6 / 43
第6話 宮廷錬金術師が現れた
しおりを挟む
自室へこもり、ポーションの製造を続けていく。
まずは魔力回復の『ブルーポーション改』から作っていく。
通常、魔力の自然回復には途轍もない時間が掛かる。だけど、ブルーポーションを飲めば中級クラスの魔法を何度か使えるくらいには魔力が回復する。
でも、それも一回飲んで数発が限度。
だからこその“改造ポーション”だ。
ブルーポーション改は、レシピによれば――
【ブルーポーション改】
【効果】
このポーションの重量は非常に軽く、携帯しやすい。また、魔力の回復力も通常の二倍ある。このポーションは三回使用できる。使用後、ポーションは消滅する。
なるほど、レッドポーションの魔力版というわけか。
そもそも、ブルーポーションの相場は5000ベルとかなり高い。並の錬金術師の作るブルーポーションでも3500~4000ベルと少し安い程度。
だが、今の俺は『全種類ポーション製造』スキルによってポーションを製造しまくったおかげで錬金術師のランクが上がっていた。
C級から――なんと『B級』になっていたんだ。
「カイリさん、そのランクって上がると良い事があるんです?」
「良い質問だね、ヴァルハラ。うん、ランクが上昇すると製造コストも安くなるし、ポーションの製造成功率もアップする。それに品質とか回復力もアップするんだよ」
「ほ~、そんな特典があるんですね」
「だから、錬金術師はみんな必死になってランカーになろうとする」
「ランカー?」
「上は最高SSS級まであるんだよ。そこまで到達できる錬金術師は極わずか。それこそ宮廷錬金術師クラスだよ」
噂によれば、SSS級は四人いるかどうからしい。
俺は会ったこともないけど、このアルデバラン王国の城とかにいるんだろうな。
「では、ポーションを沢山作ればレベルアップできるのですね」
「そうだ。俺たち錬金術師は、モンスターを倒して強くなるのではなく、ポーションを作りまくって腕を磨くことによって強くなるんだ」
とはいえ、モンスターを倒して経験値を得るという方法もなくもない。けど、錬金術師は基本的に脆弱。ひ弱。端的に雑魚なのだ。
強くなるには、ひたすらポーションを作る方が利口。
「では、さっそく作りますか?」
「うん。材料はブルーハーブだね。あと、基本セット」
毎度おなじみの錬金術師のポーションレシピ、ポーション瓶、すり鉢があればいい。
「でも、ブルーハーブがありませんよ」
「……あ、あああああああ!!」
そうだ、肝心なことを忘れていた。
まだ材料を買っていなかった。
「まさか忘れていたんですか、カイリさん」
「あ、ああ……俺としたことがブルーハーブを忘れてしまうとは! お金はあるし、ちょっと高くつくけど露店で仕入れるか」
「それだと利益が減りませんか」
「まあね。けど、仕方ないかなぁ……もう取りにいく時間もないし」
「明日にして、自分で取りに行くとか」
「少し前にやったことがあるけど、ひとりでハーブの採集は大変だよ」
「そうでしたかぁ、これは余計なことを」
「いや、いいんだ。ともかく、少し露店を見てみよう」
「分かりました!」
ヴァルハラを頭の上に乗せ、俺は家を出た。
* * *
露店街へ向かうと、夜にもかかわらず活気があった。
たくさんの冒険者がアイテムを追い求めている。
そんな中で顔見知りの常連客、ウィルソンが声を掛けてきた。爽やかな好青年だ。
「よう、カイリ。いつもレッドポーション改をありがとう。あれのおかげで、ダンジョンの攻略が捗ってさ~!」
「お役に立てて良かったよ、ウィルソン。ご贔屓に」
「もちろんさ、カイリの“改造ポーション”は他の錬金術師にはない唯一無二、ユニークポーションだからね」
「そう言ってくれると嬉しいよ。じゃあ、俺は買い物へ……」
「ああ、待ってくれ、カイリ」
呼び止めるウィルソン。
俺は振り向いた。
「どうした?」
「あー…フェンリルのことは聞いたか?」
「ああ……。聞いたよ、解散したってな」
「そうだ。でな、フェンリルが解散してから不穏な動きがある」
「不穏な動き?」
「うん。ギルドマスターのベケットだと思われる人物が何か事件を起こしていると騒動になっていた」
「な、なんだって?」
「事件の内容はまだ分からない。今、現場は衛兵だらけで近づけないんだ」
いったい、何があったんだ。
ベケットのヤツ、まさか誰かに八つ当たりとか?
そんなに切羽詰まっているのか。
「分かった。こっちも気をつけるよ」
「おう。ところで、何を探しているんだ?」
「ブルーハーブだよ。ブルーポーションを作ろうと思ってさ」
「え……ブルーハーブだって?」
顔つきが変わるウィルソンは、頭を横に振った。
「そうだけど、なにか問題でも?」
「ブルーハーブは、宮廷錬金術師のフォーマルハウト様が全て買い占めていったぞ」
「へ……マジ?」
ていうか、宮廷錬金術師の名前を初めて耳にした。そんな名前だったのか。それに、ここにいたの!?
マジか、マジか……!
会ってみたかったなぁ。
「残念だが、ブルーハーブは探すだけ無駄だと思うぞ」
「うわぁ、ショックだな。自分で集めるしかないか」
「ダンジョンへ行くなら手伝おうか?」
「いいのか、ウィルソン」
「構わないよ。自分は女の子に振られたばかりで孤独だからな……」
ダバーと滝のように涙を流すウィルソンは、まさかの失恋中だった。なんてこった、大丈夫かよ。
「そうだったか。じゃあ、気晴らしにもいいかもね」
「ああ、カイリの手伝いで少しでも彼女を忘れられるといいな……」
ウィルソンは、はぁ~…と溜息を吐く。
なんか空気が重いって。
けど、直ぐに元気な表情を見せて背を向ける。
「じゃあな、ウィルソン」
「おう。また明日な、カイリ!」
手を振ってウィルソンは去っていく。
最後まで見守ると、ヴァルハラが頭の上から声を掛けてきた。
「へえ~、カイリさんのお友達ですか!」
「いや、常連客。まあ、仲はいいけどね」
「金髪でカッコイイ人でしたね。身なりもしっかりしていましたし、貴族っぽい人でした」
「どこかの豪商の息子って聞いたよ」
「おぉ! 仲良くなっておいた方がいいじゃありませんか」
「そうなのかなぁ」
「って、カイリさん……まさかお友達とかいないんです!?」
「…………」
「こ、これは失礼を!」
はは……心の中で笑うしかない。
けど今はヴァルハラがいるから寂しくないさ。
そうだ、猫で十分さ!
今日のところは帰宅し、明日の為に備えた。
ウィルソンと仲良くか……きっかけがあればいいけど。
まずは魔力回復の『ブルーポーション改』から作っていく。
通常、魔力の自然回復には途轍もない時間が掛かる。だけど、ブルーポーションを飲めば中級クラスの魔法を何度か使えるくらいには魔力が回復する。
でも、それも一回飲んで数発が限度。
だからこその“改造ポーション”だ。
ブルーポーション改は、レシピによれば――
【ブルーポーション改】
【効果】
このポーションの重量は非常に軽く、携帯しやすい。また、魔力の回復力も通常の二倍ある。このポーションは三回使用できる。使用後、ポーションは消滅する。
なるほど、レッドポーションの魔力版というわけか。
そもそも、ブルーポーションの相場は5000ベルとかなり高い。並の錬金術師の作るブルーポーションでも3500~4000ベルと少し安い程度。
だが、今の俺は『全種類ポーション製造』スキルによってポーションを製造しまくったおかげで錬金術師のランクが上がっていた。
C級から――なんと『B級』になっていたんだ。
「カイリさん、そのランクって上がると良い事があるんです?」
「良い質問だね、ヴァルハラ。うん、ランクが上昇すると製造コストも安くなるし、ポーションの製造成功率もアップする。それに品質とか回復力もアップするんだよ」
「ほ~、そんな特典があるんですね」
「だから、錬金術師はみんな必死になってランカーになろうとする」
「ランカー?」
「上は最高SSS級まであるんだよ。そこまで到達できる錬金術師は極わずか。それこそ宮廷錬金術師クラスだよ」
噂によれば、SSS級は四人いるかどうからしい。
俺は会ったこともないけど、このアルデバラン王国の城とかにいるんだろうな。
「では、ポーションを沢山作ればレベルアップできるのですね」
「そうだ。俺たち錬金術師は、モンスターを倒して強くなるのではなく、ポーションを作りまくって腕を磨くことによって強くなるんだ」
とはいえ、モンスターを倒して経験値を得るという方法もなくもない。けど、錬金術師は基本的に脆弱。ひ弱。端的に雑魚なのだ。
強くなるには、ひたすらポーションを作る方が利口。
「では、さっそく作りますか?」
「うん。材料はブルーハーブだね。あと、基本セット」
毎度おなじみの錬金術師のポーションレシピ、ポーション瓶、すり鉢があればいい。
「でも、ブルーハーブがありませんよ」
「……あ、あああああああ!!」
そうだ、肝心なことを忘れていた。
まだ材料を買っていなかった。
「まさか忘れていたんですか、カイリさん」
「あ、ああ……俺としたことがブルーハーブを忘れてしまうとは! お金はあるし、ちょっと高くつくけど露店で仕入れるか」
「それだと利益が減りませんか」
「まあね。けど、仕方ないかなぁ……もう取りにいく時間もないし」
「明日にして、自分で取りに行くとか」
「少し前にやったことがあるけど、ひとりでハーブの採集は大変だよ」
「そうでしたかぁ、これは余計なことを」
「いや、いいんだ。ともかく、少し露店を見てみよう」
「分かりました!」
ヴァルハラを頭の上に乗せ、俺は家を出た。
* * *
露店街へ向かうと、夜にもかかわらず活気があった。
たくさんの冒険者がアイテムを追い求めている。
そんな中で顔見知りの常連客、ウィルソンが声を掛けてきた。爽やかな好青年だ。
「よう、カイリ。いつもレッドポーション改をありがとう。あれのおかげで、ダンジョンの攻略が捗ってさ~!」
「お役に立てて良かったよ、ウィルソン。ご贔屓に」
「もちろんさ、カイリの“改造ポーション”は他の錬金術師にはない唯一無二、ユニークポーションだからね」
「そう言ってくれると嬉しいよ。じゃあ、俺は買い物へ……」
「ああ、待ってくれ、カイリ」
呼び止めるウィルソン。
俺は振り向いた。
「どうした?」
「あー…フェンリルのことは聞いたか?」
「ああ……。聞いたよ、解散したってな」
「そうだ。でな、フェンリルが解散してから不穏な動きがある」
「不穏な動き?」
「うん。ギルドマスターのベケットだと思われる人物が何か事件を起こしていると騒動になっていた」
「な、なんだって?」
「事件の内容はまだ分からない。今、現場は衛兵だらけで近づけないんだ」
いったい、何があったんだ。
ベケットのヤツ、まさか誰かに八つ当たりとか?
そんなに切羽詰まっているのか。
「分かった。こっちも気をつけるよ」
「おう。ところで、何を探しているんだ?」
「ブルーハーブだよ。ブルーポーションを作ろうと思ってさ」
「え……ブルーハーブだって?」
顔つきが変わるウィルソンは、頭を横に振った。
「そうだけど、なにか問題でも?」
「ブルーハーブは、宮廷錬金術師のフォーマルハウト様が全て買い占めていったぞ」
「へ……マジ?」
ていうか、宮廷錬金術師の名前を初めて耳にした。そんな名前だったのか。それに、ここにいたの!?
