229 / 331
第3章 第2幕 はぐれ梁山泊極端派【灰と青春と学園モノ!!】
第229話 24時間耐久鬼ごっこ?
しおりを挟む
「レインボー・ブラスト!!!」
夜の砂浜にド派手な殺人光線が飛び交っていた。ただでさえ、月明かりで明るい方なのに、放たれる度、一瞬一瞬で昼間みたいに明るくなる。そのため、目が凄いチカチカする。さっきまで夜目に慣れていたので余計にだ。
「なんだよ、もう! これじゃ、お祭り騒ぎみたいじゃないかよ!」
「おのれ、ちょこまかと! 喰らって死んでくれれば一瞬の閃光で終わりなのだ! 貴様がいつまでも往生際が悪いのがいけない!」
ひでえなあ。一瞬で終わらせるつもりなのかよ。とはいえ俺も知らないわけではない。前にトレ坊先生から七光り光線のヤバさについて、教えてもらっている。アレは全属性を含むため、あらゆる耐性を持っていたとしても、威力を殺せない。誰でも必ず一つは弱点となる属性は存在するため、大ダメージは避けられないらしい。防ぐには反射魔法とかドラゴン・スケイルのようなバリアでもない限り防御不可なのだ。
「ええい、鬱陶しい! しからば、避けにくくするまでだ! 威力は落ちるがやむを得ん! レインボー・スプレッダー!!!」
七光りマンは両手の平を正面に突き出し、魔法を放った。今度は直線的ではない、四方八方に拡散する光線を出したのだ! これは対処が難しい! 少しでも当たりにくくなるよう後ろへ下がりつつ回避をする。飛んでくる数が多すぎるので峨嶺辿征で相殺するのにも向かないのだ。避けるしかない。
「うわっちぃ!?」
全ては回避出来ず、何発かは体を掠めた。当たった部分に熱を感じる。少し火傷くらいはしてるかもしれない。このままでは、軽く全身を炙られて死んでしまうだろう。
「ハハハ! いい気味だ! これならば避けられまい! やはり最高の魔術師たる私に、貴様如き才能無き下賤の輩は勝てぬのだ!」
一回、いや数発か? ちょっと当たったくらいでもう勝ったかのように振る舞い始める、七光りマン。数打ちゃ当たる戦法ってだけで、確実性には欠ける。俺を倒すつもりなら、あと数回は同じ事を繰り返す必要がある。多分、それまでに決着は付くはず。もちろん、俺の勝利で。
「さぁて、二発目だ。貴様は何発耐えきれるかな? この回数こそが貴様の死へのカウントとなるのだ!」
「待ってくれよ。カウントとかいらないから、四の五の言わず一思いにやってくれ。あのレインボー・ブラストとか言うヤツ。」
「迫り来る死の恐怖に屈服したか? 良かろう希望通り一思いに仕留めてやろう! 避けるなよ!」
「言われんでもわかってる。避けるわけないだろ。」
避けないだけで、防がないとは言ってないし、死ぬとは言ってない。今からやろうとしていることは防ぐのではない。毎晩の特訓の成果を見せてやる。こういう時のために習得していた技がある。
「では撃つぞ。七色の閃光で死に逝くがいい! ……貴様? 何のつもりだ? 死に逝くというのに構えるとは何のつもりだ!」
そう、俺は構えていた。手刀を相手に向けるようにして構えていた。例の技を使うための構えだ。
「別にいいじゃないか。死ぬときくらいポーズくらい好きにさせてくれよ。最後なんだから!」
「フン、おかしなヤツよ! これで思う存分、死に逝けるだろう! レインボー・ブラスト!!!」
(ギュアアアアアッ!!!)
来た! 手刀を基準に正面を合わせ、魔法が到達するのを待つ。この技は如何に敵の放ったエネルギーの奔流に身を委ねられるかが肝となる。防いだり避けたりするのではなく、激流に身を投げだし受け流すための技だ。
「極端派奥義、鯉昇龍門!!」
(びゃああああっ!!!)
意を決して光線の中へ飛び込んだ。七光り光線の中は暑かったり、寒かったり、シビれそうだったり。妙な感覚だ。さすが全属性。全ての属性が無理矢理押し込められたエネルギーというわけだ。そんな矛盾だらけの奔流の中を辿って、その源流に到達した!
