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3部 精霊女王の〝首狩り馬〟 編
72話 ルファの町、歩く二人
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エインワースの家を出たメイベルは、木陰の出来ている並木道へと進んだ。
外は、まだ日中の日差しが降り注いでいた。ただ目的もなく足を動かす。ゆとりあるローブの下側で、華奢な足がのんびり動かされるたびスカートも揺れていた。
「町から離れてるぞ」
家を出て数分、ようやく後ろから声を投げ掛けられた。
そこには、家を出た時からずっといるスティーブンの姿があった。玄関を出た際、付いてくるなと告げたら「俺の勝手だろ」と付いてきたのだ。
だから放っておく事にしたメイベルは、そこで先程ぶりに口を開く。
「人がいない方に向かってるんだ、当然だろう」
愛想もなくそう答えた。てっきり言い返してくるかと思ったのに、スティーブンは少しよそへ視線を流し向け、考える風の間を置くと、
「――そうか」
と言って、それっきり黙り込んだ。
またしても、ただ黙々と先頭をメイベルが進み、その後ろをスティーブンが付いて歩くという時間が続いた。
人のいない道は、通り抜けて行く風が木々の葉や雑草を揺らす音がよく聞こえた。
やがて道は狭くなり、森へと繋がった。高台を目指せばエリクトールの家がある場所か、と、メイベルはなんとなく思いながら平らな道を進む。
「なんで付いてくるんだよ」
もう充分に住宅からは離れてしまった。
数十分歩き通しているのを自覚して肩越しに見やれば、同じくスティーブンが顰め面を返してきた。
「お前が勝手に進んでいくからだ。何しでかすか分からんだろ」
私が一体何をしでかすと、と思い掛けて気付く。思えば彼は、こちらがエインワースの二番目の妻になったのが許せないんだったな、と出会った時の事を思い出した。
信用はもとからない。それでいて敵視されている。
もしかしたら嫌いな魔法か精霊事情で、エインワースに害が及ぶような何かをこっそり勧められているのではないか、と疑われでもしているのだろうか?
「まぁ、いいさ。勝手にしろ」
付いてくる彼が、怪我をする可能性はゼロ。
ならば好きにさせておくか、という結論に至ってメイベルはそう答えた。説得して追い返す方が面倒だ。
「なら好きにする」
「おぅ、勝手にしろ」
「暇だし質問してもいいか」
後ろから、そう続けて聞こえた声を聞いて、口をつぐんだ。
なんだか珍しい気がする。そう思いつつも、メイベルは振り返らないまま、少しの間を置いて、気紛れの可能性を考え「どうぞ?」と返した。
「この町では、お前は頭を隠していないだろ。それは何故だ?」
「隠す必要がないからだ」
「回答が短いな」
暇潰しの応答なのに、イチャモンを付けてくるなよ……。
とくに考えもなく答えていたメイベルは、後ろを歩いている人間の思考が分からなくなってきた。いや、彼の場合は教授の癖に戦闘系、そのうえ祖父大好き、の時点でも、よく分からない男ではあるのだけれど。
「精霊の言葉遊び、ってやつか――爺さんの二番目の嫁が、緑の髪の【精霊に呪われしモノ】だと町の全員が知っているから?」
「そのようなものだ」
この道は前にも散策した事がある。メイベルは答えながら、狭まった道を外れて雑草地帯へと踏み出した。
そんなには高くない木々の間を、膝丈には届かない程度の雑草を分けながら入っていく。ズボンだった時と違って、足に触れる柔らかな雑草の感触が、こっそり楽しい。
「あんまり速く歩くなよ。足元が見えないんだから」
後ろから、気分の良さを邪魔してくる声がした。
今日のこいつは一体なんだろうな、とメイベルは疑問を覚えた。
「問題ない」
一部、膝をこえる雑草を歩み分けながら淡々と返す。
「ただの柔らかな雑草地帯だよ」
「何かに引っかかって転倒したらどうするんだ」
「転倒したって平気な場所だろ――ん?」
やっぱり、なんかおかしい気がする。
訝って肩越しに見やれば、番犬みたいな顰め面を浮かべたスティーブンがいた。目が合うなり、彼が相変わらず無愛想に秀麗な眉を寄せる。
「なんだよ?」
逆に言い返されてしまった。それはこちらの台詞である。ふと、目を離すと何をしでかすか分からない、という先程の彼の言葉が蘇ってきた。
気のせいか、まるで『目を離している間にバルツェの町であったような、危険に突っ込んでいくかもしれない』と言われているような想像が浮かんだ。
まぁ、彼に限って、心配だなんて気のせいだろう。
「いや? 別に?」
メイベルは答えて、視線を前に戻した。
歩みの調子を戻して散策を再開すれば、すぐに後ろからまた質問が投げられた。
「普段は何をしているんだ?」
「何って、エインワースと食事したり、庭の手入れやら掃除やらだよ」
「ずっとは家事をしてないだろ。たとえば爺さんがゆっくりしている時間、お前は何をするのかって話だ」
そう問い掛けられて、少しだけメイベルは思い返す。
「エインワースが読書していたら、まぁ私も本を読んだりはしているな」
「バルツェの町で、毎日バスタブに湯をはってたが好きなのか?」
「湯に入浴剤をやって入るのは面白い」
「ホテルのベッドも、意外に気に入っていたよな?」
後ろから続く足音の距離が近づく。やや隣に並びかけたスティーブンが、横顔を見下ろしてくるのを感じながらメイベルは促され答えた。
「屋内暮らしの醍醐味だろ。温かい浴室、それからふかふかのベッド」
「爺さんのところにあるのと違って、俺の事務所にあった革タイプのソファは?」
「ゆっくりするには十分だろうな。座り心地も悪くないし、寝転がれれば私はいい」
「好きな色と食べ物は?」
ぴたり、とメイベルは足を止めた。
ようやく『変』という結論に至って、衣服と緑の髪をさらりと揺らし、今や隣に立っているスティーブンを真っ直ぐ見上げた。
「なんでそんなこと訊くんだ?」
思わず尋ねた。
そうしたらスティーブンが、ゆっくりと疑問符を浮かべた表情をして、顎に手をやった。
「……なんでだろうな?」
その反応を見たメイベルは「え」と珍しく止まった。彼は、自分で全く分からない様子で首を捻っている。
不意に、強めに風が抜き抜けた。
ばさばさと前髪をあおられたメイベルは、咄嗟に手をやって風の方向に目を向けた。ふと、木々の向こうが明るいのに気付いた。
「開けた場所があるのか……?」
風が吹き抜けて行った一瞬、鼻先に触れたのは花の香りだった。
夏の森の野花ではない。人の手で植えられるタイプの花の匂いだ。田舎町だからと思っていたが、この平地であれば、静けさを求めて別荘があってもおかしくはないだろう。
この辺りに人の気配はないから、最近のものではないだろうけれど。
「おい、どこに行くんだよ?」
メイベルがそちらへと足を進めると、スティーブンが追って隣に並んできた。
「あそこ、開けているだろう」
指を向けたら、彼が目を凝らした。
「確かに、そう見えるな」
「何かあるんじゃないかと思ってな」
そう答えて間もなく、ふっと木々のある光景が開けた。
そこには、雑草のように好き放題に成長した花が一面に広がっていた。ルファの住宅地でもよく見られる白色と黄色がある種類の花だ。
仕切りも柵もない、木々に囲まれただだっ広い敷地。その中心地に、ぽつん、とした印象のある廃れた二階建ての屋敷が建っていた。
「…………こんなところに、廃墟があるなんて知らなかったな」
人の気配がなくなってしまっている。そんな屋敷の風景を目に留めたメイベルは、花の原で足を止めて思わず呟いた。
随分古い建物のようだった。まだ窓ガラスや扉もきちんと残っており、蔦も壁の途中まで彩っている様子からすると、十数年前までは修繕しながら使われていた事が推測された。
同じように屋敷の方を眺めていたスティーブンが、辺りを見やる。
「持ち主はいるみたいだが、元の庭がどこだったのかも分からないくらい伸び放題だな」
「もしかしたら、元々ここ一面を花でいっぱいにしていたのかもしれない」
ただの憶測だけれど、と、メイベルは最大の成長が膝ほどの花を見下ろした。
ふと、ピクリと気配を察して顔を上げた。
気付くのに遅れるくらいに微か。それでいて花の香りに負けてしまうくらいに薄い存在感へ目を向ける。遅れてその反応を察した彼が、警戒して目を走らせながらジャケットの内側に手を触れた。
「おい、武器は出すなよ」
こいつ、懐に持ってきているのかよ、とメイベルは呆れつつも注意した。普段から銃を所持しているとか、一体どんな生活を送っているのやら。
いつの間にか、花畑に一人の女性が座っていた。
けれど彼女は一見して、人ではないと分かる姿をしていた。
外は、まだ日中の日差しが降り注いでいた。ただ目的もなく足を動かす。ゆとりあるローブの下側で、華奢な足がのんびり動かされるたびスカートも揺れていた。
「町から離れてるぞ」
家を出て数分、ようやく後ろから声を投げ掛けられた。
そこには、家を出た時からずっといるスティーブンの姿があった。玄関を出た際、付いてくるなと告げたら「俺の勝手だろ」と付いてきたのだ。
だから放っておく事にしたメイベルは、そこで先程ぶりに口を開く。
「人がいない方に向かってるんだ、当然だろう」
愛想もなくそう答えた。てっきり言い返してくるかと思ったのに、スティーブンは少しよそへ視線を流し向け、考える風の間を置くと、
「――そうか」
と言って、それっきり黙り込んだ。
またしても、ただ黙々と先頭をメイベルが進み、その後ろをスティーブンが付いて歩くという時間が続いた。
人のいない道は、通り抜けて行く風が木々の葉や雑草を揺らす音がよく聞こえた。
やがて道は狭くなり、森へと繋がった。高台を目指せばエリクトールの家がある場所か、と、メイベルはなんとなく思いながら平らな道を進む。
「なんで付いてくるんだよ」
もう充分に住宅からは離れてしまった。
数十分歩き通しているのを自覚して肩越しに見やれば、同じくスティーブンが顰め面を返してきた。
「お前が勝手に進んでいくからだ。何しでかすか分からんだろ」
私が一体何をしでかすと、と思い掛けて気付く。思えば彼は、こちらがエインワースの二番目の妻になったのが許せないんだったな、と出会った時の事を思い出した。
信用はもとからない。それでいて敵視されている。
もしかしたら嫌いな魔法か精霊事情で、エインワースに害が及ぶような何かをこっそり勧められているのではないか、と疑われでもしているのだろうか?
「まぁ、いいさ。勝手にしろ」
付いてくる彼が、怪我をする可能性はゼロ。
ならば好きにさせておくか、という結論に至ってメイベルはそう答えた。説得して追い返す方が面倒だ。
「なら好きにする」
「おぅ、勝手にしろ」
「暇だし質問してもいいか」
後ろから、そう続けて聞こえた声を聞いて、口をつぐんだ。
なんだか珍しい気がする。そう思いつつも、メイベルは振り返らないまま、少しの間を置いて、気紛れの可能性を考え「どうぞ?」と返した。
「この町では、お前は頭を隠していないだろ。それは何故だ?」
「隠す必要がないからだ」
「回答が短いな」
暇潰しの応答なのに、イチャモンを付けてくるなよ……。
とくに考えもなく答えていたメイベルは、後ろを歩いている人間の思考が分からなくなってきた。いや、彼の場合は教授の癖に戦闘系、そのうえ祖父大好き、の時点でも、よく分からない男ではあるのだけれど。
「精霊の言葉遊び、ってやつか――爺さんの二番目の嫁が、緑の髪の【精霊に呪われしモノ】だと町の全員が知っているから?」
「そのようなものだ」
この道は前にも散策した事がある。メイベルは答えながら、狭まった道を外れて雑草地帯へと踏み出した。
そんなには高くない木々の間を、膝丈には届かない程度の雑草を分けながら入っていく。ズボンだった時と違って、足に触れる柔らかな雑草の感触が、こっそり楽しい。
「あんまり速く歩くなよ。足元が見えないんだから」
後ろから、気分の良さを邪魔してくる声がした。
今日のこいつは一体なんだろうな、とメイベルは疑問を覚えた。
「問題ない」
一部、膝をこえる雑草を歩み分けながら淡々と返す。
「ただの柔らかな雑草地帯だよ」
「何かに引っかかって転倒したらどうするんだ」
「転倒したって平気な場所だろ――ん?」
やっぱり、なんかおかしい気がする。
訝って肩越しに見やれば、番犬みたいな顰め面を浮かべたスティーブンがいた。目が合うなり、彼が相変わらず無愛想に秀麗な眉を寄せる。
「なんだよ?」
逆に言い返されてしまった。それはこちらの台詞である。ふと、目を離すと何をしでかすか分からない、という先程の彼の言葉が蘇ってきた。
気のせいか、まるで『目を離している間にバルツェの町であったような、危険に突っ込んでいくかもしれない』と言われているような想像が浮かんだ。