マジか、マジか……!
会ってみたかったなぁ。
「残念だが、ブルーハーブは探すだけ無駄だと思うぞ」
「うわぁ、ショックだな。自分で集めるしかないか」
「ダンジョンへ行くなら手伝おうか?」
「いいのか、ウィルソン」
「構わないよ。自分は女の子に振られたばかりで孤独だからな……」
ダバーと滝のように涙を流すウィルソンは、まさかの失恋中だった。なんてこった、大丈夫かよ。
「そうだったか。じゃあ、気晴らしにもいいかもね」
「ああ、カイリの手伝いで少しでも彼女を忘れられるといいな……」
ウィルソンは、はぁ~…と溜息を吐く。
なんか空気が重いって。
けど、直ぐに元気な表情を見せて背を向ける。
「じゃあな、ウィルソン」
「おう。また明日な、カイリ!」
手を振ってウィルソンは去っていく。
最後まで見守ると、ヴァルハラが頭の上から声を掛けてきた。
「へえ~、カイリさんのお友達ですか!」
「いや、常連客。まあ、仲はいいけどね」
「金髪でカッコイイ人でしたね。身なりもしっかりしていましたし、貴族っぽい人でした」
「どこかの豪商の息子って聞いたよ」
「おぉ! 仲良くなっておいた方がいいじゃありませんか」
「そうなのかなぁ」
「って、カイリさん……まさかお友達とかいないんです!?」
「…………」
「こ、これは失礼を!」
はは……心の中で笑うしかない。
けど今はヴァルハラがいるから寂しくないさ。
そうだ、猫で十分さ!
今日のところは帰宅し、明日の為に備えた。
ウィルソンと仲良くか……きっかけがあればいいけど。
10
お気に入りに追加
823
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
嫌味なエリート治癒師は森の中で追放を宣言されて仲間に殺されかけるがギフト【痛いの痛いの飛んでいけぇ〜】には意外な使い方があり
竹井ゴールド
ファンタジー
森の中で突然、仲間に追放だと言われた治癒師は更に、
「追放出来ないなら死んだと報告するまでだ、へっへっへっ」
と殺されそうになる。
だが、【痛いの痛いの飛んでけぇ〜】には【無詠唱】、【怪我移植(移植後は自然回復のみ)】、【発動予約】等々の能力があり·······
【2023/1/3、出版申請、2023/2/3、慰めメール】
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界チートはお手の物
スライド
ファンタジー
16歳の少年秋月悠斗は、ある日突然トラックにひかれてその人生を終えてしまう。しかし、エレナと名乗る女神にチート能力を与えられ、異世界『レイアード』へと転移するのだった。※この作品は「小説家になろう」でも投稿しています。
~唯一王の成り上がり~ 外れスキル「精霊王」の俺、パーティーを首になった瞬間スキルが開花、Sランク冒険者へと成り上がり、英雄となる
静内燕
ファンタジー
【カクヨムコン最終選考進出】
【複数サイトでランキング入り】
追放された主人公フライがその能力を覚醒させ、成り上がりっていく物語
主人公フライ。
仲間たちがスキルを開花させ、パーティーがSランクまで昇華していく中、彼が与えられたスキルは「精霊王」という伝説上の生き物にしか対象にできない使用用途が限られた外れスキルだった。
フライはダンジョンの案内役や、料理、周囲の加護、荷物持ちなど、あらゆる雑用を喜んでこなしていた。
外れスキルの自分でも、仲間達の役に立てるからと。
しかしその奮闘ぶりは、恵まれたスキルを持つ仲間たちからは認められず、毎日のように不当な扱いを受ける日々。
そしてとうとうダンジョンの中でパーティーからの追放を宣告されてしまう。
「お前みたいなゴミの変わりはいくらでもいる」
最後のクエストのダンジョンの主は、今までと比較にならないほど強く、歯が立たない敵だった。
仲間たちは我先に逃亡、残ったのはフライ一人だけ。
そこでダンジョンの主は告げる、あなたのスキルを待っていた。と──。
そして不遇だったスキルがようやく開花し、最強の冒険者へとのし上がっていく。
一方、裏方で支えていたフライがいなくなったパーティーたちが没落していく物語。
イラスト 卯月凪沙様より
【祝・追放100回記念】自分を追放した奴らのスキルを全部使えるようになりました! ~いざなわれし魔の手~
高見南純平
ファンタジー
最弱ヒーラーの主人公は、ついに冒険者パーティーを100回も追放されてしまう。しかし、そこで条件を満たしたことによって新スキルが覚醒!そのスキル内容は【今まで追放してきた冒険者のスキルを使えるようになる】というとんでもスキルだった!
主人公は、他人のスキルを組み合わせて超万能最強冒険者へと成り上がっていく!
~いざなわれし魔の手~ かつての仲間を探しに旅をしているララク。そこで天使の村を訪れたのだが、そこには村の面影はなくさら地があるだけだった。消滅したあるはずの村。その謎を追っていくララクの前に、恐るべき魔の手が迫るのだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移して授かった外れスキルの『無能』が理由で召喚国から奈落ダンジョンへ追放されたが、実は無能は最強のチートスキルでした
コレゼン
ファンタジー
小日向 悠(コヒナタ ユウ)は、クラスメイトと一緒に異世界召喚に巻き込まれる。
クラスメイトの幾人かは勇者に剣聖、賢者に聖女というレアスキルを授かるが一方、ユウが授かったのはなんと外れスキルの無能だった。
召喚国の責任者の女性は、役立たずで戦力外のユウを奈落というダンジョンへゴミとして廃棄処分すると告げる。
理不尽に奈落へと追放したクラスメイトと召喚者たちに対して、ユウは復讐を誓う。
ユウは奈落で無能というスキルが実は『すべてを無にする』、最強のチートスキルだということを知り、奈落の規格外の魔物たちを無能によって倒し、規格外の強さを身につけていく。
これは、理不尽に追放された青年が最強のチートスキルを手に入れて、復讐を果たし、世界と己を救う物語である。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】スキルを作って習得!僕の趣味になりました
すみ 小桜(sumitan)
ファンタジー
《ファンタジー小説大賞エントリー作品》 どんなスキル持ちかによって、人生が決まる。生まれ持ったスキルは、12歳過ぎから鑑定で見えるようになる。ロマドは、4度目の15歳の歳の鑑定で、『スキル錬金』という優秀なスキルだと鑑定され……たと思ったが、錬金とつくが熟練度が上がらない!結局、使えないスキルとして一般スキル扱いとなってしまった。
どうやったら熟練度が上がるんだと思っていたところで、熟練度の上げ方を発見!
スキルの扱いを錬金にしてもらおうとするも却下された為、仕方なくあきらめた。だが、ふと「作成条件」という文字が目の前に見えて、その条件を達してみると、新しいスキルをゲットした!
天然ロマドと、タメで先輩のユイジュの突っ込みと、チェトの可愛さ(ロマドの主観)で織りなす、スキルと笑いのアドベンチャー。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
勇者パーティーを追い出された大魔法導士、辺境の地でスローライフを満喫します ~特Aランクの最強魔法使い~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
クロード・ディスタンスは最強の魔法使い。しかしある日勇者パーティーを追放されてしまう。
勇者パーティーの一員として魔王退治をしてくると大口叩いて故郷を出てきた手前帰ることも出来ない俺は自分のことを誰も知らない辺境の地でひっそりと生きていくことを決めたのだった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる