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第339話 王国に栄光あれ、世界には祝福を
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屋敷内に列が出来上がった。
世界ギルド・フリージアの面々が列をなし【超改良型爆弾・エクサダイト】を次々にバケツリレー形式で運んでいる。その重さは3kgもある。女性にはちとキツイが、大丈夫。今は、女神の支援・補助スキルもヤベェほど掛かっている。
「おらァ!!」「どんどん渡すよ~」「っしょぉ!」「らあああッ」「次いくよー!!」「ほいほい」「いったい何個あるんだよ!」「すげぇ数だ」
バンバン運ばれては、リースが『テレポート』で転移させていく。勿論、目標はレメディオス周囲にいるゴーレム共に。尚、爆弾を転移させているが、本命の投下タイミングは一斉にいく。なので、エクサダイトは、まだ亜空間(?)に取り残されている状態だ。
それから100個落とし、ドカンだ。
フォルが聖域スキル『グロリアスサンクチュアリ』を張っているので、外へ出してしまえばこちらへの影響はない――というわけだ。
「これで、50個は超えたか!」
「ええ、サトル。やっと折り返しよ。あと50個を突っ込んで……それから、リースが一気に落とす。これであのギガントゴーレムはおしまいってワケね!」
いそいそと爆弾を渡して来るメサイア。その表情は真剣そのもので、こんな風に必死に動いてくれる姿に、胸を打たれてしまった。そうか、メサイアだって皆を守りたい気持ちは一緒なんだ。
それから、60、70、80、90……100!!
150、200、500、800、1000!!
「ってまてええええええ、めっちゃオーバーしとる!」
「念入りですわよ。ほら、あのギガントゴーレムのボディも同じエクサダイトなのですわよ。つまり、それ以上の破壊力でなければなりませんの」
「な……成程な。そこまで計算していたとは、やるな」
「いえ、これは、その……貴方の受け売りみたいなものですわ。大胆な発想をいつもしてくださいますもの。たまには、わたしも頭を回転させてみたのです」
「そうか。ありがとうな」
「……」
耳まで真っ赤にするサイネリアは、「フン」と顔を背けてた。ほぉ、こんな照れる彼女は初めて見たかも。ちと新鮮だ。
「準備完了!!」
ぼむぼむが叫ぶ。
おし、これでエクサダイトは予定よりオーバーして『1000個』も投入した。今や、どこかの亜空間(?)には、爆弾が詰められている。そこがレメディオス周辺と接続され、一気に投下される、はずだ。
「――――」
みんな俺の指示を待つ。
ぼむぼむですら、俺を言葉を待った。
メサイアもフォルもリースも、サイネリアも俺に注目した。グースケ、パースケさえも。ならば、俺は、みんなを勝利へと導くだけだ。ここまでみんなと共に頑張った。
努力が報われる瞬間となろう。
そうでなければ嘘だ。
――さあ、行こう。
勝利を掴む為に!!
「リース、投下開始だ」
「投下……開始します!」
・
・
・
『ぴゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん…………』
みんなが一斉に映像に注目する。
アゲハの出してくれる特大スクリーンだ。今だけ特別仕様らしい! ありがてぇ!
