全スキル自動攻撃【オートスキル】で無双 ~自動狩りで楽々レベルアップ~

桜井正宗

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第314話 真・世界終焉剣・エクスカイザー

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 突如、動き始めた老騎士。
 ヤツは、かつてのラスボス『コンスタンティン』と同じスキルを放って来やがった。まさか……復活したのか!?

 いやだが、あの老騎士の顔は、あのコンスタンティンとはあまり似ていない。確かに白髪とか雰囲気は似ている。


 だが、雰囲気だけ。


「くっ……。この威力、あのコンスタンティンとは桁違いだぞ」


「……当たり前だ。我が名は『コンスタンティヌス』である。コンスタンティンの兄だ」

「あ、兄だと……!?」


 まさか――あのジジイに兄がいたのか!!
 道理で『世界終焉剣・エクスカイザー』も扱えるし、威力も桁違いなわけだ。ヤツが放った波動は、オロル神殿の全て吹き飛ばし、瓦礫がれきの山に変えちまった。


「弟のコンスタンティンの死について……あれはヤツの自業自得だった。アレは暴君であり、民の痛みを知らぬ愚か者だった」

「それで、そんな兄がどうして、あのユーウェインなんかに付いていやがった……!」

吾輩わがはいの目的はただひとつ……。貴様の持つオリジナル・・・・・の『世界終焉剣・エクスカイザー』を奪い取り、天帝へ献上するのだ」


 ごうっと向かってくるコンスタンティヌス。


 なんて動き!! はええぇっ!!


 けどな……!!


『――――――血の煉獄ぅ!!!!!』


 炎を排出し、壁を作った。
 それに突っ込んでくるクソジジイ二号。だが、ヤツはそんな炎にも恐れず突っ込んでくる。……嘘だろ!


小癪こしゃく!! そして、世界終焉剣・エクスカイザーの本当の使い方を知らんようだな!!」


「なんだと!!」



「いいか、ことわりの男よ。世界終焉剣・エクスカイザーはこう使うのだ……!!!」



 剣を上に向けるコンスタンティヌス。
 上に……だと!?



 そして、増えていくコンスタンティヌス。


「ってまてええええええい、やっぱり『分身・・』するだけじゃねぇ~~~~~~か!!!」

「なぬっ、弟も分身していたのか!!」


「同じ事をしていたよ、どうせ12人の分身だろ!!」


「ふふふふふ……違うぞ。吾輩わがはいはその10倍……『120人・・・・』だ!!」


「120!?」


 ブオンっと現れる『コンスタンティヌス』×120人。


「ば、馬鹿な…………上空にクソジジイが120人も!?」


 気持ち悪ィ!!
 だが、そんなドン引きしている暇もない。


「食らうがいい…………!」


 ひとりのコンスタンティヌスが叫ぶ。


 まさか!!!



 マジで!?!?!?





『世界終焉剣・エクスカイザアアアアアアアアアアアア!!!』
『世界終焉剣・エクスカイザアアアアアアアアアアアア!!!』
『世界終焉剣・エクスカイザアアアアアアアアアアアア!!!』
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『世界終焉剣・エクスカイザアアアアアアアアアアアア!!!』
『世界終焉剣・エクスカイザアアアアアアアアアアアア!!!』





「本当に120人分のエクスカイザーが飛んで来やがったああああああああああああ!!! うああああああああああああああああああ!!!」



 ガチでコンスタンティヌス120人分とはな……恐れ入った。



 だがな……!!!
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