318 / 430
第318話 死の要塞国・デイ - 死の招待状はどこにある!? -
しおりを挟む
ブラックオークを撃破後、荒涼とした荒野を抜けた。その先は崖。断崖絶壁。その崖に囲まれるようにして国はあった。
【死の要塞国・デイ】
「こ、ここが……デイか」
予想を上回る壁……天を突く大いなる壁があった。……まてまて、なんだこの空まで続く壁。こんな建造物ありえんだろ、物理的に!
崖から『壁』が生えてやがる!!
こんなのアリなのか?
「なんかの塔かと思ったけど、これ全部が壁だったのね……」
「ああ、ネメシア……この崖から壁まで全部が要塞のようだぞ」
全員が圧倒されていた。
なんだこの魔塔。ラスボスでも住んでいるんじゃないかってレベルだ。それこそ、天帝がいるかもしれんレベルだ。
俺のむか~~しの記憶に『バベルの塔』なんてモノがあったが、それの一万倍以上の規模だろう。果てしない。
「で、これどうやって入る? 出入口らしい場所も見当たらないぞ」
ポカンとなっていると、エコが喋った。
「ヘデラ様、この要塞に出入り口はありませんにょ。この国に入るには、特別なアイテムが必要です」
「アイテム?」
「ええ、この国は『完全招待制』ですから【死の招待状】がないと入れないんです」
「なんだって……。じゃあ、どうしようもないって事かよ」
「そうなりますね」
そうなりますねって……。
意味ねえええええ!!
「招待状はどこで手に入る?」
常に冷静なトーチカがそんな疑問を呈した。
俺も気になった。
それには、エコが答えた。
「それがですね……その『招待権』を持っている方に招待をして貰わねばならないのです。その人物を探すのには一苦労でして……」
なるほどな。
そんな厳重な招待制とはな、こりゃ面倒だな。
ていうか、こんな崖っぷちだから、風が冷たい。俺は未だに服を着ておらず、下着姿なんだよなー。
「……へっくち。うぅ、さっぶ」
「ヘデラ、パンツだけだし」
「まあな」
トーチカに指摘された通り、俺はまだパンツ一丁。聖女として、この格好は如何なものかと思う。男に見られたら恥ずかしいなぁー…。幸い、エコを抱え胸は隠している。ついでに暖を取っているから、そこまでではないけど、それでも寒い。
「いったん、レメディオスに戻る?」
ネメシアが心配そうに俺の横に立つ。
「そうだな、招待状がないんじゃ……侵入も無理だろ。あの壁、どこにも出入口がないし。てっぺん登るって言っても、上が果てしないぞ」
「そうね、これは無理ね。さすが死の要塞。……ところで、ヘデラさ」
「ん?」
「ブラくらい貸すけど……」
「まじ? いやでも、ネメシアのは小さくてなあ……合わないと思う」
「なんですって!?」
げ……睨まれた。
でも本当だからなあ。俺の方がサイズが大きいんだよ。
「ま、まあもう帰るわけだし、いいよ」
「そう~…」
なぜ、しょんぼりする。
「あたしのは?」
「トーチカのなら、ギリギリいけるかもな」
「では、私ので」
「エコ、お前は猫だろうが!!」
実質裸の猫では、下着も何もあるまい。
――というわけで、一旦帰還。
◆
レメディオスへ戻った。
もちろんテレポートで。
帰宅早々、俺は風呂へ……あ、そうだ。メサイア達との約束があったんだよ。そうそう、温泉へ行くって。それでこっちをメインにしたのだった。
邸宅の何処かにいるだろう、ネメシアを探し回った。
……いたいた。
俺の部屋にいた。
「よ、ネメシア。って、俺のベッドで何しているんだ」
「……え、あっ」
「ネメシア、お前まさか、俺の匂いを?」
「…………」
顔を真っ赤にして、俯く。
涙目になってついに顔をシーツに埋めた。
「…………こ、これはその……」
「あー…、俺の匂い好きなのか?」
「……うん。高級ブランドのチェリーブロッサムの香水よね。これ好きなの。だって、ママと一緒の匂いだもん」
そう、メサイアのお気に入りの匂い。
なぜか甘くて、でも爽やかな。
俺もそれを使わせて貰っていた。
……まあ、さすがに女の身としてはな。
「だからか。てっきり、ヘンタイさんになっちゃったのかと思ったぞ」
「……うぅ」
「ネメシア、今度、女神様のところへ一緒に行こう」
「ママのとこ? ほんと?」
「ああ、連れていってやる。だから、大人しくお留守番しているんだぞ」
「うん。ヘデラは何処か行くの?」
そんな、つぶらな瞳で見られる。
「ちょっとな。大事な用があるんだよ」
「……分かった。でも、遅くならないでね、心配しちゃうから。あと……寂しいから」
まったくもう、可愛いヤツめ。
本当はずっと傍にいてやりたいが……
温泉が俺を待っているんだァ……許せ、娘よ。
◆
俺は聖女・ヘデラのまま行動を開始。
メサイアたちと合流した。
「へぇ、やっぱり聖女の姿は可愛いわね」
にやっと笑う女神・メサイア。
「わたくしと同じですから♪」
モデルの元となったフォルが満足気に頷く。
「フォルちゃんそっくり~」
リースも微笑む。
「さあ、行こうか。これなら女湯に入れるし」
「そうね、じゃあ~レメディオスの有名温泉【ヘールボップ】へ行きましょうか」
ヘールボップ?
――って、まさか……
サイネリアの温泉だったのかよ。
◆
かぽーんと不思議な音が響く。
あの音ってなんだろうな。
「……あぁ、いい湯だ」
最高の露店風呂、絶世の美女たち、女神、聖女、エルフに囲まれながら天国を味わっていた。
「サト……ヘデラさん」
「サトルでいいよ。慣れている方で構わん」
リースが爆乳らしきものを揺らしながら俺に接近する。揺れたのが見えただけ。湯気が強すぎて隠れて見えないけどな。
「どうした、リース」
「……えへへ、女の子のサトルさんと温泉は初めてなので」
「そうだな。リースはすっかり成長して、すげぇな」
「恥ずかしいですぅ」
やっぱり、エルフは発育がいいなあ。
最強にして世界一の金髪エルフで間違いない。どこを探してもこれ程の神秘は見つからんだろう。
少し視線を移すと、メサイアとフォルが談笑していた。
「ん~~~、姉様、ここは最高のお湯ですね」
「ええ、あのサイネリアさんの温泉だから、凄いわよ。効能は、健康増進と関節痛、筋肉痛の回復。肌もツヤツヤになるの」
ほー、肌がね。
自身の身体にお湯を染み込ませていこうとすれば、リースが察してくれて、俺の肌を擦ってくれた。
「……リース」
「今日は、あたしがサトルさんを癒して差し上げます♪」
「まじか。嬉しいな」
全身をくまなくお湯でマッサージしてもらった。いやぁ、最高のマッサージだわぁ。こりゃ本当に肌もツヤツヤになりそうだな。
やっぱり、聖女はやめらんねぇな!
【死の要塞国・デイ】
「こ、ここが……デイか」
予想を上回る壁……天を突く大いなる壁があった。……まてまて、なんだこの空まで続く壁。こんな建造物ありえんだろ、物理的に!
崖から『壁』が生えてやがる!!
こんなのアリなのか?
「なんかの塔かと思ったけど、これ全部が壁だったのね……」
「ああ、ネメシア……この崖から壁まで全部が要塞のようだぞ」
全員が圧倒されていた。
なんだこの魔塔。ラスボスでも住んでいるんじゃないかってレベルだ。それこそ、天帝がいるかもしれんレベルだ。
俺のむか~~しの記憶に『バベルの塔』なんてモノがあったが、それの一万倍以上の規模だろう。果てしない。
「で、これどうやって入る? 出入口らしい場所も見当たらないぞ」
ポカンとなっていると、エコが喋った。
「ヘデラ様、この要塞に出入り口はありませんにょ。この国に入るには、特別なアイテムが必要です」
「アイテム?」
「ええ、この国は『完全招待制』ですから【死の招待状】がないと入れないんです」
「なんだって……。じゃあ、どうしようもないって事かよ」
「そうなりますね」
そうなりますねって……。
意味ねえええええ!!
「招待状はどこで手に入る?」
常に冷静なトーチカがそんな疑問を呈した。
俺も気になった。
それには、エコが答えた。
「それがですね……その『招待権』を持っている方に招待をして貰わねばならないのです。その人物を探すのには一苦労でして……」
なるほどな。
そんな厳重な招待制とはな、こりゃ面倒だな。
ていうか、こんな崖っぷちだから、風が冷たい。俺は未だに服を着ておらず、下着姿なんだよなー。
「……へっくち。うぅ、さっぶ」
「ヘデラ、パンツだけだし」
「まあな」
トーチカに指摘された通り、俺はまだパンツ一丁。聖女として、この格好は如何なものかと思う。男に見られたら恥ずかしいなぁー…。幸い、エコを抱え胸は隠している。ついでに暖を取っているから、そこまでではないけど、それでも寒い。
「いったん、レメディオスに戻る?」
ネメシアが心配そうに俺の横に立つ。
「そうだな、招待状がないんじゃ……侵入も無理だろ。あの壁、どこにも出入口がないし。てっぺん登るって言っても、上が果てしないぞ」
「そうね、これは無理ね。さすが死の要塞。……ところで、ヘデラさ」
「ん?」
「ブラくらい貸すけど……」
「まじ? いやでも、ネメシアのは小さくてなあ……合わないと思う」
「なんですって!?」
げ……睨まれた。
でも本当だからなあ。俺の方がサイズが大きいんだよ。
「ま、まあもう帰るわけだし、いいよ」
「そう~…」
なぜ、しょんぼりする。
「あたしのは?」
「トーチカのなら、ギリギリいけるかもな」
「では、私ので」
「エコ、お前は猫だろうが!!」
実質裸の猫では、下着も何もあるまい。
――というわけで、一旦帰還。
◆
レメディオスへ戻った。
もちろんテレポートで。
帰宅早々、俺は風呂へ……あ、そうだ。メサイア達との約束があったんだよ。そうそう、温泉へ行くって。それでこっちをメインにしたのだった。
邸宅の何処かにいるだろう、ネメシアを探し回った。
……いたいた。
俺の部屋にいた。
「よ、ネメシア。って、俺のベッドで何しているんだ」
「……え、あっ」
「ネメシア、お前まさか、俺の匂いを?」
「…………」
顔を真っ赤にして、俯く。
涙目になってついに顔をシーツに埋めた。
「…………こ、これはその……」
「あー…、俺の匂い好きなのか?」
「……うん。高級ブランドのチェリーブロッサムの香水よね。これ好きなの。だって、ママと一緒の匂いだもん」
そう、メサイアのお気に入りの匂い。
なぜか甘くて、でも爽やかな。
俺もそれを使わせて貰っていた。
……まあ、さすがに女の身としてはな。
「だからか。てっきり、ヘンタイさんになっちゃったのかと思ったぞ」
「……うぅ」
「ネメシア、今度、女神様のところへ一緒に行こう」
「ママのとこ? ほんと?」
「ああ、連れていってやる。だから、大人しくお留守番しているんだぞ」
「うん。ヘデラは何処か行くの?」
そんな、つぶらな瞳で見られる。
「ちょっとな。大事な用があるんだよ」
「……分かった。でも、遅くならないでね、心配しちゃうから。あと……寂しいから」
まったくもう、可愛いヤツめ。
本当はずっと傍にいてやりたいが……
温泉が俺を待っているんだァ……許せ、娘よ。
◆
俺は聖女・ヘデラのまま行動を開始。
メサイアたちと合流した。
「へぇ、やっぱり聖女の姿は可愛いわね」
にやっと笑う女神・メサイア。
「わたくしと同じですから♪」
モデルの元となったフォルが満足気に頷く。
「フォルちゃんそっくり~」
リースも微笑む。
「さあ、行こうか。これなら女湯に入れるし」
「そうね、じゃあ~レメディオスの有名温泉【ヘールボップ】へ行きましょうか」
ヘールボップ?
――って、まさか……
サイネリアの温泉だったのかよ。
◆
かぽーんと不思議な音が響く。
あの音ってなんだろうな。
「……あぁ、いい湯だ」
最高の露店風呂、絶世の美女たち、女神、聖女、エルフに囲まれながら天国を味わっていた。
「サト……ヘデラさん」
「サトルでいいよ。慣れている方で構わん」
リースが爆乳らしきものを揺らしながら俺に接近する。揺れたのが見えただけ。湯気が強すぎて隠れて見えないけどな。
「どうした、リース」
「……えへへ、女の子のサトルさんと温泉は初めてなので」
「そうだな。リースはすっかり成長して、すげぇな」
「恥ずかしいですぅ」
やっぱり、エルフは発育がいいなあ。
最強にして世界一の金髪エルフで間違いない。どこを探してもこれ程の神秘は見つからんだろう。
少し視線を移すと、メサイアとフォルが談笑していた。
「ん~~~、姉様、ここは最高のお湯ですね」
「ええ、あのサイネリアさんの温泉だから、凄いわよ。効能は、健康増進と関節痛、筋肉痛の回復。肌もツヤツヤになるの」
ほー、肌がね。
自身の身体にお湯を染み込ませていこうとすれば、リースが察してくれて、俺の肌を擦ってくれた。
「……リース」
「今日は、あたしがサトルさんを癒して差し上げます♪」
「まじか。嬉しいな」
全身をくまなくお湯でマッサージしてもらった。いやぁ、最高のマッサージだわぁ。こりゃ本当に肌もツヤツヤになりそうだな。
やっぱり、聖女はやめらんねぇな!
0
お気に入りに追加
1,251
あなたにおすすめの小説
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~
桜井正宗
ファンタジー
元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。
仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。
気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?
無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ
桜井正宗
ファンタジー
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
転生受験生の教科書チート生活 ~その知識、学校で習いましたよ?~
hisa
ファンタジー
受験生の少年が、大学受験前にいきなり異世界に転生してしまった。
自称天使に与えられたチートは、社会に出たら役に立たないことで定評のある、学校の教科書。
戦争で下級貴族に成り上がった脳筋親父の英才教育をくぐり抜けて、少年は知識チートで生きていけるのか?
教科書の力で、目指せ異世界成り上がり!!
※なろうとカクヨムにそれぞれ別のスピンオフがあるのでそちらもよろしく!
※第5章に突入しました。
※小説家になろう96万PV突破!
※カクヨム68万PV突破!
※令和4年10月2日タイトルを『転生した受験生の異世界成り上がり 〜生まれは脳筋な下級貴族家ですが、教科書の知識だけで成り上がってやります〜』から変更しました
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる