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第2部 第1章 はぐれ梁山泊極端派【私の思い出に決着を……。】
第17話 君、もしかして、空気読めない系?
しおりを挟む 💭 🔁 ❤×?998
僕は胸にもやもやとしたモノを抱えながら花瓶を掴み、トイレに駆け込む。花をゴミ箱へ投げ付け、花瓶はトイレの窓から、外の草むらへ放り投げる。
これだけしても、どうせイタチごっこだろう。敵は用意周到勝つ醜悪で、毎朝必ず、新しい花瓶と花を用意してくる。
この1ヵ月間、徐々に登校時間を早めていき、毎朝花瓶ごと捨てているというのに、敵は毎朝欠かさず花瓶を置くんだ。
敵は、誰だ?
明日こそは突き止めてやりたい。けど、僕が6時に起きると宣言したら、叔母が5時台に起き出しそうで怖い。だからと言ってこっそり起きて登校したら、
『朝を抜くな』
『お弁当が渡せない』
と叱られるのは目に見えている。
お弁当を作ってもらえるのなんて、何年振りだろう。嬉しいはずの事が、まさかこんな形で障害になるなんて。
僕は必死に心を落ち着かせながら、教室に戻る。
星狩さんの右隣である自席に座り、スマホを取り出す。
呟きアプリ『Twittoo』を開き、昨晩の僕のツイート――投稿したホラー小説の宣伝――に対する反応を見る。返信3、拡散17、いいね68。一晩の戦果としては上々だ。
僕は小説投稿サイト『カクヨム』のホラーカテゴリでちょくちょくランキング入りするアマチュア心霊系ホラー作家で、固定客が200人以上いる。その内の何人がアクティブかは分からないけれど、大叔父や、叔父からのお小遣いを断っても、好きな漫画、小説にお金を投じられるくらいには裕福だ。
感想やレビューを付けてくれる常連さん曰く、
『真に迫る』
『臨場感がやばい』
『質感がえぐい』
等々。
臨場感があるのは当然だろう、と思う。
『カクヨム』にログインし、フリック入力と予測変換を駆使して、短編ホラーを書き始める。
集中していると、時間が経つのはあっと言う間だ。気が付けば、時刻は8時30分。顔を上げてみればほとんどの生徒たちが投稿してきていて、ガヤガヤと騒がしい。
ふと左隣を見ると、星狩さんが座っていた。彼女は影が薄い。
星狩さんが僕に気付き、笑顔で手を振って見せてくれる。可愛い。早起きした甲斐があるってもんだ。花瓶の置かれた席に座り、死んだような顔をしている星狩さんなんて、もう二度と見たくない。
――星狩良子。
肩まで伸ばしたストレートの黒髪。大きな二重瞼は愛らしく、その笑顔はまさに天使だ。
彼女のスカートは、丈が短い。星狩さんは両膝をぴったりと閉じていない時が多くて、神秘の帳の奥が見えそうになっており、僕はもうそれだけでどぎまぎしてしまって、いやいや何をガン見しているんだ僕は、と無限の意志力で以て視線を星狩さんの膝から持ち上げる。
すると今度は、小柄な体に不釣り合いなほど育った胸に、視線が釘付けになる。大きい。でかい。素晴らしい。
駄目だ駄目だ駄目だ、見過ぎだぞ――…僕の視線を遮るかのように、星狩さんがスマホを持ち上げる。やばい。見ているのに気づかれた!?
僕が慌てて視線を上げると、彼女はスマホに何やら物凄い勢いで打ち込んでいる。それから、邪気の無い笑顔でスマホを僕に見せてくれた。メモ帳に書かれているのは、
『おはよう! 今日もいい天気だね!(*´꒳`*)ʜᵅᵖᵖᵞ🌸』
可愛い。
我が世の春だ。10年間、つらくて悲しいばかりだった僕の人生に、17歳の9月、春が訪れた。9月は夏じゃないかって? そんな事はどうでもいい。彼女の為なら、彼女と一緒にハブられるくらい何て事は無い。
――彼女が受けているイジメは2つ。
1つは、花瓶。
もう1つは、徹底した無視だ。
そして9月の登校初日、イジメを目の当たりにした僕がキレて花瓶を退かしたあの瞬間から、僕もまた、半透明人間の仲間入りを果たした。
「VToberとかキモくない?」
ふと、良く通る不快な声が聞こえてきた。
以下、クラスで蠢く醜いイジメっ子どもの言動を、出来るだけ無感情に記述する。
【パリピの女王】天晴陽子「今朝もテレビで大正……ロマン? とかいうアニメ絵の女がCMに出てて、超キモかった」長い金髪を弄りながら、キンキンと良く通る声で言う。
【愛想笑いな金魚の糞】相曽恵美「分かるwwwwwwwwすごぃwwwwわかwwるwwwwwwwwwwwwww」物凄い勢いの、神経質な愛想笑い。「私もwww今朝wwwwスマホwwwwwwwwぁwwwぉwwwww」言葉の終盤は、本人の愛想笑いに飲み込まれて聞き取れない。
天晴さんはクラスの4大勢力の1つで最大派閥、『インスタ女子組』のトップ。
ド派手な見た目、ドギツい化粧。けれど顔とスタイルと運動神経と成績が良いので、声が大きいのも相まって、クラスの中心人物の1人になっている。
承認欲求はかなり高め。Twittooは本名勢で、ダンス動画で何度かバズってる。
【セミプロダンサー】舞姫麻衣「え~? 私はいいと思うけど。ダンス上手いよ、あの子」
舞姫さんは何かのダンス大会で優勝した経験を持つ女子で、バックダンサーとしてテレビにも出たことがあるらしい。天晴さんと一緒によくダンス動画をUPしている。
本名勢で、先日も制服姿で際どいY字バランス――片足を180度上に上げて、手でもつやつ――を披露して、その美貌も相まって紳士諸君からのいいねを集めていた。
この2人を中核とした8人のグループ。それが『インスタ女子組』――もっとも、命名したのは僕だけど。
【Vヲタク】武威好太郎「大正マロンでござるよ! マ・ロ・ン!」
天晴さんに噛み付くのは、『サブカル男子組』筆頭の武威くん。なかなかにキャラがキマったヤバい奴。
【Vヲタ】武威「マロンタソ可愛いでござろう!? 鮮烈デビューから早1年、毎日欠かさず配信を見守ってきた彼女もついにチャンネル登録者数100万人! 推しが地上波進出とは誠に喜ばしい事でござる! 拙者、この感動をどう表現したら良いやら――」
【パリピの女王】天晴「は? キモ。臭いから口閉じてよ」
【金魚の糞】相曽「わかるwwwwwwわwwwwwwかwwwwwwwwwwww」
『サブカル男子組』は確か4人だったか。今日は1人が欠席。
残り2人は近くでたむろしているが、火の粉から逃れようと素知らぬ顔。
【Vヲタ】武威「何ですとぅ!? 表に出るのでござる!」
【パリピ女王】天晴「キモ。死んでよ」
【陽キャリーダー】蹴鞠太陽「ストップストップ!」
仲裁に入るのは、4大勢力の雄、『陽キャ男子組』の蹴鞠くん。
名前のごとく太陽のように明るく爽やか。サッカー部の部長兼エースで、イケメン、文武両道、喋りも上手く気遣いも出来る完璧超人。どの学校にも学年に1人はいる、天才というやつだ。
彼が星狩さんへの無視に加担さえしていなければ、正直僕もお近付きになりたい。
『陽キャ男子組』は彼を含めて7人。
【陽キャリーダー】蹴鞠「ほら、もうホームルームが始まるよ。席に戻ろう」
【神絵師】上江師「可愛いって言われてるよ~? 今日もモテモテですな~」
【Vヲタ女子】馬肉美穂「ちょっと師ちゃん、やめてよ!」
教室の隅っこでは、4大勢力最後の一角、『サブカル女子組』の2人が盛り上がっている。『サブカル女子組』は計4人。
その他、僕や星狩さんも含めた無所属7人を合わせて、男子15名、女子15名、計30名。
クラスの大半が本名でTwittooをやっている。
これが、猫目高校2年4組だ。
僕は胸にもやもやとしたモノを抱えながら花瓶を掴み、トイレに駆け込む。花をゴミ箱へ投げ付け、花瓶はトイレの窓から、外の草むらへ放り投げる。
これだけしても、どうせイタチごっこだろう。敵は用意周到勝つ醜悪で、毎朝必ず、新しい花瓶と花を用意してくる。
この1ヵ月間、徐々に登校時間を早めていき、毎朝花瓶ごと捨てているというのに、敵は毎朝欠かさず花瓶を置くんだ。
敵は、誰だ?
明日こそは突き止めてやりたい。けど、僕が6時に起きると宣言したら、叔母が5時台に起き出しそうで怖い。だからと言ってこっそり起きて登校したら、
『朝を抜くな』
『お弁当が渡せない』
と叱られるのは目に見えている。
お弁当を作ってもらえるのなんて、何年振りだろう。嬉しいはずの事が、まさかこんな形で障害になるなんて。
僕は必死に心を落ち着かせながら、教室に戻る。
星狩さんの右隣である自席に座り、スマホを取り出す。
呟きアプリ『Twittoo』を開き、昨晩の僕のツイート――投稿したホラー小説の宣伝――に対する反応を見る。返信3、拡散17、いいね68。一晩の戦果としては上々だ。
僕は小説投稿サイト『カクヨム』のホラーカテゴリでちょくちょくランキング入りするアマチュア心霊系ホラー作家で、固定客が200人以上いる。その内の何人がアクティブかは分からないけれど、大叔父や、叔父からのお小遣いを断っても、好きな漫画、小説にお金を投じられるくらいには裕福だ。
感想やレビューを付けてくれる常連さん曰く、
『真に迫る』
『臨場感がやばい』
『質感がえぐい』
等々。
臨場感があるのは当然だろう、と思う。
『カクヨム』にログインし、フリック入力と予測変換を駆使して、短編ホラーを書き始める。
集中していると、時間が経つのはあっと言う間だ。気が付けば、時刻は8時30分。顔を上げてみればほとんどの生徒たちが投稿してきていて、ガヤガヤと騒がしい。
ふと左隣を見ると、星狩さんが座っていた。彼女は影が薄い。
星狩さんが僕に気付き、笑顔で手を振って見せてくれる。可愛い。早起きした甲斐があるってもんだ。花瓶の置かれた席に座り、死んだような顔をしている星狩さんなんて、もう二度と見たくない。
――星狩良子。
肩まで伸ばしたストレートの黒髪。大きな二重瞼は愛らしく、その笑顔はまさに天使だ。
彼女のスカートは、丈が短い。星狩さんは両膝をぴったりと閉じていない時が多くて、神秘の帳の奥が見えそうになっており、僕はもうそれだけでどぎまぎしてしまって、いやいや何をガン見しているんだ僕は、と無限の意志力で以て視線を星狩さんの膝から持ち上げる。
すると今度は、小柄な体に不釣り合いなほど育った胸に、視線が釘付けになる。大きい。でかい。素晴らしい。
駄目だ駄目だ駄目だ、見過ぎだぞ――…僕の視線を遮るかのように、星狩さんがスマホを持ち上げる。やばい。見ているのに気づかれた!?
僕が慌てて視線を上げると、彼女はスマホに何やら物凄い勢いで打ち込んでいる。それから、邪気の無い笑顔でスマホを僕に見せてくれた。メモ帳に書かれているのは、
『おはよう! 今日もいい天気だね!(*´꒳`*)ʜᵅᵖᵖᵞ🌸』
可愛い。
我が世の春だ。10年間、つらくて悲しいばかりだった僕の人生に、17歳の9月、春が訪れた。9月は夏じゃないかって? そんな事はどうでもいい。彼女の為なら、彼女と一緒にハブられるくらい何て事は無い。
――彼女が受けているイジメは2つ。
1つは、花瓶。
もう1つは、徹底した無視だ。
そして9月の登校初日、イジメを目の当たりにした僕がキレて花瓶を退かしたあの瞬間から、僕もまた、半透明人間の仲間入りを果たした。
「VToberとかキモくない?」
ふと、良く通る不快な声が聞こえてきた。
以下、クラスで蠢く醜いイジメっ子どもの言動を、出来るだけ無感情に記述する。
【パリピの女王】天晴陽子「今朝もテレビで大正……ロマン? とかいうアニメ絵の女がCMに出てて、超キモかった」長い金髪を弄りながら、キンキンと良く通る声で言う。
【愛想笑いな金魚の糞】相曽恵美「分かるwwwwwwwwすごぃwwwwわかwwるwwwwwwwwwwwwww」物凄い勢いの、神経質な愛想笑い。「私もwww今朝wwwwスマホwwwwwwwwぁwwwぉwwwww」言葉の終盤は、本人の愛想笑いに飲み込まれて聞き取れない。
天晴さんはクラスの4大勢力の1つで最大派閥、『インスタ女子組』のトップ。
ド派手な見た目、ドギツい化粧。けれど顔とスタイルと運動神経と成績が良いので、声が大きいのも相まって、クラスの中心人物の1人になっている。
承認欲求はかなり高め。Twittooは本名勢で、ダンス動画で何度かバズってる。
【セミプロダンサー】舞姫麻衣「え~? 私はいいと思うけど。ダンス上手いよ、あの子」
舞姫さんは何かのダンス大会で優勝した経験を持つ女子で、バックダンサーとしてテレビにも出たことがあるらしい。天晴さんと一緒によくダンス動画をUPしている。
本名勢で、先日も制服姿で際どいY字バランス――片足を180度上に上げて、手でもつやつ――を披露して、その美貌も相まって紳士諸君からのいいねを集めていた。
この2人を中核とした8人のグループ。それが『インスタ女子組』――もっとも、命名したのは僕だけど。
【Vヲタク】武威好太郎「大正マロンでござるよ! マ・ロ・ン!」
天晴さんに噛み付くのは、『サブカル男子組』筆頭の武威くん。なかなかにキャラがキマったヤバい奴。
【Vヲタ】武威「マロンタソ可愛いでござろう!? 鮮烈デビューから早1年、毎日欠かさず配信を見守ってきた彼女もついにチャンネル登録者数100万人! 推しが地上波進出とは誠に喜ばしい事でござる! 拙者、この感動をどう表現したら良いやら――」
【パリピの女王】天晴「は? キモ。臭いから口閉じてよ」
【金魚の糞】相曽「わかるwwwwwwわwwwwwwかwwwwwwwwwwww」
『サブカル男子組』は確か4人だったか。今日は1人が欠席。
残り2人は近くでたむろしているが、火の粉から逃れようと素知らぬ顔。
【Vヲタ】武威「何ですとぅ!? 表に出るのでござる!」
【パリピ女王】天晴「キモ。死んでよ」
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名前のごとく太陽のように明るく爽やか。サッカー部の部長兼エースで、イケメン、文武両道、喋りも上手く気遣いも出来る完璧超人。どの学校にも学年に1人はいる、天才というやつだ。
彼が星狩さんへの無視に加担さえしていなければ、正直僕もお近付きになりたい。
『陽キャ男子組』は彼を含めて7人。
【陽キャリーダー】蹴鞠「ほら、もうホームルームが始まるよ。席に戻ろう」
【神絵師】上江師「可愛いって言われてるよ~? 今日もモテモテですな~」
【Vヲタ女子】馬肉美穂「ちょっと師ちゃん、やめてよ!」
教室の隅っこでは、4大勢力最後の一角、『サブカル女子組』の2人が盛り上がっている。『サブカル女子組』は計4人。
その他、僕や星狩さんも含めた無所属7人を合わせて、男子15名、女子15名、計30名。
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