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第5章 完成!究極の超次元殺法!!
第253話 ギリギリまで粘った結果……、
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「最初に言ったが、俺が来た目的は二人の付き添いのためだ。アイツらとは付き合いが長いからな。俺自身は出るつもりはない。相方が欲しいなら、他を当たんな。」
「言われなくてもわかってる。お前が手を貸してくれるなんて、俺は思ってねーよ。」
初めて会ったとき、ダンジョンで共闘したとき、いずれの場合も相性が悪いと感じた。考え方が違う。戦闘スタイルが違う。あと、頭の良さが違う。基本、頭のいいヤツは悪いヤツに対して悪い印象抱いていることが多い。これは俺の経験上、大体そうだった。エルちゃん?あの娘は違うと思う。あの娘は賢いけどそんなことはしない。多分!(※諸説あります。)
「ほう。どうあっても、組む気はないと申すのだな、二人とも?」
「絶対にない!」「絶対にない!」
「ハッ!」「ハッ!」
俺達二人は申し合わせたように同時に否定し、同じリアクションをした。
「息が合っておるではないか。」
「んなこたあ、ない!」
「ケッ!誰がこんなヤツと!」
「お互い素直になった方が身のためじゃよ。」
ジジイはしきりに俺達が組むことを薦めてくる。俺ら二人のことなんかまるで知らないくせに。
「行くぞ、ジイさん。時間がないからとりあえずアンタと組む。なりふり構ってるヒマじゃない。」
「なりふり構わんのなら、この男と組めるじゃろ?」
「まだ、アンタの方がマシだ。仲悪いヤツと組んで、宗家とか侍に勝てるはずがない!」
「……!?」
ここで急に何故かファルが妙な反応をした。ヤツの長い耳がピクッと動いたのだ。
「オイ!今なんて言った?」
「なんてって、仲悪いヤツと組めるかよって言ったんだよ。」
「ちげーよ!その後だ!」
さっきまで冷めた態度を取っていたファルは一変して妙にギラついた目で、俺に食ってかかる。まるで仇でも見つけたみたいな感じだ。
「……宗家と侍に勝てない?って言ったんだけど?」
「それだ!……侍!侍ってことはアイツだな?こないだダンジョンにいたアイツで間違いないな?」
「あ、ああ。アイツで間違いない。お前と会う直前に会った。出場するのは間違いない。」
「マジかよ、オイ!」
ファルはかなり興奮している。今にも人を殺してしまいそうなくらいに狂ったように笑い始めた。
「……ハハッ!おもしれえ!こうも早くあのヤロウをぶちのめす機会がやってくるとは思ってなかったぜ!」
「……お前、何言ってんの?」
俺はドン引きしていた。なんかおかしくなったコイツを見て、酔っ払いよりもタチが悪そうに思えたのは気のせいか?
「オイ!前言撤回するわ。……組んでやるよ、お前と。アイツに一矢報いる事が出来るなら、何でもしてやるよ、特別にな!」
「マジで!?」
「ホッホッホッ!雨降って、地固まるとはよく言ったモンじゃ!」
タイムリミットギリギリでファルと共同戦線を張ることになった。波乱だらけの大武会になりそうな予感がした。
「言われなくてもわかってる。お前が手を貸してくれるなんて、俺は思ってねーよ。」
初めて会ったとき、ダンジョンで共闘したとき、いずれの場合も相性が悪いと感じた。考え方が違う。戦闘スタイルが違う。あと、頭の良さが違う。基本、頭のいいヤツは悪いヤツに対して悪い印象抱いていることが多い。これは俺の経験上、大体そうだった。エルちゃん?あの娘は違うと思う。あの娘は賢いけどそんなことはしない。多分!(※諸説あります。)
「ほう。どうあっても、組む気はないと申すのだな、二人とも?」
「絶対にない!」「絶対にない!」
「ハッ!」「ハッ!」
俺達二人は申し合わせたように同時に否定し、同じリアクションをした。
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「んなこたあ、ない!」
「ケッ!誰がこんなヤツと!」
「お互い素直になった方が身のためじゃよ。」
ジジイはしきりに俺達が組むことを薦めてくる。俺ら二人のことなんかまるで知らないくせに。
「行くぞ、ジイさん。時間がないからとりあえずアンタと組む。なりふり構ってるヒマじゃない。」
「なりふり構わんのなら、この男と組めるじゃろ?」
「まだ、アンタの方がマシだ。仲悪いヤツと組んで、宗家とか侍に勝てるはずがない!」
「……!?」
ここで急に何故かファルが妙な反応をした。ヤツの長い耳がピクッと動いたのだ。
「オイ!今なんて言った?」
「なんてって、仲悪いヤツと組めるかよって言ったんだよ。」
「ちげーよ!その後だ!」
さっきまで冷めた態度を取っていたファルは一変して妙にギラついた目で、俺に食ってかかる。まるで仇でも見つけたみたいな感じだ。
「……宗家と侍に勝てない?って言ったんだけど?」
「それだ!……侍!侍ってことはアイツだな?こないだダンジョンにいたアイツで間違いないな?」
「あ、ああ。アイツで間違いない。お前と会う直前に会った。出場するのは間違いない。」
「マジかよ、オイ!」
ファルはかなり興奮している。今にも人を殺してしまいそうなくらいに狂ったように笑い始めた。
「……ハハッ!おもしれえ!こうも早くあのヤロウをぶちのめす機会がやってくるとは思ってなかったぜ!」
「……お前、何言ってんの?」
俺はドン引きしていた。なんかおかしくなったコイツを見て、酔っ払いよりもタチが悪そうに思えたのは気のせいか?
「オイ!前言撤回するわ。……組んでやるよ、お前と。アイツに一矢報いる事が出来るなら、何でもしてやるよ、特別にな!」
「マジで!?」
「ホッホッホッ!雨降って、地固まるとはよく言ったモンじゃ!」
タイムリミットギリギリでファルと共同戦線を張ることになった。波乱だらけの大武会になりそうな予感がした。
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