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3部 精霊女王の〝首狩り馬〟 編
79話 祭りの準備
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正午も過ぎた頃、町の老人会が主催になっているという『夏の青空舞台祭り』の設営準備を手伝うため、メイベルとスティーブンは、エインワースの案内で会場になっている町の公園へと向かった。
そこは住宅街の中、簡単な柵に囲まれたポッカリと開けた芝生地帯だった。
端の方にベンチが数個、砂場と小さなブランコが一組あるばかりだ。日頃、落ち着いた年齢の大人達や、幼い子供達を散歩させる母親達がゆっくり過ごしている所であるらしい。
そんな殺風景な広場は、今や町の大人たちが沢山集まっていた。
「…………人が、多いな」
メイベルは、買い物の店内でもないのに、こうして多くの人が集まっている様子を見て呟いた。
年齢層は幅広く、テントや舞台の骨組みを運んだり指示しているのは男達だ。中年までのたくましい男達は、よく老人達を手伝っていて、場にはなごやかな雰囲気が広がっている。
そのサポートをしているのが女性達だった。先に設置してもらったのか、炊き出し用の長めのテントの下でテーブルや椅子、そして調理器具を運んだりしている。
ふと、人々がエンワースに気付いて目を向けてきた。
「やぁエインワース、よく来たね」
「おっ、本当に来たのかエインワースさん。最近、俺の店で見かけないから元気そうで安心したよ」
「あまり無理はするなよ。ワシの方が逞しいしな」
茶化してくる老人もいたが、その呼びかけはメイベルの姿に気付いてぎこちなくなる。皆、作業中だからという風で、困惑ぎみに声を掛けるにとどまった。
そこにいた女性達も戸惑っているようだった。エインワースに声を掛けようとして止めている者もいて、どうしたら良いのだろうという風に、男達の方をチラチラ見ている。
「ほら、やっぱりな。私を連れてくるべきじゃなかったんだ」
メイベルは、鼻から小さく息を吐いた。
だが隣のエインワースを見れば、ちっとも困っている様子をしていなかった。視線を察知した彼は、こちらを見るなり「見てごらん」と指を向ける。
「この公園にね、いつかメイベルと一緒に来てみたかったんだ。ほら、数年前まで私がゲートボールをしていた場所だよ。この前話した、派手にこけた場所があそこだ」
「お前ね……戸惑っている空気くらい読んでやれよ」
こいつ、もしや空気が読めない人間なのでは、と思ってしまう。
もしかしたら避けられたりしてしまうのではないか、といった事を彼は考えてもいないようだった。友人や知り合い達が集まった賑やかな雰囲気を、彼はにこにこと見つめている。
家を出る際、爺さんが決めたんだししっかり手伝え、と言っていたスティーブンの方も平気な顔をしていた。帰れ、と言ってくれる気配もない。
「なんだかなぁ……」
思わず、メイベルはこっそり口の中で呟いた。人に尋ねなければ何を手伝っていいのかも分からないし、彼らはこのまま立ちっぱなしでいるわけではないだろうな?
いや、私がそばを離れれば、彼らの方はスムーズに輪に加われるか。
その後にでも自分が手伝えるものを寄越してもらえばいい。――なければないで、私はエインワースの加勢をするまでだ、とメイベルは思案を終える。
その時、待っていたようにしてエインワースが「あ」と表情を明るくして手を振った。彼の視線の先を見れば、画家の頑固ジジイ、エリクトールが向かってくる姿があった。
なるほど、待ち合わせてもいたわけか、とメイベルが思っている中、やってきたエリクトールが応えるようにして手を軽く上げた。
「先に来ていて正解だったな。予定よりも少し早いじゃないか」
「スティーヴが気を利かせてくれて、少し早めに家を出たんだよ」
エインワースが答えて、にっこりと笑う。
祖父の足が、どこまで弱っているのかは知らないようだった。それでも、ゆっくり歩いて向かえるようにしたいと考えたのか、スティーブンが真っ先にそれを提案したのをメイベルは思い出す。
――連れて行くのはススメないって? 俺だけに労働させようとするなよ、お前は『妻として爺さんに頼まれた』んだろ。なら、とっとと支度しろ。
そう一方的に言われたかと思ったら、背中を押されて急かされたのである。
考えてみると、やはりこの孫はエインワースに似ているところもある気がした。こちらは【精霊に呪われしモノ】だというのに、普通に背中を押すとかするか?
そんな事を考えていると、エリクトールが続いてスティーブンを見た。
「ほぉ。労働も知らん『教授』が、きちんと労力を提供しに来てくれるとは思わなかったな――昔っから祖父っ子のストーカーが」
「職業差別は関心しないな、画家の先生。あんたよりは俺の方が体力もあるからな――爺さんのストーカー野郎が」
ぼそり、と互いが台詞の後半に文句の言葉を付け加える。
ピシャーンッ、と見つめ合う両者の間の空気がピリピリしていた。お前ら、どっちもエンワース大好き同士だろ、レベルは同じだよ……とメイベルは困った顔で呟いてしまう。
きょとん、としてエインワースが小首を傾げた時、そういえばとエリクトールが彼へ目を戻した。
「設置の担当場所は、先日話し合っていただろう。なんで入ってすぐのところで立ち止まっているんだ? おかげで気付くのに少し遅れ――」
不意に、エリクトールが気付いたように言葉を切った。メイベルを見ると、続いて顰め面でチラリと周囲の様子を見やる。
「知らんから怖いってやつだろ」
そう口にしたエリクトールが、相変わらずの無愛想な顔でこちらを見た。
「気にすんな」
メイベルは、彼をじっと見つめ返した。
「気にした覚えはない」
「そうかよ。わざわざ気にするまでもない、って顔に言葉が見えるみたいだぜ」
腰に手をあてたエリクトールが、途端に「いや、すまん、独り言みたいなものだ」と言って、愚痴るような口調になったのを詫びるように続けた。
「みんな分かっとるんだ。エインワースが嫁として連れているのなら、一時的にせよ、彼が見ている限りは大丈夫だろうな、と」
言いながら会場を見やったエリクトールの横顔を、メイベルは金色の『精霊の目』で見つめていた。
「それくらいに、エインワースは町の人々に信頼されている」
だろうな、とメイベルは見慣れた迫害のない光景に思った。けれど、会話に参加するつもりはなくて声にはしなかった。
話す彼を見つめているエインワースの微笑みが、信頼している友人に任せようとするかのように優しげに深まった。
「ワシも【精霊に呪われしモノ】については、詳しくは知らん。ただ、話だけを聞くに、目にするだけで呪われるみてぇじゃねぇか」
そこでエリクトールの目が、メイベルへと戻された。
「お前さん、自分がどんな風に言われているのか知ってるのかい?」
「知ってる」
「ワシはお前さんと紅茶も飲んだが、それでも何も起こらなかった。こうやってエインワースも元気に暮らしとる。そう知ったうえで思い返すと、正しいのか間違っているのかも分からない噂やら忠告話やらが、ちとムカツクと思ってな」
その視線には、疑問と遺憾を感じたという感想が浮かんでいた。一体どうなんだ、と目で問いかけている彼のそばから、スティーブンも目を向けてくる。
何が正しいのか、何が間違っているのか。
けれど考えるのは、人間が自分を守るためには必要のないモノだ。
人間側にも複雑な事情があって、だから全てを知っているのは一部。彼らは隠したがる事に必死になり、真理を知っている者は第三者としても語る事を嫌い、躊躇う。
メイベルは、カチリ、と思考を終え一度ゆっくりと目を閉じた。
「それは、ほぼ正しい忠告だ、画家のエリクトール」
ゆっくりと目を開いたメイベルは、精霊として、その人間を示す正しき言い方で答える。
「――適切な距離は必要だよ」
恐れていてくれるのであれば、こちらとしても都合はいい。
エリクトールは、納得がいかないような顔をした。しかし――
「さて、私達も早速やろうか。今はどんな状況か、教えてくれるかいエリクトール?」
エインワースの一声で、その話は終了となった。
歩き出しながら説明するエリクトールが案内する形で、メイベル達は広間を進み、設置最中のテントの一つの作業に加わる事になった。
そこは住宅街の中、簡単な柵に囲まれたポッカリと開けた芝生地帯だった。
端の方にベンチが数個、砂場と小さなブランコが一組あるばかりだ。日頃、落ち着いた年齢の大人達や、幼い子供達を散歩させる母親達がゆっくり過ごしている所であるらしい。
そんな殺風景な広場は、今や町の大人たちが沢山集まっていた。
「…………人が、多いな」
メイベルは、買い物の店内でもないのに、こうして多くの人が集まっている様子を見て呟いた。
年齢層は幅広く、テントや舞台の骨組みを運んだり指示しているのは男達だ。中年までのたくましい男達は、よく老人達を手伝っていて、場にはなごやかな雰囲気が広がっている。
そのサポートをしているのが女性達だった。先に設置してもらったのか、炊き出し用の長めのテントの下でテーブルや椅子、そして調理器具を運んだりしている。
ふと、人々がエンワースに気付いて目を向けてきた。
「やぁエインワース、よく来たね」
「おっ、本当に来たのかエインワースさん。最近、俺の店で見かけないから元気そうで安心したよ」
「あまり無理はするなよ。ワシの方が逞しいしな」
茶化してくる老人もいたが、その呼びかけはメイベルの姿に気付いてぎこちなくなる。皆、作業中だからという風で、困惑ぎみに声を掛けるにとどまった。
そこにいた女性達も戸惑っているようだった。エインワースに声を掛けようとして止めている者もいて、どうしたら良いのだろうという風に、男達の方をチラチラ見ている。
「ほら、やっぱりな。私を連れてくるべきじゃなかったんだ」
メイベルは、鼻から小さく息を吐いた。
だが隣のエインワースを見れば、ちっとも困っている様子をしていなかった。視線を察知した彼は、こちらを見るなり「見てごらん」と指を向ける。
「この公園にね、いつかメイベルと一緒に来てみたかったんだ。ほら、数年前まで私がゲートボールをしていた場所だよ。この前話した、派手にこけた場所があそこだ」
「お前ね……戸惑っている空気くらい読んでやれよ」
こいつ、もしや空気が読めない人間なのでは、と思ってしまう。
もしかしたら避けられたりしてしまうのではないか、といった事を彼は考えてもいないようだった。友人や知り合い達が集まった賑やかな雰囲気を、彼はにこにこと見つめている。
家を出る際、爺さんが決めたんだししっかり手伝え、と言っていたスティーブンの方も平気な顔をしていた。帰れ、と言ってくれる気配もない。
「なんだかなぁ……」
思わず、メイベルはこっそり口の中で呟いた。人に尋ねなければ何を手伝っていいのかも分からないし、彼らはこのまま立ちっぱなしでいるわけではないだろうな?
いや、私がそばを離れれば、彼らの方はスムーズに輪に加われるか。
その後にでも自分が手伝えるものを寄越してもらえばいい。――なければないで、私はエインワースの加勢をするまでだ、とメイベルは思案を終える。
その時、待っていたようにしてエインワースが「あ」と表情を明るくして手を振った。彼の視線の先を見れば、画家の頑固ジジイ、エリクトールが向かってくる姿があった。
なるほど、待ち合わせてもいたわけか、とメイベルが思っている中、やってきたエリクトールが応えるようにして手を軽く上げた。
「先に来ていて正解だったな。予定よりも少し早いじゃないか」
「スティーヴが気を利かせてくれて、少し早めに家を出たんだよ」
エインワースが答えて、にっこりと笑う。
祖父の足が、どこまで弱っているのかは知らないようだった。それでも、ゆっくり歩いて向かえるようにしたいと考えたのか、スティーブンが真っ先にそれを提案したのをメイベルは思い出す。
――連れて行くのはススメないって? 俺だけに労働させようとするなよ、お前は『妻として爺さんに頼まれた』んだろ。なら、とっとと支度しろ。
そう一方的に言われたかと思ったら、背中を押されて急かされたのである。
考えてみると、やはりこの孫はエインワースに似ているところもある気がした。こちらは【精霊に呪われしモノ】だというのに、普通に背中を押すとかするか?
そんな事を考えていると、エリクトールが続いてスティーブンを見た。
「ほぉ。労働も知らん『教授』が、きちんと労力を提供しに来てくれるとは思わなかったな――昔っから祖父っ子のストーカーが」
「職業差別は関心しないな、画家の先生。あんたよりは俺の方が体力もあるからな――爺さんのストーカー野郎が」
ぼそり、と互いが台詞の後半に文句の言葉を付け加える。
ピシャーンッ、と見つめ合う両者の間の空気がピリピリしていた。お前ら、どっちもエンワース大好き同士だろ、レベルは同じだよ……とメイベルは困った顔で呟いてしまう。
きょとん、としてエインワースが小首を傾げた時、そういえばとエリクトールが彼へ目を戻した。
「設置の担当場所は、先日話し合っていただろう。なんで入ってすぐのところで立ち止まっているんだ? おかげで気付くのに少し遅れ――」
不意に、エリクトールが気付いたように言葉を切った。メイベルを見ると、続いて顰め面でチラリと周囲の様子を見やる。
「知らんから怖いってやつだろ」
そう口にしたエリクトールが、相変わらずの無愛想な顔でこちらを見た。
「気にすんな」
メイベルは、彼をじっと見つめ返した。
「気にした覚えはない」
「そうかよ。わざわざ気にするまでもない、って顔に言葉が見えるみたいだぜ」
腰に手をあてたエリクトールが、途端に「いや、すまん、独り言みたいなものだ」と言って、愚痴るような口調になったのを詫びるように続けた。
「みんな分かっとるんだ。エインワースが嫁として連れているのなら、一時的にせよ、彼が見ている限りは大丈夫だろうな、と」
言いながら会場を見やったエリクトールの横顔を、メイベルは金色の『精霊の目』で見つめていた。
「それくらいに、エインワースは町の人々に信頼されている」
だろうな、とメイベルは見慣れた迫害のない光景に思った。けれど、会話に参加するつもりはなくて声にはしなかった。
話す彼を見つめているエインワースの微笑みが、信頼している友人に任せようとするかのように優しげに深まった。
「ワシも【精霊に呪われしモノ】については、詳しくは知らん。ただ、話だけを聞くに、目にするだけで呪われるみてぇじゃねぇか」
そこでエリクトールの目が、メイベルへと戻された。
「お前さん、自分がどんな風に言われているのか知ってるのかい?」
「知ってる」
「ワシはお前さんと紅茶も飲んだが、それでも何も起こらなかった。こうやってエインワースも元気に暮らしとる。そう知ったうえで思い返すと、正しいのか間違っているのかも分からない噂やら忠告話やらが、ちとムカツクと思ってな」
その視線には、疑問と遺憾を感じたという感想が浮かんでいた。一体どうなんだ、と目で問いかけている彼のそばから、スティーブンも目を向けてくる。
何が正しいのか、何が間違っているのか。
けれど考えるのは、人間が自分を守るためには必要のないモノだ。
人間側にも複雑な事情があって、だから全てを知っているのは一部。彼らは隠したがる事に必死になり、真理を知っている者は第三者としても語る事を嫌い、躊躇う。
メイベルは、カチリ、と思考を終え一度ゆっくりと目を閉じた。
「それは、ほぼ正しい忠告だ、画家のエリクトール」
ゆっくりと目を開いたメイベルは、精霊として、その人間を示す正しき言い方で答える。
「――適切な距離は必要だよ」
恐れていてくれるのであれば、こちらとしても都合はいい。
エリクトールは、納得がいかないような顔をした。しかし――
「さて、私達も早速やろうか。今はどんな状況か、教えてくれるかいエリクトール?」
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