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「やぁ、やめ、やだっ、壊れちゃうっ」
激しく責め立てられ、ミルルは泣き叫び、腰を後ろに引いて必死に逃れようとした。クロードはそれを押さえつけ、彼女の体を貪る。
「あんまり鳴くと、外に聞こえちゃうかもよ? 明日から恥ずかしくてお仕事できなくなってしまうね」
「こんなの……こんなの、ひどい、です……私、こんなの……」
ミルルの悲鳴は嗚咽へと変わっていく。
「なら、どうされたいの?」
クロードは上気したミルルの頬を優しく撫で、そう問いかけた。急に元のクロードに戻った気がして、混乱がますます加速する。
彼女には、優しいクロードと自分をめちゃくちゃに犯しているクロード、どちらが本当なのかわからない。
「一人でするときは、いつもどんな事を考えていたの?」
ミルルは躊躇いながらも、これは尋問だと言い聞かせて、正直に打ち明けることにした。
「そうやって……撫でてくれて……わたしの事を、ぎゅっと押しつぶされそうなぐらい抱きしめてくれるんです……それで、手を握ってくれて……」
「くっついているのが好きなの?」
「はい……多分……」
今のミルルは異常な状況に、冷静な思考を失っている状態だ。クロードが彼女の妄想通りにしてやると、ミルルは喜んだ。
「体位はどんなのが好きなのかな?」
クロードはミルルの首筋に唇を落とす。彼女はすっかり泣き止み、かたくこわばっていた体が弛緩しはじめる。
「ずっとくっついてて……向かい合わせに座るんです。そしたらやっぱりキスをして……」
指を絡ませながら、くちゅくちゅと、ごく浅い抽送を繰り返す。ミルルの声は、次第に甘い鳴き声に変わっていった。
「あっ、やあっ、そこっ」
クロードはミルルがことさらに反応を示した箇所を擦り上げる。
「気持ちいい……です」
犯されているはずの少女は、いつの間にかうっとりとした表情でクロードの首に手を回し、つむじに顔をうずめ、ぎこちないながらも自ら腰を揺らしている。
「おかしいね。悪事が露見して、尋問されて、無理やり処女を散らされたはずなのに、もうこんなに悦んで腰を振っているなんて」
「はい……ごめんなさい……」
クロードは体をつなげたままミルルを抱き起こし、椅子に腰掛け、向かい合わせに抱き寄せた。
「さっき言っていたのはこれかな?」
「はい……」
絶望をたたえていたはずのミルルの瞳は、いつの間にか光を取り戻したようにさえ思える。
ミルルはクロードに上半身をぴったりと寄せ、キスをねだるように口を開けた。求めるがままに舌を絡ませると、ミルルは自ら腰を上下させはじめる。
「あっ……クロードさま、のが中でぴくぴくして……」
「命令もしていないのに勝手に動くなんて、いやらしい子だね」
「はい……わたし、もうダメみたいです……こんなの、妄想じゃなくて現実にするなんて、おかしい……ですよね」
クロードはミルルの乳首を甘噛みした。ちう、とした音とともにミルルの腰に快感が集まっていく。
「んっ」
「自分でいいところに当たるように、練習してごらん。見ていてあげる」
ミルルは命令されたからか、それとも自分の意思なのか──クロードに跨り、快感を貪り始めた。
「わたし、もう、イッちゃ……だめなのに、こんな……」
「いいよ、ミルル……気持ちよくなってごらん」
「クロードさま……クロードさまぁ……」
きつく抱き合いながら、ミルルはクロードの上で絶頂した。
激しく責め立てられ、ミルルは泣き叫び、腰を後ろに引いて必死に逃れようとした。クロードはそれを押さえつけ、彼女の体を貪る。
「あんまり鳴くと、外に聞こえちゃうかもよ? 明日から恥ずかしくてお仕事できなくなってしまうね」
「こんなの……こんなの、ひどい、です……私、こんなの……」
ミルルの悲鳴は嗚咽へと変わっていく。
「なら、どうされたいの?」
クロードは上気したミルルの頬を優しく撫で、そう問いかけた。急に元のクロードに戻った気がして、混乱がますます加速する。
彼女には、優しいクロードと自分をめちゃくちゃに犯しているクロード、どちらが本当なのかわからない。
「一人でするときは、いつもどんな事を考えていたの?」
ミルルは躊躇いながらも、これは尋問だと言い聞かせて、正直に打ち明けることにした。
「そうやって……撫でてくれて……わたしの事を、ぎゅっと押しつぶされそうなぐらい抱きしめてくれるんです……それで、手を握ってくれて……」
「くっついているのが好きなの?」
「はい……多分……」
今のミルルは異常な状況に、冷静な思考を失っている状態だ。クロードが彼女の妄想通りにしてやると、ミルルは喜んだ。
「体位はどんなのが好きなのかな?」
クロードはミルルの首筋に唇を落とす。彼女はすっかり泣き止み、かたくこわばっていた体が弛緩しはじめる。
「ずっとくっついてて……向かい合わせに座るんです。そしたらやっぱりキスをして……」
指を絡ませながら、くちゅくちゅと、ごく浅い抽送を繰り返す。ミルルの声は、次第に甘い鳴き声に変わっていった。
「あっ、やあっ、そこっ」
クロードはミルルがことさらに反応を示した箇所を擦り上げる。
「気持ちいい……です」
犯されているはずの少女は、いつの間にかうっとりとした表情でクロードの首に手を回し、つむじに顔をうずめ、ぎこちないながらも自ら腰を揺らしている。
「おかしいね。悪事が露見して、尋問されて、無理やり処女を散らされたはずなのに、もうこんなに悦んで腰を振っているなんて」
「はい……ごめんなさい……」
クロードは体をつなげたままミルルを抱き起こし、椅子に腰掛け、向かい合わせに抱き寄せた。
「さっき言っていたのはこれかな?」
「はい……」
絶望をたたえていたはずのミルルの瞳は、いつの間にか光を取り戻したようにさえ思える。
ミルルはクロードに上半身をぴったりと寄せ、キスをねだるように口を開けた。求めるがままに舌を絡ませると、ミルルは自ら腰を上下させはじめる。
「あっ……クロードさま、のが中でぴくぴくして……」
「命令もしていないのに勝手に動くなんて、いやらしい子だね」
「はい……わたし、もうダメみたいです……こんなの、妄想じゃなくて現実にするなんて、おかしい……ですよね」
クロードはミルルの乳首を甘噛みした。ちう、とした音とともにミルルの腰に快感が集まっていく。
「んっ」
「自分でいいところに当たるように、練習してごらん。見ていてあげる」
ミルルは命令されたからか、それとも自分の意思なのか──クロードに跨り、快感を貪り始めた。
「わたし、もう、イッちゃ……だめなのに、こんな……」
「いいよ、ミルル……気持ちよくなってごらん」
「クロードさま……クロードさまぁ……」
きつく抱き合いながら、ミルルはクロードの上で絶頂した。
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