138 / 430
第138話 血の煉獄と勇猛な竜殺し
しおりを挟む
かつてを共にしたギルドが協力してくれる事になった。
彼らは一枚岩の団結を誇る。それは、あの戦い『レイドボス討伐』でもハッキリ分かっていた。そうじゃなかったら、世界は今頃、闇に落ちていただろうしな。
さあ、強力な仲間も引き入れたところで――
「よし、俺たち『テラボンバー』は……このまま砂漠を抜け『聖地・モードレッド』へ向かう。ま、道中にお姫さんがいるってのは、マーリンから聞いた。会いに行こうじゃないか」
「さっすが旦那!」「俺たちゃぁ、旦那に一生ついて行いきやす!」
そう賛同したのは、パースケとグースケだけだった。
……あれぇ。
「どうした、メサイア、リース、フォル、ベル。テンション低いぞ……」
「だって、あんなモヒカンたちと一緒だなんて……」
「おい、メサイア。今の彼らにモヒカンははないぞ。ただのハゲだ」
「そうだけどー」
「それにな、おい、パースケとグースケ。ご苦労だったな」
「ええ、旦那。俺たちは、指示通り【情報操作】へ向かいます」
「旦那! 達者で!」
「ああ、任せたぞ」
パースケとグースケは去った。
「え……情報操作ですか?」
真っ先に驚いたのはリースだった。
「ふっ、敵を欺くには、まず味方からってな」
「どーゆーことー?」
「詳しい話はあとだ、メサイア。もうすぐ、モードレッドとエンカウントするだろう。その時が勝負だ」
その通り、いきなり無数の剣が飛んできやがった。
「あっぶねっ!!」
ベルが巨大なシールドを展開し、全てを防いだ。ナイスゥ!
「よくやった、ベル」
「これくらい余裕。それより、わたしはアーサーを守るよ」
「ああ、頼む。アーサー、大丈夫か。このビキニアーマーの姉ちゃんが守ってくれるからな」
「はい……! よろしくお願いします、ベルさん」
さてと――俺は……
歩いて、ヤツのところへ向かう。
『赤いスカーフ』を首に巻いた女のところへ。
「あんたが……モードレッドか」
「ほう、お前が噂の『聖者』か。我が名は『レッドスカーフ』だ。間違ってもその名で呼ぶなよ」
ぐっと顔が近づくと、睨みあう状況になった。
「レッドスカーフ。あんたはどっちの側なんだ? マーリンに聞いたぜ、あんたはどっちつかず……半端者だってな。本当は、アーサーを殺したいんだろう。この際だ、ハッキリ言ったらどうだ」
「くくく……。アーサーを殺したいかだって? 確かに一時の迷いはあった。裏切ろうとしたことも何度もあった。しかし、今はアーサーよりも貴様だ! お前は、我が『ドラゴンキラー』をあっさりと撃ち落としたのだからな。
それに、貴様は我が聖地に無断で踏み入れようとしている。――であれば、それを阻止するのが我が使命だ」
「そうか。それじゃ、アーサーは殺さないんだな」
「それは貴様次第だ――!」
レッドスカーフが体勢を崩し、蹴り上げてくる。俺はそれを回避。おかげで【オートスキル】が発動し、水属性攻撃の『ヒドゥンクレバス』がモードレッドにぶち当たる。
「なっ! 貴様、なんだこれは……!」
「さあな、続けてみれば分かるさ」
距離を取るレッドスカーフ。
ヤツは『ドラゴンキラー』をスキルで生成し、構えた。なんつー覇気だ。それが俺に重く圧し掛かる。
それからヤツは、剣を俺に向けて振っただけで――
「――――ぐっ、なんだこの爆発! そうか『エクサダイト』か!!」
「気づくのが遅かったな!」
連鎖爆発が続く。……くそっ、なんて威力だ。厄介な。けど、その分はヤツにお見舞いできるな。
俺の【オートスキル】――『ダークニトロ』がレッドスカーフの爆発を上回る速度で自動反撃を開始した。
「ぬあっ……! なんだこの黒い爆発は……! 我が『エクサダイト』を凌駕するとだと……! くぅぅぅ!!」
それもそうだ。これは、この世の全ての憎悪。そう簡単には――
「それが、どうしたァァァ!!」
「――――な」
レッドスカーフのヤツ、気合で掻い潜ってきやがった!
なんて、ヤツだ……!
こいつ、まさかこの距離で――!!
