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2部 ヴィハイン子爵の呪いの屋敷 編
63話 精霊少女の帰還
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最終の列車を降り、メイベルは一人、ルファの町を歩いていた。
急ぐでもないのんびりとした歩調に合わせて、ローブの裾が揺れている。しっかりと降ろされたフードの内側で、耳が隠れる程度の緑の髪が、頬にさらりとかかっていた。
就寝の早い田舎町は、既に家々の明かりも落ちてしまっていた。細い月明かりだけが、ひっそりと砂利道を照らし出す。
どこかへ帰る、という習慣などなかったから、変な感じがした。
見届けることをお願いされている彼の許へ、戻らなければならない。ただそれだけだというのに、駅員が『最後の客』である自分にこう言ったのだ。
――小さいのに一人かい? 気を付けて帰るんだよ。
帰る。どこへ?
そんなこと望めはしない。メイベルは、ルファの町の満点の星空を見上げる。そこには以前見た時と変わらない夜空が広がっていて、バルツェの町よりも星々の小さな輝きまで見えた。
一人、散歩するように歩き続けていると、やがて見覚えのある道にさしかかった。茂った緑の小道を抜けたところで、一軒の家からもれている明かりに気付いた。
「なんだ。まだ起きてたの、エインワース」
目を向けてみると、門の前に立っている彼の姿が目に留まった。日に日に夜風の冷えが強くなっている秋だというのに、彼はカーディガンを肩に引っ掛けて待っていた。
エインワースが、老いの見える優しげな瞳で微笑んできた。
「君が帰ってくると、親切な通りすがりの『ランタン』が教えてくれてね」
「なるほど、エインワースにはランタンに見えたわけか」
さて、どのタイプの精霊かな、とメイベルは思案顔で呟きながら歩み寄った。実際、とくに興味はなかったから、彼の前に立ったところで考えている風をやめて目を戻した。
「だからと言って、わざわざ就寝時間をずらして、ココで待たなくていいんだぞ。夜は、エインワースにはかなり冷える」
「こうして私を心配してくれる『大切な家族』の帰りだ。たとえ今が冬であったとしても、私はここで君を待っていたよ」
「ふうん? また例の『家族ごっこ』か?」
そう言って首を傾げると、エインワースがわざとらしくぶるっとした。
「さぁ、家へ入ろう。外は寒いよ、メイベル」
言いながら、彼は小さな彼女の手を握った。当たり前のように取られた手の温もりを、メイベルは不思議に思ってじっと見つめてしまい、促されるまま彼の自宅へと入っていた。
「長旅はどうだった?」
エインワースが、二人分の温かいココアを食卓に置きながらそう尋ねた。フードを下ろしていたメイベルは「まぁまぁだな」と答えながら、先に下準備していたらしいココアのカップを両手で取った。
「お前の孫の依頼は、きちんと解決した」
言葉短く、そうとだけ報告した。
すると、エインワースは安心したように「そうかい」と言って椅子に腰掛けた。大丈夫である事は、まるで前々から推測していたみたいだった。
けれどメイベルは理由を尋ねなかった。彼がこちらをとても『信頼』しているということは、スティーブンから手紙が来たと告げてきた時には、とうに分かっていたからだ。
本当に、子供みたいな人。
人間の大人なのに、これまで知っている彼らとあまりに違っていた。そのせいでメイベルは、いまだエインワースという老人がよく分からないでいる。
「スティーヴとは、仲良くなれたかい?」
しばらく互いにココアを飲んで温まっていたら、そうエインワースが尋ねてきた。
メイベルは、思わず「はぁ?」と言って彼を見つめ返してしまった。にこにこしている笑顔を見ていると、本気で『二人は仲が悪くない』と思っているのだと分かって、頭が痛くなった。
「なんだその質問? なれるわけがないだろう。お前の孫、いちいち怒っていたぞ。前にも話したが、学者ってのは精霊や魔法が嫌いなのさ」
残っていたココアを、ぐいっと飲み干して立ち上がる。
「シャワー浴びてくる。いいか、お前はもう寝ろ」
びしっと指を突き付けて言った。
そうしたら、まだカップに半分残っているココアを口にしていたエインワースが、一体何を言っているんだろう、ときょとんとした顔をこちらに向けてきた。
「まだ眠れそうにないよ」
「子供みたいに言うなよ……」
メイベルは、困ったように向けていた指を下ろした。
「メイベルは帰りの列車も長旅で疲れただろう。お湯を溜めようか?」
「いや、平気だよ。ルーベリアに入るまで、ほとんどずっと眠っていたからな」
実を言うと、いつルーベリア行きの列車に乗り換えたのか記憶にないくらいだ。そこまで自分は、うつらうつらして歩いてしまっていたのだろうか?
でもバルツェの町を出発して以降、スティーブンは眠気がどうとかについては何も言って来なかった。地方都市サーシスに入るまでに、ひとまず車内販売の弁当を全種十個ほど食ったのだが、思い返せば珍しくぶすっとしたまま黙っていた。
「多分、眠気でもこらえていたんだろうな」
シャワーを浴びに向かいながら、メイベルはそう結論を呟いた。
※※※
汗を流した後、大きめの就寝用の服を着て寝室に向かった。エインワースが勝手に買ってきたそれは、とても大きなくびれのないスカートみたいだった。
寝室を覗いてみると、小さな灯かりが灯っていた。
まだ起きているのかと思って入室してみたら、ベッドのサイドテーブルのランプで、読書をしていたエインワースがこちらを見た。老眼鏡を少し下げて「あ」という顔をする。
「おかえり、メイベル」
「『おかえり』じゃない。先に寝てろよ」
呆れつつ歩み寄ると、彼がちらっと肩を竦めて本と眼鏡を置いた。ランプの火を消して、もぞもぞと動いてベッドの片側のスペースできちんと横になる。
メイベルは、一つ欠伸をこぼしてその隣に入った。
ふんわりと柔らかい枕に頭を押し付けたら、とてもリラックスして身体から力が抜けた。やっぱり、柔らかい寝床っていいなぁと思って横向きになって丸くなったら、顔を向けてきたエインワースと近くから目が合った。
「まだ眠れそうにないんだ。少し、話に付き合ってくれないかな」
隣から、彼が柔らかな声でそう言ってきた。
とても穏やかな空気をまとった人だ。メイベルは、そんな彼の顔をじっと目に留めると、少しだけ考えて「いいよ」と答えた。
「なら、私からリクエストをしてもいいか、エインワース?」
「ん? いいよ」
「お前の妻の話を聞かせてくれ」
「またかい?」
「本当は、いくらでも話したいくせに。この前は指輪のことだったから、次はポプリ第三弾の話がいい」
メイベルは、ちょっとだけ女の子みたいな顔をして笑った。それでも微笑み見つめているエインワースに、少しだけ白状するようにこっそり囁き掛けた。
「私ね、エインワースの奥さん、とても好きだよ」
「うん。知ってるよ」
「話を聞いていると、胸が温かくなるの」
どうして、胸がホカホカとするのかは分からない。メイベルは精霊で、人間ではなくて……でも、それが好きだという事なんだろうな、とは思っている。
「うん、だから私も、君にいくらでも話したくなるんだ」
そう言ったエインワースは、「さて」と思い返すようにして天井を見た。
「ポプリ第三弾の話か。あれはね、私の三回目の挑戦の時だったよ――」
そう切り出して、彼は二人が眠くなるまでの恒例のようにして、静かで穏やかな口調で話し始めたのだった。
急ぐでもないのんびりとした歩調に合わせて、ローブの裾が揺れている。しっかりと降ろされたフードの内側で、耳が隠れる程度の緑の髪が、頬にさらりとかかっていた。
就寝の早い田舎町は、既に家々の明かりも落ちてしまっていた。細い月明かりだけが、ひっそりと砂利道を照らし出す。
どこかへ帰る、という習慣などなかったから、変な感じがした。
見届けることをお願いされている彼の許へ、戻らなければならない。ただそれだけだというのに、駅員が『最後の客』である自分にこう言ったのだ。
――小さいのに一人かい? 気を付けて帰るんだよ。
帰る。どこへ?
そんなこと望めはしない。メイベルは、ルファの町の満点の星空を見上げる。そこには以前見た時と変わらない夜空が広がっていて、バルツェの町よりも星々の小さな輝きまで見えた。
一人、散歩するように歩き続けていると、やがて見覚えのある道にさしかかった。茂った緑の小道を抜けたところで、一軒の家からもれている明かりに気付いた。
「なんだ。まだ起きてたの、エインワース」
目を向けてみると、門の前に立っている彼の姿が目に留まった。日に日に夜風の冷えが強くなっている秋だというのに、彼はカーディガンを肩に引っ掛けて待っていた。
エインワースが、老いの見える優しげな瞳で微笑んできた。
「君が帰ってくると、親切な通りすがりの『ランタン』が教えてくれてね」
「なるほど、エインワースにはランタンに見えたわけか」
さて、どのタイプの精霊かな、とメイベルは思案顔で呟きながら歩み寄った。実際、とくに興味はなかったから、彼の前に立ったところで考えている風をやめて目を戻した。
「だからと言って、わざわざ就寝時間をずらして、ココで待たなくていいんだぞ。夜は、エインワースにはかなり冷える」
「こうして私を心配してくれる『大切な家族』の帰りだ。たとえ今が冬であったとしても、私はここで君を待っていたよ」
「ふうん? また例の『家族ごっこ』か?」
そう言って首を傾げると、エインワースがわざとらしくぶるっとした。
「さぁ、家へ入ろう。外は寒いよ、メイベル」
言いながら、彼は小さな彼女の手を握った。当たり前のように取られた手の温もりを、メイベルは不思議に思ってじっと見つめてしまい、促されるまま彼の自宅へと入っていた。
「長旅はどうだった?」
エインワースが、二人分の温かいココアを食卓に置きながらそう尋ねた。フードを下ろしていたメイベルは「まぁまぁだな」と答えながら、先に下準備していたらしいココアのカップを両手で取った。
「お前の孫の依頼は、きちんと解決した」
言葉短く、そうとだけ報告した。
すると、エインワースは安心したように「そうかい」と言って椅子に腰掛けた。大丈夫である事は、まるで前々から推測していたみたいだった。
けれどメイベルは理由を尋ねなかった。彼がこちらをとても『信頼』しているということは、スティーブンから手紙が来たと告げてきた時には、とうに分かっていたからだ。
本当に、子供みたいな人。
人間の大人なのに、これまで知っている彼らとあまりに違っていた。そのせいでメイベルは、いまだエインワースという老人がよく分からないでいる。
「スティーヴとは、仲良くなれたかい?」
しばらく互いにココアを飲んで温まっていたら、そうエインワースが尋ねてきた。
メイベルは、思わず「はぁ?」と言って彼を見つめ返してしまった。にこにこしている笑顔を見ていると、本気で『二人は仲が悪くない』と思っているのだと分かって、頭が痛くなった。
「なんだその質問? なれるわけがないだろう。お前の孫、いちいち怒っていたぞ。前にも話したが、学者ってのは精霊や魔法が嫌いなのさ」
残っていたココアを、ぐいっと飲み干して立ち上がる。
「シャワー浴びてくる。いいか、お前はもう寝ろ」
びしっと指を突き付けて言った。
そうしたら、まだカップに半分残っているココアを口にしていたエインワースが、一体何を言っているんだろう、ときょとんとした顔をこちらに向けてきた。
「まだ眠れそうにないよ」
「子供みたいに言うなよ……」
メイベルは、困ったように向けていた指を下ろした。
「メイベルは帰りの列車も長旅で疲れただろう。お湯を溜めようか?」
「いや、平気だよ。ルーベリアに入るまで、ほとんどずっと眠っていたからな」
実を言うと、いつルーベリア行きの列車に乗り換えたのか記憶にないくらいだ。そこまで自分は、うつらうつらして歩いてしまっていたのだろうか?
でもバルツェの町を出発して以降、スティーブンは眠気がどうとかについては何も言って来なかった。地方都市サーシスに入るまでに、ひとまず車内販売の弁当を全種十個ほど食ったのだが、思い返せば珍しくぶすっとしたまま黙っていた。
「多分、眠気でもこらえていたんだろうな」
シャワーを浴びに向かいながら、メイベルはそう結論を呟いた。
※※※
汗を流した後、大きめの就寝用の服を着て寝室に向かった。エインワースが勝手に買ってきたそれは、とても大きなくびれのないスカートみたいだった。
寝室を覗いてみると、小さな灯かりが灯っていた。
まだ起きているのかと思って入室してみたら、ベッドのサイドテーブルのランプで、読書をしていたエインワースがこちらを見た。老眼鏡を少し下げて「あ」という顔をする。
「おかえり、メイベル」
「『おかえり』じゃない。先に寝てろよ」
呆れつつ歩み寄ると、彼がちらっと肩を竦めて本と眼鏡を置いた。ランプの火を消して、もぞもぞと動いてベッドの片側のスペースできちんと横になる。
メイベルは、一つ欠伸をこぼしてその隣に入った。
ふんわりと柔らかい枕に頭を押し付けたら、とてもリラックスして身体から力が抜けた。やっぱり、柔らかい寝床っていいなぁと思って横向きになって丸くなったら、顔を向けてきたエインワースと近くから目が合った。
「まだ眠れそうにないんだ。少し、話に付き合ってくれないかな」
隣から、彼が柔らかな声でそう言ってきた。
とても穏やかな空気をまとった人だ。メイベルは、そんな彼の顔をじっと目に留めると、少しだけ考えて「いいよ」と答えた。
「なら、私からリクエストをしてもいいか、エインワース?」
「ん? いいよ」
「お前の妻の話を聞かせてくれ」
「またかい?」
「本当は、いくらでも話したいくせに。この前は指輪のことだったから、次はポプリ第三弾の話がいい」
メイベルは、ちょっとだけ女の子みたいな顔をして笑った。それでも微笑み見つめているエインワースに、少しだけ白状するようにこっそり囁き掛けた。
「私ね、エインワースの奥さん、とても好きだよ」
「うん。知ってるよ」
「話を聞いていると、胸が温かくなるの」
どうして、胸がホカホカとするのかは分からない。メイベルは精霊で、人間ではなくて……でも、それが好きだという事なんだろうな、とは思っている。
「うん、だから私も、君にいくらでも話したくなるんだ」
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