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第十二章 深夜の王宮
4 多忙な一日 前編(メイド視点)
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4 多忙な一日 前編(メイド視点)
結局、女中部屋の灯りを最後に消すのは私の役目になるのだ。
服を脱ぎ、フアナの隣に横たわる。ほんとに疲れた。瞼を閉じても、赤や緑の渦がなかなか消えない。
昨夜コカブ夫人の屋敷で、豪華な天蓋付きのベッドに寝たのが、遠い遠い過去のように思える。
***********
王妃にコカブ夫人の屋敷に行くように命じられたのは一昨日の昼のこと。午餐を部屋に運んだ私に、王妃が話しかけてこられた。王妃がメイドに対して口を聞くなど、まずないことなので驚いてしまった。
王妃は私に、コカブ夫人宛の手紙と先日仕立てたドレスを持たせ、誰にも知られずに届けよとおっしゃる。
コカブ夫人の屋敷は、湖のほとりの美しい城だが、徒歩では往復に半日かかる。馬で使者を送ればいいものを、なぜあえて私のようなメイドに依頼したのか不思議だった。だがもちろん、疑問を口にする事は許されるはずもない。黙って従った。
日暮れごろ、コカブ夫人の館に着いた。夫人は手紙に目を通すと、ドレスをためつすがめつして色々と質問をなさる。私は分かる範囲のことなら何でもお答えした。
その後、客間に通され、湯浴みするように言われた。用意されたドレスに着替え、晩餐に同席する。夫人は今度は、食事を口に運ぶ私をためつすがめつするのだ。
夫人の、キリッとした眉に彫りの深い顔立ちは、今をときめく近衛隊長にそっくりだ。ジュン殿の美貌は母上譲りなのだと妙に納得する。緊張で何の料理を食べたかも覚えてない。
泊まっていくよう言われ、広い客室を当てがわれた。不気味なくらいの手厚い待遇だった。それでも疲れていたので、気付けばぐっすり寝ていた。
翌朝暇乞いをすると、夫人も参内するから、馬車に同乗せよと言われて慌てた。メイドが伯爵夫人の馬車に乗るなんて。そんな話は聞いたこともない。
昨夜とはまた別の綺麗なドレスをあてがわれるままに着て、馬車に同乗する。
馬車の中で、コカブ夫人は、私を侍女に迎えたいと仰る。「裁縫の腕と人柄を見込んで」とのことだった。
あれは本気にしていいのだろうか、それともまた、貴族の気まぐれ発言だろうか? 多分後者だろうから期待はしない。
コカブ夫人を王妃の部屋にこっそりお通しした。誰にも滞在を明かさないつもりだと言う。滞在中、身の回りの世話は私と侍女のローザだけに限定なさるそうだ。
正直ローザと組まされるのは嫌だった。トーマにフラれたのを私のせいだと思っているらしく、何かにつけて嫌がらせをしてくるから。
とはいえ私に拒否権はない。対策としては、トーマもローザも無視するしかない。
衣装部屋でメイド服に着替えて、王妃と夫人のもとを辞した。ドレスを返そうとしたが、それは下さると言う。
持っていても使い道がない。こんなものをもちかえって、仲間に何と言えばいいのか。その辺の事情をご存知ないのが貴婦人たちなのだ。とはいえ、ご厚意には感謝してひざまずいた。
王妃の部屋をさがって厨房に向かう途中で、ジュン殿に引きとめられた。母上の参内を、なんとなく勘づいておられるのはさすがだ。シラを切るものの、完全に見透かされた気がする。
ジュン殿は私に、午後に屋敷に来るように命じた。仕立ての仕事だと言うけれど本当か。夫人の秘密を白状させられるのではないかと内心不安だ。
**********
厨房に戻る。外泊を仲間になんと説明しようかという心配は不要だった。すでにトーマと一緒に一夜を過ごしたという噂が出回っていた。事情を明かすこともできないので否定も肯定もしないで好きに言わせておいた。
私を探し回っていると人からは聞くのに、トーマはなかなか姿を見せない。午後になってようやく厨房に現れた。これ見よがしに会いたかったと連呼する。トーマと一緒でなかったことがバレてしまうではないか。実家にいたと言い逃れるが、信じない。
トーマは私に言い寄って、厨房を沸かせて楽しんでいるだけだ。そうやって、メイドたちのウケを狙っているのだ。伯爵の息子がメイドに本気で構うわけがない。
「マリア、トーマは夜通し心配していたのよ」
フアナは、トーマを無視する私をたしなめるけれど、彼に私への興味がそこまであるとは思えない。今だって不在をなじるばかりで、私の変化には一切気付いていないのだもの。
昨夜私は、コカブ夫人の館であちこち磨かれて、メイドにしてはありえないほど身綺麗になったのだ。めざといトーマのことだから何か言ってくるかと思ったのに。構えていた自分がバカみたいだ。
腹が立ったから無視して芋をむいていたら、とうとう腕を掴んで外に連れ出された。人気のない場所まで来ると、私の髪や首筋の石けんの匂いを嗅いで、泣きそうな声で男かと言う。
「そんなわけないでしょう?!」
怒ってみせながらも、私は少しドキドキしていた。トーマは私の変化に、ちゃんと気付いていた。でもその理由を、みんなの前では怖くて聞けなかったらしいのだ。私が否定すると、トーマは子どもみたいに顔をほころばせた。
それを見たら急に、もう騙されてもいいという気になってしまった。トーマは、私が仕事を終えたらまた逢いたいという。水車小屋でずっと待っているなどと言い出すから困る。仕事に遅れそうになったからつい、部屋に行くから大人しくしてろと言ってしまった。
まさか本気にはしていないだろうけど。こぎつねみたいな目を珍しく潤ませるから、ちょっと胸が痛んだ。
**********
近衛隊長の屋敷では母が住み込みで働いている。隊長は取り込み中らしく、私は母の案内で応接間に通される。
壁に掛かった絵画をぼんやり眺めながら待っていると、突然ドアが開いた。
振り返ると、そこには小柄な少年がいた。金の絹糸のような髪に、真珠のように光る肌、薔薇色の頬、灰色がかった青い瞳。絵画から抜け出してきた天使のようだった。ローブははだけていて、濡れた身体が露わだったけれど、少しもいやらしくなかった。天使か妖精としては当然の姿だと思った。
呆然として見惚れていたら、慌ただしい足音と共に、濡れそぼった黒髪、逞しい身体に腰布一つのオトコが現れた。
私は悲鳴をあげそうになった。口を手で塞ぐ。近衛隊長殿だ。普段のストイックな黒服姿と違いすぎて腰が抜けた。隊長は私の目の前で、天使を抱きかかえて、二階の寝室に運んで行ったのだった……。
上の空で仕事の依頼を受ける。先程の少年の服を仕立てて欲しいという。どうでもいいが、スラスラと少年のサイズを言うジュン殿の手つきが気になって仕方がない。明らかに触った感触を元に計算している。
上下揃いが三組なので量はそこそこあるが、元々ある服のサイズを直し、今風に整えるだけだから、すぐ終わりそうだ。
だが、仕事はそれだけではなかった。ジュン殿はおもむろに怪しいレースを取り出すと、これも修繕できるかと言う。
豪華で美しい下着だった……だが、コルセットのような骨はない。見たこともない、古風で細やかな刺繍が施されている。こんな下着、衣服として着る人がいるとは思えないから、展示か装飾用だろう。
長年隊長に仕えている母のよしみで、秘密の仕事も何度か受けてきた。私がやってみましょうと言うと、ジュン殿は高額の前金を差し出した。この下着のことは一切口外無用とのこと。黙って頷いた。
無心でステッチを読み解き、再現していく。楽しかった。魔法のように緻密に編まれた逸品だ。こんなものをドレスの下に着たら、ご婦人方は多分解放感でえらいことになる。大事なところは全てはみ出ているし、動くたびに人知れずギュンてなるだろう。
作業していて、ふと、妙に体が火照っているのに気付いた。この下着を手にしているだけで気持ちが高揚する。人には言えないような感覚だった。
ずいぶん小さな下着だ。あの少年くらい華奢なら着られるだろうか……。気を抜くと、ついいやらしい妄想をしてしまった。男が女にドレスを買い与えるのは、ひとえに脱がせるためなんていう、料理番のジョークを思い出したり。
豪華な服に下着まで与えて、隊長はあの子に何をする気なのか。あの少年が、私の仕立てた清楚な服の下に、実はあんな下着を着ているとしたら。私の顔は思わず熱くなってしまう。
作業中、顔を出してくれた母に、あの美少年は何だと問いただす。隊長の遠縁の小姓だという。優しい子なんだとか。案の定、母は二人の関係を全く察していない。
あの美しい近衛隊長の館で住み込みで働けるなんて羨ましいと、若いメイドたちはみんな思っている。私はそれとはまたちょっと別の意味で母が羨ましいと思った。
結局、女中部屋の灯りを最後に消すのは私の役目になるのだ。
服を脱ぎ、フアナの隣に横たわる。ほんとに疲れた。瞼を閉じても、赤や緑の渦がなかなか消えない。
昨夜コカブ夫人の屋敷で、豪華な天蓋付きのベッドに寝たのが、遠い遠い過去のように思える。
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王妃は私に、コカブ夫人宛の手紙と先日仕立てたドレスを持たせ、誰にも知られずに届けよとおっしゃる。
コカブ夫人の屋敷は、湖のほとりの美しい城だが、徒歩では往復に半日かかる。馬で使者を送ればいいものを、なぜあえて私のようなメイドに依頼したのか不思議だった。だがもちろん、疑問を口にする事は許されるはずもない。黙って従った。
日暮れごろ、コカブ夫人の館に着いた。夫人は手紙に目を通すと、ドレスをためつすがめつして色々と質問をなさる。私は分かる範囲のことなら何でもお答えした。
その後、客間に通され、湯浴みするように言われた。用意されたドレスに着替え、晩餐に同席する。夫人は今度は、食事を口に運ぶ私をためつすがめつするのだ。
夫人の、キリッとした眉に彫りの深い顔立ちは、今をときめく近衛隊長にそっくりだ。ジュン殿の美貌は母上譲りなのだと妙に納得する。緊張で何の料理を食べたかも覚えてない。
泊まっていくよう言われ、広い客室を当てがわれた。不気味なくらいの手厚い待遇だった。それでも疲れていたので、気付けばぐっすり寝ていた。
翌朝暇乞いをすると、夫人も参内するから、馬車に同乗せよと言われて慌てた。メイドが伯爵夫人の馬車に乗るなんて。そんな話は聞いたこともない。
昨夜とはまた別の綺麗なドレスをあてがわれるままに着て、馬車に同乗する。
馬車の中で、コカブ夫人は、私を侍女に迎えたいと仰る。「裁縫の腕と人柄を見込んで」とのことだった。
あれは本気にしていいのだろうか、それともまた、貴族の気まぐれ発言だろうか? 多分後者だろうから期待はしない。
コカブ夫人を王妃の部屋にこっそりお通しした。誰にも滞在を明かさないつもりだと言う。滞在中、身の回りの世話は私と侍女のローザだけに限定なさるそうだ。
正直ローザと組まされるのは嫌だった。トーマにフラれたのを私のせいだと思っているらしく、何かにつけて嫌がらせをしてくるから。
とはいえ私に拒否権はない。対策としては、トーマもローザも無視するしかない。
衣装部屋でメイド服に着替えて、王妃と夫人のもとを辞した。ドレスを返そうとしたが、それは下さると言う。
持っていても使い道がない。こんなものをもちかえって、仲間に何と言えばいいのか。その辺の事情をご存知ないのが貴婦人たちなのだ。とはいえ、ご厚意には感謝してひざまずいた。
王妃の部屋をさがって厨房に向かう途中で、ジュン殿に引きとめられた。母上の参内を、なんとなく勘づいておられるのはさすがだ。シラを切るものの、完全に見透かされた気がする。
ジュン殿は私に、午後に屋敷に来るように命じた。仕立ての仕事だと言うけれど本当か。夫人の秘密を白状させられるのではないかと内心不安だ。
**********
厨房に戻る。外泊を仲間になんと説明しようかという心配は不要だった。すでにトーマと一緒に一夜を過ごしたという噂が出回っていた。事情を明かすこともできないので否定も肯定もしないで好きに言わせておいた。
私を探し回っていると人からは聞くのに、トーマはなかなか姿を見せない。午後になってようやく厨房に現れた。これ見よがしに会いたかったと連呼する。トーマと一緒でなかったことがバレてしまうではないか。実家にいたと言い逃れるが、信じない。
トーマは私に言い寄って、厨房を沸かせて楽しんでいるだけだ。そうやって、メイドたちのウケを狙っているのだ。伯爵の息子がメイドに本気で構うわけがない。
「マリア、トーマは夜通し心配していたのよ」
フアナは、トーマを無視する私をたしなめるけれど、彼に私への興味がそこまであるとは思えない。今だって不在をなじるばかりで、私の変化には一切気付いていないのだもの。
昨夜私は、コカブ夫人の館であちこち磨かれて、メイドにしてはありえないほど身綺麗になったのだ。めざといトーマのことだから何か言ってくるかと思ったのに。構えていた自分がバカみたいだ。
腹が立ったから無視して芋をむいていたら、とうとう腕を掴んで外に連れ出された。人気のない場所まで来ると、私の髪や首筋の石けんの匂いを嗅いで、泣きそうな声で男かと言う。
「そんなわけないでしょう?!」
怒ってみせながらも、私は少しドキドキしていた。トーマは私の変化に、ちゃんと気付いていた。でもその理由を、みんなの前では怖くて聞けなかったらしいのだ。私が否定すると、トーマは子どもみたいに顔をほころばせた。
それを見たら急に、もう騙されてもいいという気になってしまった。トーマは、私が仕事を終えたらまた逢いたいという。水車小屋でずっと待っているなどと言い出すから困る。仕事に遅れそうになったからつい、部屋に行くから大人しくしてろと言ってしまった。
まさか本気にはしていないだろうけど。こぎつねみたいな目を珍しく潤ませるから、ちょっと胸が痛んだ。
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近衛隊長の屋敷では母が住み込みで働いている。隊長は取り込み中らしく、私は母の案内で応接間に通される。
壁に掛かった絵画をぼんやり眺めながら待っていると、突然ドアが開いた。
振り返ると、そこには小柄な少年がいた。金の絹糸のような髪に、真珠のように光る肌、薔薇色の頬、灰色がかった青い瞳。絵画から抜け出してきた天使のようだった。ローブははだけていて、濡れた身体が露わだったけれど、少しもいやらしくなかった。天使か妖精としては当然の姿だと思った。
呆然として見惚れていたら、慌ただしい足音と共に、濡れそぼった黒髪、逞しい身体に腰布一つのオトコが現れた。
私は悲鳴をあげそうになった。口を手で塞ぐ。近衛隊長殿だ。普段のストイックな黒服姿と違いすぎて腰が抜けた。隊長は私の目の前で、天使を抱きかかえて、二階の寝室に運んで行ったのだった……。
上の空で仕事の依頼を受ける。先程の少年の服を仕立てて欲しいという。どうでもいいが、スラスラと少年のサイズを言うジュン殿の手つきが気になって仕方がない。明らかに触った感触を元に計算している。
上下揃いが三組なので量はそこそこあるが、元々ある服のサイズを直し、今風に整えるだけだから、すぐ終わりそうだ。
だが、仕事はそれだけではなかった。ジュン殿はおもむろに怪しいレースを取り出すと、これも修繕できるかと言う。
豪華で美しい下着だった……だが、コルセットのような骨はない。見たこともない、古風で細やかな刺繍が施されている。こんな下着、衣服として着る人がいるとは思えないから、展示か装飾用だろう。
長年隊長に仕えている母のよしみで、秘密の仕事も何度か受けてきた。私がやってみましょうと言うと、ジュン殿は高額の前金を差し出した。この下着のことは一切口外無用とのこと。黙って頷いた。
無心でステッチを読み解き、再現していく。楽しかった。魔法のように緻密に編まれた逸品だ。こんなものをドレスの下に着たら、ご婦人方は多分解放感でえらいことになる。大事なところは全てはみ出ているし、動くたびに人知れずギュンてなるだろう。
作業していて、ふと、妙に体が火照っているのに気付いた。この下着を手にしているだけで気持ちが高揚する。人には言えないような感覚だった。
ずいぶん小さな下着だ。あの少年くらい華奢なら着られるだろうか……。気を抜くと、ついいやらしい妄想をしてしまった。男が女にドレスを買い与えるのは、ひとえに脱がせるためなんていう、料理番のジョークを思い出したり。
豪華な服に下着まで与えて、隊長はあの子に何をする気なのか。あの少年が、私の仕立てた清楚な服の下に、実はあんな下着を着ているとしたら。私の顔は思わず熱くなってしまう。
作業中、顔を出してくれた母に、あの美少年は何だと問いただす。隊長の遠縁の小姓だという。優しい子なんだとか。案の定、母は二人の関係を全く察していない。
あの美しい近衛隊長の館で住み込みで働けるなんて羨ましいと、若いメイドたちはみんな思っている。私はそれとはまたちょっと別の意味で母が羨ましいと思った。
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