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第101話 レベルがマイナスになったおっさん
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ある日、突然レベルが『-1』になった。
聖地巡礼が始まり、南国の聖地・コンスタンティンに足を付けたその瞬間、俺のレベルはマイナスに転じたのだ。
赤く『-1』と表示されているから間違いない。
マイナスだ。0よりも低いってことだよな、うん。……バグ?
「なにが起きた……」
レベルがマイナスになるって、普通ありえるのか?
昔、横スクロールのゲームでマイナスのステージはあったけど、それに似たようなものだろうか。いや、違うよな。
俺のは『レベル』だ。
レベルがマイナスってことは雑魚になっちまったのか俺は。
一体何が起きたのか自分自身でも分からない。
分からないまま、ぼうっとステータス画面を眺めていれば――女神の顔が目の前にあった。
「近いし。なんだその疑いの眼差し……」
「あんた、なにか隠してるでしょ」
赤い眼光が鋭く俺に刺さる。痛いので止めてほしいなぁ。
ちなみに、俺を胡散臭く見つめるこの少女は『メサイア』。元・死神であり、今は『女神』だ。過去にいろいろあって、ふと気づけば俺はこの女神様と旅を共にしていた。ていうか、 同じ屋根の下で暮らしている。
それにしても、こう間近でメサイアを見ると、ブラッドムーンのような赤い瞳。艶のある黒髪は大変美しい。黙っていれば芸術品なのだが……残念ながら、幻想はやはり幻想でしかない。しかし、彼女の女神とは正反対の明るく、賑やかな性格には何度救われたことか。
元・死神でもあるし、その辺りの名残もあるのかもしれないな。
――と勝手に納得したところで、俺は誤魔化すことにした。
「なんでもないよ。ただ、この聖地は……」
「この聖地は?」
「美女が多いな~! ほら、あそこの歩いているお姉ちゃんなんか超大胆なホルターネックビキニ! 顔はよく見えないけど、ありゃぁスッゲェ~ボディだな……!」
さすが南国。
そこらじゅう水着やら、柄入りのコンスシャツ(この国伝統のシャツらしい)などカラフルな服を着た観光客で賑わっている。特に女性は肌の露出も多く、華やか。目の保養には最高だ。
さて、そんな感嘆に浸っていれば、そろそろメサイアが反撃してくる頃合いだろうと、俺はいつでも応戦できるよう身構えていたのだが。
聞こえてくるのは、溜息だけだった。
「……おや、どうしたメサイア。てっきり、嫉妬に狂って俺の目ん玉を潰しに掛かってくるかと構えたんだがな」
「へえ? そうして欲しいのなら、容赦なくしてあげなくもないわよ」
「すまん、それは遠慮しておく。ただ、理由は気になるところだが」
「あー、それ。今さっきあんたが興奮した相手をよく見てみなさいよ」
さっきの超大胆なホルターネックビキニの女性が振り返る。すると……
「やあ~、理くん。この新作水着どうかなぁ」
相変わらず飄々としているが、その自慢の爆裂ボディを俺に見せつけてくる女の子。従妹の『ベル』だった。
これまた相変わらず手足がスラっとして、出ているところ出ているのである。もはや歩くグラビア。目を逸らすのが勿体ない。そんな俺の視線に気づいたベルは、普段は絶対しないようなポーズを見せつけてくる。
……よろしい、ならば俺は堪能だ。
が……今度こそメサイアに目を破壊されそうなので、俺は煩悩を早々に断ち切った。このままでは俺は、死ぬ。
「ベル、その水着なんだが最高に似合っているよ。グッジョブだ」
「良かった~。理くんに気に入って貰えそうなのを選んだからさ」
「お、おう。それは嬉しい…………んな!?」
ベルの水着を褒めていれば、取り囲まれていることに気づいた。
人相の悪い男たちに取り囲まれていたのだ。それも十人以上。
「な、なんだお前ら」
ちょっとだけビビった。
なんかスゲェ睨まれてるし、俺なんか悪いことしたっけな~?
「サトル、このボロ雑巾みたいな男たちと知り合い?」
「ブッー! メサイア、初対面の人にボロ雑巾は失礼だろ! あ~ほら、アイツ等あんな青筋立ててるし、余計なこと言うんじゃない」
「だって、あの人たちなんか体臭が……」
「だー! おまえはちょっと黙っとれ! ベル、メサイアの口にチャックしてくれ」
「はいさ~」
口は災いの元。ド直球すぎる爆弾発言をこれ以上させないため、ベルに頼み、メサイアの口を手で塞いでもらった。もちろん、モガモガと抵抗されているが、ベルの筋力パラメータの方が上だ。そう簡単には抜け出さない。今は許せ!
