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第3章 第2幕 はぐれ梁山泊極端派【灰と青春と学園モノ!!】
第185話 紳士の心《HENTAI!》
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「ハイ! 第二ラウンドへ移行するでヤンス!トニヤ君とジム君の危険のポイントを採用するでヤンスよ!」
ゲイリーのトンデモ回答が出たところで強引に打ち切ろうとしている! 暴挙だ! 言論の自由を妨げるなぁ!
「ちょい、ちょい! 俺らのは? ゴリラのは?」
「レアケースは除外! それとしょうもないボケはいれないで欲しいヤンス! 大喜利大会になってしまうでヤンスよ!」
「えーっ!? つまんない!」
「コレは遊びじゃないでヤンスよぉ!」
遊びじゃないって言ったって、楽しくやらないとね? 面白くないと、飽きちゃうし。まあ、でもそれがダンジョン奉行の機嫌を損ねてしまったらしい。
「じゃあ、2パターンの危険から身を守るにはどんな対策が考えられるでヤンスか?」
「決まってるじゃないッスか! ダンジョンもろとも爆破ッス!」
「そこ! 何でもかんでも、爆発で解決しようとしない!」
速攻でゲイリーは釘を刺された! ゲイリーから爆発を奪ったら、筋肉しか残らないではないか!
「じゃあ、俺、いいか? 曲がり角対策の方な。事前に石を投げ入れて、様子を見る。」
トニヤが発言する。事前にチラッとだけ俺とゴリラを見た。一瞬しか見えなかったが、白い目で見ていたと思う。
「いいでヤンスね。方向性は間違っていないでヤンス。でも、何か確実性のある対策をお願いしヤス!」
「では、僕も! 暗い方の道を進む前に灯りを用意して罠の有無を確認してから進む。」
「そうでヤンス! どこかのお笑い芸人とは違って優秀でヤンスね!」
チクショウ! 完全にお笑い芸人扱いされてる! 確かに表向きは芸人だけど、ここで隠す必要はない。トニヤもジムも知ってるからな。こうなったら、堂々とお笑い街道を突き進んでやる! 意地を通してみせる!
「次は俺だ! 両方に対応出来る対策! その場の床を……、」
「ゆ、床を……?」
「掘って、下の階層に行く! ショートカット万歳!」
俺の改心の一作が炸裂だぁ! コレほどの名回答なら、グウの根も出まい!
「あああああああっ!?」
タニシは絶叫して泡を吹きながら卒倒してしまった。おまけに大きくビクン、ビクンと痙攣している。ついには発狂して憤死してしまったか?
「どうするんですか! これじゃ、続行できませんよ!」
「試しに爆破すれば、息を吹き返すかもしれやせんぜ?」
困ったな一問目で続行不能に陥るとは。ここは爆破してからお開きにするか? ……ん? なんかタニシの手元にメモがあるぞ? これは問題の一覧のようだ。
「しゃあない! CFM経験者の俺が代わりに続けてやんよ!」
「嫌な予感しかしないんだが……?」
「んん? トニヤ君、何がイヤなんか言うてみ?」
「うっせえなあ。だったら、やれよ。やってみろよ。」
じゃあ、どれにしようかな? 意外と何問も用意されているな? 比較的聞いたことがないようなやつにしてみよう。コレなんてどうかな?
「ダンジョンを探索中、他の冒険者が触手の一杯付いた魔物に襲われてる場面に出くわしました。その冒険者は若い女性のようです。どうしますか? コマンド?」
「……えぇ!? 答えなきゃいけませんか、コレ?」
「なんだその、如何わしい内容の問題は?」
「だって、書いてあるんだもん、コレに。っははーん? さてはアナタ、如何わしいことを想像してしまいましたね? 心が汚れていますよ?」
「お前もだろ!」
「ちなみに回答例は『紳士の心で一部始終を眺める』となっております♪」
「聞いてねえよ! 結局、回答まで如何わしさ全開じゃねえか!」
というか、この問題用の人形までご丁寧に用意してあるようだ。タニシのヤツ、俺を非難しつつもお笑い魂ちゃんと持ってるじゃないか! しかもこの人形…エルとミヤコがモデルになっているようだ。見つかったら確実に殺されるな。
「じゃあ次! ダンジョンを攻略中にミミックに上半身を飲み込まれかけの冒険者を発見しました。どうしますか? ちなみに冒険者はまたまた若い女性のようです!」
「さっきと大して変わんねぇじゃねえか! いい加減にしろ!」
「じゃあ、こういうのはどう? ダンジョン攻略中、袋を持った大男に殴り倒されて気絶してしまいました。その後、気付けば何故か牢屋の中にいました。どうする?」
「何だよ、その状況! 意味分かんねえから!」
その後はひたすら俺とトニヤのボケとツッコミの応酬が続いた。結局、タニシはダウンしたままで終了することとなった……。
ゲイリーのトンデモ回答が出たところで強引に打ち切ろうとしている! 暴挙だ! 言論の自由を妨げるなぁ!
「ちょい、ちょい! 俺らのは? ゴリラのは?」
「レアケースは除外! それとしょうもないボケはいれないで欲しいヤンス! 大喜利大会になってしまうでヤンスよ!」
「えーっ!? つまんない!」
「コレは遊びじゃないでヤンスよぉ!」
遊びじゃないって言ったって、楽しくやらないとね? 面白くないと、飽きちゃうし。まあ、でもそれがダンジョン奉行の機嫌を損ねてしまったらしい。
「じゃあ、2パターンの危険から身を守るにはどんな対策が考えられるでヤンスか?」
「決まってるじゃないッスか! ダンジョンもろとも爆破ッス!」
「そこ! 何でもかんでも、爆発で解決しようとしない!」
速攻でゲイリーは釘を刺された! ゲイリーから爆発を奪ったら、筋肉しか残らないではないか!
「じゃあ、俺、いいか? 曲がり角対策の方な。事前に石を投げ入れて、様子を見る。」
トニヤが発言する。事前にチラッとだけ俺とゴリラを見た。一瞬しか見えなかったが、白い目で見ていたと思う。
「いいでヤンスね。方向性は間違っていないでヤンス。でも、何か確実性のある対策をお願いしヤス!」
「では、僕も! 暗い方の道を進む前に灯りを用意して罠の有無を確認してから進む。」
「そうでヤンス! どこかのお笑い芸人とは違って優秀でヤンスね!」
チクショウ! 完全にお笑い芸人扱いされてる! 確かに表向きは芸人だけど、ここで隠す必要はない。トニヤもジムも知ってるからな。こうなったら、堂々とお笑い街道を突き進んでやる! 意地を通してみせる!
「次は俺だ! 両方に対応出来る対策! その場の床を……、」
「ゆ、床を……?」
「掘って、下の階層に行く! ショートカット万歳!」
俺の改心の一作が炸裂だぁ! コレほどの名回答なら、グウの根も出まい!
「あああああああっ!?」
タニシは絶叫して泡を吹きながら卒倒してしまった。おまけに大きくビクン、ビクンと痙攣している。ついには発狂して憤死してしまったか?
「どうするんですか! これじゃ、続行できませんよ!」
「試しに爆破すれば、息を吹き返すかもしれやせんぜ?」
困ったな一問目で続行不能に陥るとは。ここは爆破してからお開きにするか? ……ん? なんかタニシの手元にメモがあるぞ? これは問題の一覧のようだ。
「しゃあない! CFM経験者の俺が代わりに続けてやんよ!」
「嫌な予感しかしないんだが……?」
「んん? トニヤ君、何がイヤなんか言うてみ?」
「うっせえなあ。だったら、やれよ。やってみろよ。」
じゃあ、どれにしようかな? 意外と何問も用意されているな? 比較的聞いたことがないようなやつにしてみよう。コレなんてどうかな?
「ダンジョンを探索中、他の冒険者が触手の一杯付いた魔物に襲われてる場面に出くわしました。その冒険者は若い女性のようです。どうしますか? コマンド?」
「……えぇ!? 答えなきゃいけませんか、コレ?」
「なんだその、如何わしい内容の問題は?」
「だって、書いてあるんだもん、コレに。っははーん? さてはアナタ、如何わしいことを想像してしまいましたね? 心が汚れていますよ?」
「お前もだろ!」
「ちなみに回答例は『紳士の心で一部始終を眺める』となっております♪」
「聞いてねえよ! 結局、回答まで如何わしさ全開じゃねえか!」
というか、この問題用の人形までご丁寧に用意してあるようだ。タニシのヤツ、俺を非難しつつもお笑い魂ちゃんと持ってるじゃないか! しかもこの人形…エルとミヤコがモデルになっているようだ。見つかったら確実に殺されるな。
「じゃあ次! ダンジョンを攻略中にミミックに上半身を飲み込まれかけの冒険者を発見しました。どうしますか? ちなみに冒険者はまたまた若い女性のようです!」
「さっきと大して変わんねぇじゃねえか! いい加減にしろ!」
「じゃあ、こういうのはどう? ダンジョン攻略中、袋を持った大男に殴り倒されて気絶してしまいました。その後、気付けば何故か牢屋の中にいました。どうする?」
「何だよ、その状況! 意味分かんねえから!」
その後はひたすら俺とトニヤのボケとツッコミの応酬が続いた。結局、タニシはダウンしたままで終了することとなった……。
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