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第3章 迷宮道中膝栗毛!!
第123話 謎の場所の謎の人物
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「誰だ、お前はー!!」
突如現れた謎の男に思わず身構えた。奇妙な格好をしているが、よく見たら極東の国の訓練用の防具に似ているような気がする。書物の挿絵で似たのを見たような……。
「他者に対して名を問う前に、自らがまず名乗るべきではないか?」
男は足だけを折りたたむような変わった座り方で姿勢を乱さず、毅然とした態度でそう言った。礼儀というのならしょうがないけど、どう見たって、そっちの方があやしいよ!覆面みたいな兜を被っているので、顔が全く見えないもん。
「俺は勇者ロア、こっちは魔法使いのファル……、」
思わず、ちゃん付けで言いそうになってしまった。あぶない、あぶない。
「何?勇者だと?……フフ、これはまた、とんだ大物が迷い込んできたものだ。」
俺を見ただけで勇者とは思わなかったあたり、それなりの実力がありそうだ。最近ではゲンコツのおっちゃんがそうだった。
「おいおい、次はそっちの番だぜ、お面のおっさんよ!」
「フハハ、これは失敬。拙者はブドー・マスターと申す者。」
名前、口調からわかる訛りなど、明らかにこの辺とは違う文化圏の人間だ。俺もそうだけど、こいつは極東の人間か?
「アンタ、侍だな?」
さっきから黙っていたファルちゃんが口を開いた。そうそう!たしか、そんな名前だった。記憶の引き出しが引っかかってなかなか出てこなかった。
「如何にも。拙者は武士道の探求者、侍なり。」
たしか、独特の切れ味を持った細身の刀を使うんだったっけ?でも、コイツは何故かそれらしきものを持っていなかった。その他の武器すらも持っていない。あやしい。
「アンタはなんでこんなところに?あんたも宝箱の転送罠に引っかかったの?」
「いや、待て。その前に俺たちを見て十数年ぶりと言っていたな?あれはどういう意味だ?」
「ハハ、そう慌てるな。急いては事をし損じるぞ。」
我先にと俺たちは質問を投げかけた。それでも男は落ち着き払った態度でそれを制した。
「拙者は罠などには掛かっていない。自らの意志でここへ来た。ここへ来れる者は本来、選ばれし強者のみ。」
「それどういう意味?」
「この場所はいわば、修練の間。真の強者でなくば、先へは進めない。」
話の途中で何者かが現れる気配がした。歩いてきたとか、そんな風ではなく、ただ本当に黒い影の様なヤツがその場に出現した。
「ちょうど、この迷宮の主のお出ましのようだ。お主らが相手をするがよい。拙者はお主らの実力を見極めさてもらうとしよう。」
「俺たちに戦わせるつもり?」
「無論だ。そやつでは拙者の相手にはならん。ここにいる間、何度倒したか数えきれぬほどにな。」
「な、何度も?」
言ってる意味がさっぱりわからない。ずっとこの場にいて、主を倒している?
「主の人?それってホントなの?」
「相変わらず舐め腐った態度をとりおって!まあいい、新手の獲物を仕留めてから、引導を渡してやる!」
質問は完全に無視された。注意がお面の人に向いてしまっている。この反応からすると、どうも嘘ではなさそうだ。
「我が名は彷徨の間の主、シャドウ・クリープ。貴様らを脱出することの出来ない無間地獄へと誘ってやろう!」
「じゃ、さっそく!」
俺は普通に斬ってみた。特に技とかは使わずに。あることを確認したかったからだ。
「ふははは!無駄だ。私に武器など通用しない。」
あー、やっぱりか。見た目だけじゃなくて、ホントに実態のないタイプの魔物らしい。真っ黒い幽霊みたいな感じか?
「ふははは!悔しかろう!自らの攻撃が通用せぬ事実に絶望するがよい。」
人型の形態を崩し、溶けるように地面の大きな影に姿を変えた。その状態で、俺の足元に潜り込んできた。
「何をするつもりだ?」
「ふははは!もう遅い。貴様は既に我が術中にはまっている。」
影から真っ黒い手が現れ、俺の足首が掴まれた。
「どうしよう。これでは動けないぞ。」
「ふははは!恐ろしかろう!」
「えい!」
「ぐああああ!」
影の手を何事もなかったように切ってやった。影は叫び声を上げたかと思うと、足を離し、元いた位置に戻っていった。
「ば、バカな!何故、私を斬れるのだ!」
「いやあ、これは企業秘密なんで、トップシークレットなんですよ。ちなみに術中にはまったのはアンタのほうですよ!」
斬れないと見せかけておいて、油断したところを斬ってやった。もちろん、極意・光風霽月を持ってすれば、実体の無い相手でも斬れる。
「舐めたことをしおってえ!八つ裂きにしてくれる!」
再び、影になって足元に潜り込んできた。今度は足首だけじゃなくて、全身の至る所に影がまとわりついてきた。
「これぞ秘技、影裂きだ!バラバラになれ!死ねえ!」
「その前に……お前はもう死んでいる!」
「何をバカな!死の間際に頭でもおかしくなったか!さっさと死ぬがよい!」
そう言って、体全体が締め上げられる感覚がしたが、一瞬で終わった。
「バ、バカな!そんな…はず……。」
黒い影は蒸発したみたいに黒い煙を上げながら消滅していった。
「砕寒松柏!喰らったことにも気付いてなかったようだな!」
もう一度まとわりついてくる前に、攻撃を加えておいたのだ。この技だけで死んでしまうとは。あっけない戦いだった。
「見事なり!」
「これでここから出れるのか?」
これで終わりなら隠しダンジョンとやらもたいしたことなかったな。
「ここからはな。」
「はい?」
意味深なことを言うな?まだ、何かあるの?
「六つある試練のうち、一つを終えただけだ。先程の主の言によれば、試練の間は後五つ存在するのだ。」
「じゃあなんで、アンタはずっとここにいるんだ?」
「試練の間は二人以上でなければ、次に進めぬのだ。おそらく、この迷宮を作った者の意向であろう。どういう企みがあるのかはわからぬがな。」
「変なの。」
変なルールだな。ここに来る時といい、色々制限をかけているのか。入って来たヤツを弄んでいるみたいな感じだ。会ったら一発ぶん殴ってやりたい。
「なあ、ところでアンタはいつからここにいるんだ?」
ずっと黙っていたファルちゃんが最もらしい質問をお面の人に投げかけた。さっきの影を何度も倒したり、ここにいたはずの魔物を一掃しているはずだし、最初に十数年ぶりと言っていたのも気になる。
「知りたいか?……おおよそ、百年といったところだ。」
突如現れた謎の男に思わず身構えた。奇妙な格好をしているが、よく見たら極東の国の訓練用の防具に似ているような気がする。書物の挿絵で似たのを見たような……。
「他者に対して名を問う前に、自らがまず名乗るべきではないか?」
男は足だけを折りたたむような変わった座り方で姿勢を乱さず、毅然とした態度でそう言った。礼儀というのならしょうがないけど、どう見たって、そっちの方があやしいよ!覆面みたいな兜を被っているので、顔が全く見えないもん。
「俺は勇者ロア、こっちは魔法使いのファル……、」
思わず、ちゃん付けで言いそうになってしまった。あぶない、あぶない。
「何?勇者だと?……フフ、これはまた、とんだ大物が迷い込んできたものだ。」
俺を見ただけで勇者とは思わなかったあたり、それなりの実力がありそうだ。最近ではゲンコツのおっちゃんがそうだった。
「おいおい、次はそっちの番だぜ、お面のおっさんよ!」
「フハハ、これは失敬。拙者はブドー・マスターと申す者。」
名前、口調からわかる訛りなど、明らかにこの辺とは違う文化圏の人間だ。俺もそうだけど、こいつは極東の人間か?
「アンタ、侍だな?」
さっきから黙っていたファルちゃんが口を開いた。そうそう!たしか、そんな名前だった。記憶の引き出しが引っかかってなかなか出てこなかった。
「如何にも。拙者は武士道の探求者、侍なり。」
たしか、独特の切れ味を持った細身の刀を使うんだったっけ?でも、コイツは何故かそれらしきものを持っていなかった。その他の武器すらも持っていない。あやしい。
「アンタはなんでこんなところに?あんたも宝箱の転送罠に引っかかったの?」
「いや、待て。その前に俺たちを見て十数年ぶりと言っていたな?あれはどういう意味だ?」
「ハハ、そう慌てるな。急いては事をし損じるぞ。」
我先にと俺たちは質問を投げかけた。それでも男は落ち着き払った態度でそれを制した。
「拙者は罠などには掛かっていない。自らの意志でここへ来た。ここへ来れる者は本来、選ばれし強者のみ。」
「それどういう意味?」
「この場所はいわば、修練の間。真の強者でなくば、先へは進めない。」
話の途中で何者かが現れる気配がした。歩いてきたとか、そんな風ではなく、ただ本当に黒い影の様なヤツがその場に出現した。
「ちょうど、この迷宮の主のお出ましのようだ。お主らが相手をするがよい。拙者はお主らの実力を見極めさてもらうとしよう。」
「俺たちに戦わせるつもり?」
「無論だ。そやつでは拙者の相手にはならん。ここにいる間、何度倒したか数えきれぬほどにな。」
「な、何度も?」
言ってる意味がさっぱりわからない。ずっとこの場にいて、主を倒している?
「主の人?それってホントなの?」
「相変わらず舐め腐った態度をとりおって!まあいい、新手の獲物を仕留めてから、引導を渡してやる!」
質問は完全に無視された。注意がお面の人に向いてしまっている。この反応からすると、どうも嘘ではなさそうだ。
「我が名は彷徨の間の主、シャドウ・クリープ。貴様らを脱出することの出来ない無間地獄へと誘ってやろう!」
「じゃ、さっそく!」
俺は普通に斬ってみた。特に技とかは使わずに。あることを確認したかったからだ。
「ふははは!無駄だ。私に武器など通用しない。」
あー、やっぱりか。見た目だけじゃなくて、ホントに実態のないタイプの魔物らしい。真っ黒い幽霊みたいな感じか?
「ふははは!悔しかろう!自らの攻撃が通用せぬ事実に絶望するがよい。」
人型の形態を崩し、溶けるように地面の大きな影に姿を変えた。その状態で、俺の足元に潜り込んできた。
「何をするつもりだ?」
「ふははは!もう遅い。貴様は既に我が術中にはまっている。」
影から真っ黒い手が現れ、俺の足首が掴まれた。
「どうしよう。これでは動けないぞ。」
「ふははは!恐ろしかろう!」
「えい!」
「ぐああああ!」
影の手を何事もなかったように切ってやった。影は叫び声を上げたかと思うと、足を離し、元いた位置に戻っていった。
「ば、バカな!何故、私を斬れるのだ!」
「いやあ、これは企業秘密なんで、トップシークレットなんですよ。ちなみに術中にはまったのはアンタのほうですよ!」
斬れないと見せかけておいて、油断したところを斬ってやった。もちろん、極意・光風霽月を持ってすれば、実体の無い相手でも斬れる。
「舐めたことをしおってえ!八つ裂きにしてくれる!」
再び、影になって足元に潜り込んできた。今度は足首だけじゃなくて、全身の至る所に影がまとわりついてきた。
「これぞ秘技、影裂きだ!バラバラになれ!死ねえ!」
「その前に……お前はもう死んでいる!」
「何をバカな!死の間際に頭でもおかしくなったか!さっさと死ぬがよい!」
そう言って、体全体が締め上げられる感覚がしたが、一瞬で終わった。
「バ、バカな!そんな…はず……。」
黒い影は蒸発したみたいに黒い煙を上げながら消滅していった。
「砕寒松柏!喰らったことにも気付いてなかったようだな!」
もう一度まとわりついてくる前に、攻撃を加えておいたのだ。この技だけで死んでしまうとは。あっけない戦いだった。
「見事なり!」
「これでここから出れるのか?」
これで終わりなら隠しダンジョンとやらもたいしたことなかったな。
「ここからはな。」
「はい?」
意味深なことを言うな?まだ、何かあるの?
「六つある試練のうち、一つを終えただけだ。先程の主の言によれば、試練の間は後五つ存在するのだ。」
「じゃあなんで、アンタはずっとここにいるんだ?」
「試練の間は二人以上でなければ、次に進めぬのだ。おそらく、この迷宮を作った者の意向であろう。どういう企みがあるのかはわからぬがな。」
「変なの。」
変なルールだな。ここに来る時といい、色々制限をかけているのか。入って来たヤツを弄んでいるみたいな感じだ。会ったら一発ぶん殴ってやりたい。
「なあ、ところでアンタはいつからここにいるんだ?」
ずっと黙っていたファルちゃんが最もらしい質問をお面の人に投げかけた。さっきの影を何度も倒したり、ここにいたはずの魔物を一掃しているはずだし、最初に十数年ぶりと言っていたのも気になる。
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