必死に『ドラゴンキラー』を伸ばしてくるレッドスカーフ。
こんな勇猛果敢な騎士がいたとはな……! 甘く見過ぎていた……! 認めよう、こいつは半端者なんかじゃない……紛れもない十聖騎士だ。
「はぁぁぁあぁあぁぁ――――!!」
ドラゴンキラーの剣先が俺の腹部に到達する。
「ぐあぁッ!?」
まずい、このままだと腹を貫通し、俺は……
「く……ぅぅぅ!!」
な、なんの……ォ! これしき!
俺は『ドラゴンキラー』の刃を握った……!
「な……! 貴様! 我がドラゴンキラーを両手で抑え込む気か!! このままだと両手がなくなるぞ!!」
「ああ……そうかもな。けどな、おかげで血塗れになれた!!」
活路は開けた。
そうだ、俺はここで負けるわけにはいかない。コンスタンティンをぶっ潰すためにも! みんなの期待に応えるためにも……!
「血の煉獄!」
血潮が炎となり、レッドスカーフを焦がした。
「うあぁあぁぁ――――――ッ!!」
いまだ!!
『聖槍・エクスカリバァァァアアアアアアアアア――――――!!!!!』
「バカな! その輝きは……アーサーの、どうしてそれを! うああああああああああああああああ!!」
太陽の光に匹敵する黄金の輝き。それは、レッドスカーフに命中し、彼女は遥か彼方まで飛ばされていった――。
「……はぁ、『痛覚遮断』スキルを取っておいて良かったぜ……。ただ、不快感は拭えんが」
「サトル! バカ! 無茶しすぎよ!」
「……なんだ。心配してくれていたのか、メサイア」
「当たり前でしょう。もう、まさかあんな苦戦するだなんて」
「……ああ、俺はレッドスカーフを完全に侮っていた。ヤツは強かった」
「サトルさん! 手、手は……!」
青い顔で駆けてつけてくるアーサー。
「大丈夫さ。フォルが治癒してくれる……」
「も、もうなんて危険な真似を……心臓が止まるかと思いましたよ……」
「はは、今回ばかりは俺の甘さが招いたことさ」
「もう、安静にしていてくださいね。……そういえば、モードレッドは……」
アーサーはモードレッドが気掛かりのようだ。
一応でも、心配はしているんだな。
「大丈夫だ。少しだけ手加減しておいた。死にはしていないはずだ」
「そ、そうですか……。良かった」
「さあ、聖地・モードレッドへ向かおう。その道中で、アイツも拾えるだろ」
「はい……。そうしましょう。決戦の日は近いですからね」
俺たちは『聖地・モードレッド』へ向かう。
◆
聖地まであと少しのところで、レッドスカーフはぶっ倒れていた。
「兄様、あの人……」
「ああ、フォル悪い。あの赤い姉ちゃんを治癒してやってくれ」
「え……いいんですか? また襲ってくるかもしれないですよ」
「いいんだ。それに、レッドスカーフの力は必要不可欠だからな」
「え、そうなんですね。分かりました。それでは……」
治癒をフォルに任せた。
しかし、マーリンのヤツ、本当に無茶を言ってくれる。
「…………っ。わ、私は……」
治癒を受けたレッドスカーフが目を覚ます。
「起きたか、赤いの」
「き、貴様っ! くっ……」
「無茶すんな。エクスカリバーをまともに受けたんだぞ。普通は死ぬぞ」
なんて話していると、
「ねえ、サトル。これどういうこと? なんで、あのモードレッド……いえ、レッドスカーフを助けちゃうのよ」
「うん。実はな、別れ際、マーリンから耳打ちがあってな。モードレッドを仲間に入れろだなんて言ってきやがった。必要なんだってさ」
「そうは思えないけど……」
メサイアは納得いかんとしていた。
まあ、そうだよな。俺だってどうして『聖地・トリスタン』を破壊しようとしたヤツなんかを助けるか分からん。
それに、仲間になるとは到底思えなかった。
「く……アーサー、私に近付くな!!」
そうこうしていると、アーサーがレッドスカーフに近付いていた。
おいおい、危ないぞ。
「モードレッド。僕たちに力を貸してくれないか。頼む、お願いだ。僕との『決闘』なら、その後でいいだろう」
アーサーは頭を下げた。
「……アーサー。……ふん。決闘などどうでもいい。だが、聖地を破壊されては敵わん。コンスタンティンの下衆な目論み、叩き潰してくれようぞ」
「ありがとう、モードレッド」
「違う! 私は『レッドスカーフ』だ。いいな」
「うん、わかった。モードレッド」
「おい、分かってないだろ! アーサー!」
どうやら、仲間に入った(?)ようだ。
