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1-9: スヴィリタリフの雨(Rain of "Sebewitalif")(後編)
5.評議会プラトー支部局長は『確信の剣』に命じる
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平野の国の首都、ランディニウム。この街中心部の小高い丘の上から、一際大きな施設が街を見下ろしている。
整えられた庭園では、宝石のように美しいバラが咲いている。荘厳な二重の扉を開けると、エントランス中央に大階段が見える。その三階の一角、ある執務室の前に、一組の男女が佇んでいた。
銀髪の髪をやや無造作に結んだ痩身の男。髪型は施設にやや不釣り合いであったが、コートの胸に縫われた天秤と剣の紋章は優雅であった。それが彼をこの場に相応しい存在にしている。
もう一人は背の低い少女だった。幼く、丸みを帯びた顔立ちは、十を過ぎて間もないあどけなさを感じさせる。短く整えられたダークグレーの髪には、花柄の髪飾りが刺さっている。痩身の男同様に、天秤と剣の紋章のコートを着用していた。
痩身の男がドアをノックすると、オーク材の乾いた心地よい音がした。部屋から中に入るよう声がした。真鍮の美しいハンドルをひねり、二人は恭しく入室した。
「魔術士が現れるはずだ」
執務室の奥に座る男性が、開口一番に言った。
「お仕事の話しでしょうか?局長」
痩身の男が礼儀正しく質問した。
「外行きの態度は止してくれ、ライアン。敬礼もいらない。知っての通りだ。一週間前の流星、どうやらあれが『スヴィリタリフの雨』で間違いなさそうだ」
執務室の主はそう言って立ち上がり、机の上に報告書の束を置いた。
「じゃあ遠慮無く」痩身の男、ライアンが襟を崩した。「まさか本当に起きるとは思いませんでしたね、ジェレミアスさん」
「情報提供者……やはり彼らは伝い手一族だったのだろう。目にするまでは私も半信半疑だったが」
ジェレミアスは戸棚を開けてワインとグラスを取り出そうとした。そしてライアンの隣の少女に気が付き「失礼、ミスリリス。ご希望はあるかな?」と優しく微笑んだ。
「ぶどうジュース。海の国で採れた、新鮮なものがいい」少女、リリスは答えた。
「こらこらリリスちゃん、わがまま言わないの!」すぐさまライアンが止めた。「すみません、教育が行き届いてなくて」
「教育?ライアン、サボって寝てばっかりじゃない。私は自分一人で勉強してるもん」リリスがライアンを睨むと、彼は静かにするように指でジェスチャーした。
「私もぶどうジュースで……。ほら、まだ仕事中ですから」ライアンが取り繕うように言った。
「しっかりしている。さすがは若き秀才だ」
ジェレミアスは二人の様子を楽しそうに見ながら、飲み物を入れた。ライアンは、彼がリリスを『天才』と言わず『秀才』と表現したことに、ジェレミアスの『らしさ』を感じ取った。
三人は応接セットに腰掛けた。
「世界が大騒ぎだ」ジェレミアスが緊張の面持ちで切り出した。「ドラゴン、シーオーグ 、セイレーン……。森の国では『妖怪』というそうだが。これまで物語の中にしかいなかったような存在が溢れかえっている。予言が正しければ、精霊だけではない。眠っていたアーティファクトや魔術が復活する可能性もある」
「報告は上がっているのですか?」ライアンが訪ねた。
「いや。まだなのかもしれないし、隠れているだけかもしれない。杞憂の可能性もある」ジェレミアスが冷静に言った。「最も恐ろしいのは、権力の座を狙い隠れていたハイエナどもだ。この世界的混乱を狩りの好機と捉えている」
ライアンは、ジェレミアスの瞳の奥で燃える炎を見た気がした。十年以上の付き合いだが、ジェレミアスのこうした性格はまったく変わっていなかった。
「苦しむのはいつも平穏に暮らす人々だ。彼らの生活は、野生の狩り場にするには素朴すぎる。我々アルマトリア評議会が目指すのは普遍的人間の権利だ」