「喰らえ、鯉の滝登りパンチ!」
「げぶらっ!!??」
流れを遡った先でただのパンチ! この辺のシメの技は練り込んでなかったから、まだ未完成。受け流すところまでで、ギリギリだったのだ。黄ジイを呼び出して、他の魔術対策を特訓してもらっていたのだ。ラヴァンのスター・バーストを泳ぐように回避した、という話をタニシから聞いていたからな。
「ひゃひぃ! おかしいぞ! なぜ、レインボー・ブラストを受けても死なないんだ! 法則を無視している! 摂理を冒涜している!」
「闘気で身を守りつつ、水流の中を泳ぐようにして受け流しながら、元を辿っただけだ。自然の摂理を参考にしたんだよ。」
七光りマンは殴られた後、情けなく地面に腰を抜かしたみたいに倒れたままになっていた。後は気絶させたり、縛り上げたりしとけば終了となるが、どうするかな?
「勇者ロア。貴様にペナルティを与える。」
「……は?」
急に横から声が聞こえた。聞いたことのある声、これは担任の声だ! そのまま横へと視線を移す。
「ありゃ? アンネ先生、何の用?」
「貴様、武術を使用したな? こちらで確認した。判定はアウトだ。よって、ペナルティを与える!」
くそう! 今のはアウト扱いかよ! しかも、ずっと監視してやがったのか? ペナルティをわざわざ科すために担任自ら現れるとは。元から俺らのお目付役だったのだろう。
「貴様にはどれだけ追い詰めても死なないとかいう、ふざけた風説が流れている。その様なことはあり得ない。これを機に、私が確かめてやる!」
夜の砂浜にド派手な殺人光線が飛び交っていた。ただでさえ、月明かりで明るい方なのに、放たれる度、一瞬一瞬で昼間みたいに明るくなる。そのため、目が凄いチカチカする。さっきまで夜目に慣れていたので余計にだ。
「なんだよ、もう! これじゃ、お祭り騒ぎみたいじゃないかよ!」
「おのれ、ちょこまかと! 喰らって死んでくれれば一瞬の閃光で終わりなのだ! 貴様がいつまでも往生際が悪いのがいけない!」
ひでえなあ。一瞬で終わらせるつもりなのかよ。とはいえ俺も知らないわけではない。前にトレ坊先生から七光り光線のヤバさについて、教えてもらっている。アレは全属性を含むため、あらゆる耐性を持っていたとしても、威力を殺せない。誰でも必ず一つは弱点となる属性は存在するため、大ダメージは避けられないらしい。防ぐには反射魔法とかドラゴン・スケイルのようなバリアでもない限り防御不可なのだ。
「ええい、鬱陶しい! しからば、避けにくくするまでだ! 威力は落ちるがやむを得ん! レインボー・スプレッダー!!!」
七光りマンは両手の平を正面に突き出し、魔法を放った。今度は直線的ではない、四方八方に拡散する光線を出したのだ! これは対処が難しい! 少しでも当たりにくくなるよう後ろへ下がりつつ回避をする。飛んでくる数が多すぎるので峨嶺辿征で相殺するのにも向かないのだ。避けるしかない。
「うわっちぃ!?」
全ては回避出来ず、何発かは体を掠めた。当たった部分に熱を感じる。少し火傷くらいはしてるかもしれない。このままでは、軽く全身を炙られて死んでしまうだろう。
「ハハハ! いい気味だ! これならば避けられまい! やはり最高の魔術師たる私に、貴様如き才能無き下賤の輩は勝てぬのだ!」
一回、いや数発か? ちょっと当たったくらいでもう勝ったかのように振る舞い始める、七光りマン。数打ちゃ当たる戦法ってだけで、確実性には欠ける。俺を倒すつもりなら、あと数回は同じ事を繰り返す必要がある。多分、それまでに決着は付くはず。もちろん、俺の勝利で。
「さぁて、二発目だ。貴様は何発耐えきれるかな? この回数こそが貴様の死へのカウントとなるのだ!」
「待ってくれよ。カウントとかいらないから、四の五の言わず一思いにやってくれ。あのレインボー・ブラストとか言うヤツ。」
「迫り来る死の恐怖に屈服したか? 良かろう希望通り一思いに仕留めてやろう! 避けるなよ!」
「言われんでもわかってる。避けるわけないだろ。」
避けないだけで、防がないとは言ってないし、死ぬとは言ってない。今からやろうとしていることは防ぐのではない。毎晩の特訓の成果を見せてやる。こういう時のために習得していた技がある。
「では撃つぞ。七色の閃光で死に逝くがいい! ……貴様? 何のつもりだ? 死に逝くというのに構えるとは何のつもりだ!」
そう、俺は構えていた。手刀を相手に向けるようにして構えていた。例の技を使うための構えだ。
「別にいいじゃないか。死ぬときくらいポーズくらい好きにさせてくれよ。最後なんだから!」
「フン、おかしなヤツよ! これで思う存分、死に逝けるだろう! レインボー・ブラスト!!!」
(ギュアアアアアッ!!!)
