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執事の新しい武器①
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家へ戻り、スコルを先に行かせた。
「俺は、もうちょっと島開発を進める」
「分かりました、あまり無茶はしないで下さいね」
手を振って別れ、俺は庭の方へ向かう。
ワークテーブルを召喚・設置。
本日入手した『鉄鉱石×67』を『鉄』へ変換。
鉄×55 → 鉄×122
これでまた何か作れるな。
ひとまず要望のあった掃除用具を作成したいなと、ふとアイテムボックスに『黄金の毛』がある事に気づいた。グリンブルスティの毛か。これを使おう。そこそこな束になっているし、十分な箒になる。
木材を50個ほど使用し、DIYした。
って、箒如きでそんなに使うのかよ。
黄金の毛×1 → 黄金の毛×0
木材×2721 → 木材×2671
俺は『黄金の箒』を手に入れた。
[黄金の箒]
[攻撃力:180]
[効果]
掃除用具。
武器にも転用可能であり、頑丈な作りとなっている。攻撃の際は『剣』へ形状を変化させる不思議な箒。
装備者の防御力が半減する。
物理攻撃時、低確率で敵に【スタン】の状態異常を与える。
クリティカル発生率 +50%。クリティカルダメージ +50%。精錬値が『+7』以上の場合、クリティカル発生率 +50%。クリティカルダメージ +50%を追加する。
なんかトンデモナイものが出来た……! なんだこの箒、武器じゃないか。俺は、ただの箒を作り出したかと思ったら、武器を作ってしまったらしい。ああ、そうか『ワークテーブル』には武器製造項目もある。そっちへ自動的に割り当てられたらしい。
しかし、黄金の輝く箒とな……売れば高そうだが、それより、その効果だ。装備者の防御力こそ半減してしまうが、状態異常を与えたり、クリティカル面では恐ろしい程の効果を持つ。中々の掃除用具――いや、武器が出来てしまったな。
「ラスティ様、なにやら庭がまぶし――うわッ!! なんですか、この黄金の光……金、ですかな」
何事かと玄関から顔を覗かせるアルフレッド。俺の『黄金の箒』の輝きを直視してまぶしそうにしていた。
「これは俺が作った『黄金の箒』だ。武器だぞ」
「ぶ、武器なのですか。ただの箒にしか見えないのですが」
「ほれ、これはアルフレッドの武器だ。カタナは折れちまったし、宝剣のライトニングレイピアは、スライム戦の“暴発”で武器破損中だろ」
そう、以前のバーニングスライム戦で宝剣ライトニングレイピアは【武器破損】という状態になり、修理しないと使えない状態に陥っていたのだ。
幸い【武器破壊】されなかったところは、さすが宝剣と言ったところか。
「ありがとうございます、ラスティ様。大変嬉しゅうございます!!」
「泣くな泣くな。さあ、さっそく試してみろ」
「そうですな。この箒とやらの性能……見せていただきましょうか」
俺は庭に即席の案山子を木材で作った。へのへの文字の入ったサンドバッグだ。これを仮想敵とする。
「ほれ、やってみ」
アルフレッドは、右手で『黄金の箒』を握る。一見、子供が剣ごっこで遊んでいるようにしか見えないが、至って真面目だ。
「では、参ります。ラスティ様」
「おう」
距離を取り、俺は見守る。
そして――
「――――ていやあああああああああああああ!!!」
ブンッと『黄金の箒』を力強く振るうアルフレッド。その瞬間、黄金の光が光線となり大量放出されて、案山子どころか庭全体を吹き飛ばした。いや、森も!
「「ああああああああああああああああああああああああ…………!!」」
「俺は、もうちょっと島開発を進める」
「分かりました、あまり無茶はしないで下さいね」
手を振って別れ、俺は庭の方へ向かう。
ワークテーブルを召喚・設置。
本日入手した『鉄鉱石×67』を『鉄』へ変換。
鉄×55 → 鉄×122
これでまた何か作れるな。
ひとまず要望のあった掃除用具を作成したいなと、ふとアイテムボックスに『黄金の毛』がある事に気づいた。グリンブルスティの毛か。これを使おう。そこそこな束になっているし、十分な箒になる。
木材を50個ほど使用し、DIYした。
って、箒如きでそんなに使うのかよ。
黄金の毛×1 → 黄金の毛×0
木材×2721 → 木材×2671
俺は『黄金の箒』を手に入れた。
[黄金の箒]
[攻撃力:180]
[効果]
掃除用具。
武器にも転用可能であり、頑丈な作りとなっている。攻撃の際は『剣』へ形状を変化させる不思議な箒。
装備者の防御力が半減する。
物理攻撃時、低確率で敵に【スタン】の状態異常を与える。
クリティカル発生率 +50%。クリティカルダメージ +50%。精錬値が『+7』以上の場合、クリティカル発生率 +50%。クリティカルダメージ +50%を追加する。
なんかトンデモナイものが出来た……! なんだこの箒、武器じゃないか。俺は、ただの箒を作り出したかと思ったら、武器を作ってしまったらしい。ああ、そうか『ワークテーブル』には武器製造項目もある。そっちへ自動的に割り当てられたらしい。
しかし、黄金の輝く箒とな……売れば高そうだが、それより、その効果だ。装備者の防御力こそ半減してしまうが、状態異常を与えたり、クリティカル面では恐ろしい程の効果を持つ。中々の掃除用具――いや、武器が出来てしまったな。
「ラスティ様、なにやら庭がまぶし――うわッ!! なんですか、この黄金の光……金、ですかな」
何事かと玄関から顔を覗かせるアルフレッド。俺の『黄金の箒』の輝きを直視してまぶしそうにしていた。
「これは俺が作った『黄金の箒』だ。武器だぞ」
「ぶ、武器なのですか。ただの箒にしか見えないのですが」
「ほれ、これはアルフレッドの武器だ。カタナは折れちまったし、宝剣のライトニングレイピアは、スライム戦の“暴発”で武器破損中だろ」
そう、以前のバーニングスライム戦で宝剣ライトニングレイピアは【武器破損】という状態になり、修理しないと使えない状態に陥っていたのだ。
幸い【武器破壊】されなかったところは、さすが宝剣と言ったところか。
「ありがとうございます、ラスティ様。大変嬉しゅうございます!!」
「泣くな泣くな。さあ、さっそく試してみろ」
「そうですな。この箒とやらの性能……見せていただきましょうか」
俺は庭に即席の案山子を木材で作った。へのへの文字の入ったサンドバッグだ。これを仮想敵とする。
「ほれ、やってみ」
アルフレッドは、右手で『黄金の箒』を握る。一見、子供が剣ごっこで遊んでいるようにしか見えないが、至って真面目だ。
「では、参ります。ラスティ様」
「おう」
距離を取り、俺は見守る。
そして――
「――――ていやあああああああああああああ!!!」
ブンッと『黄金の箒』を力強く振るうアルフレッド。その瞬間、黄金の光が光線となり大量放出されて、案山子どころか庭全体を吹き飛ばした。いや、森も!
「「ああああああああああああああああああああああああ…………!!」」
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