まぁ、彼に限って、心配だなんて気のせいだろう。
「いや? 別に?」
メイベルは答えて、視線を前に戻した。
歩みの調子を戻して散策を再開すれば、すぐに後ろからまた質問が投げられた。
「普段は何をしているんだ?」
「何って、エインワースと食事したり、庭の手入れやら掃除やらだよ」
「ずっとは家事をしてないだろ。たとえば爺さんがゆっくりしている時間、お前は何をするのかって話だ」
そう問い掛けられて、少しだけメイベルは思い返す。
「エインワースが読書していたら、まぁ私も本を読んだりはしているな」
「バルツェの町で、毎日バスタブに湯をはってたが好きなのか?」
「湯に入浴剤をやって入るのは面白い」
「ホテルのベッドも、意外に気に入っていたよな?」
後ろから続く足音の距離が近づく。やや隣に並びかけたスティーブンが、横顔を見下ろしてくるのを感じながらメイベルは促され答えた。
「屋内暮らしの醍醐味だろ。温かい浴室、それからふかふかのベッド」
「爺さんのところにあるのと違って、俺の事務所にあった革タイプのソファは?」
「ゆっくりするには十分だろうな。座り心地も悪くないし、寝転がれれば私はいい」
「好きな色と食べ物は?」
ぴたり、とメイベルは足を止めた。
ようやく『変』という結論に至って、衣服と緑の髪をさらりと揺らし、今や隣に立っているスティーブンを真っ直ぐ見上げた。
「なんでそんなこと訊くんだ?」
思わず尋ねた。
そうしたらスティーブンが、ゆっくりと疑問符を浮かべた表情をして、顎に手をやった。
「……なんでだろうな?」
その反応を見たメイベルは「え」と珍しく止まった。彼は、自分で全く分からない様子で首を捻っている。
不意に、強めに風が抜き抜けた。
ばさばさと前髪をあおられたメイベルは、咄嗟に手をやって風の方向に目を向けた。ふと、木々の向こうが明るいのに気付いた。
「開けた場所があるのか……?」
風が吹き抜けて行った一瞬、鼻先に触れたのは花の香りだった。
夏の森の野花ではない。人の手で植えられるタイプの花の匂いだ。田舎町だからと思っていたが、この平地であれば、静けさを求めて別荘があってもおかしくはないだろう。
この辺りに人の気配はないから、最近のものではないだろうけれど。
「おい、どこに行くんだよ?」
メイベルがそちらへと足を進めると、スティーブンが追って隣に並んできた。
「あそこ、開けているだろう」
指を向けたら、彼が目を凝らした。
「確かに、そう見えるな」
「何かあるんじゃないかと思ってな」
そう答えて間もなく、ふっと木々のある光景が開けた。
そこには、雑草のように好き放題に成長した花が一面に広がっていた。ルファの住宅地でもよく見られる白色と黄色がある種類の花だ。
仕切りも柵もない、木々に囲まれただだっ広い敷地。その中心地に、ぽつん、とした印象のある廃れた二階建ての屋敷が建っていた。
「…………こんなところに、廃墟があるなんて知らなかったな」
人の気配がなくなってしまっている。そんな屋敷の風景を目に留めたメイベルは、花の原で足を止めて思わず呟いた。
随分古い建物のようだった。まだ窓ガラスや扉もきちんと残っており、蔦も壁の途中まで彩っている様子からすると、十数年前までは修繕しながら使われていた事が推測された。
同じように屋敷の方を眺めていたスティーブンが、辺りを見やる。
「持ち主はいるみたいだが、元の庭がどこだったのかも分からないくらい伸び放題だな」
「もしかしたら、元々ここ一面を花でいっぱいにしていたのかもしれない」
ただの憶測だけれど、と、メイベルは最大の成長が膝ほどの花を見下ろした。
ふと、ピクリと気配を察して顔を上げた。
気付くのに遅れるくらいに微か。それでいて花の香りに負けてしまうくらいに薄い存在感へ目を向ける。遅れてその反応を察した彼が、警戒して目を走らせながらジャケットの内側に手を触れた。
「おい、武器は出すなよ」
こいつ、懐に持ってきているのかよ、とメイベルは呆れつつも注意した。普段から銃を所持しているとか、一体どんな生活を送っているのやら。
いつの間にか、花畑に一人の女性が座っていた。
けれど彼女は一見して、人ではないと分かる姿をしていた。
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