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第2話 全種類ポーション製造
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滝から歩いていくと草原へ出た。
そこは見覚えのある場所だった。
故郷でもある『アルデバラン王国』の近くじゃないか。
そうか、戻ってきたんだな。
「いったん、王国へ戻ろう。力も試してみたいし」
「そうですね、力を発揮するには道具は必要ですから」
トコトコを後ろをついてくる三毛猫のヴァルハラ。
ちっこくて毛並みが良くてモフモフだ。
ついつい触りたくなるけど今は我慢だ。
「滝でかなり流されて王国に近くなったから、徒歩で直ぐ着く」
「ほぉ、あれは国なのですね」
「そう。アルデバラン王国だよ。この周辺では大国だね」
草原を歩き続け、アルデバラン王国へ。
周辺にはスライムとか弱いモンスターしかいないし、安全地帯だ。
王国に到着して街中に入ると、見知った顔とばったり出会った。
「おいおい、カイリじゃねえか?」「だよなあ、さっき追放したばかりの」「あぁ、役立たずの!」「んだよ、あの森でモンスターに食われちまったかと思ったのに」「うわぁ、なんか猫を拾ってるっぽいぞ」「お似合いだな!」
さっそく馬鹿にされる。
けど、もうどうでもいいな。
そんなことよりもスキルを試したい。
もしこの力が本物なら、もう大手ギルドのフェンリルを頼りにする必要もない。
そもそも、お世話になった覚えもないし!
荷物持ちとか雑用ばかりでウンザリ。
俺は背を向け、自分の家へ向かった。
背後でゲラゲラ下品に笑う元メンバーたち。ああ、勝手に笑ってろ。
ヴァルハラを連れ、家の前に到着。
「これがカイリ様の……家?」
「そうだ。ここが俺の家」
「えっと、すっごくボロボロですけど」
「仕方ないさ、家は貧乏だから」
家の中へ向かうと、ボロ服の父さんと母さんが出迎えてくれた。
「カイリ、カイリではないか! 我が息子よ、無事だったか!」
「まあ、カイリ、カイリではありませんか。心配しましたよ」
相変わらずズタボロの身なりだけれど、二人とも優しく俺を包んでくれた。
「父さんも母さんも、ベタベタしすぎだって」
「何を言う、カイリ。お前は天才の錬金術師だ、いずれは宮廷錬金術師となり、王国中に名を轟かせる男となるのだぞ」
「うん、がんばるよ。それより、新しい仲間を紹介するよ」
「仲間? まて、フェンリルはどうした。ようやく加入できたのだろう」
「あー…。フェンリルは追放された」
「つ、追放だと!? 何があった」
さっさとスキルを試したいし、説明が面倒なので“ギルドマスターに下剤入りのポーションを間違って飲ませてしまった”と、ある意味間違っていない理由を教えた。
「――というわけなんだ」
「なんてことだ! だが、その程度で追放とはな。フェンリルのギルドマスターも器が小さいな。まあいい……カイリ、お前はそれでも錬金術師。私が言えることはひとつ……諦めるな」
「ああ、今からちょっとポーションを作ってくる」
「そうか。で、新しい仲間とは?」
俺はひょいっとヴァルハラを持ち上げた。
父さんも母さんもビックリ。
二人とも飛び上がった。
「カイリ、猫を拾ったのか」
「そうだ。この子、飼うから」
「だめだ。ウチは超貧乏なんだぞ!! 猫に食わせる飯なんて部屋の隅に生えたキノコくらいだ」
「それじゃ、腹を下しちゃうよ。大丈夫、責任をもって飼うからさ」
「だめだ。その辺に捨てて来なさい」
「父さん!」
と、俺が怒ろうとするとヴァルハラは何か口に咥えていた。
こ、これは……王国の『バーナム銀貨』!
どこから出したんだ。
ヴァルハラは、それを父さんに渡していた。
「……ぎ、銀貨だ! 猫がバーナム銀貨をくれた!! よし、飼っていいぞ、カイリ」
父さんはお金に弱かった。
それにしても、お金を持っていたとはなぁ。
いつの間に拾っていたんだ。
ヴァルハラを飼っていいことになり、俺はそのまま部屋へ。
「おぉ、ここがカイリ様の工房ですか」
「そうだよ、ヴァルハラ」
「ボロボロですね」
「……うん、貧乏だからね」
「でも大丈夫です! 全種類ポーション製造で高品質なポーションを作って売りまくりましょう」
そうだな、今はスキルを頼りにするしかない。
ていうか……ヴァルハラの語尾の“にゃ”はどこいった!?
なんか普通に話すようになっているような。
細かいことは後にして、俺は机へ向かった。
そこには必死でバイトとかして買った『錬金術師のポーションレシピ』、『ポーション瓶』、『ハーブ』、『すり鉢』があった。
「今は、一番安いレッドハーブしかないけど……これでいいか」
「レッドポーションを作るのですね」
「うん、けど普通のレッドポーションではなぁ」
「試してみればいいのですよ」
「分かった」
まだ半信半疑ではあるけれど、俺は『全種類ポーション製造』スキルを使用してみた。どうやら、アイテムに対して手をかざすだけでいいらしい。
ぽわぽわと光るアイテムたち。
やがて、赤い液体の入ったポーションが出来る。
「出来ましたね」
「なんだ、普通のレッドポーションじゃん」
「いやいや、カイリ様。よく見てください」
「ん?」
よ~く見ると、それは普通のレッドポーションではなかった。
【レッドポーション改】
【効果】
このポーションの重量は非常に軽く、携帯しやすい。また、回復力も通常の二倍ある。このポーションは三回使用できる。使用後、ポーションは消滅する。
「ほら、これは『レッドポーション改』なんです!」
「え、改!? なにそれ」
「これはですね――“闇の錬金術師”にしか作れない改造ポーションなのです!」
「や、闇の錬金術師ー!?」
なにその怪しい錬金術師。
なんかヤバイ人だけど……でも、こんな凄いポーションを作れるんだ。
これを売れば大金持ちに!?
幸い、この王国は露店街がある。許可証さえあれば、自由に露店が出せるんだ。まずは、そこでポーションを売ろう。
「カイリ様、もう少しポーションを作って売ってみては?」
「うん。そうだな、この国は冒険者が多くて回復剤は高需要なんだ。この“改”なら間違いなく売れると思う」
「おぉ、では!」
「ああ、ポーションの製造をがんばってみるよ」
俺は『全種類ポーション製造』を使って、備蓄していた材料を全て使ってポーションを作りまくった……!
そこは見覚えのある場所だった。
故郷でもある『アルデバラン王国』の近くじゃないか。
そうか、戻ってきたんだな。
「いったん、王国へ戻ろう。力も試してみたいし」
「そうですね、力を発揮するには道具は必要ですから」
トコトコを後ろをついてくる三毛猫のヴァルハラ。
ちっこくて毛並みが良くてモフモフだ。
ついつい触りたくなるけど今は我慢だ。
「滝でかなり流されて王国に近くなったから、徒歩で直ぐ着く」
「ほぉ、あれは国なのですね」
「そう。アルデバラン王国だよ。この周辺では大国だね」
草原を歩き続け、アルデバラン王国へ。
周辺にはスライムとか弱いモンスターしかいないし、安全地帯だ。
王国に到着して街中に入ると、見知った顔とばったり出会った。
「おいおい、カイリじゃねえか?」「だよなあ、さっき追放したばかりの」「あぁ、役立たずの!」「んだよ、あの森でモンスターに食われちまったかと思ったのに」「うわぁ、なんか猫を拾ってるっぽいぞ」「お似合いだな!」
さっそく馬鹿にされる。
けど、もうどうでもいいな。
そんなことよりもスキルを試したい。
もしこの力が本物なら、もう大手ギルドのフェンリルを頼りにする必要もない。
そもそも、お世話になった覚えもないし!
荷物持ちとか雑用ばかりでウンザリ。
俺は背を向け、自分の家へ向かった。
背後でゲラゲラ下品に笑う元メンバーたち。ああ、勝手に笑ってろ。
ヴァルハラを連れ、家の前に到着。
「これがカイリ様の……家?」
「そうだ。ここが俺の家」
「えっと、すっごくボロボロですけど」
「仕方ないさ、家は貧乏だから」
家の中へ向かうと、ボロ服の父さんと母さんが出迎えてくれた。
「カイリ、カイリではないか! 我が息子よ、無事だったか!」
「まあ、カイリ、カイリではありませんか。心配しましたよ」
相変わらずズタボロの身なりだけれど、二人とも優しく俺を包んでくれた。
「父さんも母さんも、ベタベタしすぎだって」
「何を言う、カイリ。お前は天才の錬金術師だ、いずれは宮廷錬金術師となり、王国中に名を轟かせる男となるのだぞ」
「うん、がんばるよ。それより、新しい仲間を紹介するよ」
「仲間? まて、フェンリルはどうした。ようやく加入できたのだろう」
「あー…。フェンリルは追放された」
「つ、追放だと!? 何があった」
さっさとスキルを試したいし、説明が面倒なので“ギルドマスターに下剤入りのポーションを間違って飲ませてしまった”と、ある意味間違っていない理由を教えた。
「――というわけなんだ」
「なんてことだ! だが、その程度で追放とはな。フェンリルのギルドマスターも器が小さいな。まあいい……カイリ、お前はそれでも錬金術師。私が言えることはひとつ……諦めるな」
「ああ、今からちょっとポーションを作ってくる」
「そうか。で、新しい仲間とは?」
俺はひょいっとヴァルハラを持ち上げた。
父さんも母さんもビックリ。
二人とも飛び上がった。
「カイリ、猫を拾ったのか」
「そうだ。この子、飼うから」
「だめだ。ウチは超貧乏なんだぞ!! 猫に食わせる飯なんて部屋の隅に生えたキノコくらいだ」
「それじゃ、腹を下しちゃうよ。大丈夫、責任をもって飼うからさ」
「だめだ。その辺に捨てて来なさい」
「父さん!」
と、俺が怒ろうとするとヴァルハラは何か口に咥えていた。
こ、これは……王国の『バーナム銀貨』!
どこから出したんだ。
ヴァルハラは、それを父さんに渡していた。
「……ぎ、銀貨だ! 猫がバーナム銀貨をくれた!! よし、飼っていいぞ、カイリ」
父さんはお金に弱かった。
それにしても、お金を持っていたとはなぁ。
いつの間に拾っていたんだ。
ヴァルハラを飼っていいことになり、俺はそのまま部屋へ。
「おぉ、ここがカイリ様の工房ですか」
「そうだよ、ヴァルハラ」
「ボロボロですね」
「……うん、貧乏だからね」
「でも大丈夫です! 全種類ポーション製造で高品質なポーションを作って売りまくりましょう」
そうだな、今はスキルを頼りにするしかない。
ていうか……ヴァルハラの語尾の“にゃ”はどこいった!?
なんか普通に話すようになっているような。
細かいことは後にして、俺は机へ向かった。
そこには必死でバイトとかして買った『錬金術師のポーションレシピ』、『ポーション瓶』、『ハーブ』、『すり鉢』があった。
「今は、一番安いレッドハーブしかないけど……これでいいか」
「レッドポーションを作るのですね」
「うん、けど普通のレッドポーションではなぁ」
「試してみればいいのですよ」
「分かった」
まだ半信半疑ではあるけれど、俺は『全種類ポーション製造』スキルを使用してみた。どうやら、アイテムに対して手をかざすだけでいいらしい。
ぽわぽわと光るアイテムたち。
やがて、赤い液体の入ったポーションが出来る。
「出来ましたね」
「なんだ、普通のレッドポーションじゃん」
「いやいや、カイリ様。よく見てください」
「ん?」
よ~く見ると、それは普通のレッドポーションではなかった。
【レッドポーション改】
【効果】
このポーションの重量は非常に軽く、携帯しやすい。また、回復力も通常の二倍ある。このポーションは三回使用できる。使用後、ポーションは消滅する。
「ほら、これは『レッドポーション改』なんです!」
「え、改!? なにそれ」
「これはですね――“闇の錬金術師”にしか作れない改造ポーションなのです!」
「や、闇の錬金術師ー!?」
なにその怪しい錬金術師。
なんかヤバイ人だけど……でも、こんな凄いポーションを作れるんだ。
これを売れば大金持ちに!?
幸い、この王国は露店街がある。許可証さえあれば、自由に露店が出せるんだ。まずは、そこでポーションを売ろう。
「カイリ様、もう少しポーションを作って売ってみては?」
「うん。そうだな、この国は冒険者が多くて回復剤は高需要なんだ。この“改”なら間違いなく売れると思う」
「おぉ、では!」
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