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第387話 レベル上限の限界突破
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死の要塞国・デイの頂上は近いらしい。
だが、その前に俺は【超覚醒・オートスキル】などというスキルを手に入れてしまい、いよいよバケモノになっちまった。もうチートだよ、チート!
「にしても、ベル……お前は変わらないな。少し変わったと言えば……胸の大きさかな」
「理くんは、相変わらずえっちだねぇ~」
「ビキニアーマーのお前に言われたかねぇけどな」
これで本当に全員集合か。
いいだろう、この最強パーティでいよいよ世界の支配者である『天帝・ツァラトゥストラ』と決着をつける時だ。
だが、その前に少しだけ休憩していこう。
「兄様、皆さんの回復をしておきますね」
「おう、フォル。頼むわ」
『グロリアスヒール!!』
聖女最強治癒魔法が全体に掛かる。これでパーティ全員の体力、疲労、状態異常などなど様々なものが回復した。やっぱり、フォルは万能だな!
「みんな、俺について来い」
メサイア、フォル、リース、ベルを従えて俺は先をいく。なんだろう、この感覚久々だな。本当いつ振りだよ……! なんだかワクワクしてきたな。
螺旋階段を上がっていくと、急に『ナイトメアゴーレム』なる高レベルゴーレムが出現。なんとそのレベル……!
「なっ、サトル! あのゴーレム……Lv.530000もあるわよ!!」
「ご、ごじゅうさんまん!?」
メサイアのモンスター分析に俺は驚く。まてまてまて……いきなり『Lv.530000』が襲ってくるとかヤベェよ。だが、今の俺には【超覚醒・オートスキル】がある。試してみよう。
「サトルさん、怖いです……」
「大丈夫だ、リース。俺が皆を守ってやる。いいか、全員手を出すなよ」
階段の上にいるナイトメアゴーレムがゆっくりと下りてくる。なんでデカさ……あんなスーパーロボットを見たことがあるぞ。超合金野郎かよ。
だがな!!
俺は【超覚醒・オートスキル】を発動。
敵が近づいてきた瞬間――
『世界終焉剣・エクスカイザー!!!』
俺の全身が真っ赤に染まると、オートで攻撃が発動。俺は動かずして剣を三本放ち、それがゴーレムを呆気なく貫いた。あまりの破壊力に敵は粉々に弾け、砕け散った。やばすぎだろ!!
「おお!」「こ、これが覚醒バージョンなの!!」「兄様、かっこいい!!」「さすがサトルさん!」「理くん、やるねぇ~」
俺もだが、全員が驚く。
==RESULT==
【EXEXP:5,221,900】
【DROP:超合金×1】
==RESULT==
そして、全員のレベルすらも上がってしまった。
サトル:Lv.9999 → Lv.10005
メサイア:Lv.9999 → Lv.10005
フォルトゥナ:Lv.9999 → Lv.10005
リース:Lv.9999 → Lv.10005
ベル:Lv.9999 → Lv.10005
どうやら、この【超覚醒・オートスキル】でモンスターを倒すと特殊な経験値を手に入れられるようで、レベル上限を突破してしまうらしい。
「マジかよ!!!」
ぽかんと立ち尽くしていると、メサイアが正面から抱きついてきた。横からフォル、更に横にリース。背中にベルがくっついてきた。
「あんた最高だわ! これなら天帝に勝てるわよ!」
「兄様、兄様! わたくしを感じて下さいまし~」
「うわぁ、凄い、本当に凄い!」
「理くん、モテモテだねぇ~」
「……はは、ははははは……! ふはははははははは!!」
勝てる……。
勝てるぞ!! この力が……【超覚醒・オートスキル】があれば、絶対に世界を取り戻せる。俺はついに神の領域に踏み込みつつあるようだ。
あとは神の涙『ティアドロップ』を飲むかどうかだが……。むろん、いざとなれば俺は神になる――!
今はとにかく、この状況を喜ぼう。
だが、その前に俺は【超覚醒・オートスキル】などというスキルを手に入れてしまい、いよいよバケモノになっちまった。もうチートだよ、チート!
「にしても、ベル……お前は変わらないな。少し変わったと言えば……胸の大きさかな」
「理くんは、相変わらずえっちだねぇ~」
「ビキニアーマーのお前に言われたかねぇけどな」
これで本当に全員集合か。
いいだろう、この最強パーティでいよいよ世界の支配者である『天帝・ツァラトゥストラ』と決着をつける時だ。
だが、その前に少しだけ休憩していこう。
「兄様、皆さんの回復をしておきますね」
「おう、フォル。頼むわ」
『グロリアスヒール!!』
聖女最強治癒魔法が全体に掛かる。これでパーティ全員の体力、疲労、状態異常などなど様々なものが回復した。やっぱり、フォルは万能だな!
「みんな、俺について来い」
メサイア、フォル、リース、ベルを従えて俺は先をいく。なんだろう、この感覚久々だな。本当いつ振りだよ……! なんだかワクワクしてきたな。
螺旋階段を上がっていくと、急に『ナイトメアゴーレム』なる高レベルゴーレムが出現。なんとそのレベル……!
「なっ、サトル! あのゴーレム……Lv.530000もあるわよ!!」
「ご、ごじゅうさんまん!?」
メサイアのモンスター分析に俺は驚く。まてまてまて……いきなり『Lv.530000』が襲ってくるとかヤベェよ。だが、今の俺には【超覚醒・オートスキル】がある。試してみよう。
「サトルさん、怖いです……」
「大丈夫だ、リース。俺が皆を守ってやる。いいか、全員手を出すなよ」
階段の上にいるナイトメアゴーレムがゆっくりと下りてくる。なんでデカさ……あんなスーパーロボットを見たことがあるぞ。超合金野郎かよ。
だがな!!
俺は【超覚醒・オートスキル】を発動。
敵が近づいてきた瞬間――
『世界終焉剣・エクスカイザー!!!』
俺の全身が真っ赤に染まると、オートで攻撃が発動。俺は動かずして剣を三本放ち、それがゴーレムを呆気なく貫いた。あまりの破壊力に敵は粉々に弾け、砕け散った。やばすぎだろ!!
「おお!」「こ、これが覚醒バージョンなの!!」「兄様、かっこいい!!」「さすがサトルさん!」「理くん、やるねぇ~」
俺もだが、全員が驚く。
==RESULT==
【EXEXP:5,221,900】
【DROP:超合金×1】
==RESULT==
そして、全員のレベルすらも上がってしまった。
サトル:Lv.9999 → Lv.10005
メサイア:Lv.9999 → Lv.10005
フォルトゥナ:Lv.9999 → Lv.10005
リース:Lv.9999 → Lv.10005
ベル:Lv.9999 → Lv.10005
どうやら、この【超覚醒・オートスキル】でモンスターを倒すと特殊な経験値を手に入れられるようで、レベル上限を突破してしまうらしい。
「マジかよ!!!」
ぽかんと立ち尽くしていると、メサイアが正面から抱きついてきた。横からフォル、更に横にリース。背中にベルがくっついてきた。
「あんた最高だわ! これなら天帝に勝てるわよ!」
「兄様、兄様! わたくしを感じて下さいまし~」
「うわぁ、凄い、本当に凄い!」
「理くん、モテモテだねぇ~」
「……はは、ははははは……! ふはははははははは!!」
勝てる……。
勝てるぞ!! この力が……【超覚醒・オートスキル】があれば、絶対に世界を取り戻せる。俺はついに神の領域に踏み込みつつあるようだ。
あとは神の涙『ティアドロップ』を飲むかどうかだが……。むろん、いざとなれば俺は神になる――!
今はとにかく、この状況を喜ぼう。
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