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第300話 死者復活 - シュピネダンジョン⑩ -
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「ヘデラ! わたしとトーチカはいいから……置いて逃げて!」
ネメシアは必死に叫ぶ。
しかし、トーチカは冷静にこう言った。
「まって。あたしは置いて行かないで欲しい」
「ちょ! トーチカ、あんた素直ね……」
トーチカの意外すぎる言動に、ネメシアは呆れていた。いや、どのみち見捨てるなんて真似はできねぇよ。二人とも助ける。
「ゴータマ……てめぇをぶちのめす!」
『……ほう、では女共を処刑する。やっちまえええええ!!』
人質に取ってる男たちがナイフを取り出し、ネメシアとトーチカの首へ向け始め――刺そうとした。だが、俺は頭に乗っけているエコに合図。
『目からビームですにゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』
この間、0.02秒の出来事である――。
ネメシアの方の男をビームでぶっ飛ばした。
「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
さらに、
俺は飛び跳ねて、
『――――――覇王天翔拳!!』
コピースキルで覚えていた奥義を放った。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:覇王天翔拳】Lv.10(最大)
【Effect】
対象:敵/全体
全ての力を拳に集中し、
破壊的ダメージを与える奥義。
物理ダメージ1000000%。
クリティカルダメージも存在する。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
シミュレーション通りとはいかなったが、男二人組は倒し、ネメシアとトーチカを救出した。ちなみにこの間で、0.09秒の出来事である!!
「あとはお前だ、ゴータマ!!」
『くそがああ!! またこの私が敗北するというのか! そうはいかん!! 貴様に復讐を果たすまで私は死なんのだあああああ!!』
飛び跳ねてくるゴータマ。
その動きに以前のようなキレはない。しかし、不気味な顔を向けてくると口を開け――エネルギー弾を放ってきた。
「く、口からだと!!」
「ホワイト!!」
ネメシアが咄嗟に女神専用スキルを発動、俺を守ってくれた。助かった、あと少し遅ければ俺はあのゲロ弾で身体を丸ごと吹き飛ばされていただろう。
嫌すぎる!
「ナイス、ネメシア!」
「助けてくれたお礼よ、ヘデラ」
「いや、当然のことをしただけだ」
「ううん。わたし、すっごく嬉しかったの……ヘデラがわたしを見捨てないで助けてくれたこと。だから、ありがと」
ニコっと笑うネメシア。
そんな顔されると……嬉しいじゃねえか!
「見捨てるわけないだろ。お前は俺にとって……」
「俺にとって……?」
赤い瞳に俺を映し、ネメシアは返答を待った。
え、ナニコレ。
なんか期待されている!?
「……大切な」
「うん」
「大切な……」
「うん」
「なんだろう」
「…………」
……ネメシアの顔が死んだ!
「ヘデラ様、イチャイチャしている場合ではありませんよ! あの不気味で悪臭を漂わせているゴータマが接近してきていますにゃ!!」
事実だが、ひでぇ言い方だ!
そうこうしていると、ゴータマがまた口をパカッと開き――今度はあの以前にも使ったスキルを。
『カオススクリィ~~~~~~~ムゥ!!!!!』
飛んでくる超音波。混沌。
耳がキーンとする。
これは状態異常を引き起こすから厄介だ。
その前に片付けねば!
「ぐあっ!! みんな、耳を塞げ!」
こうなれば、ゴータマを倒すしか方法はない。
俺は可能な限り集中し、聖者の光を内に秘めた。
「トランセンデンス……!」
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:トランセンデンス】Lv.1(最大)
【Effect】
対象:自分
聖者専用スキル。
全ステータスを100倍にする。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
「さらに、昔にコピったオーバードライブ!!」
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:オーバードライブ】Lv.1(最大)
【Effect】
対象:自分
死神専用スキル。
全ステータスを100倍にする。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
これで『200倍』となった。
俺の身体が白い光と赤い光に包まれる。
これでは、某戦闘民族に近い存在になっているが――こまけぇこたぁ気にするな! だがこれで……ヤツを!!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……!!」
「なんだその白い光と赤い光はああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
驚くゴータマ。
危険を察知したのか、飛び跳ね崖の上を目指していた。野郎、やっぱり飛べるんだな!
「逃がすかあああああああああ!!」
俺は宙を舞い、敵の攻撃を回避しまくりながらも――両グーを構え、後ろから前へ思い切り突き出した――!!
『覇王轟翔波――――――!!!!!!!!!!』
すまんなフォル。その昔、お前の要望でお尻ぺんぺんしまくった時――密かにスキルをコピーしまくっていたんだ! こんな所で役に立つとはな。
『なんだこれはああああああ、巨大な波動があああぐううぅぅぅぅええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!』
両手で俺の――いや、正確にはフォルの奥義だが、を受け止めようとしていた。しかし、この奥義は『秘奥義』であり、覇王系スキルの頂点である。
そう簡単に受け止められるものでは断じてない。
ちなみに効果はこんな感じだ!
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:覇王轟翔波】Lv.10(最大)
【Effect】
対象:敵/超絶広範囲
覇王聖女の究極秘奥義。
スキル発動後3秒間の無敵時間が存在する。
物理ダメージ
1000000~10000000%。
魔法ダメージ
1000000~10000000%。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
だが、
『カオススクリィィィィィィィム!!』
ゴータマは執念の抵抗を見せた。
なんだと!!
ならば!!
俺は、かつてのラスボス『コンスタンティン』の謎の分身スキルを使う!!! 技名不明だが、分身できるやつだ!!
『謎の分身スキル発動!!』
『なんだと!?』
俺という存在が『12人』に増えた。
なれば、これで決める――!!
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人だとおおおおおおおおおおおお――って、よく見れば『13人』じゃねええええええかあああああああああああうあああぎゃああああああああああぶぶぶっぶぶばあああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ドドドブェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
・
・
・
矛盾を指摘してもらったが、ゴータマは滅びた。
そう、12人分と言ったが、あれは嘘だ。
本当は『13人分』の分身を作っていたのだ。
「勝った……」
「ヘデラっ!」
ネメシアが正面から抱き着いてきた。
涙を零し、だが笑顔で俺を暖かく迎えてくれた。
「よかった、無事で」
「それはこっちのセリフよ、ヘデラ。わたし、怖かったの」
「守るって言ったろ」
「うん」
まるで子供の様にぎゅうっとされた。
ま……実際、俺の子供なんだけどな。
この瞬間くらい、俺も素直になろう。
俺は――
彼女を優しく、今までの想いを込めて……
なによりも父親として娘を抱きしめた。
★ ★ ★
今回の旅は、復活した死者『ゴータマ』が仕掛けた罠だった。まさかこんな結末を迎えるとは思わなかったけれど、思い返してみれば大変有意義な旅であった。
みんなとダンジョンへ行く――俺は超絶面倒臭がりなおっさんだから、サイネリアの言葉を無視しようとしていたけど、それは愚かな選択だった。
俺は本当は冒険が好きなんだ。
大好きなみんなと一緒に旅をする――
こんな幸せな事はない。
一番嬉しいことは、ネメシアの笑顔が増えたことだ。元から笑う方だったけど、以前は固かった気がする。でも今は柔らかくなって、ありのままを見せてくれている。多分あれが素なんだ。
今回、これだけでクエスト報酬は十分。
ゴールデンスター以上の……
もっと凄い価値があった。
また冒険に出ることもあるだろう。
世界はまだ混沌に満ちている。
天帝との対決も終わっていない。
俺はどんな困難に直面しようとも――
抗い続けていく。
――また嵐がやって来る。
ネメシアは必死に叫ぶ。
しかし、トーチカは冷静にこう言った。
「まって。あたしは置いて行かないで欲しい」
「ちょ! トーチカ、あんた素直ね……」
トーチカの意外すぎる言動に、ネメシアは呆れていた。いや、どのみち見捨てるなんて真似はできねぇよ。二人とも助ける。
「ゴータマ……てめぇをぶちのめす!」
『……ほう、では女共を処刑する。やっちまえええええ!!』
人質に取ってる男たちがナイフを取り出し、ネメシアとトーチカの首へ向け始め――刺そうとした。だが、俺は頭に乗っけているエコに合図。
『目からビームですにゃあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!』
この間、0.02秒の出来事である――。
ネメシアの方の男をビームでぶっ飛ばした。
「ぎゃああああああああああああ!!!!!」
さらに、
俺は飛び跳ねて、
『――――――覇王天翔拳!!』
コピースキルで覚えていた奥義を放った。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:覇王天翔拳】Lv.10(最大)
【Effect】
対象:敵/全体
全ての力を拳に集中し、
破壊的ダメージを与える奥義。
物理ダメージ1000000%。
クリティカルダメージも存在する。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
シミュレーション通りとはいかなったが、男二人組は倒し、ネメシアとトーチカを救出した。ちなみにこの間で、0.09秒の出来事である!!
「あとはお前だ、ゴータマ!!」
『くそがああ!! またこの私が敗北するというのか! そうはいかん!! 貴様に復讐を果たすまで私は死なんのだあああああ!!』
飛び跳ねてくるゴータマ。
その動きに以前のようなキレはない。しかし、不気味な顔を向けてくると口を開け――エネルギー弾を放ってきた。
「く、口からだと!!」
「ホワイト!!」
ネメシアが咄嗟に女神専用スキルを発動、俺を守ってくれた。助かった、あと少し遅ければ俺はあのゲロ弾で身体を丸ごと吹き飛ばされていただろう。
嫌すぎる!
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「いや、当然のことをしただけだ」
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え、ナニコレ。
なんか期待されている!?
「……大切な」
「うん」
「大切な……」
「うん」
「なんだろう」
「…………」
……ネメシアの顔が死んだ!
「ヘデラ様、イチャイチャしている場合ではありませんよ! あの不気味で悪臭を漂わせているゴータマが接近してきていますにゃ!!」
事実だが、ひでぇ言い方だ!
そうこうしていると、ゴータマがまた口をパカッと開き――今度はあの以前にも使ったスキルを。
『カオススクリィ~~~~~~~ムゥ!!!!!』
飛んでくる超音波。混沌。
耳がキーンとする。
これは状態異常を引き起こすから厄介だ。
その前に片付けねば!
「ぐあっ!! みんな、耳を塞げ!」
こうなれば、ゴータマを倒すしか方法はない。
俺は可能な限り集中し、聖者の光を内に秘めた。
「トランセンデンス……!」
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
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【Effect】
対象:自分
聖者専用スキル。
全ステータスを100倍にする。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
「さらに、昔にコピったオーバードライブ!!」
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:オーバードライブ】Lv.1(最大)
【Effect】
対象:自分
死神専用スキル。
全ステータスを100倍にする。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
これで『200倍』となった。
俺の身体が白い光と赤い光に包まれる。
これでは、某戦闘民族に近い存在になっているが――こまけぇこたぁ気にするな! だがこれで……ヤツを!!
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお……!!」
「なんだその白い光と赤い光はああああああああああああああああああああああああああああああああ!!」
驚くゴータマ。
危険を察知したのか、飛び跳ね崖の上を目指していた。野郎、やっぱり飛べるんだな!
「逃がすかあああああああああ!!」
俺は宙を舞い、敵の攻撃を回避しまくりながらも――両グーを構え、後ろから前へ思い切り突き出した――!!
『覇王轟翔波――――――!!!!!!!!!!』
すまんなフォル。その昔、お前の要望でお尻ぺんぺんしまくった時――密かにスキルをコピーしまくっていたんだ! こんな所で役に立つとはな。
『なんだこれはああああああ、巨大な波動があああぐううぅぅぅぅええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!!!!!!!!!!!』
両手で俺の――いや、正確にはフォルの奥義だが、を受け止めようとしていた。しかし、この奥義は『秘奥義』であり、覇王系スキルの頂点である。
そう簡単に受け止められるものでは断じてない。
ちなみに効果はこんな感じだ!
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
【Skill:覇王轟翔波】Lv.10(最大)
【Effect】
対象:敵/超絶広範囲
覇王聖女の究極秘奥義。
スキル発動後3秒間の無敵時間が存在する。
物理ダメージ
1000000~10000000%。
魔法ダメージ
1000000~10000000%。
★★★ ★★★ ★★★ ★★★ ★★★
だが、
『カオススクリィィィィィィィム!!』
ゴータマは執念の抵抗を見せた。
なんだと!!
ならば!!
俺は、かつてのラスボス『コンスタンティン』の謎の分身スキルを使う!!! 技名不明だが、分身できるやつだ!!
『謎の分身スキル発動!!』
『なんだと!?』
俺という存在が『12人』に増えた。
なれば、これで決める――!!
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人分のエンデュランス!!!!!』
『12人だとおおおおおおおおおおおお――って、よく見れば『13人』じゃねええええええかあああああああああああうあああぎゃああああああああああぶぶぶっぶぶばあああああああああああああああああああああああああああああああああああ、ドドドブェエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!』
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矛盾を指摘してもらったが、ゴータマは滅びた。
そう、12人分と言ったが、あれは嘘だ。
本当は『13人分』の分身を作っていたのだ。
「勝った……」
「ヘデラっ!」
ネメシアが正面から抱き着いてきた。
涙を零し、だが笑顔で俺を暖かく迎えてくれた。
「よかった、無事で」
「それはこっちのセリフよ、ヘデラ。わたし、怖かったの」
「守るって言ったろ」
「うん」
まるで子供の様にぎゅうっとされた。
ま……実際、俺の子供なんだけどな。
この瞬間くらい、俺も素直になろう。
俺は――
彼女を優しく、今までの想いを込めて……
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★ ★ ★
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今回、これだけでクエスト報酬は十分。
ゴールデンスター以上の……
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世界はまだ混沌に満ちている。
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