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連続攻撃でスライムを撃破
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バーニングスライムのファイアボールが迫って来る。……クソ、またか! あまりにデカすぎて回避できないッ!!
このままでは俺もアルフレッドのように……!
「何を立ち尽くしている! 兄上には『無人島開発スキル』があるだろう!」
――そうだ。
俺にはハヴァマールから貰った最強の能力があるじゃないか! 弱気になるな俺。まだ抗えるだけの力は残っている――!!
緊急で『石』と『土』を使い『落とし穴』を地面に設置。俺はそこへ飛び込んだ。
頭上を掠めていくファイアボール。
あっぶね~!!
あと少し遅れていたら丸焦げだったな。
収まったタイミングを見計らい、俺は落とし穴から脱出。そのまま空高く跳躍し、バーニングスライムに目掛けていく。
後は、アルフレッドの剣技を見様見真似で振るい――敵の頭上にライトニングレイピアをぶっ刺し、風属性攻撃で会心の一撃を与えた。……上手くいった!!
『――ッッ!!』
しかし、まだトドメにはなっていなかった。バーニングスライムが抵抗し、暴れる。ちょ……なにが宝剣だよ! ぜんぜんダメじゃないか。……いや、ダメージは確かに与えていたが、致命傷にはならなかったんだ。力が足りなかった。
なら、次はこれだ――!!
「ゲイルチュールと落石の同時攻撃だ!!」
つるはしでライトニングレイピアを叩き、完全に食いこませた。そこへ更に防衛設備の『落石』を強制発動して大量の石を降らせた。
その連続攻撃の甲斐あり、バーニングスライムの内部でライトニングレイピアが暴発。大量の石も喰ってカオスな状態になっていた。
ついに体を維持できなくなったスライムは、爆発四散。粉々に飛び散り、塵となっていった……。
終わった――のか。
ドロップアイテム『ベルリオーズ金貨×3』、『謎の地図×1』をゲットした。……む? 金貨。なぜあのスライムから金貨が……。
いや、それより――。
「アルフレッド!! スコル、アルフレッドの容体は!?」
少し離れた場所でアルフレッドを回復させているスコルの姿があった。見る限り、大きなケガはしていないようだが。
「大丈夫です。少し打撲していたのでヒールで治癒しました」
「だ、打撲!? あの強烈なファイアボールを受けて打撲で済むのか……?」
首を傾げていると、アルフレッドが意識を取り戻した。
「ぼ、ぼっちゃん……良かった。主が無事で」
「馬鹿。俺より今はお前の体の方が心配だ。大丈夫なのか」
「ええ、スコル様のヒールのおかげです」
さすがスコル。
もし、ヒールがなかったらヤバかったかもな。それと、アルフレッドは聖騎士でもある。俺よりも肉体が鍛え上げられているし、戦闘経験も多い。うまく受け身を取っていたのかもしれない。
「良かった。とりあえず、バーニングスライムは倒した。もう帰ろう」
「さすがです、ぼっちゃん。私の力などなくとも、あの強敵に立ち向かっていかれる。本当に勇猛果敢になられて……私は嬉しゅうございます」
もう、相変わらず涙腺の緩い執事だ。だけど、そう言ってくれて俺も自分の成長が感じられた。そうだ、城にいた頃からも想像できない行動をしていた。俺はもう昔の自分ではないんだ――。
このままでは俺もアルフレッドのように……!
「何を立ち尽くしている! 兄上には『無人島開発スキル』があるだろう!」
――そうだ。
俺にはハヴァマールから貰った最強の能力があるじゃないか! 弱気になるな俺。まだ抗えるだけの力は残っている――!!
緊急で『石』と『土』を使い『落とし穴』を地面に設置。俺はそこへ飛び込んだ。
頭上を掠めていくファイアボール。
あっぶね~!!
あと少し遅れていたら丸焦げだったな。
収まったタイミングを見計らい、俺は落とし穴から脱出。そのまま空高く跳躍し、バーニングスライムに目掛けていく。
後は、アルフレッドの剣技を見様見真似で振るい――敵の頭上にライトニングレイピアをぶっ刺し、風属性攻撃で会心の一撃を与えた。……上手くいった!!
『――ッッ!!』
しかし、まだトドメにはなっていなかった。バーニングスライムが抵抗し、暴れる。ちょ……なにが宝剣だよ! ぜんぜんダメじゃないか。……いや、ダメージは確かに与えていたが、致命傷にはならなかったんだ。力が足りなかった。
なら、次はこれだ――!!
「ゲイルチュールと落石の同時攻撃だ!!」
つるはしでライトニングレイピアを叩き、完全に食いこませた。そこへ更に防衛設備の『落石』を強制発動して大量の石を降らせた。
その連続攻撃の甲斐あり、バーニングスライムの内部でライトニングレイピアが暴発。大量の石も喰ってカオスな状態になっていた。
ついに体を維持できなくなったスライムは、爆発四散。粉々に飛び散り、塵となっていった……。
終わった――のか。
ドロップアイテム『ベルリオーズ金貨×3』、『謎の地図×1』をゲットした。……む? 金貨。なぜあのスライムから金貨が……。
いや、それより――。
「アルフレッド!! スコル、アルフレッドの容体は!?」
少し離れた場所でアルフレッドを回復させているスコルの姿があった。見る限り、大きなケガはしていないようだが。
「大丈夫です。少し打撲していたのでヒールで治癒しました」
「だ、打撲!? あの強烈なファイアボールを受けて打撲で済むのか……?」
首を傾げていると、アルフレッドが意識を取り戻した。
「ぼ、ぼっちゃん……良かった。主が無事で」
「馬鹿。俺より今はお前の体の方が心配だ。大丈夫なのか」
「ええ、スコル様のヒールのおかげです」
さすがスコル。
もし、ヒールがなかったらヤバかったかもな。それと、アルフレッドは聖騎士でもある。俺よりも肉体が鍛え上げられているし、戦闘経験も多い。うまく受け身を取っていたのかもしれない。
「良かった。とりあえず、バーニングスライムは倒した。もう帰ろう」
「さすがです、ぼっちゃん。私の力などなくとも、あの強敵に立ち向かっていかれる。本当に勇猛果敢になられて……私は嬉しゅうございます」
もう、相変わらず涙腺の緩い執事だ。だけど、そう言ってくれて俺も自分の成長が感じられた。そうだ、城にいた頃からも想像できない行動をしていた。俺はもう昔の自分ではないんだ――。
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