彼らは一枚岩の団結を誇る。それは、あの戦い『レイドボス討伐』でもハッキリ分かっていた。そうじゃなかったら、世界は今頃、闇に落ちていただろうしな。
さあ、強力な仲間も引き入れたところで――
「よし、俺たち『テラボンバー』は……このまま砂漠を抜け『聖地・モードレッド』へ向かう。ま、道中にお姫さんがいるってのは、マーリンから聞いた。会いに行こうじゃないか」
「さっすが旦那!」「俺たちゃぁ、旦那に一生ついて行いきやす!」
そう賛同したのは、パースケとグースケだけだった。
……あれぇ。
「どうした、メサイア、リース、フォル、ベル。テンション低いぞ……」
「だって、あんなモヒカンたちと一緒だなんて……」
「おい、メサイア。今の彼らにモヒカンははないぞ。ただのハゲだ」
「そうだけどー」
「それにな、おい、パースケとグースケ。ご苦労だったな」
「ええ、旦那。俺たちは、指示通り【情報操作】へ向かいます」
「旦那! 達者で!」
「ああ、任せたぞ」
パースケとグースケは去った。
「え……情報操作ですか?」
真っ先に驚いたのはリースだった。
「ふっ、敵を欺くには、まず味方からってな」
「どーゆーことー?」
「詳しい話はあとだ、メサイア。もうすぐ、モードレッドとエンカウントするだろう。その時が勝負だ」
その通り、いきなり無数の剣が飛んできやがった。
「あっぶねっ!!」
ベルが巨大なシールドを展開し、全てを防いだ。ナイスゥ!
「よくやった、ベル」
「これくらい余裕。それより、わたしはアーサーを守るよ」
「ああ、頼む。アーサー、大丈夫か。このビキニアーマーの姉ちゃんが守ってくれるからな」
「はい……! よろしくお願いします、ベルさん」
さてと――俺は……
歩いて、ヤツのところへ向かう。
『赤いスカーフ』を首に巻いた女のところへ。
「あんたが……モードレッドか」
「ほう、お前が噂の『聖者』か。我が名は『レッドスカーフ』だ。間違ってもその名で呼ぶなよ」
ぐっと顔が近づくと、睨みあう状況になった。
「レッドスカーフ。あんたはどっちの側なんだ? マーリンに聞いたぜ、あんたはどっちつかず……半端者だってな。本当は、アーサーを殺したいんだろう。この際だ、ハッキリ言ったらどうだ」
「くくく……。アーサーを殺したいかだって? 確かに一時の迷いはあった。裏切ろうとしたことも何度もあった。しかし、今はアーサーよりも貴様だ! お前は、我が『ドラゴンキラー』をあっさりと撃ち落としたのだからな。
それに、貴様は我が聖地に無断で踏み入れようとしている。――であれば、それを阻止するのが我が使命だ」
「そうか。それじゃ、アーサーは殺さないんだな」
「それは貴様次第だ――!」
レッドスカーフが体勢を崩し、蹴り上げてくる。俺はそれを回避。おかげで【オートスキル】が発動し、水属性攻撃の『ヒドゥンクレバス』がモードレッドにぶち当たる。
「なっ! 貴様、なんだこれは……!」
「さあな、続けてみれば分かるさ」
距離を取るレッドスカーフ。
ヤツは『ドラゴンキラー』をスキルで生成し、構えた。なんつー覇気だ。それが俺に重く圧し掛かる。
それからヤツは、剣を俺に向けて振っただけで――
「――――ぐっ、なんだこの爆発! そうか『エクサダイト』か!!」
「気づくのが遅かったな!」
連鎖爆発が続く。……くそっ、なんて威力だ。厄介な。けど、その分はヤツにお見舞いできるな。
俺の【オートスキル】――『ダークニトロ』がレッドスカーフの爆発を上回る速度で自動反撃を開始した。
「ぬあっ……! なんだこの黒い爆発は……! 我が『エクサダイト』を凌駕するとだと……! くぅぅぅ!!」
それもそうだ。これは、この世の全ての憎悪。そう簡単には――
「それが、どうしたァァァ!!」
「――――な」
レッドスカーフのヤツ、気合で掻い潜ってきやがった!
なんて、ヤツだ……!
こいつ、まさかこの距離で――!!
必死に『ドラゴンキラー』を伸ばしてくるレッドスカーフ。
こんな勇猛果敢な騎士がいたとはな……! 甘く見過ぎていた……! 認めよう、こいつは半端者なんかじゃない……紛れもない十聖騎士だ。
「はぁぁぁあぁあぁぁ――――!!」
ドラゴンキラーの剣先が俺の腹部に到達する。
「ぐあぁッ!?」
まずい、このままだと腹を貫通し、俺は……
「く……ぅぅぅ!!」
な、なんの……ォ! これしき!
俺は『ドラゴンキラー』の刃を握った……!
「な……! 貴様! 我がドラゴンキラーを両手で抑え込む気か!! このままだと両手がなくなるぞ!!」
「ああ……そうかもな。けどな、おかげで血塗れになれた!!」
活路は開けた。
そうだ、俺はここで負けるわけにはいかない。コンスタンティンをぶっ潰すためにも! みんなの期待に応えるためにも……!
「血の煉獄!」
血潮が炎となり、レッドスカーフを焦がした。
「うあぁあぁぁ――――――ッ!!」
いまだ!!
『聖槍・エクスカリバァァァアアアアアアアアア――――――!!!!!』
「バカな! その輝きは……アーサーの、どうしてそれを! うああああああああああああああああ!!」
太陽の光に匹敵する黄金の輝き。それは、レッドスカーフに命中し、彼女は遥か彼方まで飛ばされていった――。
「……はぁ、『痛覚遮断』スキルを取っておいて良かったぜ……。ただ、不快感は拭えんが」
「サトル! バカ! 無茶しすぎよ!」
「……なんだ。心配してくれていたのか、メサイア」
「当たり前でしょう。もう、まさかあんな苦戦するだなんて」
「……ああ、俺はレッドスカーフを完全に侮っていた。ヤツは強かった」
「サトルさん! 手、手は……!」
青い顔で駆けてつけてくるアーサー。
「大丈夫さ。フォルが治癒してくれる……」
「も、もうなんて危険な真似を……心臓が止まるかと思いましたよ……」
「はは、今回ばかりは俺の甘さが招いたことさ」
「もう、安静にしていてくださいね。……そういえば、モードレッドは……」
アーサーはモードレッドが気掛かりのようだ。
一応でも、心配はしているんだな。
「大丈夫だ。少しだけ手加減しておいた。死にはしていないはずだ」
「そ、そうですか……。良かった」
「さあ、聖地・モードレッドへ向かおう。その道中で、アイツも拾えるだろ」
「はい……。そうしましょう。決戦の日は近いですからね」
俺たちは『聖地・モードレッド』へ向かう。
◆
聖地まであと少しのところで、レッドスカーフはぶっ倒れていた。
「兄様、あの人……」
「ああ、フォル悪い。あの赤い姉ちゃんを治癒してやってくれ」
「え……いいんですか? また襲ってくるかもしれないですよ」
「いいんだ。それに、レッドスカーフの力は必要不可欠だからな」
「え、そうなんですね。分かりました。それでは……」
治癒をフォルに任せた。
しかし、マーリンのヤツ、本当に無茶を言ってくれる。
「…………っ。わ、私は……」
治癒を受けたレッドスカーフが目を覚ます。
「起きたか、赤いの」
「き、貴様っ! くっ……」
「無茶すんな。エクスカリバーをまともに受けたんだぞ。普通は死ぬぞ」
なんて話していると、
「ねえ、サトル。これどういうこと? なんで、あのモードレッド……いえ、レッドスカーフを助けちゃうのよ」
「うん。実はな、別れ際、マーリンから耳打ちがあってな。モードレッドを仲間に入れろだなんて言ってきやがった。必要なんだってさ」
「そうは思えないけど……」
メサイアは納得いかんとしていた。
まあ、そうだよな。俺だってどうして『聖地・トリスタン』を破壊しようとしたヤツなんかを助けるか分からん。
それに、仲間になるとは到底思えなかった。
「く……アーサー、私に近付くな!!」
そうこうしていると、アーサーがレッドスカーフに近付いていた。
おいおい、危ないぞ。
「モードレッド。僕たちに力を貸してくれないか。頼む、お願いだ。僕との『決闘』なら、その後でいいだろう」
アーサーは頭を下げた。
「……アーサー。……ふん。決闘などどうでもいい。だが、聖地を破壊されては敵わん。コンスタンティンの下衆な目論み、叩き潰してくれようぞ」
「ありがとう、モードレッド」
「違う! 私は『レッドスカーフ』だ。いいな」
「うん、わかった。モードレッド」
「おい、分かってないだろ! アーサー!」
どうやら、仲間に入った(?)ようだ。
0
お気に入りに追加
1,251
あなたにおすすめの小説
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~
桜井正宗
ファンタジー
元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。
仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。
気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?
無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ
桜井正宗
ファンタジー
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる