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第5章 完成!究極の超次元殺法!!
第279話 フル・バースト!
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「それでは開始して頂きましょう!試合開始!」
試合前のパフォーマンスが終わったところで試合が始まった。待ち望んだぜ、この瞬間を!
「オイ、わかってるだろうな。それぞれ一対一に持ち込むんだ。」
「ああ。わかってるさ。」
俺ら二人はそれぞれ一対一に持ち込む事を決めていた。有利不利というのもあるが、どうやら、ファルはジュリアには因縁があるらしい。クルセイダーズ入団の同期ということで色々あったようだ。侍の件といい、メンドくさい奴だ。
「まずはあの盾がどんなモンか試してみるか!」
ジュリアはファルにまかせて、俺はガンツと戦う。あの無敵の盾と戦えばなにかつかめそうな気がしたから、ファルの作戦を承諾したんだ。
「僕の相手をするのは君なのか!」
「そうともよ!遠慮なくこちらから行くぜ。手始めに……破竹撃!」
最初はシンプルにこの技だ。相手が避ける可能性もないし、盾に対抗するのにはもってこいの技だからだ。普通の盾なら真っ二つに出来る。普通ならば……。
(ガギョ!)
盾に当たった瞬間、妙な感触がした。おとといの試合を見たときにも感じた違和感。やっぱり実際に自分がやってみても同じだった。
「フル・バースト!」
(バイィィン!!)
攻撃に対しての反射が来る!剣に衝撃が伝わってきた。そのうち返すかのような衝撃に思わず、剣を持った腕ごとはじかれた。その慣性で体も後ろに仰け反りそうになった。
「うわっと…と、と!」
なんとか持ちこたえる。いや、逆に持ちこたえられるだけの力で攻撃をしたんだ。反射が来るのはわかっていたから。あえて反射がどういう物か見るために寸止めの攻撃をした。
「すごいな、一度見ただけで僕の防御術を見切っていたのか?さすがは勇者だ!」
「まだ見切ってないよ。だいたいどうなるのかがわかっていただけさ。」
ハッキリ言って対処法がまだ見つかっていない。それを探るために寸止めで様子を見た。さすがに一回だけではわからない。何度か試行錯誤するはめになりそうだ。
「これなら遠慮はいらなそうだね。久し振りだ、こんな気分は。」
ガンツの顔つきが変わった。普段の優しそうな顔から険しい顔つきになる。戦闘モードに切り替わったってことか。
「僕は防御術だけでなく、斧の扱いも得意なんだ!」
左手に持っている斧を一閃してきた。重装備のコイツからは想像もできない速さだった。
(ゴギャン!!)
「くうっ!?」
避けるのには遅すぎたので剣で受け止める。さすがに斧だ。その衝撃はかなりあった。思わず声が出てしまうくらい。
「そして、盾は防御だけじゃないこともお忘れなく!」
斧の攻撃に怯んでいたところへ、相手は盾を突き出してきた。さすがにこれは剣では受けきれない!
(ボゴォォンン!!!)
盾で思い切り殴られるはめになった。殴られるというよりは、体当たりでもされたかのような感じだ。為す術なく吹き飛ばされた。
「うおおっ!?」
無様に転げてしまった。みっともないところを公衆の面前でさらしてしまった。これじゃ、ファンの信頼もがた落ちしてしまうかもしれない。
「ふふ。まさか喰らってくれるとは思わなかった。……でも、まだまだこんなもんじゃないんだろう?」
まあ、そう思われるのも仕方ない。勇者があっけなく吹き飛ばされているんだし。幻滅させてしまったかな。でも、コイツが強いのは確実だ。今までで一番、守りが堅い敵なのは間違いない。さあ……どうやって守りを崩してやるかな?
試合前のパフォーマンスが終わったところで試合が始まった。待ち望んだぜ、この瞬間を!
「オイ、わかってるだろうな。それぞれ一対一に持ち込むんだ。」
「ああ。わかってるさ。」
俺ら二人はそれぞれ一対一に持ち込む事を決めていた。有利不利というのもあるが、どうやら、ファルはジュリアには因縁があるらしい。クルセイダーズ入団の同期ということで色々あったようだ。侍の件といい、メンドくさい奴だ。
「まずはあの盾がどんなモンか試してみるか!」
ジュリアはファルにまかせて、俺はガンツと戦う。あの無敵の盾と戦えばなにかつかめそうな気がしたから、ファルの作戦を承諾したんだ。
「僕の相手をするのは君なのか!」
「そうともよ!遠慮なくこちらから行くぜ。手始めに……破竹撃!」
最初はシンプルにこの技だ。相手が避ける可能性もないし、盾に対抗するのにはもってこいの技だからだ。普通の盾なら真っ二つに出来る。普通ならば……。
(ガギョ!)
盾に当たった瞬間、妙な感触がした。おとといの試合を見たときにも感じた違和感。やっぱり実際に自分がやってみても同じだった。
「フル・バースト!」
(バイィィン!!)
攻撃に対しての反射が来る!剣に衝撃が伝わってきた。そのうち返すかのような衝撃に思わず、剣を持った腕ごとはじかれた。その慣性で体も後ろに仰け反りそうになった。
「うわっと…と、と!」
なんとか持ちこたえる。いや、逆に持ちこたえられるだけの力で攻撃をしたんだ。反射が来るのはわかっていたから。あえて反射がどういう物か見るために寸止めの攻撃をした。
「すごいな、一度見ただけで僕の防御術を見切っていたのか?さすがは勇者だ!」
「まだ見切ってないよ。だいたいどうなるのかがわかっていただけさ。」
ハッキリ言って対処法がまだ見つかっていない。それを探るために寸止めで様子を見た。さすがに一回だけではわからない。何度か試行錯誤するはめになりそうだ。
「これなら遠慮はいらなそうだね。久し振りだ、こんな気分は。」
ガンツの顔つきが変わった。普段の優しそうな顔から険しい顔つきになる。戦闘モードに切り替わったってことか。
「僕は防御術だけでなく、斧の扱いも得意なんだ!」
左手に持っている斧を一閃してきた。重装備のコイツからは想像もできない速さだった。
(ゴギャン!!)
「くうっ!?」
避けるのには遅すぎたので剣で受け止める。さすがに斧だ。その衝撃はかなりあった。思わず声が出てしまうくらい。
「そして、盾は防御だけじゃないこともお忘れなく!」
斧の攻撃に怯んでいたところへ、相手は盾を突き出してきた。さすがにこれは剣では受けきれない!
(ボゴォォンン!!!)
盾で思い切り殴られるはめになった。殴られるというよりは、体当たりでもされたかのような感じだ。為す術なく吹き飛ばされた。
「うおおっ!?」
無様に転げてしまった。みっともないところを公衆の面前でさらしてしまった。これじゃ、ファンの信頼もがた落ちしてしまうかもしれない。
「ふふ。まさか喰らってくれるとは思わなかった。……でも、まだまだこんなもんじゃないんだろう?」
まあ、そう思われるのも仕方ない。勇者があっけなく吹き飛ばされているんだし。幻滅させてしまったかな。でも、コイツが強いのは確実だ。今までで一番、守りが堅い敵なのは間違いない。さあ……どうやって守りを崩してやるかな?
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