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第51話 最強 - 俺の腹から魔王出てきたけど究極スキルで無双 -
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突如として、俺の腹から突き破って現れた腕。
それは、レイドボス『魔王・ゾルタクスゼイアン』のものだった。まさか、俺の腹を介して出現するとはな…………。なんつー奇襲の仕方だよ、クソがっ!
腹を穿たれた俺は、出血多量で死亡した。
それと同時に、
【リミットブレイクⅡ】の蘇生効果が発動。
【リミットブレイクα】
【リミットブレイクβ】
【リミットブレイクγ】
三つをアンロックした。
女神・ソフィアによれば、一括りに【アルティメットリミットブレイクスキル】らしい。長ったらしいので、俺は『究極スキル』と命名した。
で、その気になる効果だが――
【リミットブレイクα】
効果:HP + 30000 / SP + 3000、All Status + 1000、異常状態耐性 + 100%、HP/SP自然回復 + 100%、常時[インデュア]状態となる。
敵にステータス情報をサーチされた場合、代わりに[偽ステータス情報]を表示させる。
【リミットブレイクβ】
効果:HIT + 100、FLEE + 100。物理・魔法スキルダメージ + 50%、物理・魔法ダメージを50%反射する。
ダメージを与えた場合、HP/SPを25%吸収する。
吸収したHPとSPの余剰分は、パーティメンバーに限り譲渡可能。
【リミットブレイクγ】
効果:一定確率で[オートヒール]を発動する。[オートヒール]の回復力 + 25%、HPが25%を下回った場合[オートハイパーリペア]を 5% の確率で発動する。HP/SPを全回復する。
死亡時、一度だけ蘇生できる。蘇生後【イクシード】を発動する。【イクシード】を取得後、α、β、γのスキルは消滅する。
相変わらず、なげぇ~!
とまあ、スキルの説明を受けて……俺はついに『聖者』となりつつも――『レイドボス』である魔王の奇襲を受け、死亡。しかし、これが皮肉にも『究極スキル』発動の引き金となった。
その結果がこれである。
今や俺は『聖者』と『三つのリミットブレイク』により……
究極最強となってしまった。
魔王・ゾルタクスゼイアンが俺の体から飛び出たようで、目前に。
『千里眼』によれば――
ゾルタクスゼイアン【Lv.197000】
HP:5,666,666 SP:1,333,333
属性:【闇】
ATK:77766 DEF:55555
主スキル:アビスメンタリズム、ダークメテオ、ヘルズアジリティ
おお!
強くなりすぎて『レイドボス』のステータスまで読めるようになっちまった。てか、HPあったんだな。ずっと『HPバー』はあったけど。
こうなる前、普段、数値は一切表示されず、まったく分からなかった。
ただ『HPバー』に頼るしかなく、不安がつきものだったが……これでやっと! ――まあ、きっとこの世界の仕様なんだろうけど……HPとSPの数値を、こうしてハッキリ目で見れる日が来ようとはな! ちょっとだけ感動したわ!
「……ゾルタクスゼイアン……!」
「……久しぶりだな、サトル。
さて、こうなればひとつ聞いておきたい。サトル、私と組む気はないか? 神を抹殺し、神の時代を終わらせ……世界を我々のモノにするのだ!」
「くっだらね! それに、もう騙されないぞ!!」
前の『夢』も全部思い出した!!
あの時、クソみたいな猿芝居しやがって……全部嘘だったんじゃねーか。俺を騙しやがって……許さん!! 殴る!
「おい、魔王。テメーはここで倒す!」
「倒す? お前如き人間風情が笑わせてくれるな」
「俺はもう人間じゃねーよ……『聖者』だ」
「それでも、私の能力に匹敵するほど強くなったとは思えんがね。ふむ、私のスキルによれば、お前と私の差は歴然。これでは、一方的すぎてつまらんほどだ」
「やってみりゃ分るさ。テメーをワンパンしてやるぜ」
「フ…………フハハハハハハハ!!
そうか。
ならばやってみせよ、この私をたお――ぶぶぶぶあぁばばあああああああああああああばあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!?」
問答無用で腹に一発。
『ダークニトロフィスト』をお見舞いした。
ヤツの腹部をあっさり貫き、爆散させた。
「ぐぉぉおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「終わった……」
――が、緑色の煙がモクモクと。
それらが集まると――、
「お、おのれ……。よくも我が肉体を……!!」
「へえ、復活するのか」
「あぁ……そうさ、この肉体は『魂のストック』をしてある。あと2回まで蘇生可能なのだよ。残念だったな」
なるほど。
道理で生きていたワケね。だったら、あと2回ぶっ倒す。
「っらぁあぁあぁぁ! パニッシャートライデント乱れ撃ち!!」
光の槍を生成しまくって、ぶん投げまくった。
闇雲に投げまくれば、どれかは当たる。数撃てば当たるってヤツだな。それにリミットブレイクで命中率も大幅に上昇しているし、余裕だ。
「ば、馬鹿な……!」
魔王の右肩に当たった。だが、
「ふ、ふざけるあぁぁぁぁぁッ!! ダークメテオ!!」
何万もの流星が落ちまくってきた。
な、なんて数、メテオの乱射か――!!
俺は、その攻撃をモロに受けたが【反射】が発動し、更に【吸収】と【オートヒール】で一気にHPを回復しまくった。HP半分からMHPを行き来しまくる。あと常時【インデュア】状態だから、動きも一切鈍らない。
俺は、一気にバックステップして事なきを得た。
おー、あぶねー。あぶねー。
「……な、なんだそのヒールの嵐!! ふざけている!!」
「知るか。これが俺の【オートスキル】だからな」
それに、まだ『聖者』としての本領も発揮していないんですが。
「ええい、ヘルズアジリティでダークメテオを強化し、貴様を粉々にしてくれるわッ! 消え失せよ、この蛆虫が!!」
「うるせえよ!!」
ヤツの攻撃タイミングで【アブソリュートサイレンス】がオートで発動した!
ここで新スキルが発動するとはな!
「…………!?」
魔王は【絶対沈黙】により、スキルを一切使用できなくなった。
「いまだぁぁぁぁあッ!! 『血の煉獄』と……こいつももってけ!! この世全ての憎悪――【ダークニトロ】!!」
全てをヤツへ放った。
『ぐぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁッ!!!!!!!!』
黒の大爆発を起こし、魔王は粉々に散った。
【Amazing!!】
【Congratulations!!】
サトル:【Lv.4741】 → 【Lv.5237】
ステータス①:HP159,800 SP32,899 FLEE1866 HIT2080
ステータス②:ATK31050 DEF18655 AGI1830 INT1391 LUK&Cri125
主スキル:血の煉獄、ホーリーブレード、ダークニトロ、ヒドゥンクレバス、パニッシャートライデント、アブソリュートサイレンス
「レイドボスを倒した……! 本当に倒しちまった……。まさかここまで強くなるとはな…………ふはは、ふはははは……フゥハッハハハ!!!」
『魔王・ゾルタクスゼイアン』を倒した!!
まさか早々に倒せてしまうとは。それに、俺のこの強さ! ヤバすぎて、笑いを堪えきれない。これならもう、レイドボスなんぞ怖くない!!
さあ、みんなの元へ!
それは、レイドボス『魔王・ゾルタクスゼイアン』のものだった。まさか、俺の腹を介して出現するとはな…………。なんつー奇襲の仕方だよ、クソがっ!
腹を穿たれた俺は、出血多量で死亡した。
それと同時に、
【リミットブレイクⅡ】の蘇生効果が発動。
【リミットブレイクα】
【リミットブレイクβ】
【リミットブレイクγ】
三つをアンロックした。
女神・ソフィアによれば、一括りに【アルティメットリミットブレイクスキル】らしい。長ったらしいので、俺は『究極スキル』と命名した。
で、その気になる効果だが――
【リミットブレイクα】
効果:HP + 30000 / SP + 3000、All Status + 1000、異常状態耐性 + 100%、HP/SP自然回復 + 100%、常時[インデュア]状態となる。
敵にステータス情報をサーチされた場合、代わりに[偽ステータス情報]を表示させる。
【リミットブレイクβ】
効果:HIT + 100、FLEE + 100。物理・魔法スキルダメージ + 50%、物理・魔法ダメージを50%反射する。
ダメージを与えた場合、HP/SPを25%吸収する。
吸収したHPとSPの余剰分は、パーティメンバーに限り譲渡可能。
【リミットブレイクγ】
効果:一定確率で[オートヒール]を発動する。[オートヒール]の回復力 + 25%、HPが25%を下回った場合[オートハイパーリペア]を 5% の確率で発動する。HP/SPを全回復する。
死亡時、一度だけ蘇生できる。蘇生後【イクシード】を発動する。【イクシード】を取得後、α、β、γのスキルは消滅する。
相変わらず、なげぇ~!
とまあ、スキルの説明を受けて……俺はついに『聖者』となりつつも――『レイドボス』である魔王の奇襲を受け、死亡。しかし、これが皮肉にも『究極スキル』発動の引き金となった。
その結果がこれである。
今や俺は『聖者』と『三つのリミットブレイク』により……
究極最強となってしまった。
魔王・ゾルタクスゼイアンが俺の体から飛び出たようで、目前に。
『千里眼』によれば――
ゾルタクスゼイアン【Lv.197000】
HP:5,666,666 SP:1,333,333
属性:【闇】
ATK:77766 DEF:55555
主スキル:アビスメンタリズム、ダークメテオ、ヘルズアジリティ
おお!
強くなりすぎて『レイドボス』のステータスまで読めるようになっちまった。てか、HPあったんだな。ずっと『HPバー』はあったけど。
こうなる前、普段、数値は一切表示されず、まったく分からなかった。
ただ『HPバー』に頼るしかなく、不安がつきものだったが……これでやっと! ――まあ、きっとこの世界の仕様なんだろうけど……HPとSPの数値を、こうしてハッキリ目で見れる日が来ようとはな! ちょっとだけ感動したわ!
「……ゾルタクスゼイアン……!」
「……久しぶりだな、サトル。
さて、こうなればひとつ聞いておきたい。サトル、私と組む気はないか? 神を抹殺し、神の時代を終わらせ……世界を我々のモノにするのだ!」
「くっだらね! それに、もう騙されないぞ!!」
前の『夢』も全部思い出した!!
あの時、クソみたいな猿芝居しやがって……全部嘘だったんじゃねーか。俺を騙しやがって……許さん!! 殴る!
「おい、魔王。テメーはここで倒す!」
「倒す? お前如き人間風情が笑わせてくれるな」
「俺はもう人間じゃねーよ……『聖者』だ」
「それでも、私の能力に匹敵するほど強くなったとは思えんがね。ふむ、私のスキルによれば、お前と私の差は歴然。これでは、一方的すぎてつまらんほどだ」
「やってみりゃ分るさ。テメーをワンパンしてやるぜ」
「フ…………フハハハハハハハ!!
そうか。
ならばやってみせよ、この私をたお――ぶぶぶぶあぁばばあああああああああああああばあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!?」
問答無用で腹に一発。
『ダークニトロフィスト』をお見舞いした。
ヤツの腹部をあっさり貫き、爆散させた。
「ぐぉぉおぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
「終わった……」
――が、緑色の煙がモクモクと。
それらが集まると――、
「お、おのれ……。よくも我が肉体を……!!」
「へえ、復活するのか」
「あぁ……そうさ、この肉体は『魂のストック』をしてある。あと2回まで蘇生可能なのだよ。残念だったな」
なるほど。
道理で生きていたワケね。だったら、あと2回ぶっ倒す。
「っらぁあぁあぁぁ! パニッシャートライデント乱れ撃ち!!」
光の槍を生成しまくって、ぶん投げまくった。
闇雲に投げまくれば、どれかは当たる。数撃てば当たるってヤツだな。それにリミットブレイクで命中率も大幅に上昇しているし、余裕だ。
「ば、馬鹿な……!」
魔王の右肩に当たった。だが、
「ふ、ふざけるあぁぁぁぁぁッ!! ダークメテオ!!」
何万もの流星が落ちまくってきた。
な、なんて数、メテオの乱射か――!!
俺は、その攻撃をモロに受けたが【反射】が発動し、更に【吸収】と【オートヒール】で一気にHPを回復しまくった。HP半分からMHPを行き来しまくる。あと常時【インデュア】状態だから、動きも一切鈍らない。
俺は、一気にバックステップして事なきを得た。
おー、あぶねー。あぶねー。
「……な、なんだそのヒールの嵐!! ふざけている!!」
「知るか。これが俺の【オートスキル】だからな」
それに、まだ『聖者』としての本領も発揮していないんですが。
「ええい、ヘルズアジリティでダークメテオを強化し、貴様を粉々にしてくれるわッ! 消え失せよ、この蛆虫が!!」
「うるせえよ!!」
ヤツの攻撃タイミングで【アブソリュートサイレンス】がオートで発動した!
ここで新スキルが発動するとはな!
「…………!?」
魔王は【絶対沈黙】により、スキルを一切使用できなくなった。
「いまだぁぁぁぁあッ!! 『血の煉獄』と……こいつももってけ!! この世全ての憎悪――【ダークニトロ】!!」
全てをヤツへ放った。
『ぐぉぉぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁッ!!!!!!!!』
黒の大爆発を起こし、魔王は粉々に散った。
【Amazing!!】
【Congratulations!!】
サトル:【Lv.4741】 → 【Lv.5237】
ステータス①:HP159,800 SP32,899 FLEE1866 HIT2080
ステータス②:ATK31050 DEF18655 AGI1830 INT1391 LUK&Cri125
主スキル:血の煉獄、ホーリーブレード、ダークニトロ、ヒドゥンクレバス、パニッシャートライデント、アブソリュートサイレンス
「レイドボスを倒した……! 本当に倒しちまった……。まさかここまで強くなるとはな…………ふはは、ふはははは……フゥハッハハハ!!!」
『魔王・ゾルタクスゼイアン』を倒した!!
まさか早々に倒せてしまうとは。それに、俺のこの強さ! ヤバすぎて、笑いを堪えきれない。これならもう、レイドボスなんぞ怖くない!!
さあ、みんなの元へ!
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