「さ~て、先に忠告、いや警告しておくぞ。……やめておけ」
俺たちを襲うのは止めておけ――そう言った。
彼らがそれでも敵意を剥き出しにするのなら、俺は容赦はしない。
「クク……外観に騙されたな、小僧。我らのコレは偽装。本当に姿はこうだ!」
さっきメサイアの言っていたボロボロの姿とは打って変わり、男たちはまるでどこかの宗教団体であるかのような怪しげな衣装に身を包んでいた。
――いや、実際そうなのだろう。あの明らかに場違いな黒い仮面、黒いローブに変な模様は、どっかの信者には違いない。なんだか不気味だ。
「あー。まー…メサイアが間違って俺のパンツを穿いたくらいには驚いたよ」
その事実を言うと、メサイアは顔を真っ赤にして、更に暴れていたが俺は気にしない。そう、何故なら今朝起きた事実なのだから!
「随分と余裕だな、小僧」
「ああ、余裕だね。十人だろうが百人だろうが俺の敵じゃない。さあ、掛かってくるなら来やがれ」
と、俺は余裕ぶっていた――ところ。
「どぼぅええぐえぐえええええええええええええ!?!?」
いきなり俺は吹っ飛ばされた。
強烈な一撃をモロに食らい、浜に叩きつけられ海に投げ出された。
「ごぼぼぼぼぼ……」
……馬鹿な。
手元どころか、なにも見えなかったぞ!?
くそっ、しかもかなりのダメージだ……。
つーか、俺なんか泳げな……ぶぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!!
まずい、このままだと溺死……!
死ぬ! 死んでしまう!!
意識が――
遠の――
◆
――が笑っていた。
大胆不敵に。
口元を吊り上げ、まるで嘲笑うかのように。
最後に笑うのはきっと。
◆
一瞬、なにか見えた気がする。
なにかは分からないが、溺れている状況に変わりはない。
まずい……まずいなぁ。
さて、この最悪な状況、どう打開したものか。
俺は、海の底で考えることにした。
聖地巡礼が始まり、南国の聖地・コンスタンティンに足を付けたその瞬間、俺のレベルはマイナスに転じたのだ。
赤く『-1』と表示されているから間違いない。
マイナスだ。0よりも低いってことだよな、うん。……バグ?
「なにが起きた……」
レベルがマイナスになるって、普通ありえるのか?
昔、横スクロールのゲームでマイナスのステージはあったけど、それに似たようなものだろうか。いや、違うよな。
俺のは『レベル』だ。
レベルがマイナスってことは雑魚になっちまったのか俺は。
一体何が起きたのか自分自身でも分からない。
分からないまま、ぼうっとステータス画面を眺めていれば――女神の顔が目の前にあった。
「近いし。なんだその疑いの眼差し……」
「あんた、なにか隠してるでしょ」
赤い眼光が鋭く俺に刺さる。痛いので止めてほしいなぁ。
ちなみに、俺を胡散臭く見つめるこの少女は『メサイア』。元・死神であり、今は『女神』だ。過去にいろいろあって、ふと気づけば俺はこの女神様と旅を共にしていた。ていうか、 同じ屋根の下で暮らしている。
それにしても、こう間近でメサイアを見ると、ブラッドムーンのような赤い瞳。艶のある黒髪は大変美しい。黙っていれば芸術品なのだが……残念ながら、幻想はやはり幻想でしかない。しかし、彼女の女神とは正反対の明るく、賑やかな性格には何度救われたことか。
元・死神でもあるし、その辺りの名残もあるのかもしれないな。
――と勝手に納得したところで、俺は誤魔化すことにした。
「なんでもないよ。ただ、この聖地は……」
「この聖地は?」
「美女が多いな~! ほら、あそこの歩いているお姉ちゃんなんか超大胆なホルターネックビキニ! 顔はよく見えないけど、ありゃぁスッゲェ~ボディだな……!」
さすが南国。
そこらじゅう水着やら、柄入りのコンスシャツ(この国伝統のシャツらしい)などカラフルな服を着た観光客で賑わっている。特に女性は肌の露出も多く、華やか。目の保養には最高だ。
さて、そんな感嘆に浸っていれば、そろそろメサイアが反撃してくる頃合いだろうと、俺はいつでも応戦できるよう身構えていたのだが。
聞こえてくるのは、溜息だけだった。
「……おや、どうしたメサイア。てっきり、嫉妬に狂って俺の目ん玉を潰しに掛かってくるかと構えたんだがな」
「へえ? そうして欲しいのなら、容赦なくしてあげなくもないわよ」
「すまん、それは遠慮しておく。ただ、理由は気になるところだが」
「あー、それ。今さっきあんたが興奮した相手をよく見てみなさいよ」
さっきの超大胆なホルターネックビキニの女性が振り返る。すると……
「やあ~、理くん。この新作水着どうかなぁ」
相変わらず飄々としているが、その自慢の爆裂ボディを俺に見せつけてくる女の子。従妹の『ベル』だった。
これまた相変わらず手足がスラっとして、出ているところ出ているのである。もはや歩くグラビア。目を逸らすのが勿体ない。そんな俺の視線に気づいたベルは、普段は絶対しないようなポーズを見せつけてくる。
……よろしい、ならば俺は堪能だ。
が……今度こそメサイアに目を破壊されそうなので、俺は煩悩を早々に断ち切った。このままでは俺は、死ぬ。
「ベル、その水着なんだが最高に似合っているよ。グッジョブだ」
「良かった~。理くんに気に入って貰えそうなのを選んだからさ」
「お、おう。それは嬉しい…………んな!?」
ベルの水着を褒めていれば、取り囲まれていることに気づいた。
人相の悪い男たちに取り囲まれていたのだ。それも十人以上。
「な、なんだお前ら」
ちょっとだけビビった。
なんかスゲェ睨まれてるし、俺なんか悪いことしたっけな~?
「サトル、このボロ雑巾みたいな男たちと知り合い?」
「ブッー! メサイア、初対面の人にボロ雑巾は失礼だろ! あ~ほら、アイツ等あんな青筋立ててるし、余計なこと言うんじゃない」
「だって、あの人たちなんか体臭が……」
「だー! おまえはちょっと黙っとれ! ベル、メサイアの口にチャックしてくれ」
「はいさ~」
口は災いの元。ド直球すぎる爆弾発言をこれ以上させないため、ベルに頼み、メサイアの口を手で塞いでもらった。もちろん、モガモガと抵抗されているが、ベルの筋力パラメータの方が上だ。そう簡単には抜け出さない。今は許せ!
「さ~て、先に忠告、いや警告しておくぞ。……やめておけ」
俺たちを襲うのは止めておけ――そう言った。
彼らがそれでも敵意を剥き出しにするのなら、俺は容赦はしない。
「クク……外観に騙されたな、小僧。我らのコレは偽装。本当に姿はこうだ!」
さっきメサイアの言っていたボロボロの姿とは打って変わり、男たちはまるでどこかの宗教団体であるかのような怪しげな衣装に身を包んでいた。
――いや、実際そうなのだろう。あの明らかに場違いな黒い仮面、黒いローブに変な模様は、どっかの信者には違いない。なんだか不気味だ。
「あー。まー…メサイアが間違って俺のパンツを穿いたくらいには驚いたよ」
その事実を言うと、メサイアは顔を真っ赤にして、更に暴れていたが俺は気にしない。そう、何故なら今朝起きた事実なのだから!
「随分と余裕だな、小僧」
「ああ、余裕だね。十人だろうが百人だろうが俺の敵じゃない。さあ、掛かってくるなら来やがれ」
と、俺は余裕ぶっていた――ところ。
「どぼぅええぐえぐえええええええええええええ!?!?」
いきなり俺は吹っ飛ばされた。
強烈な一撃をモロに食らい、浜に叩きつけられ海に投げ出された。
「ごぼぼぼぼぼ……」
……馬鹿な。
手元どころか、なにも見えなかったぞ!?
くそっ、しかもかなりのダメージだ……。
つーか、俺なんか泳げな……ぶぼぼぼぼぼぼぼぼぼぼ!!
まずい、このままだと溺死……!
死ぬ! 死んでしまう!!
意識が――
遠の――
◆
――が笑っていた。
大胆不敵に。
口元を吊り上げ、まるで嘲笑うかのように。
最後に笑うのはきっと。
◆
一瞬、なにか見えた気がする。
なにかは分からないが、溺れている状況に変わりはない。
まずい……まずいなぁ。
さて、この最悪な状況、どう打開したものか。
俺は、海の底で考えることにした。
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