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第267話 レッドウォー - 変わり果てた世界の真実 -
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どうやら、サイネリア&グーパーコンビは、単に襲い掛かって来たワケではなさそうだ。ネメシアと知り合いのようで、なんだか重い話を交わしていた。
「ネメシア、あなたの女神の力が大きくなりつつあります。それは、この方……ヘデラ様の『覚醒』が発端となったのでしょう」
そうサイネリアは、俺を意味有り気に見つめた。
「俺かよ。俺、ネメシアに何かしたっけなあ」
「ちょっと、ヘデラ。こっち来て」
――と、ネメシアは俺の腕を取り、みんなと離れた。
「おいおい、ネメシア。どうして皆から離れる」
「…………」
「黙っていても分からんぞ」
で、急に抱きつかれた。
……うぉ。甘い匂いとか、柔らかい感触とか……ぅぅ。
「い、いきなりなんだよ、ネメシア。今この状況で百合は勘弁してくれ」
「違うの。わたし、ちょっと怖くて……」
「怖い?」
「ううん、気にしないで。少しの間だけこうさせて」
「…………」
しばしの間、俺はネメシアを優しく抱きしめた。
★
サイネリアから世界の裏事情を聞いた。
まず、先の大戦『レッドウォー』だ。
これは、全世界規模の大戦争だったらしい。聖者にして英雄とされた『ある男』が消え去って以降、世界は地獄と化し、突如として出現した『スターゲイザー』が聖地を塗り替えたのだとか。その戦争であまりにも多くの血が流れたという。
だから『レッド』と言うらしい。
それから、全滅した聖地は『パロブ・サンディエゴ・ホセ・フランシス・ステラ・パウラス・ホアン・ネポムセイノ・マリア・デイ・エロス・レメディオス・クリスピア・クリスティーナ・デン・ラム・サンデシマ・トリニダート・ルイス・イル』と分断された。そして、世界は『ヒカソ』と名を変えられたのだ。
――でも、それでも抵抗した者たち……『円卓の騎士』たちのおかげで、スターゲイザー側も七人のうちの六人を失っていた。で、その一人――自らを神と名乗る『天帝』という存在が、この世界を支配しているという。
「このレメディオスは、もともとは『花の都』といいましたの。クリスピアは『星の都』でした。聖地は『アーサー』、『ランスロット』などたくさんありました。それが本当の世界の姿だったのです……」
少し悲しげにサイネリアは教えてくれた。
そうか、そういう事だったのか。また少し記憶を取り戻した。……少しずつパズルのピースが埋まっていく。そして、なんとなく分かったぞ、俺はこの女性と会った事があるんだ。かなり昔にな。でも、俺は何故か記憶がなくて――。
「ヘデラ様、このサイネリアさんのお話したことは全て事実です」
「エコ。そや、お前は長生きしているんだっけ。元はエルフだし」
「いえ、途中からですけどね。でも、世界が変わったことは理解していますよ。私はずっと見守っていましたから」
「ふむ……。だとしたらさ、【スターダスト】を集めればいいじゃね。それで『天帝』ってヤツを消してもらうとか、元の世界に戻すとか願えば……」
その方が早いと俺は思うけどね。
だが、サイネリアは首を横に振った。
「無理でしょうね」
「なぜだ!」
「その【スターダスト】は、別名を『女神の涙』といいますの。ある偉大な女神が残したものですけれどね。わたしたちも散々探しましたけど、見つかりませんでしたわ」
「いや……この国にふたつあるぞ」
「…………はい?」
サイネリアは、ポカンとしていた。想定外だったらしい。
「ひとつは女王様のとこ。もうひとつは大会の優勝賞品だったよ。まだ送られて来てないけどな」
「はぁぁぁぁ!? そんな事ってありますの……ネメシア、どういうことですの」
「あははは……ごめんなさい、サイネリアさん。わたしも元々は【スターダスト】を探して旅に出ていたつもりだったのだけど、この聖女・ヘデラと出逢ったの。それから、ふたつ見つかった。もう希望はそこにあるの」
「そうでしたの……。さすがですわね。――となると、あとひとつですのね。なるほど、これも『フォーチュンの導き』でしょうか」
フォーチュンの導き? なんだそれ、うまいのか?
でも、ネメシアは頷いていた。どういう事だろうか。
「そう、あとひとつ見つけ出せば、元の世界に戻せるかも……でも」
あれ、ネメシアのヤツなんだか悲しげだな。う~ん、なんかギコチナイっていうか、ソワソワしているっていうか。
「ネメシア、俺は世界を正常に戻したい。俺は断片的ではあるけれど、記憶を取り戻しつつあるんだ。今も大事だけど、かつての仲間たちも取り戻したいんだ。我儘ですまない、でも、そうしなければ俺は前へ進めない気がするんだ」
「――――――」
顔をそらすネメシアは、やっぱり悲しそうだった。
……どうして、そんな顔をする?
今の俺には、彼女の気持ちが理解できなかった……くそっ、俺のアホ。いや、違うな、理解してあげようとしてないだけだ。
考えろ。
俺の頭の中には、脳味噌が詰まっているだろ。
ない思考でもいいから、巡らせろ。
「…………」
――――うん、わからん。
「ネメシア……答えが出なかった」
「うああああああああああああああああん、ヘデラのアホおおおおおおおおおおおおおお…………!!!!!」
ネメシアは走り去った。
「えー…」
「ヘデラ、ネメシアを泣かせた」
トーチカは、いつも以上に虚ろな目で俺を見つめた。ヤメテ!