「何をすればいいんです?」
「評議会は混乱の収拾を果たすため、すでにいくつかの方針を議決している。その一つが、出現するかもしれない魔術士の捕縛または討伐だ。ルクス=ノクタ信仰において魔術士は混乱の象徴だからな。国教によるイデオロギーの統一を図るつもりだろう。その全てに賛同できるわけではないが……」
「予言によれば、魔術士には特有のサインが現れるんでしたね。そいつらを探して連れてくれば良い訳ですね?」
「そうだ」
「抵抗されたらどうしましょう?」
ジェレミアスはライアンの瞳を見た。「君たち確信の剣に依頼するというのは、そういうことだ」
「分かりました」ライアンは了解して立ち上がった。「やるだけやってみますけど、あんまり期待しないでくださいよ」
「もちろんだ、友よ」ジェレミアスは緊張を解いた。
「ほら、リリスちゃん行くよ。俺たちの仕事は分かったよね?」
「いや、全然分からない。なんか知らない単語が多すぎるし。でもジュースはまあまあ美味しかった」リリスはジュースを最後まで飲みきりながら答えた。
「部屋に戻ったら皆にも説明するから……」執務室を出たライアンの声が遠ざかった。
一人になった執務室で、ジェレミアスは窓の外を眺めた。アルマトリア連合評議会の中に、魔術士を強く警戒する勢力がいる。特にルクス=ノクタ信仰を厚く信仰する団体だ。以前から彼は、その動きに不自然さを感じていた。
『スヴィリタリフの雨』以降、多発する精霊現象的混乱の中でも、彼らだけは執拗に魔術士の危険性を訴えていた。おそらくここには何か秘密がある。
そして伝い手の伝承。『スヴィリタリフの雨』以後、百八のかけらが世界に出現し、審判が始まるという一節。それが具体的に何であるのか、真偽すらも、今のジェレミアスには不明だった。
しかし、彼が目的とするのはそれらの真実ではない。彼にとって、真実はあくまでも利用するものにすぎない。真に目指すべきは、公平で平和な社会だった。
執務室の窓から見上げる平野の国の空は、薄暗い灰色の雲で覆われていた。時折覗く太陽の陽が、視線の先を明るく染める。だがそれもすぐに隠れてしまう。
まるでこの国の未来と同じだ、ジェレミアスはそう思った。
整えられた庭園では、宝石のように美しいバラが咲いている。荘厳な二重の扉を開けると、エントランス中央に大階段が見える。その三階の一角、ある執務室の前に、一組の男女が佇んでいた。
銀髪の髪をやや無造作に結んだ痩身の男。髪型は施設にやや不釣り合いであったが、コートの胸に縫われた天秤と剣の紋章は優雅であった。それが彼をこの場に相応しい存在にしている。
もう一人は背の低い少女だった。幼く、丸みを帯びた顔立ちは、十を過ぎて間もないあどけなさを感じさせる。短く整えられたダークグレーの髪には、花柄の髪飾りが刺さっている。痩身の男同様に、天秤と剣の紋章のコートを着用していた。
痩身の男がドアをノックすると、オーク材の乾いた心地よい音がした。部屋から中に入るよう声がした。真鍮の美しいハンドルをひねり、二人は恭しく入室した。
「魔術士が現れるはずだ」
執務室の奥に座る男性が、開口一番に言った。
「お仕事の話しでしょうか?局長」
痩身の男が礼儀正しく質問した。
「外行きの態度は止してくれ、ライアン。敬礼もいらない。知っての通りだ。一週間前の流星、どうやらあれが『スヴィリタリフの雨』で間違いなさそうだ」
執務室の主はそう言って立ち上がり、机の上に報告書の束を置いた。
「じゃあ遠慮無く」痩身の男、ライアンが襟を崩した。「まさか本当に起きるとは思いませんでしたね、ジェレミアスさん」
「情報提供者……やはり彼らは伝い手一族だったのだろう。目にするまでは私も半信半疑だったが」
ジェレミアスは戸棚を開けてワインとグラスを取り出そうとした。そしてライアンの隣の少女に気が付き「失礼、ミスリリス。ご希望はあるかな?」と優しく微笑んだ。
「ぶどうジュース。海の国で採れた、新鮮なものがいい」少女、リリスは答えた。
