドゥって大食らいなのか……!? 物凄い勢いで食ってるな。
「…………す、すご」
スコルがびっくりしている。
それほど魔力を消費したんだろうな。
という俺も戦い過ぎて空腹だった。
よく味わって肉を貪る。
「うまぁ。スコル、この肉も食べておけ」
「ありがとうございます。……うん、美味しい」
食べさせると、スコルは幸せそうな笑みを浮かべた。……可愛い。
すると、ハヴァマールやストレルカ、エドゥがこちらを見て「自分にも食べさせて!」と要求してきた。
「み、みんなに!?」
「……オホン。ラスティ、わ、私にも……」
「ブレアにもぉ!?」
マジかぁー!!
みんなに食べさせなきゃならんのかよぉ……。
そんな中、屋上にやってくる将軍の姿があった。あのごっつい鎧に身を纏っているのは、マーカス将軍だ。
「やあやあ、ラスティ殿」
「マーカス将軍。これほどのパーティを持て成していただけるとは」
「国を救った英雄には当然のことなので。それより、私も同席してもいいですかな」
「もちろんですよ、マーカス将軍」
「では、一杯やりましょう」
「あぁ、残念ですが、俺はまだ十六歳です」
「なんとお若い。では、ドラゴンジュースで一杯」
どうやら、ドラゴンジュースはただの炭酸らしい。それならいいか。せっかくの席だからな。
「では無礼講で」
「そうですな。では、今後の未来に」
「世界の為に」
全員で乾杯をした。
それからはお祭り騒ぎとなって――とんでもないことになってしまった……!
まさか、お城の屋上で食事なんて、これは驚いた。
「あ、兄上……グラズノフ共和国の夜景なのだ」
「ああ……。これを眺めながらご飯だなんて、すげぇな」
スコルやみんなも感動していた。
「今日は、国を救ってくれたお礼だから、特別さ」
「ブレア、ここまでしてくれるなんて……いいのか?」
「気にすることはない。これから同盟も組むのだから、そのパーティと思ってくれ」
「ありがとう。俺からも改めて同盟をお願いしたい」
「もちろんだ。よろしく」
がっちり握手を交わし、ここに同盟は果たされた。
建国してそれほど経たずに、この共和国と同盟を結べたことはでかい。
いや、固いことはいいな。
それよりも食事だ。
長テーブルには、豪華な料理が山盛りだった。お皿に盛りつけられている肉や魚、野菜やフルーツ盛り。
「このフルーツは珍しいですね」
ストレルカは、炎のような真っ赤な果実に目を奪われていた。……俺もあれは初めて見るな。
「あぁ、それは“ドラゴンフルーツ”だ。高い回復力を持ち、魔力源にもなる万能の果物だ。珍品でなかなか入手できないんだよ」
ブレアがそう説明してくれた。
「わぁ……これがドラゴンフルーツ。滅多にお目に掛かれないので驚きました」
「ストレルカですら見るのは初めてなんだ。俺もだけど」
「ええ、これは中々流通しておりませんから」
詳細を見せてもらった。
[ドラゴンフルーツ]
[効果]
非常に珍しい果実。入手困難。食べた者の体力と魔力を大幅に回復する。エリクサーシリーズの材料にもなる。
摂取後、一時間ほど幸運値を大幅にアップする。
「これがドラゴンフルーツの効果なんだ。すげえな」
「特別大サービスだよ、ラスティ。ぜひ、食べてくれ」
「ありがとう」
わいわいと食事が進んでいく。
こんなに賑やかなのは久しぶりだ。
肉も魚も美味すぎる。
肉はおそらく、ドラゴンの肉かな。魚もドラゴンフィッシュ。って、なんだかドラゴン盛りだな。
「エドゥは黙々と食べてるな」
「さきほどテレポートしすぎてお腹ペコペコでしたので」
「なるほど、魔力を大量に消費したもんな。今のうち食べておけ」
「はいっ。全部食べちゃいます」
ガツガツと食べまくるエドゥ。
もしかして、エドゥって大食らいなのか……!? 物凄い勢いで食ってるな。
「…………す、すご」
スコルがびっくりしている。
それほど魔力を消費したんだろうな。
という俺も戦い過ぎて空腹だった。
よく味わって肉を貪る。
「うまぁ。スコル、この肉も食べておけ」
「ありがとうございます。……うん、美味しい」
食べさせると、スコルは幸せそうな笑みを浮かべた。……可愛い。
すると、ハヴァマールやストレルカ、エドゥがこちらを見て「自分にも食べさせて!」と要求してきた。
「み、みんなに!?」
「……オホン。ラスティ、わ、私にも……」
「ブレアにもぉ!?」
マジかぁー!!
みんなに食べさせなきゃならんのかよぉ……。
そんな中、屋上にやってくる将軍の姿があった。あのごっつい鎧に身を纏っているのは、マーカス将軍だ。
「やあやあ、ラスティ殿」
「マーカス将軍。これほどのパーティを持て成していただけるとは」
「国を救った英雄には当然のことなので。それより、私も同席してもいいですかな」
「もちろんですよ、マーカス将軍」
「では、一杯やりましょう」
「あぁ、残念ですが、俺はまだ十六歳です」
「なんとお若い。では、ドラゴンジュースで一杯」
どうやら、ドラゴンジュースはただの炭酸らしい。それならいいか。せっかくの席だからな。
「では無礼講で」
「そうですな。では、今後の未来に」
「世界の為に」
全員で乾杯をした。
それからはお祭り騒ぎとなって――とんでもないことになってしまった……!
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