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北の大陸蹂躙
北の大陸 リッカ・フェリside ー 静かな殺人
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「きっと、この首飾りのせいだわ」
「そうだね。ならルーシェに頼んで呪いを解除してもらう?」
「うーん。でも、今は時間が止まっているでしょう? ルーシェと会話できるかしら?」
「大丈夫だよ。ルーシェはなんでもできるから! ルーシェ! この首飾りの呪いを解除してー!」
リッカはなんのためらいもなく、話しかけるようにルーシェへと声を上げた。
——おいおい。君たち僕を頼るの早くないか?
「おお! なんかルーシェが頭の中にいるみたい」
「ええ、驚きです」
——今まで魔物たちにはこうやって指示を出していたんだ。それにしても、早々に絶対時間が発動したところを見ると、もう素性はバレているのかもしれないな。解除は可能だが……どうするんだ?
「うーん。どうしよう……もういっそのことこの建物燃やしちゃう?」
そんな冗談とも思えるようなことを口にしながら、リッカは至って真剣な目でダンの机へと手を伸ばす。
「リッカ! そんなことしたらここを拠点にできなくなりますよ!」
リッカの無謀な提案に、慌ててフェリが止めに入った。しかし……
「でも、もうバレてるなら無理じゃない?」
「うっ……まあ、それもそうですね……」
慌てて止めに入ったが、リッカの言うとおり、もしバレているのであれば、ここを拠点にすることは難しいかもしれない。
だからといって、騒ぎを起こすのも得策ではないともいえる。
——クックック……やはり荷が重かったか?
「うー……悔しいけど、ルーシェみたいに簡単に国を落すなんて難しいよ」
「そうですねぇ。最初から敵対されていては潜伏することすら難しいですからね……ここは退くのが得策かと思います」
——撤退か……そうだな……なら、敵対者を今ここで殺し尽くせ。
「あはは、それじゃ私と変わらないじゃない」
「そうですよ! 討ち漏らしてしまえば、情報が拡散されて他の街で潜伏することすらままなりませんよ!」
——クックック……大丈夫じゃないか? 絶対時間内に済ませれば、討ち漏らすこともないだろう。それに、今の僕が発動できる絶対時間の効果はとてつもなく長い。そして、もし、絶対時間を突破してくるようなやつが現れたなら僕が相手をする。
「……そう、ですか……」
「大丈夫だよ。このギルド内にいる人たち全員と、見られた兵士たちを殺せば解決でしょ?」
リッカのあの発言は、なにも考えていないようで、ちゃんと理屈のとおった判断だったらしい。
——ククク……そうだな。なに、君たちは僕に守られているのだから、多少の無理をしても大丈夫だ。それに、そのくらい活発に行動しなければ国を落とすことは難しいだろう。
「そう……ですね。私が間違っていたみたいです。もう城内には入れたのですから、騒ぎになってでも見られた人間を殺した方が潜伏しやすい……というか、それしかなさそうですね」
「そうそう! 焼いちゃえばいーの」
満足気にリッカが頷く。
——リッカ、焼いても良いが、それは全員の首を跳ねてからにしろ。
「……そうですね。逃げられてもまずいですからね」
「うへー、ここにいる全員の首って……結構大変そう」
「でも、やるしかありません。そうと決まれば早速行動に移しますよ。絶対時間もいつまで続くかわかりませんから」
「はーい!」
リッカは元気よく返事をしたかと思えば、すぐに詠唱を始めた。
目の前に座る大男の首を切り落とす魔法……
「ウインドカッター!」
詠唱と同時に、局所的な旋風が二人を撫でる。
リッカの魔力調整は完璧で、ダンの首を切るほどの威力にも関わらず、その先にある物を傷つけることはなかった。
「あれ? 失敗したかな?」
リッカが不思議に思うのも無理はない。
なぜなら、止まった時間の中で首が落ちることはないからだ。
——大丈夫だ。ちゃんと切れているぞ。試しに持ち上げてみろ。
「え? 首を持ち上げるの?」
——ああ。二人が触れた物は動かせる。それ以外は時が止まっているから動かないだけだ。切断面を触らなければ、血も出ないだろう。
「うー。なんか物凄く嫌だけど……わかった」
嫌々了承しつつ、ダンの頭を両手で押さえて持ち上げる。
きっと体験したことのない感覚を覚えたことだろう。リッカが力を入れれば、スッと頭は胴体から切り離され、両腕にかかる人間の頭部の重量が、リッカにその者の死をまじまじと告げていた。
「うへー、ちゃんと切れてたよ」
気持ち悪そうに顔を背けながら生首を胴体に置き、リッカは小走りで戻ってきた。
「私もウインドカッターは使えますから、手分けして館内を回りましょう!」
「わかった。じゃあ私は一階に行くね!」
「なら私は三階から下へと向かいます。二階で合流しましょう」
「おっけー!」
二人は方針を決めると、すぐに行動を開始した。リッカは階段を勢いよく駆け下りていった。フェリはギルドマスターの部屋を出ると、一つ一つ部屋を確認しては首を切っていく。
討ち漏らしがないよう、丁寧に部屋を調べ、次々に人間の命を奪っていった。
見た目ではわからないが、首は確実に切断されており、時が動き出せばギルド内には血の雨が降ることだろう。
「この部屋で最後ね」
フェリが扉を開ければ、そこは書庫だった。
フロア一杯に棚が並べてあり、書類の束が保管されている。
フェリは急ぎ足で棚の間を確認していく。
そして、最後の棚の間を見れば、まだ幼さの残る少年が、書類の束を上の段に乗せようと背伸びをしているところだった。
ギルドの雑務要員として働いているのだろう。
「書類整理を任されるなんて、きっと優秀だったのね」
あまりの幼さにフェリの表情は陰りを見せる。しかし、やがては刈り取る命に違いはない。今か、もう少し先かの違いだけだ。
「……ウインドカッター」
覇気のない声で放たれた人間の首を刈る魔法。
しかし、完璧にコントロールされた一陣の風は容赦なく少年の首を通り過ぎる。
静かで、なにも変化のない死。
死んでいるなんてことは、見た目ではわからない。時が動き出した瞬間……少年は激痛に苛まれ、自分の頭が落ちていく不可解な視界を体験した後、大量の失血によって意識を刈り取られるのだろう。
フェリは少年に近づいて頭を持ち上げる。
成人の頭より少し軽い……まるで、それが命の重さだと言わんばかりに呆気なく持ち上がってしまった小さな頭部。
フェリはその重さを感じながら、少年の首が切断されていることを確認した。
「そうだね。ならルーシェに頼んで呪いを解除してもらう?」
「うーん。でも、今は時間が止まっているでしょう? ルーシェと会話できるかしら?」
「大丈夫だよ。ルーシェはなんでもできるから! ルーシェ! この首飾りの呪いを解除してー!」
リッカはなんのためらいもなく、話しかけるようにルーシェへと声を上げた。
——おいおい。君たち僕を頼るの早くないか?
「おお! なんかルーシェが頭の中にいるみたい」
「ええ、驚きです」
——今まで魔物たちにはこうやって指示を出していたんだ。それにしても、早々に絶対時間が発動したところを見ると、もう素性はバレているのかもしれないな。解除は可能だが……どうするんだ?
「うーん。どうしよう……もういっそのことこの建物燃やしちゃう?」
そんな冗談とも思えるようなことを口にしながら、リッカは至って真剣な目でダンの机へと手を伸ばす。
「リッカ! そんなことしたらここを拠点にできなくなりますよ!」
リッカの無謀な提案に、慌ててフェリが止めに入った。しかし……
「でも、もうバレてるなら無理じゃない?」
「うっ……まあ、それもそうですね……」
慌てて止めに入ったが、リッカの言うとおり、もしバレているのであれば、ここを拠点にすることは難しいかもしれない。
だからといって、騒ぎを起こすのも得策ではないともいえる。
——クックック……やはり荷が重かったか?
「うー……悔しいけど、ルーシェみたいに簡単に国を落すなんて難しいよ」
「そうですねぇ。最初から敵対されていては潜伏することすら難しいですからね……ここは退くのが得策かと思います」
——撤退か……そうだな……なら、敵対者を今ここで殺し尽くせ。
「あはは、それじゃ私と変わらないじゃない」
「そうですよ! 討ち漏らしてしまえば、情報が拡散されて他の街で潜伏することすらままなりませんよ!」
——クックック……大丈夫じゃないか? 絶対時間内に済ませれば、討ち漏らすこともないだろう。それに、今の僕が発動できる絶対時間の効果はとてつもなく長い。そして、もし、絶対時間を突破してくるようなやつが現れたなら僕が相手をする。
「……そう、ですか……」
「大丈夫だよ。このギルド内にいる人たち全員と、見られた兵士たちを殺せば解決でしょ?」
リッカのあの発言は、なにも考えていないようで、ちゃんと理屈のとおった判断だったらしい。
——ククク……そうだな。なに、君たちは僕に守られているのだから、多少の無理をしても大丈夫だ。それに、そのくらい活発に行動しなければ国を落とすことは難しいだろう。
「そう……ですね。私が間違っていたみたいです。もう城内には入れたのですから、騒ぎになってでも見られた人間を殺した方が潜伏しやすい……というか、それしかなさそうですね」
「そうそう! 焼いちゃえばいーの」
満足気にリッカが頷く。
——リッカ、焼いても良いが、それは全員の首を跳ねてからにしろ。
「……そうですね。逃げられてもまずいですからね」
「うへー、ここにいる全員の首って……結構大変そう」
「でも、やるしかありません。そうと決まれば早速行動に移しますよ。絶対時間もいつまで続くかわかりませんから」
「はーい!」
リッカは元気よく返事をしたかと思えば、すぐに詠唱を始めた。
目の前に座る大男の首を切り落とす魔法……
「ウインドカッター!」
詠唱と同時に、局所的な旋風が二人を撫でる。
リッカの魔力調整は完璧で、ダンの首を切るほどの威力にも関わらず、その先にある物を傷つけることはなかった。
「あれ? 失敗したかな?」
リッカが不思議に思うのも無理はない。
なぜなら、止まった時間の中で首が落ちることはないからだ。
——大丈夫だ。ちゃんと切れているぞ。試しに持ち上げてみろ。
「え? 首を持ち上げるの?」
——ああ。二人が触れた物は動かせる。それ以外は時が止まっているから動かないだけだ。切断面を触らなければ、血も出ないだろう。
「うー。なんか物凄く嫌だけど……わかった」
嫌々了承しつつ、ダンの頭を両手で押さえて持ち上げる。
きっと体験したことのない感覚を覚えたことだろう。リッカが力を入れれば、スッと頭は胴体から切り離され、両腕にかかる人間の頭部の重量が、リッカにその者の死をまじまじと告げていた。
「うへー、ちゃんと切れてたよ」
気持ち悪そうに顔を背けながら生首を胴体に置き、リッカは小走りで戻ってきた。
「私もウインドカッターは使えますから、手分けして館内を回りましょう!」
「わかった。じゃあ私は一階に行くね!」
「なら私は三階から下へと向かいます。二階で合流しましょう」
「おっけー!」
二人は方針を決めると、すぐに行動を開始した。リッカは階段を勢いよく駆け下りていった。フェリはギルドマスターの部屋を出ると、一つ一つ部屋を確認しては首を切っていく。
討ち漏らしがないよう、丁寧に部屋を調べ、次々に人間の命を奪っていった。
見た目ではわからないが、首は確実に切断されており、時が動き出せばギルド内には血の雨が降ることだろう。
「この部屋で最後ね」
フェリが扉を開ければ、そこは書庫だった。
フロア一杯に棚が並べてあり、書類の束が保管されている。
フェリは急ぎ足で棚の間を確認していく。
そして、最後の棚の間を見れば、まだ幼さの残る少年が、書類の束を上の段に乗せようと背伸びをしているところだった。
ギルドの雑務要員として働いているのだろう。
「書類整理を任されるなんて、きっと優秀だったのね」
あまりの幼さにフェリの表情は陰りを見せる。しかし、やがては刈り取る命に違いはない。今か、もう少し先かの違いだけだ。
「……ウインドカッター」
覇気のない声で放たれた人間の首を刈る魔法。
しかし、完璧にコントロールされた一陣の風は容赦なく少年の首を通り過ぎる。
静かで、なにも変化のない死。
死んでいるなんてことは、見た目ではわからない。時が動き出した瞬間……少年は激痛に苛まれ、自分の頭が落ちていく不可解な視界を体験した後、大量の失血によって意識を刈り取られるのだろう。
フェリは少年に近づいて頭を持ち上げる。
成人の頭より少し軽い……まるで、それが命の重さだと言わんばかりに呆気なく持ち上がってしまった小さな頭部。
フェリはその重さを感じながら、少年の首が切断されていることを確認した。
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