来た! 手刀を基準に正面を合わせ、魔法が到達するのを待つ。この技は如何に敵の放ったエネルギーの奔流に身を委ねられるかが肝となる。防いだり避けたりするのではなく、激流に身を投げだし受け流すための技だ。
「極端派奥義、鯉昇龍門!!」
(びゃああああっ!!!)
意を決して光線の中へ飛び込んだ。七光り光線の中は暑かったり、寒かったり、シビれそうだったり。妙な感覚だ。さすが全属性。全ての属性が無理矢理押し込められたエネルギーというわけだ。そんな矛盾だらけの奔流の中を辿って、その源流に到達した!
「喰らえ、鯉の滝登りパンチ!」
「げぶらっ!!??」
流れを遡った先でただのパンチ! この辺のシメの技は練り込んでなかったから、まだ未完成。受け流すところまでで、ギリギリだったのだ。黄ジイを呼び出して、他の魔術対策を特訓してもらっていたのだ。ラヴァンのスター・バーストを泳ぐように回避した、という話をタニシから聞いていたからな。
「ひゃひぃ! おかしいぞ! なぜ、レインボー・ブラストを受けても死なないんだ! 法則を無視している! 摂理を冒涜している!」
「闘気で身を守りつつ、水流の中を泳ぐようにして受け流しながら、元を辿っただけだ。自然の摂理を参考にしたんだよ。」
七光りマンは殴られた後、情けなく地面に腰を抜かしたみたいに倒れたままになっていた。後は気絶させたり、縛り上げたりしとけば終了となるが、どうするかな?
「勇者ロア。貴様にペナルティを与える。」
「……は?」
急に横から声が聞こえた。聞いたことのある声、これは担任の声だ! そのまま横へと視線を移す。
「ありゃ? アンネ先生、何の用?」
「貴様、武術を使用したな? こちらで確認した。判定はアウトだ。よって、ペナルティを与える!」
くそう! 今のはアウト扱いかよ! しかも、ずっと監視してやがったのか? ペナルティをわざわざ科すために担任自ら現れるとは。元から俺らのお目付役だったのだろう。
「貴様にはどれだけ追い詰めても死なないとかいう、ふざけた風説が流れている。その様なことはあり得ない。これを機に、私が確かめてやる!」
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
最強の職業は付与魔術師かもしれない
カタナヅキ
ファンタジー
現実世界から異世界に召喚された5人の勇者。彼等は同じ高校のクラスメイト同士であり、彼等を召喚したのはバルトロス帝国の3代目の国王だった。彼の話によると現在こちらの世界では魔王軍と呼ばれる組織が世界各地に出現し、数多くの人々に被害を与えている事を伝える。そんな魔王軍に対抗するために帝国に代々伝わる召喚魔法によって異世界から勇者になれる素質を持つ人間を呼びだしたらしいが、たった一人だけ巻き込まれて召喚された人間がいた。
召喚された勇者の中でも小柄であり、他の4人には存在するはずの「女神の加護」と呼ばれる恩恵が存在しなかった。他の勇者に巻き込まれて召喚された「一般人」と判断された彼は魔王軍に対抗できないと見下され、召喚を実行したはずの帝国の人間から追い出される。彼は普通の魔術師ではなく、攻撃魔法は覚えられない「付与魔術師」の職業だったため、この職業の人間は他者を支援するような魔法しか覚えられず、強力な魔法を扱えないため、最初から戦力外と判断されてしまった。
しかし、彼は付与魔術師の本当の力を見抜き、付与魔法を極めて独自の戦闘方法を見出す。後に「聖天魔導士」と名付けられる「霧崎レナ」の物語が始まる――
※今月は毎日10時に投稿します。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
【完結】勇者学園の異端児は強者ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
※アルファポリスでは『オスカーの帰郷編』まで公開し、完結表記にしています。
欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
異世界でぺったんこさん!〜無限収納5段階活用で無双する〜
KeyBow
ファンタジー
間もなく50歳になる銀行マンのおっさんは、高校生達の異世界召喚に巻き込まれた。
何故か若返り、他の召喚者と同じ高校生位の年齢になっていた。
召喚したのは、魔王を討ち滅ぼす為だと伝えられる。自分で2つのスキルを選ぶ事が出来ると言われ、おっさんが選んだのは無限収納と飛翔!
しかし召喚した者達はスキルを制御する為の装飾品と偽り、隷属の首輪を装着しようとしていた・・・
いち早くその嘘に気が付いたおっさんが1人の少女を連れて逃亡を図る。
その後おっさんは無限収納の5段階活用で無双する!・・・はずだ。
上空に飛び、そこから大きな岩を落として押しつぶす。やがて救った少女は口癖のように言う。
またぺったんこですか?・・・
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる