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三章(4)白騎士様が私に甘すぎる
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激しく舌が絡み合う。奥をじゅっと吸われ、走り降りていった甘い心地に腰が震える。
気持ちよさが止まらなくてたまらず彼を抱き締める。
二人だけしかいない。声を聞くのも、見るのもクラウスだけ。そう考えると安心感がぐっと込み上げ、シルフィアは疼く感覚に突き動かされて彼のキスを求めた。
「このままでは崩れ落ちそうだな。おいで」
キスをしながら、声に誘われるようにして彼が動くままに足が出る。
気づいた時には、シルフィアはベッドに腰かけさせられていた。
「さあ、これでもっとしやすい。君も、好きなだけ俺の中に触るといい」
隣に座った彼が両手で優しく彼女の身体を閉じ込めた。かすれた色っぽい声に、シルフィアは魔法にでもかかったみたいに身を寄せて舌を伸ばす。
(ぎゅっとされると、もっと、いい……)
座っていると確かにキスがしやすかった。そして想像していた以上にとても素敵な気持ちがする。
くちゅくちゅと音を立てて、しばらくキスに集中していた。
「これがいいんだな?」
「んぅっ、んんっ」
いつの間にか彼女の舌が追いつけないほどキスの熱量は増していたが、シルフィアは夢中になってこくこくと頷く。
キスをしながら探るみたいに首の後ろや、耳、背を撫でられる。
腰の横をなぞられた際、ぞくぞくっと腰骨が甘く痺れて、思わず口が離れた。
「やっ……」
「怖い?」
「ううん、そうじゃなくて……これも、よくて……」
その感覚が確かなものなのか、彼が優しく触れている腰を少し揺らしてみる。
くすぐったいけれど、キスで火照った身体には同時に甘く疼くような心地よさも伝わってくる。
「はぁ、君という人は……」
彼が何かをぐっとこらえるみたいに小さく息を吐く。
「クラウス?」
「なんでもない」
おいで、と誘うみたいに彼が抱きしめてシルフィアの唇を塞ぐ。
シルフィアは彼のキスに溺れた。身体がぞくぞくっと反応すると、彼はそのたび同じ刺激を繰り返し、一つずつ反応を確認するみたいに探ってくる。
彼のキスはすごくよかった。情熱的で、お腹の奥が切なくきゅんっとする。
(どう、しよう、止められない……)
どんどん二人の間で熱が上がっていくのを感じた。
そろそろ離れないとシルフィアは頭の片隅で思った。密室だし、このままだとまずいかもしれない。
その時、クラウスが甘く痺れる腰骨をあやしげに撫でる。
ぞくんっと腰がはねたら、彼の手は後ろへと回ってお尻の上の形をなぞった。
「んっ、待って」
彼の胸板に手を置き、力を入れて少し押し返す。
「どうした。君もまだしたいだろう」
彼の吐息は熱かった。膝の後ろに手を入れられて、ベッドに足を上げられてそのまま押し倒される。またがった彼のキスが顔へ降り注いだ。
「あ、あ、クラウスだめ……」
彼の口づけは頬に止まらず、耳の近くや首にもどんどんされていく。
「どのくらい時間が経ったかも分からないし……大会議があるのに、あっ」
「そんなの、どうでもいい」
怒ったみたいに襟をずらされて、強く吸いつかれた。
「俺がとても関心があるのは、君のことだけだ」
小さく走った痛みはすぐ甘やかな感覚に変わった。背がそったシルフィアは、続けて吸いつかれて身体がはねた。
「あ、あっ、やぁっ」
「可愛いな。キスで感じやすくなったのかな?」
襟のリボンが彼の指でほどかれるのが見えた。シルフィアは喘ぎながら首を横に振る。
「んんっ、だめ、ほどいちゃ……」
「説得力がないよ。君も『もっと』と先が知りたくて、たまらないって顔をしている」
「あっ」
締めつけのなくなった襟元が大きく開かれ、たっぷりあるシルフィアの胸が谷間を作っている線までクラウスの目に晒された。
彼がそこに口づけた。柔らかな肉に赤い花弁が二つ咲く。
先程の痛みはキスマークをつけたものなのだとシルフィアは実感した。
「んっ、だめ、痕をつけたら――ああぁっ」
ドレスの上を滑っていった彼の手が、腹部をこすり腰が、背筋が震えた。
「気持ちがいい? ここに甘い心地が溜まる感覚がなんなのか、知りたくはないか?」
どうして彼がそんなこと察しているのだろう。
身をよじって甘い声を上げてしまったシルフィアは、肌へのキスと同時に、そこをさわさわと撫でられて考えがまとまらなくなる。
「あ、あ、だめ……」
先程より、身体の奥がきゅうっと疼く感覚があった。
キスが欲しくてたまらなくなったあの感覚に似ている。それがなんなのかシルフィアもすでに悟っていて、脚をぎゅっと閉じる。
「それほどキスがよかったのか。なら、楽にしてあげないと」
クラウスがスカート越しに膝を探し当てて、ぐいっと開いた。慌てて閉じようとしたものの彼の身体が上から覆いかぶさってくる。
指を絡めて手を握られると、拒絶も身体の奥へと引っ込んでしまった。
「そう、いい子だね。素直に感じてみて」
彼が太腿で中心を優しく押し上げた。揺らされて、じんっと熱が起こる。
「あっ、……あ……」
身体の揺れと共にいやらしい気分が込み上げ、もっと『欲しい』がそこから湧き出す。
感じて声がもれてしまうのを、クラウスがじっと見つめてくる。
彼のブルーの目の奥は、ゆらゆらと揺れていた。握り合った手から彼の高くなって体温が伝わってくる。
「シルフィア、もっと君を俺に教えて欲しい」
彼が脚で強くこすり上げてくる。触れたい、そう男の熱を宿した彼の強く見つめてくる視線が語っていた。
(……彼、聖女が出るのに大会議も、どうでもいいって……)
彼と見つめ合い、シルフィアはどきどきした。
クラウスは彼女との触れ合いを選んで、こうしてくれているのだ。
そう思ったら、胸がきゅんきゅんして身体の『もっと気持ちよくなりたい』を止められなくった。
「…………見ないの、なら」
さすがに肌を見られるのは恥ずかしい。面倒臭いと思われるだろうかと思って恥じらいに顔をそむけたら、クラウスが頬にちゅっとキスをした。
「君は、たまらないくらい可愛いな」
約束を守ると言わんばかりに、二人の間で今にも乳房をこぼしそうになっているシルフィアの襟元を少し引き上げてくれる。
その仕草にときめいて目を合わせと、彼が頭を撫でながら唇を寄せてきた。
その優しい温もりに誘われるようにして、シルフィアは彼の口づけを受け入れた。
「んん、ン……んぅ」
うっとりとして身を委ねると彼が身体をなぞってくる。
そうすると全身に彼を感じて、脚の間がきゅんきゅんと淫らな感覚を生みだす。
気持ちよさが止まらなくてたまらず彼を抱き締める。
二人だけしかいない。声を聞くのも、見るのもクラウスだけ。そう考えると安心感がぐっと込み上げ、シルフィアは疼く感覚に突き動かされて彼のキスを求めた。
「このままでは崩れ落ちそうだな。おいで」
キスをしながら、声に誘われるようにして彼が動くままに足が出る。
気づいた時には、シルフィアはベッドに腰かけさせられていた。
「さあ、これでもっとしやすい。君も、好きなだけ俺の中に触るといい」
隣に座った彼が両手で優しく彼女の身体を閉じ込めた。かすれた色っぽい声に、シルフィアは魔法にでもかかったみたいに身を寄せて舌を伸ばす。
(ぎゅっとされると、もっと、いい……)
座っていると確かにキスがしやすかった。そして想像していた以上にとても素敵な気持ちがする。
くちゅくちゅと音を立てて、しばらくキスに集中していた。
「これがいいんだな?」
「んぅっ、んんっ」
いつの間にか彼女の舌が追いつけないほどキスの熱量は増していたが、シルフィアは夢中になってこくこくと頷く。
キスをしながら探るみたいに首の後ろや、耳、背を撫でられる。
腰の横をなぞられた際、ぞくぞくっと腰骨が甘く痺れて、思わず口が離れた。
「やっ……」
「怖い?」
「ううん、そうじゃなくて……これも、よくて……」
その感覚が確かなものなのか、彼が優しく触れている腰を少し揺らしてみる。
くすぐったいけれど、キスで火照った身体には同時に甘く疼くような心地よさも伝わってくる。
「はぁ、君という人は……」
彼が何かをぐっとこらえるみたいに小さく息を吐く。
「クラウス?」
「なんでもない」
おいで、と誘うみたいに彼が抱きしめてシルフィアの唇を塞ぐ。
シルフィアは彼のキスに溺れた。身体がぞくぞくっと反応すると、彼はそのたび同じ刺激を繰り返し、一つずつ反応を確認するみたいに探ってくる。
彼のキスはすごくよかった。情熱的で、お腹の奥が切なくきゅんっとする。
(どう、しよう、止められない……)
どんどん二人の間で熱が上がっていくのを感じた。
そろそろ離れないとシルフィアは頭の片隅で思った。密室だし、このままだとまずいかもしれない。
その時、クラウスが甘く痺れる腰骨をあやしげに撫でる。
ぞくんっと腰がはねたら、彼の手は後ろへと回ってお尻の上の形をなぞった。
「んっ、待って」
彼の胸板に手を置き、力を入れて少し押し返す。
「どうした。君もまだしたいだろう」
彼の吐息は熱かった。膝の後ろに手を入れられて、ベッドに足を上げられてそのまま押し倒される。またがった彼のキスが顔へ降り注いだ。
「あ、あ、クラウスだめ……」
彼の口づけは頬に止まらず、耳の近くや首にもどんどんされていく。
「どのくらい時間が経ったかも分からないし……大会議があるのに、あっ」
「そんなの、どうでもいい」
怒ったみたいに襟をずらされて、強く吸いつかれた。
「俺がとても関心があるのは、君のことだけだ」
小さく走った痛みはすぐ甘やかな感覚に変わった。背がそったシルフィアは、続けて吸いつかれて身体がはねた。
「あ、あっ、やぁっ」
「可愛いな。キスで感じやすくなったのかな?」
襟のリボンが彼の指でほどかれるのが見えた。シルフィアは喘ぎながら首を横に振る。
「んんっ、だめ、ほどいちゃ……」
「説得力がないよ。君も『もっと』と先が知りたくて、たまらないって顔をしている」
「あっ」
締めつけのなくなった襟元が大きく開かれ、たっぷりあるシルフィアの胸が谷間を作っている線までクラウスの目に晒された。
彼がそこに口づけた。柔らかな肉に赤い花弁が二つ咲く。
先程の痛みはキスマークをつけたものなのだとシルフィアは実感した。
「んっ、だめ、痕をつけたら――ああぁっ」
ドレスの上を滑っていった彼の手が、腹部をこすり腰が、背筋が震えた。
「気持ちがいい? ここに甘い心地が溜まる感覚がなんなのか、知りたくはないか?」
どうして彼がそんなこと察しているのだろう。
身をよじって甘い声を上げてしまったシルフィアは、肌へのキスと同時に、そこをさわさわと撫でられて考えがまとまらなくなる。
「あ、あ、だめ……」
先程より、身体の奥がきゅうっと疼く感覚があった。
キスが欲しくてたまらなくなったあの感覚に似ている。それがなんなのかシルフィアもすでに悟っていて、脚をぎゅっと閉じる。
「それほどキスがよかったのか。なら、楽にしてあげないと」
クラウスがスカート越しに膝を探し当てて、ぐいっと開いた。慌てて閉じようとしたものの彼の身体が上から覆いかぶさってくる。
指を絡めて手を握られると、拒絶も身体の奥へと引っ込んでしまった。
「そう、いい子だね。素直に感じてみて」
彼が太腿で中心を優しく押し上げた。揺らされて、じんっと熱が起こる。
「あっ、……あ……」
身体の揺れと共にいやらしい気分が込み上げ、もっと『欲しい』がそこから湧き出す。
感じて声がもれてしまうのを、クラウスがじっと見つめてくる。
彼のブルーの目の奥は、ゆらゆらと揺れていた。握り合った手から彼の高くなって体温が伝わってくる。
「シルフィア、もっと君を俺に教えて欲しい」
彼が脚で強くこすり上げてくる。触れたい、そう男の熱を宿した彼の強く見つめてくる視線が語っていた。
(……彼、聖女が出るのに大会議も、どうでもいいって……)
彼と見つめ合い、シルフィアはどきどきした。
クラウスは彼女との触れ合いを選んで、こうしてくれているのだ。
そう思ったら、胸がきゅんきゅんして身体の『もっと気持ちよくなりたい』を止められなくった。
「…………見ないの、なら」
さすがに肌を見られるのは恥ずかしい。面倒臭いと思われるだろうかと思って恥じらいに顔をそむけたら、クラウスが頬にちゅっとキスをした。
「君は、たまらないくらい可愛いな」
約束を守ると言わんばかりに、二人の間で今にも乳房をこぼしそうになっているシルフィアの襟元を少し引き上げてくれる。
その仕草にときめいて目を合わせと、彼が頭を撫でながら唇を寄せてきた。
その優しい温もりに誘われるようにして、シルフィアは彼の口づけを受け入れた。
「んん、ン……んぅ」
うっとりとして身を委ねると彼が身体をなぞってくる。
そうすると全身に彼を感じて、脚の間がきゅんきゅんと淫らな感覚を生みだす。
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