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第255話 決勝戦 - 最強の覆面ウェイトレス -
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長かった戦いも、ようやく終わりが見えた。
ついに【決勝戦】となったのだ。
『皆様、ついにこの時がやって参りました……! 聖女世界一を決めるこの大会…………ついに決勝戦です!!!』
すると会場は一気に大盛り上がりし、
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
おぉ、すげえヒートアップしている!!
かつてない絶叫のような歓声が上がった。
「っしゃぁ……気合が入るってモンだぜ」
「ヘデラさま、ちょっと楽しい顔をしていらっしゃいますよ」
「ああ、少しだけどな。戦闘民族じゃねーけど、俺ワクワクしてきたぞ」
血が本格的に騒いできた。
この場合は『聖女の血が騒ぐ』といった方が表現としてはいいかもな。
『――それでは両者入場!!』
司会に促され、俺と相手は舞台へ立った。
『それでは最終決戦です……!
さて、皆さまご存じ……最強の聖女となりうるかもしれないこの女性……美しい花には棘がある――『ヘデラ』選手!』
「て、まて、それってあんまり誉め言葉になっていないだろう!?」
「まあまあ、落ち着いてください、ヘデラさま」
エコに宥められるも、腑に落ちん。
『そして、ここまで圧倒的な実力で上り詰めた謎多き覆面――戦うウェイトレス……『匿名希望さん』選手で~~~~~~す!!!」
相手はまさかのウェイトレスの『匿名希望さん』か。
俺はてっきりメカ天使のマスティマが勝ち残ってくると思ったんだがな。どう見ても、あれラスボスっぽい感じだったし。
まさか倒されるなんてな。
「それにしても……あの匿名希望さん……いったい何者なんだ?」
「ヘデラさま、あの人の素顔が気になるところですね。しかも、彼女の凄いところは、目すら隠している覆面を被っていることです。つまり、あの方は『心眼』を極めている可能性があります」
「心眼……、心の眼か」
「はい、心眼スキルは滅多に発現しない超レアスキル。それを持っているとしたら……非常に厄介です」
まさかな……。
可能性はあるかもしれない。けど負けるわけにもいかない。
『それでは…………【決勝戦】…………試合開始ィィィィイイ!!!!!』
ついにゴングが鳴った。
その瞬間だった。
ウェイトレスはすでに俺の上にいた。
「は、はや……! つーか、なんにも見えなかったけどな……」
拳が飛んでくるところを、俺は『レンブラント』を地面に放ち、その衝撃で回避した。その咄嗟の判断が功を奏したが、しかしウェイトレスは猛烈な勢いで距離を詰めてくる。
「チクショウ! なんて速さだ、バケモンかよ!!」
「ここは私にお任せを!!」
エコは俺の頭の上で立ち上がり――――
『目からビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!!!!!』
――を、放った。
「ナイス!!」
赤いビームはウェイトレス目掛けて飛んでいく。
光の速さでヤツの胸の直前まで届き、勝利を確信した。
「勝ったか!?」
だがウェイトレスは体を見事に仰け反らせ、回避しやがった。……なんつー、柔らかい体してるんだよ!
それからだった。
ウェイトレスは体をくねらせ、高速回転して上空へ跳ねた。
「まじかよ……! あのウェイトレス、動きがヤバすぎるぞ。人間じゃねえ!!」
「まさか私のビームが避けられるとは……」
エコはショックを受けていたが、そんなことよりもだ。
これはまずいぞ!!
会場もウェイトレスの動きに熱狂している。ああ、くそ、やかましい。……やべ、そんな雑音にかまけている余裕はない。
俺はヤツの滞空の隙に……!
「ほーりー☆くろす!!」
残りの『SPGミナギール』を飲み、スキルを発動した。
空一面ビッシリと出現した『十字の光』が天空から降り注ぎ、ウェイトレスへ――。
しかしウェイトレスは空の方へ体勢を向け、俺のスキルに対抗しようとしていた。……させるか!! てか、背中ががら空きだぜ!!
「いまだ、奥義!!! 覇王拳――――――!!!!!」
拳をヤツの背に向けて放った。
『スカッ……』
――――――――――え。
「すか……?」
「ヘ、ヘデラさま……その『覇王拳』は接近物理攻撃用ですよ……」
「まじ」
エコは申し訳なさそうな顔をして、頷いた。
「あかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」
やべ、この奥義飛び出ないんかーい!!
叫んでいると、
「バカヘデラああああああああ!! バカバカバカ! スキルの説明くらいちゃんと読みなさいよ!! アホー!!」
場外からネメシアが罵倒してくれていた。
言いたい放題だなおい!
まず、余所見している場合じゃないぞ。
気付けばウェイトレスは両手を構え始め――――
『奥義・覇王天翔拳――――――――――!!!!!!!!!』
……などと、とんでもない大技というか奥義を撃ち放っていた。
「なんぞそれ!!」
衝撃波で空が真っ白になり、雲すらキレイに吹き飛んでしまった。
「く…………」
俺も観客たちも、あまりの光に目を瞑った。
耳鳴りがする。クラクラする。
「ちくしょ……俺のほーりー☆くろす、潰されたか」
ようやく視界が晴れると、空は雲一つない晴天となっていた。視線を泳がすと、ちょうどのウェイトレスが体を高速回転させながら着地していた。
なんだよ、あの武闘家みたいな……むちゃくちゃすぎんだろ。
「………………」
ウェイトレスが俺を見つめる。いや、視線分からんけど。てか、なんでそんなこっちを凝視する。この対峙の内に俺は、ヤツにスキルをお見舞いしてやれば、少し――ほんの少し勝機が見いだせるような気がしていたが……何故だろう。
……まったく隙がねぇ!!
焦っていると、ウェイトレスは頭に手を掛け――ついに覆面を取った。
「え…………うそ」
『お~~~~~~っと! どうしたことか!! 匿名希望さん選手、ついに覆面を取ったぞ~~~!!!』
司会がそう実況すると、会場もまた――
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
さすがに気になるもんな素顔が。
俺だってそうだ――
で、ウェイトレスはついに本性を見せた。
「…………え」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
なぜか、ネメシアが目ん玉飛び出るくらい驚いていた。
え……ネメシア!?
ついに【決勝戦】となったのだ。
『皆様、ついにこの時がやって参りました……! 聖女世界一を決めるこの大会…………ついに決勝戦です!!!』
すると会場は一気に大盛り上がりし、
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
おぉ、すげえヒートアップしている!!
かつてない絶叫のような歓声が上がった。
「っしゃぁ……気合が入るってモンだぜ」
「ヘデラさま、ちょっと楽しい顔をしていらっしゃいますよ」
「ああ、少しだけどな。戦闘民族じゃねーけど、俺ワクワクしてきたぞ」
血が本格的に騒いできた。
この場合は『聖女の血が騒ぐ』といった方が表現としてはいいかもな。
『――それでは両者入場!!』
司会に促され、俺と相手は舞台へ立った。
『それでは最終決戦です……!
さて、皆さまご存じ……最強の聖女となりうるかもしれないこの女性……美しい花には棘がある――『ヘデラ』選手!』
「て、まて、それってあんまり誉め言葉になっていないだろう!?」
「まあまあ、落ち着いてください、ヘデラさま」
エコに宥められるも、腑に落ちん。
『そして、ここまで圧倒的な実力で上り詰めた謎多き覆面――戦うウェイトレス……『匿名希望さん』選手で~~~~~~す!!!」
相手はまさかのウェイトレスの『匿名希望さん』か。
俺はてっきりメカ天使のマスティマが勝ち残ってくると思ったんだがな。どう見ても、あれラスボスっぽい感じだったし。
まさか倒されるなんてな。
「それにしても……あの匿名希望さん……いったい何者なんだ?」
「ヘデラさま、あの人の素顔が気になるところですね。しかも、彼女の凄いところは、目すら隠している覆面を被っていることです。つまり、あの方は『心眼』を極めている可能性があります」
「心眼……、心の眼か」
「はい、心眼スキルは滅多に発現しない超レアスキル。それを持っているとしたら……非常に厄介です」
まさかな……。
可能性はあるかもしれない。けど負けるわけにもいかない。
『それでは…………【決勝戦】…………試合開始ィィィィイイ!!!!!』
ついにゴングが鳴った。
その瞬間だった。
ウェイトレスはすでに俺の上にいた。
「は、はや……! つーか、なんにも見えなかったけどな……」
拳が飛んでくるところを、俺は『レンブラント』を地面に放ち、その衝撃で回避した。その咄嗟の判断が功を奏したが、しかしウェイトレスは猛烈な勢いで距離を詰めてくる。
「チクショウ! なんて速さだ、バケモンかよ!!」
「ここは私にお任せを!!」
エコは俺の頭の上で立ち上がり――――
『目からビーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーム!!!!!!!!!!!!!!』
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「ナイス!!」
赤いビームはウェイトレス目掛けて飛んでいく。
光の速さでヤツの胸の直前まで届き、勝利を確信した。
「勝ったか!?」
だがウェイトレスは体を見事に仰け反らせ、回避しやがった。……なんつー、柔らかい体してるんだよ!
それからだった。
ウェイトレスは体をくねらせ、高速回転して上空へ跳ねた。
「まじかよ……! あのウェイトレス、動きがヤバすぎるぞ。人間じゃねえ!!」
「まさか私のビームが避けられるとは……」
エコはショックを受けていたが、そんなことよりもだ。
これはまずいぞ!!
会場もウェイトレスの動きに熱狂している。ああ、くそ、やかましい。……やべ、そんな雑音にかまけている余裕はない。
俺はヤツの滞空の隙に……!
「ほーりー☆くろす!!」
残りの『SPGミナギール』を飲み、スキルを発動した。
空一面ビッシリと出現した『十字の光』が天空から降り注ぎ、ウェイトレスへ――。
しかしウェイトレスは空の方へ体勢を向け、俺のスキルに対抗しようとしていた。……させるか!! てか、背中ががら空きだぜ!!
「いまだ、奥義!!! 覇王拳――――――!!!!!」
拳をヤツの背に向けて放った。
『スカッ……』
――――――――――え。
「すか……?」
「ヘ、ヘデラさま……その『覇王拳』は接近物理攻撃用ですよ……」
「まじ」
エコは申し訳なさそうな顔をして、頷いた。
「あかーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーん!!」
やべ、この奥義飛び出ないんかーい!!
叫んでいると、
「バカヘデラああああああああ!! バカバカバカ! スキルの説明くらいちゃんと読みなさいよ!! アホー!!」
場外からネメシアが罵倒してくれていた。
言いたい放題だなおい!
まず、余所見している場合じゃないぞ。
気付けばウェイトレスは両手を構え始め――――
『奥義・覇王天翔拳――――――――――!!!!!!!!!』
……などと、とんでもない大技というか奥義を撃ち放っていた。
「なんぞそれ!!」
衝撃波で空が真っ白になり、雲すらキレイに吹き飛んでしまった。
「く…………」
俺も観客たちも、あまりの光に目を瞑った。
耳鳴りがする。クラクラする。
「ちくしょ……俺のほーりー☆くろす、潰されたか」
ようやく視界が晴れると、空は雲一つない晴天となっていた。視線を泳がすと、ちょうどのウェイトレスが体を高速回転させながら着地していた。
なんだよ、あの武闘家みたいな……むちゃくちゃすぎんだろ。
「………………」
ウェイトレスが俺を見つめる。いや、視線分からんけど。てか、なんでそんなこっちを凝視する。この対峙の内に俺は、ヤツにスキルをお見舞いしてやれば、少し――ほんの少し勝機が見いだせるような気がしていたが……何故だろう。
……まったく隙がねぇ!!
焦っていると、ウェイトレスは頭に手を掛け――ついに覆面を取った。
「え…………うそ」
『お~~~~~~っと! どうしたことか!! 匿名希望さん選手、ついに覆面を取ったぞ~~~!!!』
司会がそう実況すると、会場もまた――
「「「「「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!」」」」」
さすがに気になるもんな素顔が。
俺だってそうだ――
で、ウェイトレスはついに本性を見せた。
「…………え」
「えええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!!!!!」
なぜか、ネメシアが目ん玉飛び出るくらい驚いていた。
え……ネメシア!?
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