投下される『1000個』のエクサダイト。
それは一気にギガントゴーレムMARK85の頭部に激突――それから、超大爆を起こして――――、
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
水爆が連鎖した。
信じられん……。
なんだこれ……爆発が収まらない。どんどん連鎖していく水爆レベルの超爆発。俺のニトロの比じゃねえ大爆発、エクスプロージョン。ああもう、TNT換算もいくつか分からん。
てか、超新星爆発と言っても過言ではない。
これでよくレメディオスが壊滅しないな……。恐るべしは『グロリアスサンクチュアリ』ではなかろうか。こんな激ヤバ爆発を耐えるとか……凄すぎるぞ、フォル。
――結局、爆発が収まるのに一時間以上を要してしまった。待つのに時間が掛かっちまったぜ。
砂埃とかが晴れると、そこにはギガントゴーレムの姿は無かった。灰燼となって消え去ったらしい。塵も残さず終わった。
あるのは――
変わらない風景の【レメディオス】。
「……終わった。勝ったんだ……」
ぽつっと俺がつぶやく。
その瞬間、
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」「やったあああああああああ!!」「勝ったぞおおおおおおおお!!」「クソゴーレムをぶっ倒したんだ!!」「あの神聖国ネポムセイノの最新兵器を破壊したんだ!!」「全部!? 全部!? 信じらねえ!!」「最強はこのレメディオスだな!!」「きたあああああああああああ!!」「宴じゃあああああ」「私脱ぐ! 記念に脱ぐ!」「サトルさん最高!!」「メサイア様の支援も凄かったろ!」「いや、リースさんがMVPだ」「フォルトゥナ様の奇跡の力も忘れるな」「サイネリア様のエクサダイトがなければ勝利はなかった」
誰がどうとか関係ない。
だから俺は、みんなに言った。
「――みんなの手柄だ」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
「さっすがサトルさん!」「御謙遜を!」「本当にね」「なんだかんだ、サトルさんには敵わん」「彼こそ最強の男だ」「伝説の人は違うねぇ」「その控えめな姿勢に俺は惚れたんだ」「一生ついていく」「さすが、ぼむぼむさんが認めた男……」「カッケエエ」「結婚したい!!」
「よし、みんな勝利の宴じゃああ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
「も~油断すると危ないわよ。でもいっか」
「まあいいんじゃないか、メサイア」
メサイアは「そうね」と笑った。
リースとフォル、サイネリアも傍に来て、
「サトルさん、お疲れ様です!」
「兄様♡ 兄様ぁぁあん♡」
「わたしも混ぜて戴きますわよ!」
なんか女の子に囲まれた。
――勝利って最高だな!
レメディオスに栄光あれ……!
みんなには祝福を……!
世界ギルド・フリージアの面々が列をなし【超改良型爆弾・エクサダイト】を次々にバケツリレー形式で運んでいる。その重さは3kgもある。女性にはちとキツイが、大丈夫。今は、女神の支援・補助スキルもヤベェほど掛かっている。
「おらァ!!」「どんどん渡すよ~」「っしょぉ!」「らあああッ」「次いくよー!!」「ほいほい」「いったい何個あるんだよ!」「すげぇ数だ」
バンバン運ばれては、リースが『テレポート』で転移させていく。勿論、目標はレメディオス周囲にいるゴーレム共に。尚、爆弾を転移させているが、本命の投下タイミングは一斉にいく。なので、エクサダイトは、まだ亜空間(?)に取り残されている状態だ。
それから100個落とし、ドカンだ。
フォルが聖域スキル『グロリアスサンクチュアリ』を張っているので、外へ出してしまえばこちらへの影響はない――というわけだ。
「これで、50個は超えたか!」
「ええ、サトル。やっと折り返しよ。あと50個を突っ込んで……それから、リースが一気に落とす。これであのギガントゴーレムはおしまいってワケね!」
いそいそと爆弾を渡して来るメサイア。その表情は真剣そのもので、こんな風に必死に動いてくれる姿に、胸を打たれてしまった。そうか、メサイアだって皆を守りたい気持ちは一緒なんだ。
それから、60、70、80、90……100!!
150、200、500、800、1000!!
「ってまてええええええ、めっちゃオーバーしとる!」
「念入りですわよ。ほら、あのギガントゴーレムのボディも同じエクサダイトなのですわよ。つまり、それ以上の破壊力でなければなりませんの」
「な……成程な。そこまで計算していたとは、やるな」
「いえ、これは、その……貴方の受け売りみたいなものですわ。大胆な発想をいつもしてくださいますもの。たまには、わたしも頭を回転させてみたのです」
「そうか。ありがとうな」
「……」
耳まで真っ赤にするサイネリアは、「フン」と顔を背けてた。ほぉ、こんな照れる彼女は初めて見たかも。ちと新鮮だ。
「準備完了!!」
ぼむぼむが叫ぶ。
おし、これでエクサダイトは予定よりオーバーして『1000個』も投入した。今や、どこかの亜空間(?)には、爆弾が詰められている。そこがレメディオス周辺と接続され、一気に投下される、はずだ。
「――――」
みんな俺の指示を待つ。
ぼむぼむですら、俺を言葉を待った。
メサイアもフォルもリースも、サイネリアも俺に注目した。グースケ、パースケさえも。ならば、俺は、みんなを勝利へと導くだけだ。ここまでみんなと共に頑張った。
努力が報われる瞬間となろう。
そうでなければ嘘だ。
――さあ、行こう。
勝利を掴む為に!!
「リース、投下開始だ」
「投下……開始します!」
・
・
・
『ぴゅ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ん…………』
みんなが一斉に映像に注目する。
アゲハの出してくれる特大スクリーンだ。今だけ特別仕様らしい! ありがてぇ!
投下される『1000個』のエクサダイト。
それは一気にギガントゴーレムMARK85の頭部に激突――それから、超大爆を起こして――――、
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
『――――!!!!!!!!!!!!!!』
水爆が連鎖した。
信じられん……。
なんだこれ……爆発が収まらない。どんどん連鎖していく水爆レベルの超爆発。俺のニトロの比じゃねえ大爆発、エクスプロージョン。ああもう、TNT換算もいくつか分からん。
てか、超新星爆発と言っても過言ではない。
これでよくレメディオスが壊滅しないな……。恐るべしは『グロリアスサンクチュアリ』ではなかろうか。こんな激ヤバ爆発を耐えるとか……凄すぎるぞ、フォル。
――結局、爆発が収まるのに一時間以上を要してしまった。待つのに時間が掛かっちまったぜ。
砂埃とかが晴れると、そこにはギガントゴーレムの姿は無かった。灰燼となって消え去ったらしい。塵も残さず終わった。
あるのは――
変わらない風景の【レメディオス】。
「……終わった。勝ったんだ……」
ぽつっと俺がつぶやく。
その瞬間、
「うおおおおおおおおおおおおおおお!!」「やったあああああああああ!!」「勝ったぞおおおおおおおお!!」「クソゴーレムをぶっ倒したんだ!!」「あの神聖国ネポムセイノの最新兵器を破壊したんだ!!」「全部!? 全部!? 信じらねえ!!」「最強はこのレメディオスだな!!」「きたあああああああああああ!!」「宴じゃあああああ」「私脱ぐ! 記念に脱ぐ!」「サトルさん最高!!」「メサイア様の支援も凄かったろ!」「いや、リースさんがMVPだ」「フォルトゥナ様の奇跡の力も忘れるな」「サイネリア様のエクサダイトがなければ勝利はなかった」
誰がどうとか関係ない。
だから俺は、みんなに言った。
「――みんなの手柄だ」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
「さっすがサトルさん!」「御謙遜を!」「本当にね」「なんだかんだ、サトルさんには敵わん」「彼こそ最強の男だ」「伝説の人は違うねぇ」「その控えめな姿勢に俺は惚れたんだ」「一生ついていく」「さすが、ぼむぼむさんが認めた男……」「カッケエエ」「結婚したい!!」
「よし、みんな勝利の宴じゃああ!!」
「「「「「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」」」」」
「も~油断すると危ないわよ。でもいっか」
「まあいいんじゃないか、メサイア」
メサイアは「そうね」と笑った。
リースとフォル、サイネリアも傍に来て、
「サトルさん、お疲れ様です!」
「兄様♡ 兄様ぁぁあん♡」
「わたしも混ぜて戴きますわよ!」
なんか女の子に囲まれた。
――勝利って最高だな!
レメディオスに栄光あれ……!
みんなには祝福を……!
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