60 / 430
第60話 聖者専用の最強スキル - トランセンデンス -
しおりを挟む
一瞬の事で何が起きたか分からなかった。
超越してしまった俺でさえだ。
魔王は、既に塵となり、消え始めていた。
【トランセンデンス】――な、なんという力だ……。
もう一度思い返してみれば、とんでもない力だった。
…………
…………
「トランセンデンス……だって?」
「はい。その力こそ、聖者にのみ許された専用スキル。全てのステータスを10倍にし、レイドボスを含む全てのモンスターに必中の【聖櫃】の効果を与えるのです」
「スイカ、それは本当か。だとしたら、俺の今まではいったい……」
「聖者になることで、本来のステータスは少し上がっています。ですが、スキルも取らないとダメなんですよ」
そういう事だったのか……神王め、そういう大事なことは、ちゃんと説明しておけよな! まあいいけどさ!
「よ、よし……死神は二人に任せるが、いいか!?」
「あいよー。サトルは、魔王倒すといいよ!」
「はい、あたしとアグニちゃんは三人の死神を食い止めておきますから、こちらは気にせず!」
「すまねぇ……。さあて……【トランセンデンス】……確かに取ったぜ!」
スキルリストのかなり下の方にあったわ。
そんなところ、面倒臭くていちいち見ないし!
「おし、発動……とぉぉぉおぉおおお!?」
体がとても軽い。
不思議なくらいにフワフワする。浮いているような。そんな感覚。
こんな不思議なのに、俺は酷く落ち着いていた。
恐れは何ひとつない。
俺は今、泰然自若の境地に達していたのだ。
「ふむ……。両手の甲に十字の聖痕か。フォルのと似ているな。……これが聖なる力ってワケか? よし――」
いざ魔王を倒そうと意気込んだところ――【オートスキル】で聖者専用スキル【聖槍・アンティオキア】が自動発動し、自分の背後からソレが射出された。
「えぇ!?」
いつの間にか背後に【ペトルス】という『火による試練』が出現していた。金色に輝くその空間から、槍が飛び出たのだ。
ごうっっと『聖なる炎』を纏いながら、槍は光の速さで魔王に達し、胸を貫いていた。なんてもんが飛び出たんだ……!
『ぐふあぁぁああぁぁぁあぁああぁあ!?!?』
魔王は膝をつき、ついに魂のストック切れを起こし――
「ば…………馬鹿な。この私が敗北したというのか…………。信じ、られん……。く、そう……こんな事なら、さっさとメサイアかアルラトゥを吸収しておけば――」
塵となって消えていった。
「うそー……」
し、信じられん。
魔王を倒したのか……?
「あ……兄様、やったのですね?」
「そ、そうらしい……実感まったくないし、それに、俺はほぼ何もしていないぞ」
なんか、勝手に聖槍が飛び出て終わった。
「まあいいか。――で、死神たちは!?」
スイカとアグニの方向はっと……
『お、俺たちはいったい……』
『オルクス、わたしたちは操られていたのよ』
『ボク、確か魔王に吸収されて……それで』
お? 死神達の姿が普通になった。
さっきまで黒く塗りつぶされたかのように、黒い影だったのだが。
「もしかして、あの死神三人……元に戻ったのか?」
「うん。魔王を倒したことによって、三人の呪縛も解かれたみたいだね」
と、アグニがいつの間にか俺の隣に。
「なるほどね。そういう理屈か。で、スイカは手当してると」
「そ。激戦で周囲の建物だいぶ吹っ飛んだから、アタシは建物の修理とケガ人の確認してくるよ」
アグニは行ってしまった。
そうだな、ラブホテルも跡形もなく消し飛んでしまったし。
「フォル。俺はあの死神たちに話を聞いてみるから、メサイアたちを――って、さすがに駆けつけて来たか」
異常事態にやっと気づいたのか、メサイア、リース、ベルがやってきた。
「どうしたのよ、なんなのこれ! サトル!」
「サトルさんご無事です!? すごい爆発音が!」
「理くん。わたしの経営するラブホテル破壊しちゃったの!?」
わーわーと、蚊帳の外だった三人が俺に雪崩れ込んでくる。
「うわ、馬鹿。みんな顔近いって!
みんな、魔王は倒した。倒したんだ! で、メサイア、お前の仲間が救出されたぞ。ほら、あそこの三人」
「ほんと!? わあ! オルクス、プルート、モルス!! 久しぶりね!!」
ぴょ~~んと、メサイアが三人の死神の中へ飛び込んだ――
「おぉ、メサイア様! ご無事でしたか!」
「ええ! 久しぶりね、オルクス!」
オルクスは、イケメンの爽やか系の兄ちゃんだった。――いや、お姉様!? そうか、元女神なのだから、性別は女か。えらく美男子で驚いたが。さっきまで、あんな悍ましい大鎌を振るっていた恐ろしい死神でもあったけど。
「あぁもうメサイア! 離れて! オルクスから離れてよー! オルクスはわたしのよー!」
「あ、プルート。相変わらず嫉妬深いわね」
「う、うるさいなぁ……」
ぷりぷりしているのは、プルートか。
ほう、ギャルだったとは、これは驚いた。
って――これはもしや、あら~なヤツか!?
「メサイア様、息災でなにより。あなた様だけでも『女神』になれてよかった。ボクらは、結局『女神』へ戻れなかったどころか、魔王に吸収されて……」
「モル子。あなたのおかげよ。本当にありがとう」
「いえ、これも神王・アルクトゥルス様の天啓なのですよ、メサイア様。それより……ふんふん。相変わらずイイ乳の形をなされておる。少し、成長しましたか? ボクにも分けてください」
「ひぃ!? こ、この変態!!」
メサイアは乳を掴まれ、背筋を凍らせていた。
「おいおい……」
確かにあのモルスは、ぺったんこだけどさ。
つか、ボクっ娘か……いいな。
って、そりゃいいや。
――急に賑やかになったなぁ。
これから、どうしよう?
あ……30分経過だ。
『ファントム』完成してる!!
取りに行こうっと。
超越してしまった俺でさえだ。
魔王は、既に塵となり、消え始めていた。
【トランセンデンス】――な、なんという力だ……。
もう一度思い返してみれば、とんでもない力だった。
…………
…………
「トランセンデンス……だって?」
「はい。その力こそ、聖者にのみ許された専用スキル。全てのステータスを10倍にし、レイドボスを含む全てのモンスターに必中の【聖櫃】の効果を与えるのです」
「スイカ、それは本当か。だとしたら、俺の今まではいったい……」
「聖者になることで、本来のステータスは少し上がっています。ですが、スキルも取らないとダメなんですよ」
そういう事だったのか……神王め、そういう大事なことは、ちゃんと説明しておけよな! まあいいけどさ!
「よ、よし……死神は二人に任せるが、いいか!?」
「あいよー。サトルは、魔王倒すといいよ!」
「はい、あたしとアグニちゃんは三人の死神を食い止めておきますから、こちらは気にせず!」
「すまねぇ……。さあて……【トランセンデンス】……確かに取ったぜ!」
スキルリストのかなり下の方にあったわ。
そんなところ、面倒臭くていちいち見ないし!
「おし、発動……とぉぉぉおぉおおお!?」
体がとても軽い。
不思議なくらいにフワフワする。浮いているような。そんな感覚。
こんな不思議なのに、俺は酷く落ち着いていた。
恐れは何ひとつない。
俺は今、泰然自若の境地に達していたのだ。
「ふむ……。両手の甲に十字の聖痕か。フォルのと似ているな。……これが聖なる力ってワケか? よし――」
いざ魔王を倒そうと意気込んだところ――【オートスキル】で聖者専用スキル【聖槍・アンティオキア】が自動発動し、自分の背後からソレが射出された。
「えぇ!?」
いつの間にか背後に【ペトルス】という『火による試練』が出現していた。金色に輝くその空間から、槍が飛び出たのだ。
ごうっっと『聖なる炎』を纏いながら、槍は光の速さで魔王に達し、胸を貫いていた。なんてもんが飛び出たんだ……!
『ぐふあぁぁああぁぁぁあぁああぁあ!?!?』
魔王は膝をつき、ついに魂のストック切れを起こし――
「ば…………馬鹿な。この私が敗北したというのか…………。信じ、られん……。く、そう……こんな事なら、さっさとメサイアかアルラトゥを吸収しておけば――」
塵となって消えていった。
「うそー……」
し、信じられん。
魔王を倒したのか……?
「あ……兄様、やったのですね?」
「そ、そうらしい……実感まったくないし、それに、俺はほぼ何もしていないぞ」
なんか、勝手に聖槍が飛び出て終わった。
「まあいいか。――で、死神たちは!?」
スイカとアグニの方向はっと……
『お、俺たちはいったい……』
『オルクス、わたしたちは操られていたのよ』
『ボク、確か魔王に吸収されて……それで』
お? 死神達の姿が普通になった。
さっきまで黒く塗りつぶされたかのように、黒い影だったのだが。
「もしかして、あの死神三人……元に戻ったのか?」
「うん。魔王を倒したことによって、三人の呪縛も解かれたみたいだね」
と、アグニがいつの間にか俺の隣に。
「なるほどね。そういう理屈か。で、スイカは手当してると」
「そ。激戦で周囲の建物だいぶ吹っ飛んだから、アタシは建物の修理とケガ人の確認してくるよ」
アグニは行ってしまった。
そうだな、ラブホテルも跡形もなく消し飛んでしまったし。
「フォル。俺はあの死神たちに話を聞いてみるから、メサイアたちを――って、さすがに駆けつけて来たか」
異常事態にやっと気づいたのか、メサイア、リース、ベルがやってきた。
「どうしたのよ、なんなのこれ! サトル!」
「サトルさんご無事です!? すごい爆発音が!」
「理くん。わたしの経営するラブホテル破壊しちゃったの!?」
わーわーと、蚊帳の外だった三人が俺に雪崩れ込んでくる。
「うわ、馬鹿。みんな顔近いって!
みんな、魔王は倒した。倒したんだ! で、メサイア、お前の仲間が救出されたぞ。ほら、あそこの三人」
「ほんと!? わあ! オルクス、プルート、モルス!! 久しぶりね!!」
ぴょ~~んと、メサイアが三人の死神の中へ飛び込んだ――
「おぉ、メサイア様! ご無事でしたか!」
「ええ! 久しぶりね、オルクス!」
オルクスは、イケメンの爽やか系の兄ちゃんだった。――いや、お姉様!? そうか、元女神なのだから、性別は女か。えらく美男子で驚いたが。さっきまで、あんな悍ましい大鎌を振るっていた恐ろしい死神でもあったけど。
「あぁもうメサイア! 離れて! オルクスから離れてよー! オルクスはわたしのよー!」
「あ、プルート。相変わらず嫉妬深いわね」
「う、うるさいなぁ……」
ぷりぷりしているのは、プルートか。
ほう、ギャルだったとは、これは驚いた。
って――これはもしや、あら~なヤツか!?
「メサイア様、息災でなにより。あなた様だけでも『女神』になれてよかった。ボクらは、結局『女神』へ戻れなかったどころか、魔王に吸収されて……」
「モル子。あなたのおかげよ。本当にありがとう」
「いえ、これも神王・アルクトゥルス様の天啓なのですよ、メサイア様。それより……ふんふん。相変わらずイイ乳の形をなされておる。少し、成長しましたか? ボクにも分けてください」
「ひぃ!? こ、この変態!!」
メサイアは乳を掴まれ、背筋を凍らせていた。
「おいおい……」
確かにあのモルスは、ぺったんこだけどさ。
つか、ボクっ娘か……いいな。
って、そりゃいいや。
――急に賑やかになったなぁ。
これから、どうしよう?
あ……30分経過だ。
『ファントム』完成してる!!
取りに行こうっと。
0
お気に入りに追加
1,251
あなたにおすすめの小説
無限初回ログインボーナスを貰い続けて三年 ~辺境伯となり辺境領地生活~
桜井正宗
ファンタジー
元恋人に騙され、捨てられたケイオス帝国出身の少年・アビスは絶望していた。資産を奪われ、何もかも失ったからだ。
仕方なく、冒険者を志すが道半ばで死にかける。そこで大聖女のローザと出会う。幼少の頃、彼女から『無限初回ログインボーナス』を授かっていた事実が発覚。アビスは、三年間もの間に多くのログインボーナスを受け取っていた。今まで気づかず生活を送っていたのだ。
気づけばSSS級の武具アイテムであふれかえっていた。最強となったアビスは、アイテムの受け取りを拒絶――!?
無人島Lv.9999 無人島開発スキルで最強の島国を作り上げてスローライフ
桜井正宗
ファンタジー
帝国の第三皇子・ラスティは“無能”を宣告されドヴォルザーク帝国を追放される。しかし皇子が消えた途端、帝国がなぜか不思議な力によって破滅の道へ進む。周辺国や全世界を巻き込み次々と崩壊していく。
ラスティは“謎の声”により無人島へ飛ばされ定住。これまた不思議な能力【無人島開発】で無人島のレベルをアップ。世界最強の国に変えていく。その噂が広がると世界の国々から同盟要請や援助が殺到するも、もう遅かった。ラスティは、信頼できる仲間を手に入れていたのだ。彼らと共にスローライフを送るのであった。
チートスキル【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得&スローライフ!?
桜井正宗
ファンタジー
「アウルム・キルクルスお前は勇者ではない、追放だ!!」
その後、第二勇者・セクンドスが召喚され、彼が魔王を倒した。俺はその日に聖女フルクと出会い、レベル0ながらも【レベル投げ】を習得した。レベル0だから投げても魔力(MP)が減らないし、無限なのだ。
影響するステータスは『運』。
聖女フルクさえいれば運が向上され、俺は幸運に恵まれ、スキルの威力も倍増した。
第二勇者が魔王を倒すとエンディングと共に『EXダンジョン』が出現する。その隙を狙い、フルクと共にダンジョンの所有権をゲット、独占する。ダンジョンのレアアイテムを入手しまくり売却、やがて莫大な富を手に入れ、最強にもなる。
すると、第二勇者がEXダンジョンを返せとやって来る。しかし、先に侵入した者が所有権を持つため譲渡は不可能。第二勇者を拒絶する。
より強くなった俺は元ギルドメンバーや世界の国中から戻ってこいとせがまれるが、もう遅い!!
