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第307話 聖戦士の謎 - 明かされる少女の存在理由 -
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入れ替わるようにして、俺はお風呂へ向かった。
「え、兄様これからお風呂ですか!? も~、言って戴ければお背中をお流ししましたのにぃ~」
ぷくっと頬を膨らませ、宝石のような青桃オッドアイを向けてくるフォル。そりゃ~魅力的な提案なのだが、今日はメサイアとの先約なのだ。
「すまんな、また今度」
「分かりました。では、行きましょうかリース」
「はい、フォルちゃん」
二人は仲良く手を繋いで部屋に戻った。
うんうん、仲睦まじいなぁ。
微笑ましいよ、俺は。
◆
この邸宅には、露天風呂がある。
そこで俺とメサイアは一緒に浸かっていた。
「サトル、もうちょい来なさいよ」
「……いいのか」
「なに遠慮しているのよ。いつもなら喜んで抱きつくとかしていたじゃない」
「昔の俺とは違うんだよ。ほら、聖女になっていただろう。あれで俺の性格はちっと変わっちまってな。これでも女の子の気持ちが分かるようになったんだぜ」
そう、聖女・ヘデラでいたものだから、すっかり乙女心が芽生えちまった。だから、女の子には優しくすると決めたのだ。
「そう。じゃ、私から」
ピトっとメサイアは肩を合わせて来た。
艶のある黒髪が目の前に。
「メサイア、俺は……」
頭を撫でようと手を伸ばそうとしたのだが――
『ざぶぅぅぅぅ~~~~~~~~~ん!!』
と、何かが小動物的なモノが落下してきた。
何事!?
「うわっ……」
俺は咄嗟にメサイアを抱きかかえた。
「なっ、何が起きたの……」
この空間の主であるメサイアですら理解出来ていないようだ。……ということは、未知の生命体。モンスターである可能性も否定できない、か?
「メサイアは俺が守る」
「……うん。サトルを信じてる」
なにげに裸だが、肝心な部分は湯気で見えないし……。そう湯気が濃くて、落ちてきたモノも視認出来なかった。
俺はゆっくりと、その影に近づいて行く。
すると。
「おかーさん」
と、それは言葉を発した。
てか、この子……。
「なんだ、ハティだったの」
そういや、居たね。
この空間に引き籠る猫耳少女。
「って、おかーさん!? メサイア、この子は誰の子だよ!? 不倫か不倫なのか!?」
「違うわよ、この子はベルの残滓っていうのかな。う~ん、説明すると超絶複雑なのだけど、えーっと、まず十一次元がうんたらかんたの……スーパーストリング理論だっけ。それの根幹ていうか、Mがどうたらの~、低エネルギー極限の~まあ、つまり一言で纏めてしまえば『多元宇宙』ね。だから、この子が消えちゃうとベルどころか宇宙の大多数が崩壊しちゃうっていうのかなあ~」
「………………」
はい?
メサイアがなんか言ったけど、俺はなにひとつ理解出来なかった。なに今の詠唱呪文。
「あー、えーっと何だ……ハティは宇宙なのか?」
「そう!」
と、メサイアはあの赤い瞳を輝かせた。
いや……意味不明なんだが。
でも、そうか。
このハティがベルの……魂のカケラだったのか。
「ま~、彼女はオリジナルだからね」
「オリジナル?」
「うん、サトルと一緒の旧人類だからね~」
ケラケラと笑うメサイア。
ああ、そんな事をむか~しそれとなく言われたような。昔過ぎて覚えてないけど。メサイアは何か知っているのかもな。
「おかーさん。おとーさんと一緒?」
「うん。ハティも一緒にお風呂入る?」
「うん」
コクっと実質ベルである少女は頷く。
なるほどねぇ、そういう事だったとはな。
◆
一泊し、俺は朝になってパラディンの元へ訪れた。
ちなみに、このホワイト空間は朝日もきちんと昇るという優しい仕様になっていた。すげぇぜメサイア。
「よう、目が覚めたかパラディンのおっさん」
「…………」
おっさんは俺を睨む。
兜を深く被っているから目線しか分からんけどな。
さて、まずはその兜を剥ぎ取ろう。
俺は【オートスキル】を任意発動し、兜を粉砕した。……パキッと音がして破壊される兜は真っ二つに割れ、パラディンは顔を晒した。
「……なっ、お前……女だったのか。声がおっさんだったぞ」
「……フ、認識阻害スキルくらいあるだろ」
あー、あれな。
メサイアも使っていた事があった。顔はともかく、声は誤魔化していたワケだ。……なるほど、女である事を隠して行動していたと。
「そりゃ、すまなかったな」
「何故謝る」
「これでも女性の気持ちは分かるんでな」
「……なんだ、私が女と分かり同情か。くだらん、それならいっそ……私を殺せ。このような無様な姿をトゥース様に見られては……屈辱の極みだ」
「おお、そのトゥースだよ。教えてくれ、居場所を」
女パラディンは俺を睨み、怒った。
「ふざけるな! トゥース様を裏切れと? 出来るものか……そんな愚かな選択をするくらいであれば、私は死ぬ」
ほう、これほどの忠誠心とはな。
トゥースとかいうヤツは、よほどのパラディンらしいな。ま、キングパラディンなんて言われているくらいだから誉れ高そうではある。
腕を組み思案する。
コイツをどうするべきか。
悩んでいると……。
「サトル」
この声はメサイア、俺は振り向く――とぉ!?
「メサイア、キャロリーメイトを頬張りなが来るなよ!! ちょっとそれ、見せられない顔になっとるぞ……」
「だって~これ美味しいんだもん」
最近、クセになっとるらしいな。
「で、そのパラディン……え、女?」
「ああ、女だったよ。どう処理するか悩んでいたとこ」
「ん~、トゥースの居場所はどうせ吐かないでしょう」
「察しが良いな、メサイア。大体そんなところだ」
「そっか。じゃ~、手あたり次第の虱潰しかしらね」
天空帝国・デンをひとつひとつ回っていく? 骨れが折れそうだなぁ。それは効率も悪すぎる。
「メサイア、何か方法ないのか」
「ん~、そうね」
メサイアは俺をジッと見つめる。
う……そんな顔をジロジロ見られると、さすがに照れるな。ていうか、メサイアの顔、可愛いな。ちょっと大人っぽくも色っぽくもなったよなあ。
で、ポンと手を叩き、メサイアは提案した。
「そうよ、サトル。あんた聖女生活ですっかり忘れていたんじゃない?」
ニッと笑う、女神。
おぉ、なんか悪い顔。思いついたらしいな。
「千里眼……クレアボイヤンススキルよ」
――――なるほど!!
「え、兄様これからお風呂ですか!? も~、言って戴ければお背中をお流ししましたのにぃ~」
ぷくっと頬を膨らませ、宝石のような青桃オッドアイを向けてくるフォル。そりゃ~魅力的な提案なのだが、今日はメサイアとの先約なのだ。
「すまんな、また今度」
「分かりました。では、行きましょうかリース」
「はい、フォルちゃん」
二人は仲良く手を繋いで部屋に戻った。
うんうん、仲睦まじいなぁ。
微笑ましいよ、俺は。
◆
この邸宅には、露天風呂がある。
そこで俺とメサイアは一緒に浸かっていた。
「サトル、もうちょい来なさいよ」
「……いいのか」
「なに遠慮しているのよ。いつもなら喜んで抱きつくとかしていたじゃない」
「昔の俺とは違うんだよ。ほら、聖女になっていただろう。あれで俺の性格はちっと変わっちまってな。これでも女の子の気持ちが分かるようになったんだぜ」
そう、聖女・ヘデラでいたものだから、すっかり乙女心が芽生えちまった。だから、女の子には優しくすると決めたのだ。
「そう。じゃ、私から」
ピトっとメサイアは肩を合わせて来た。
艶のある黒髪が目の前に。
「メサイア、俺は……」
頭を撫でようと手を伸ばそうとしたのだが――
『ざぶぅぅぅぅ~~~~~~~~~ん!!』
と、何かが小動物的なモノが落下してきた。
何事!?
「うわっ……」
俺は咄嗟にメサイアを抱きかかえた。
「なっ、何が起きたの……」
この空間の主であるメサイアですら理解出来ていないようだ。……ということは、未知の生命体。モンスターである可能性も否定できない、か?
「メサイアは俺が守る」
「……うん。サトルを信じてる」
なにげに裸だが、肝心な部分は湯気で見えないし……。そう湯気が濃くて、落ちてきたモノも視認出来なかった。
俺はゆっくりと、その影に近づいて行く。
すると。
「おかーさん」
と、それは言葉を発した。
てか、この子……。
「なんだ、ハティだったの」
そういや、居たね。
この空間に引き籠る猫耳少女。
「って、おかーさん!? メサイア、この子は誰の子だよ!? 不倫か不倫なのか!?」
「違うわよ、この子はベルの残滓っていうのかな。う~ん、説明すると超絶複雑なのだけど、えーっと、まず十一次元がうんたらかんたの……スーパーストリング理論だっけ。それの根幹ていうか、Mがどうたらの~、低エネルギー極限の~まあ、つまり一言で纏めてしまえば『多元宇宙』ね。だから、この子が消えちゃうとベルどころか宇宙の大多数が崩壊しちゃうっていうのかなあ~」
「………………」
はい?
メサイアがなんか言ったけど、俺はなにひとつ理解出来なかった。なに今の詠唱呪文。
「あー、えーっと何だ……ハティは宇宙なのか?」
「そう!」
と、メサイアはあの赤い瞳を輝かせた。
いや……意味不明なんだが。
でも、そうか。
このハティがベルの……魂のカケラだったのか。
「ま~、彼女はオリジナルだからね」
「オリジナル?」
「うん、サトルと一緒の旧人類だからね~」
ケラケラと笑うメサイア。
ああ、そんな事をむか~しそれとなく言われたような。昔過ぎて覚えてないけど。メサイアは何か知っているのかもな。
「おかーさん。おとーさんと一緒?」
「うん。ハティも一緒にお風呂入る?」
「うん」
コクっと実質ベルである少女は頷く。
なるほどねぇ、そういう事だったとはな。
◆
一泊し、俺は朝になってパラディンの元へ訪れた。
ちなみに、このホワイト空間は朝日もきちんと昇るという優しい仕様になっていた。すげぇぜメサイア。
「よう、目が覚めたかパラディンのおっさん」
「…………」
おっさんは俺を睨む。
兜を深く被っているから目線しか分からんけどな。
さて、まずはその兜を剥ぎ取ろう。
俺は【オートスキル】を任意発動し、兜を粉砕した。……パキッと音がして破壊される兜は真っ二つに割れ、パラディンは顔を晒した。
「……なっ、お前……女だったのか。声がおっさんだったぞ」
「……フ、認識阻害スキルくらいあるだろ」
あー、あれな。
メサイアも使っていた事があった。顔はともかく、声は誤魔化していたワケだ。……なるほど、女である事を隠して行動していたと。
「そりゃ、すまなかったな」
「何故謝る」
「これでも女性の気持ちは分かるんでな」
「……なんだ、私が女と分かり同情か。くだらん、それならいっそ……私を殺せ。このような無様な姿をトゥース様に見られては……屈辱の極みだ」
「おお、そのトゥースだよ。教えてくれ、居場所を」
女パラディンは俺を睨み、怒った。
「ふざけるな! トゥース様を裏切れと? 出来るものか……そんな愚かな選択をするくらいであれば、私は死ぬ」
ほう、これほどの忠誠心とはな。
トゥースとかいうヤツは、よほどのパラディンらしいな。ま、キングパラディンなんて言われているくらいだから誉れ高そうではある。
腕を組み思案する。
コイツをどうするべきか。
悩んでいると……。
「サトル」
この声はメサイア、俺は振り向く――とぉ!?
「メサイア、キャロリーメイトを頬張りなが来るなよ!! ちょっとそれ、見せられない顔になっとるぞ……」
「だって~これ美味しいんだもん」
最近、クセになっとるらしいな。
「で、そのパラディン……え、女?」
「ああ、女だったよ。どう処理するか悩んでいたとこ」
「ん~、トゥースの居場所はどうせ吐かないでしょう」
「察しが良いな、メサイア。大体そんなところだ」
「そっか。じゃ~、手あたり次第の虱潰しかしらね」
天空帝国・デンをひとつひとつ回っていく? 骨れが折れそうだなぁ。それは効率も悪すぎる。
「メサイア、何か方法ないのか」
「ん~、そうね」
メサイアは俺をジッと見つめる。
う……そんな顔をジロジロ見られると、さすがに照れるな。ていうか、メサイアの顔、可愛いな。ちょっと大人っぽくも色っぽくもなったよなあ。
で、ポンと手を叩き、メサイアは提案した。
「そうよ、サトル。あんた聖女生活ですっかり忘れていたんじゃない?」
ニッと笑う、女神。
おぉ、なんか悪い顔。思いついたらしいな。
「千里眼……クレアボイヤンススキルよ」
――――なるほど!!
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