107 / 157
北の大陸蹂躙
神殺しの系譜 些細な不明点
しおりを挟む
「やあ。フローテ……おまえは天界でも美しいんだね」
目の前いる美神は、地上にいたころよりも儚く線の細い美しさに見惚れてしまいそうだった。
たった一枚の白い布を身に纏い、細いくびれを強調するかのように腰回りを紐で結んでいる。
フローテは突然現れた僕に驚きの表情を見せた。
「嘘……でしょ? なんで肉体を保ったまま天界に存在できるの? そんなの……あり得ないわ!」
「そうなの? でも、僕はここにいる。約束どおり、神殺しの実験を手伝って欲しいんだ……どうかな?」
「嫌……嫌よ! ふざけないで!」
フローテは少し後ずさるように声を張り上げた。
「なにをそんなに怯えているんだ? 神は死なないんだろう? ならいいじゃないか」
「それはそうだけど、痛みは感じるのよ!」
「あー、そうだね。でも大丈夫。今回行う実験は痛みを感じないはずだ。安心して欲しい」
「いったいなにをするつもりなのよ……」
自分はなにも情報を提供しないくせに、僕がわざわざ教えてやるとでも思っているのだろうか?
僕は思わず笑ってしまった顔を隠すように下へと向けてしまったが、隠す必要も無いか……と、表情を取り繕うのをやめてフローテへと向き直る。
「クックック……バカだなぁ……僕に敵対している者に教えるわけがないじゃないか……魔族へと忠誠を誓ったくせに裏切るなんて……おまえはなにを考えているんだか……死ぬまで追われる身になったのはおまえだ……他の神は許しても、おまえだけは絶対に許さない。これは生死を賭けた争いなんだ、裏切り者には死を……当たり前だろ? 慈悲なんてかけたらそいつも裏切り者さ……おまえはいらない……必要ないんだ……そんな者が威勢よく僕を邪魔立てするなら……普通なら殺すだろ? 考えても見ろ、目の前で血を吸おうと蚊が飛んでいたら殺すはずだ。おまえはそれと一緒なんだ。ただそれが蚊ではなく神だった……それだけの違いさ。だから……ほら……」
僕はフローテへと手をかざした。
「ちょっと! 待って! 待ってよ! 痛いのは嫌!」
日和気味な態度を見せるフローテに僕は破顔してしまう。
神様が怯えている。
それはそれは心を躍らせるとても素晴らしい光景だった。
「大丈夫。痛くはしないよ。ただ……成功すれば、おまえは死んだも同然となる……それだけなんだから……クックック……なにが嫌なんだ?」
「なにがって……嫌よ! なにをするのかもわからないのに、やらせるわけがないじゃない!」
「ふむ……なにをするかなんて教えるつもりはないから仕方ないな……このまま受けるがいい……おまえは裏切り者なんだから」
僕は突き出した手をもう少しだけ前に出す。
この動作に意味なんてない。怯えるフローテを揶揄っているだけだ。
「わ……わかったわよ! やめて! 私の負け……なんでもするわ……だからお願い。その手を降ろして」
こうもあっさり降伏宣言とは……我慢することができないわがままな神様らしい幕切れだ。
さて……なんでもするって言うのなら、なんでもしてもらおう。こいつには使い道が山ほどある。正直フローテなしで神との対決は避けたいところだった。何事も最初が肝心。しっかり周りを固めてから、万全の体制で挑むことが望ましい。
特に、今、僕が対峙しているのは神たちなのだから、慎重すぎるということもないだろう。
「そうか……ようやく手を貸してくれる気になったか。最初からそうすればよかったんだ……手のかかる奴だ」
フローテは胸元にそっと手を当てて、深く溜息を吐いた。
そして、少し疲れ気味な上目遣いで僕を見て、口元を力なく上げた。
「はぁ……あなたはどこまで本気なのかしら?」
「全部本気だ。要らない者にかける情けなんてない」
「なら……私は必要だってことなのね」
「ああ……天使を殺す。だが、あまりにも情報がなくてな。攻めあぐねいていたところなんだ。なんでもいいから天使に関わる情報をくれ」