「こらこらリリスちゃん、わがまま言わないの!」すぐさまライアンが止めた。「すみません、教育が行き届いてなくて」
「教育?ライアン、サボって寝てばっかりじゃない。私は自分一人で勉強してるもん」リリスがライアンを睨むと、彼は静かにするように指でジェスチャーした。
「私もぶどうジュースで……。ほら、まだ仕事中ですから」ライアンが取り繕うように言った。
「しっかりしている。さすがは若き秀才だ」
ジェレミアスは二人の様子を楽しそうに見ながら、飲み物を入れた。ライアンは、彼がリリスを『天才』と言わず『秀才』と表現したことに、ジェレミアスの『らしさ』を感じ取った。
三人は応接セットに腰掛けた。
「世界が大騒ぎだ」ジェレミアスが緊張の面持ちで切り出した。「ドラゴン、シーオーグ 、セイレーン……。森の国では『妖怪』というそうだが。これまで物語の中にしかいなかったような存在が溢れかえっている。予言が正しければ、精霊だけではない。眠っていたアーティファクトや魔術が復活する可能性もある」
「報告は上がっているのですか?」ライアンが訪ねた。
「いや。まだなのかもしれないし、隠れているだけかもしれない。杞憂の可能性もある」ジェレミアスが冷静に言った。「最も恐ろしいのは、権力の座を狙い隠れていたハイエナどもだ。この世界的混乱を狩りの好機と捉えている」
ライアンは、ジェレミアスの瞳の奥で燃える炎を見た気がした。十年以上の付き合いだが、ジェレミアスのこうした性格はまったく変わっていなかった。
「苦しむのはいつも平穏に暮らす人々だ。彼らの生活は、野生の狩り場にするには素朴すぎる。我々アルマトリア評議会が目指すのは普遍的人間の権利だ」
「何をすればいいんです?」
「評議会は混乱の収拾を果たすため、すでにいくつかの方針を議決している。その一つが、出現するかもしれない魔術士の捕縛または討伐だ。ルクス=ノクタ信仰において魔術士は混乱の象徴だからな。国教によるイデオロギーの統一を図るつもりだろう。その全てに賛同できるわけではないが……」
「予言によれば、魔術士には特有のサインが現れるんでしたね。そいつらを探して連れてくれば良い訳ですね?」
「そうだ」
「抵抗されたらどうしましょう?」
ジェレミアスはライアンの瞳を見た。「君たち確信の剣に依頼するというのは、そういうことだ」
「分かりました」ライアンは了解して立ち上がった。「やるだけやってみますけど、あんまり期待しないでくださいよ」
「もちろんだ、友よ」ジェレミアスは緊張を解いた。
「ほら、リリスちゃん行くよ。俺たちの仕事は分かったよね?」
「いや、全然分からない。なんか知らない単語が多すぎるし。でもジュースはまあまあ美味しかった」リリスはジュースを最後まで飲みきりながら答えた。
「部屋に戻ったら皆にも説明するから……」執務室を出たライアンの声が遠ざかった。
一人になった執務室で、ジェレミアスは窓の外を眺めた。アルマトリア連合評議会の中に、魔術士を強く警戒する勢力がいる。特にルクス=ノクタ信仰を厚く信仰する団体だ。以前から彼は、その動きに不自然さを感じていた。
『スヴィリタリフの雨』以降、多発する精霊現象的混乱の中でも、彼らだけは執拗に魔術士の危険性を訴えていた。おそらくここには何か秘密がある。
そして伝い手の伝承。『スヴィリタリフの雨』以後、百八のかけらが世界に出現し、審判が始まるという一節。それが具体的に何であるのか、真偽すらも、今のジェレミアスには不明だった。
しかし、彼が目的とするのはそれらの真実ではない。彼にとって、真実はあくまでも利用するものにすぎない。真に目指すべきは、公平で平和な社会だった。
執務室の窓から見上げる平野の国の空は、薄暗い灰色の雲で覆われていた。時折覗く太陽の陽が、視線の先を明るく染める。だがそれもすぐに隠れてしまう。
まるでこの国の未来と同じだ、ジェレミアスはそう思った。
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