「これはヒドイですね~。あれでは、乙女心ズタズタでしょう」
あの猫でさえ引いていた。てめーはあとでシャミセンスペシャルコースだ。
クソ~、やっちまったなぁ俺。
「ネメシア、あなたの女神の力が大きくなりつつあります。それは、この方……ヘデラ様の『覚醒』が発端となったのでしょう」
そうサイネリアは、俺を意味有り気に見つめた。
「俺かよ。俺、ネメシアに何かしたっけなあ」
「ちょっと、ヘデラ。こっち来て」
――と、ネメシアは俺の腕を取り、みんなと離れた。
「おいおい、ネメシア。どうして皆から離れる」
「…………」
「黙っていても分からんぞ」
で、急に抱きつかれた。
……うぉ。甘い匂いとか、柔らかい感触とか……ぅぅ。
「い、いきなりなんだよ、ネメシア。今この状況で百合は勘弁してくれ」
「違うの。わたし、ちょっと怖くて……」
「怖い?」
「ううん、気にしないで。少しの間だけこうさせて」
「…………」
しばしの間、俺はネメシアを優しく抱きしめた。
★
サイネリアから世界の裏事情を聞いた。
まず、先の大戦『レッドウォー』だ。
これは、全世界規模の大戦争だったらしい。聖者にして英雄とされた『ある男』が消え去って以降、世界は地獄と化し、突如として出現した『スターゲイザー』が聖地を塗り替えたのだとか。その戦争であまりにも多くの血が流れたという。
だから『レッド』と言うらしい。
それから、全滅した聖地は『パロブ・サンディエゴ・ホセ・フランシス・ステラ・パウラス・ホアン・ネポムセイノ・マリア・デイ・エロス・レメディオス・クリスピア・クリスティーナ・デン・ラム・サンデシマ・トリニダート・ルイス・イル』と分断された。そして、世界は『ヒカソ』と名を変えられたのだ。
――でも、それでも抵抗した者たち……『円卓の騎士』たちのおかげで、スターゲイザー側も七人のうちの六人を失っていた。で、その一人――自らを神と名乗る『天帝』という存在が、この世界を支配しているという。
「このレメディオスは、もともとは『花の都』といいましたの。クリスピアは『星の都』でした。聖地は『アーサー』、『ランスロット』などたくさんありました。それが本当の世界の姿だったのです……」
少し悲しげにサイネリアは教えてくれた。
そうか、そういう事だったのか。また少し記憶を取り戻した。……少しずつパズルのピースが埋まっていく。そして、なんとなく分かったぞ、俺はこの女性と会った事があるんだ。かなり昔にな。でも、俺は何故か記憶がなくて――。
「ヘデラ様、このサイネリアさんのお話したことは全て事実です」
「エコ。そや、お前は長生きしているんだっけ。元はエルフだし」
「いえ、途中からですけどね。でも、世界が変わったことは理解していますよ。私はずっと見守っていましたから」
「ふむ……。だとしたらさ、【スターダスト】を集めればいいじゃね。それで『天帝』ってヤツを消してもらうとか、元の世界に戻すとか願えば……」
その方が早いと俺は思うけどね。
だが、サイネリアは首を横に振った。
「無理でしょうね」
「なぜだ!」
「その【スターダスト】は、別名を『女神の涙』といいますの。ある偉大な女神が残したものですけれどね。わたしたちも散々探しましたけど、見つかりませんでしたわ」
「いや……この国にふたつあるぞ」
「…………はい?」
サイネリアは、ポカンとしていた。想定外だったらしい。
「ひとつは女王様のとこ。もうひとつは大会の優勝賞品だったよ。まだ送られて来てないけどな」
「はぁぁぁぁ!? そんな事ってありますの……ネメシア、どういうことですの」
「あははは……ごめんなさい、サイネリアさん。わたしも元々は【スターダスト】を探して旅に出ていたつもりだったのだけど、この聖女・ヘデラと出逢ったの。それから、ふたつ見つかった。もう希望はそこにあるの」
「そうでしたの……。さすがですわね。――となると、あとひとつですのね。なるほど、これも『フォーチュンの導き』でしょうか」
フォーチュンの導き? なんだそれ、うまいのか?
でも、ネメシアは頷いていた。どういう事だろうか。
「そう、あとひとつ見つけ出せば、元の世界に戻せるかも……でも」
あれ、ネメシアのヤツなんだか悲しげだな。う~ん、なんかギコチナイっていうか、ソワソワしているっていうか。
「ネメシア、俺は世界を正常に戻したい。俺は断片的ではあるけれど、記憶を取り戻しつつあるんだ。今も大事だけど、かつての仲間たちも取り戻したいんだ。我儘ですまない、でも、そうしなければ俺は前へ進めない気がするんだ」
「――――――」
顔をそらすネメシアは、やっぱり悲しそうだった。
……どうして、そんな顔をする?
今の俺には、彼女の気持ちが理解できなかった……くそっ、俺のアホ。いや、違うな、理解してあげようとしてないだけだ。
考えろ。
俺の頭の中には、脳味噌が詰まっているだろ。
ない思考でもいいから、巡らせろ。
「…………」
――――うん、わからん。
「ネメシア……答えが出なかった」
「うああああああああああああああああん、ヘデラのアホおおおおおおおおおおおおおお…………!!!!!」
ネメシアは走り去った。
「えー…」
「ヘデラ、ネメシアを泣かせた」
トーチカは、いつも以上に虚ろな目で俺を見つめた。ヤメテ!
「これはヒドイですね~。あれでは、乙女心ズタズタでしょう」
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