「まったく……逃げる、隠れる、許しを乞うなら力になれなくもないけど、殺すなんて言われても本当になにも知らないわよ? むしろ神を殺せるなんて言っている人から聞いた方がいいんじゃない?」
「ああ……方法はもう聞いてる。だけど、少し気になってな。僕は理解できないことを鵜呑みにして行動を起こせるような敬虔な信者ではないんだ。それに……僕でも打ち消すことができない呪いについても知りたいしな」
こんなチート能力に目覚めても、バットステータスの解放の枷は解除できなかった。
魔法とは違う理でかけられた呪い。
誰にかけられたわけでもない。
これは、サタン様から与えられた物だ……バッドステータスとして。
もし……仲間を作らなければ……こんなことはしなかっただろう。
なにも考えることなく人間を殺し尽くしていたはずだ。
たとえ、サタン様から与えられた不明なバッドステータスが僕の命を奪うものだったとしても、人間を皆殺しにできるのであればそれでもよかった。
だけど……僕は生きていたいと思ってしまったようだ。わざわざ危険を犯してまでこんな所に来て、不可解なステータスの謎を解く鍵を探している。
僕がこの世界で人間を殺す以外に求めてしまったもの……魔王が求めるには分不相応だが……手に入らないということもない。それに、求めてはいけないものではない。
単に、固定観念的に言えば似合わないというだけなのだ。
「どういうこと?」
「呪いに詳しい奴はいるか?」
「呪いって……天界で施せるのは天罰だけよ。下界に降りれば仕方なく使うけどね」
「天罰? 解除できる奴はいるのか?」
「そうね……パパならわかるかもしれないけど」
「全能神か? なら会わせてくれ」
「本気で言っているの?」
目を細め訝しげな眼差しを僕に向けるフローテ。
いろいろな意味合いを含んでいるだろうその眼差しは、死にたいの? とでも言いたげだった。
「ああ。難しいのか?」
「そんなことはないけど……どうなっても知らないわよ」
「なにをそんなに不安になることがあるんだ?」
「あのね……パパは長い戦いの末にあらゆる神の頂点に君臨してるの。それこそ親にだって、子にだって容赦はしないわ。戦闘において、あなたが勝てる要素なんて一つもないんだから」
「そうか。別に戦いに行くわけじゃないんだから大丈夫だろう?」
「そんな甘い話が通用すればいいけどね」
「クックック……そうだな。今ここでなにを言っても仕方がないだろう。早く行こう」
「はぁ……まあいいわ。行きましょう」
僕はフローテに案内を頼み、全能神の下へと向かった。
天罰かもしれないバッドステータスを解明するために全能神の知恵を借りに行く。
あまりにも馬鹿げた行いに見えるだろうが、そうでもしないと、この戦局で優位に立つことはできないだろう。
神とサタン様。
特に興味もなかったが、僕にバッドステータスを付けた理由、その効果を確かめる前にサタン様の言うことを聞くわけにはいかなくなった。
なぜなら、死んで欲しくないと願う仲間ができた……ただそれだけのことなのに、僕の優先順位は大きく変更されてしまったようだ。
目の前いる美神は、地上にいたころよりも儚く線の細い美しさに見惚れてしまいそうだった。
たった一枚の白い布を身に纏い、細いくびれを強調するかのように腰回りを紐で結んでいる。
フローテは突然現れた僕に驚きの表情を見せた。
「嘘……でしょ? なんで肉体を保ったまま天界に存在できるの? そんなの……あり得ないわ!」
「そうなの? でも、僕はここにいる。約束どおり、神殺しの実験を手伝って欲しいんだ……どうかな?」
「嫌……嫌よ! ふざけないで!」
フローテは少し後ずさるように声を張り上げた。
「なにをそんなに怯えているんだ? 神は死なないんだろう? ならいいじゃないか」
「それはそうだけど、痛みは感じるのよ!」
「あー、そうだね。でも大丈夫。今回行う実験は痛みを感じないはずだ。安心して欲しい」
「いったいなにをするつもりなのよ……」
自分はなにも情報を提供しないくせに、僕がわざわざ教えてやるとでも思っているのだろうか?