真の仲間と共にダンジョン攻略スローライフを送る。
【簡単な流れ】
勇者がボコボコにされます→元勇者として活動→聖女と出会います→レベル投げを習得→EXダンジョンゲット→レア装備ゲットしまくり→元パーティざまぁ
【原題】
『お前は勇者ではないとギルドを追放され、第二勇者が魔王を倒しエンディングの最中レベル0の俺は出現したEXダンジョンを独占~【レベル投げ】でレアアイテム大量獲得~戻って来いと言われても、もう遅いんだが』
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ゴミアイテムを変換して無限レベルアップ!
桜井正宗
ファンタジー
辺境の村出身のレイジは文字通り、ゴミ製造スキルしか持っておらず馬鹿にされていた。少しでも強くなろうと帝国兵に志願。お前のような無能は雑兵なら雇ってやると言われ、レイジは日々努力した。
そんな努力もついに報われる日が。
ゴミ製造スキルが【経験値製造スキル】となっていたのだ。
日々、優秀な帝国兵が倒したモンスターのドロップアイテムを廃棄所に捨てていく。それを拾って【経験値クリスタル】へ変換して経験値を獲得。レベルアップ出来る事を知ったレイジは、この漁夫の利を使い、一気にレベルアップしていく。
仲間に加えた聖女とメイドと共にレベルを上げていくと、経験値テーブルすら操れるようになっていた。その力を使い、やがてレイジは帝国最強の皇剣となり、王の座につく――。
※HOTランキング1位ありがとうございます!
※ファンタジー7位ありがとうございます!
とあるオタが勇者召喚に巻き込まれた件~イレギュラーバグチートスキルで異世界漫遊~
剣伎 竜星
ファンタジー
仕事の修羅場を乗り越えて、徹夜明けもなんのその、年2回ある有○の戦場を駆けた夏。長期休暇を取得し、自宅に引きこもって戦利品を堪能すべく、帰宅の途上で食材を購入して後はただ帰るだけだった。しかし、学生4人組とすれ違ったと思ったら、俺はスマホの電波が届かない中世ヨーロッパと思しき建築物の複雑な幾何学模様の上にいた。学生4人組とともに。やってきた召喚者と思しき王女様達の魔族侵略の話を聞いて、俺は察した。これあかん系異世界勇者召喚だと。しかも、どうやら肝心の勇者は学生4人組みの方で俺は巻き込まれた一般人らしい。【鑑定】や【空間収納】といった鉄板スキルを保有して、とんでもないバグと思えるチートスキルいるが、違うらしい。そして、安定の「元の世界に帰る方法」は不明→絶望的な難易度。勇者系の称号がないとわかると王女達は掌返しをして俺を奴隷扱いするのは必至。1人を除いて学生共も俺を馬鹿にしだしたので俺は迷惑料を(強制的に)もらって早々に国を脱出し、この異世界をチートスキルを駆使して漫遊することにした。※10話前後までスタート地点の王城での話になります。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
[鑑定]スキルしかない俺を追放したのはいいが、貴様らにはもう関わるのはイヤだから、さがさないでくれ!
どら焼き
ファンタジー
ついに!第5章突入!
舐めた奴らに、真実が牙を剥く!
何も説明無く、いきなり異世界転移!らしいのだが、この王冠つけたオッサン何を言っているのだ?
しかも、ステータスが文字化けしていて、スキルも「鑑定??」だけって酷くない?
訳のわからない言葉?を発声している王女?と、勇者らしい同級生達がオレを城から捨てやがったので、
なんとか、苦労して宿代とパン代を稼ぐ主人公カザト!
そして…わかってくる、この異世界の異常性。
出会いを重ねて、なんとか元の世界に戻る方法を切り開いて行く物語。
主人公の直接復讐する要素は、あまりありません。
相手方の、あまりにも酷い自堕落さから出てくる、ざまぁ要素は、少しづつ出てくる予定です。
ハーレム要素は、不明とします。
復讐での強制ハーレム要素は、無しの予定です。
追記
2023/07/21 表紙絵を戦闘モードになったあるヤツの参考絵にしました。
8月近くでなにが、変形するのかわかる予定です。
2024/02/23
アルファポリスオンリーを解除しました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる