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第3章 第2幕 はぐれ梁山泊極端派【灰と青春と学園モノ!!】
第214話 大公開(大後悔?)、オガワ流処世術!
しおりを挟む「喰らえ! オガワ流処世術、死ん偽体!!」
ダメ・オジとダメな叔父の世紀の対決が始まったでヤンス! でも、おじさんが初手で死んだフリを始めたでヤンス! 突然、泡を吹いて倒れたでヤンしゅう!
「これ、突っ込んだ方がいいか?」
「いやいや、無視でいいヤンス! その間に作戦会議をするでヤンスよ。」
「オガワ流処世術というのが気になって仕方ないんですけど? パワーワードすぎて頭から離れません!」
「ゴリラと同じで放置が最適解でヤンス!」
おじさんを囮にして作戦会議をするつもりでヤンしたのに、ヘンに注意を逸らされてしまったでヤンス! あっしの勝利プランが台無しにされたでヤンス!
「ううーむむ!? タダの死んだフリだとはわかっているのに、私の紳士の精神が攻撃を全力で否定している! 悩ましい! こんなことで葛藤していてはダメダ!」
なんかダメダオジサンが攻撃するかどうかで葛藤してるでヤンス。まさか、死んだフリがこんなに有効だなんて思わなかったでヤンスよ!
「で? どうするよ? あのオッサンがどれくらい強いのかは知らんが、もう逃げちまってもいいんじゃないか?」
「ダンジョンのラスボスは倒されてしまっているんで、脱出しても良さそうですよね?」
「今のウチに逃げるでヤンしゅか? 倒れているゴリラを回収するのが難関でヤンスな。」
逃げるのはいいけど、気絶したゴリラがお荷物になって、お陀仏につながりかねないヤンス! アイツは筋肉の塊な上に、武器とかの装備品も重量級でヤンスよ! 唯一の脳筋のクセにネックになってるヤンス!
「むむーうう!? このままでは二度もダマされたことになってしまう! 同じ過ちを繰り返すようではダメダ!」
ああっ!? なんかダメダオジサンが葛藤を止めたでヤンス! 作戦会議タイムは早くも終わりを告げようとしてるでヤンス!
「遠慮なく止めに入りますよ! 思い切りが良くないとダメダ! 苦労・終わーる!」
とうとう止めを刺す段階に入ったでヤンス!ナイフとフォークを持って! 戦闘には場違いでヤンすけどゴリラを気絶させたり、ラスボスを倒すくらいでヤンス! きっとタガメおじさんなら跡形もなく吹き飛ぶでヤンス!
「おわーーーるるる……る?」
(ゴギンッ!!)
何かがダメダオジサンの攻撃を止めた! 宝箱? あれはミミックでヤンス! なぜかミミックがおじさんを守りに入ったでヤンス!
「ワハッ!? ミミック君! 助けに来たんでガンスか? 恩に着るでガンシュー!」
「ぐんぬ! ミミック如きに邪魔をされるようではダメダ! 早く倒せないようではダメダ!」
意外とミミックが持ちこたえているでヤンス。タダのトラップがラスボスを倒すような相手の攻撃を防いでいるでヤンスぅ!
「ゴベァ~! ゴビャァァッァッ!!」
(ビチャァァァッッ!!)
.
「ぐぬおわっ!? バカな! これは酸か! こんな至近距離での酸の噴射はダメダ!」
ミミックが酸を吐き出したでヤンス! ナイフとフォークが溶けて、体にもかかって、泡と煙を発生させているでヤンス! なんか、ダメダオジサンの体にあり得ない物が見え隠れしてるでヤンス!
「オイ、見ろ! ヤツの体から金属の骨組みが見えるぞ! ヤツはゴーレムだったんだ!」
「み、み、み、見たなぁ! 私の正体を見てはダメダ! 見た者は完全に殲滅しなくてはダメダ!」
恐怖の正体! 人間じゃなかったでヤンス!ダメダオジサンは開き直って、完全に服とか皮膚とかを取り払ってゴーレムの正体を現したでヤンス! 骸骨みたいな骨組みだけの姿でヤンしゅう!
「殲滅しなくてはダメダ! 君たち、もれなく、ダメにしてやる!」
オジサンは手足を広げるポーズをして、小刻みに震え始めたでヤンス! 心臓に当たる部分にある石みたいなのが光り始めたでヤンしゅう!
「ヤベエ、エネルギー源の魔晶石を使って自爆しようとしてるぞ!」
「コレは早く逃げないといけません!」
「オガワ流処世術、脱兎脱臭《超・逃げ足ダッシュ》!」
「タダの逃走でヤンス! こんな時だけ本気の逃げをやってるでヤンしゅう!」
オジサンだけ真っ先にエレベーターに乗り込んだでヤンスぅ!
「裏オガワ流処世術・禁じ手、裏技林!」
(ピシャッ!!)
その時、エレベーターのドアがしまったでヤンス! おじさんに土壇場で裏切られたでヤンス! しかも、技扱い! ヒドいでヤンス!
「オッサンが裏切りやがった! 惜しげも無く、禁じ手を使いやがったぁ!」
「ヒドい! あの人、邪魔してばっかりじゃないですか!」
ああーっ! 身内が色々やらかしたので、あっしもツラいでヤンス! こんな所で自爆に巻き込まれて死ぬとは思わなかったでヤンスよ! 今度こそ、タニ・ピース~完~、でヤンス!途中で打ち切り終了になるでヤンス……。
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