僕は思わず笑ってしまった顔を隠すように下へと向けてしまったが、隠す必要も無いか……と、表情を取り繕うのをやめてフローテへと向き直る。
「クックック……バカだなぁ……僕に敵対している者に教えるわけがないじゃないか……魔族へと忠誠を誓ったくせに裏切るなんて……おまえはなにを考えているんだか……死ぬまで追われる身になったのはおまえだ……他の神は許しても、おまえだけは絶対に許さない。これは生死を賭けた争いなんだ、裏切り者には死を……当たり前だろ? 慈悲なんてかけたらそいつも裏切り者さ……おまえはいらない……必要ないんだ……そんな者が威勢よく僕を邪魔立てするなら……普通なら殺すだろ? 考えても見ろ、目の前で血を吸おうと蚊が飛んでいたら殺すはずだ。おまえはそれと一緒なんだ。ただそれが蚊ではなく神だった……それだけの違いさ。だから……ほら……」
僕はフローテへと手をかざした。
「ちょっと! 待って! 待ってよ! 痛いのは嫌!」
日和気味な態度を見せるフローテに僕は破顔してしまう。
神様が怯えている。
それはそれは心を躍らせるとても素晴らしい光景だった。
「大丈夫。痛くはしないよ。ただ……成功すれば、おまえは死んだも同然となる……それだけなんだから……クックック……なにが嫌なんだ?」
「なにがって……嫌よ! なにをするのかもわからないのに、やらせるわけがないじゃない!」
「ふむ……なにをするかなんて教えるつもりはないから仕方ないな……このまま受けるがいい……おまえは裏切り者なんだから」
僕は突き出した手をもう少しだけ前に出す。
この動作に意味なんてない。怯えるフローテを揶揄っているだけだ。
「わ……わかったわよ! やめて! 私の負け……なんでもするわ……だからお願い。その手を降ろして」
こうもあっさり降伏宣言とは……我慢することができないわがままな神様らしい幕切れだ。
さて……なんでもするって言うのなら、なんでもしてもらおう。こいつには使い道が山ほどある。正直フローテなしで神との対決は避けたいところだった。何事も最初が肝心。しっかり周りを固めてから、万全の体制で挑むことが望ましい。
特に、今、僕が対峙しているのは神たちなのだから、慎重すぎるということもないだろう。
「そうか……ようやく手を貸してくれる気になったか。最初からそうすればよかったんだ……手のかかる奴だ」
フローテは胸元にそっと手を当てて、深く溜息を吐いた。
そして、少し疲れ気味な上目遣いで僕を見て、口元を力なく上げた。
「はぁ……あなたはどこまで本気なのかしら?」
「全部本気だ。要らない者にかける情けなんてない」
「なら……私は必要だってことなのね」
「ああ……天使を殺す。だが、あまりにも情報がなくてな。攻めあぐねいていたところなんだ。なんでもいいから天使に関わる情報をくれ」
「まったく……逃げる、隠れる、許しを乞うなら力になれなくもないけど、殺すなんて言われても本当になにも知らないわよ? むしろ神を殺せるなんて言っている人から聞いた方がいいんじゃない?」
「ああ……方法はもう聞いてる。だけど、少し気になってな。僕は理解できないことを鵜呑みにして行動を起こせるような敬虔な信者ではないんだ。それに……僕でも打ち消すことができない呪いについても知りたいしな」
こんなチート能力に目覚めても、バットステータスの解放の枷は解除できなかった。
魔法とは違う理でかけられた呪い。
誰にかけられたわけでもない。
これは、サタン様から与えられた物だ……バッドステータスとして。
もし……仲間を作らなければ……こんなことはしなかっただろう。
なにも考えることなく人間を殺し尽くしていたはずだ。
たとえ、サタン様から与えられた不明なバッドステータスが僕の命を奪うものだったとしても、人間を皆殺しにできるのであればそれでもよかった。
だけど……僕は生きていたいと思ってしまったようだ。わざわざ危険を犯してまでこんな所に来て、不可解なステータスの謎を解く鍵を探している。
僕がこの世界で人間を殺す以外に求めてしまったもの……魔王が求めるには分不相応だが……手に入らないということもない。それに、求めてはいけないものではない。
単に、固定観念的に言えば似合わないというだけなのだ。
「どういうこと?」
「呪いに詳しい奴はいるか?」
「呪いって……天界で施せるのは天罰だけよ。下界に降りれば仕方なく使うけどね」
「天罰? 解除できる奴はいるのか?」
「そうね……パパならわかるかもしれないけど」
「全能神か? なら会わせてくれ」
「本気で言っているの?」
目を細め訝しげな眼差しを僕に向けるフローテ。
いろいろな意味合いを含んでいるだろうその眼差しは、死にたいの? とでも言いたげだった。
「ああ。難しいのか?」
「そんなことはないけど……どうなっても知らないわよ」
「なにをそんなに不安になることがあるんだ?」
「あのね……パパは長い戦いの末にあらゆる神の頂点に君臨してるの。それこそ親にだって、子にだって容赦はしないわ。戦闘において、あなたが勝てる要素なんて一つもないんだから」
「そうか。別に戦いに行くわけじゃないんだから大丈夫だろう?」
「そんな甘い話が通用すればいいけどね」
「クックック……そうだな。今ここでなにを言っても仕方がないだろう。早く行こう」
「はぁ……まあいいわ。行きましょう」
僕はフローテに案内を頼み、全能神の下へと向かった。
天罰かもしれないバッドステータスを解明するために全能神の知恵を借りに行く。
あまりにも馬鹿げた行いに見えるだろうが、そうでもしないと、この戦局で優位に立つことはできないだろう。
神とサタン様。
特に興味もなかったが、僕にバッドステータスを付けた理由、その効果を確かめる前にサタン様の言うことを聞くわけにはいかなくなった。
なぜなら、死んで欲しくないと願う仲間ができた……ただそれだけのことなのに、僕の優先順位は大きく変更されてしまったようだ。
0
お気に入りに追加
960
あなたにおすすめの小説
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
特殊部隊の俺が転生すると、目の前で絶世の美人母娘が犯されそうで助けたら、とんでもないヤンデレ貴族だった
なるとし
ファンタジー
鷹取晴翔(たかとりはると)は陸上自衛隊のとある特殊部隊に所属している。だが、ある日、訓練の途中、不慮の事故に遭い、異世界に転生することとなる。
特殊部隊で使っていた武器や防具などを召喚できる特殊能力を謎の存在から授かり、目を開けたら、絶世の美女とも呼ばれる母娘が男たちによって犯されそうになっていた。
武装状態の鷹取晴翔は、持ち前の優秀な身体能力と武器を使い、その母娘と敷地にいる使用人たちを救う。
だけど、その母と娘二人は、
とおおおおんでもないヤンデレだった……
第3回次世代ファンタジーカップに出すために一部を修正して投稿したものです。
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
異世界で穴掘ってます!
KeyBow
ファンタジー
修学旅行中のバスにいた筈が、異世界召喚にバスの全員が突如されてしまう。主人公の聡太が得たスキルは穴掘り。外れスキルとされ、屑の外れ者として抹殺されそうになるもしぶとく生き残り、救ってくれた少女と成り上がって行く。不遇といわれるギフトを駆使して日の目を見ようとする物語
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
男女比世界は大変らしい。(ただしイケメンに限る)
@aozora
ファンタジー
ひろし君は狂喜した。「俺ってこの世界の主役じゃね?」
このお話は、男女比が狂った世界で女性に優しくハーレムを目指して邁進する男の物語…ではなく、そんな彼を端から見ながら「頑張れ~」と気のない声援を送る男の物語である。
「第一章 男女比世界へようこそ」完結しました。
男女比世界での脇役少年の日常が描かれています。
「第二章 中二病には罹りませんー中学校編ー」完結しました。
青年になって行く佐々木君、いろんな人との交流が彼を成長させていきます。
ここから何故かあやかし現代ファンタジーに・・・。どうしてこうなった。
「カクヨム」さんが先行投稿になります。
俺は善人にはなれない
気衒い
ファンタジー
とある過去を持つ青年が異世界へ。しかし、神様が転生させてくれた訳でも誰かが王城に召喚した訳でもない。気が付いたら、森の中にいたという状況だった。その後、青年は優秀なステータスと珍しい固有スキルを武器に異世界を渡り歩いていく。そして、道中で沢山の者と出会い、様々な経験をした青年の周りにはいつしか多くの仲間達が集っていた。これはそんな青年が異世界で誰も成し得なかった偉業を達成する物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる