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第3章 迷宮道中膝栗毛!!
第112話 迷宮のお肉屋さん
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「そろそろ、本番に入るで。こっからがホンマのダンジョンや。」
最初の地下一階部分は大した罠や魔物も出現せず、地下二階への階段まで来れた。あの変な二人組が現れたことぐらいしか、変わったことは起きなかった。
「一体、何があるの?」
「通称、“肉屋”がでてくるんや。ブッチャーいう言い方もあるけどな。」
「お、お肉屋さん?」
都にあるような大型の商店にでも迷い込んだのかな?試食でもできるんか?
「残念ながら、肉にされるんは冒険者のほうや。ダンジョン序盤の名物で、魔物版初心者キラーや。」
「ひぇー!こわい!」
人食い鬼の類いだろうか?きっと、恐ろしい見た目をしているに違いない。俺はドキドキしながら階段を下りていった。
「ブヒヒヒッ!」
「ぎゃああ!なんか出た!」
下りた先には大きな豚が待ち構えていた。なんか包丁持ってる!
「豚ってことはお仲間なんじゃないですか、シャッチョさん?」
「アホ言え!こんなんと一緒にせんといてくれ!こいつらはオークやない。ブッチャーや。正確にはピッグマンいう下品な魔物や。」
確かに見た目が違うといえば違う。おっちゃんのように獣毛が生えていないので肌色というかピンク色をしている。猪というより本当に豚だった。他に知性のかけらもないような凶悪な顔つきをしている。
「ブヒャーッ!」
「きたあ!」
俺以外に純粋な前衛職はいなかったので、そのまま迎え撃つことにした。逆に三枚におろしてやる!
「破竹撃!」
「ブヒョッ!?」
持ってる包丁で受け止めようとしていたが、それごと真っ二つにしてやった。力はありそうだけど、技術的なものは大したことはなさそうだ。見た目通りおバカなようだ。
「やるな、兄ィちゃん!あんたの方がよっぽど肉屋みたいやで。」
「そ、そりゃ、どーも。」
じゃあ、肉屋でも始めようかな?……いやいや、しない、しない。肉の解体は全然違う技術がいるから出来ないと思う。ていうかそんなこと真面目に考えてどうする。
「まだまだ、出てきおるで!」
先に進んだところで、また現れた。今度は通路の分岐それぞれから押し寄せてきた。これじゃ、きりがない。
「上等だ!全部、ぶった斬ってやる!」
相手が豚だけにね。
最初の地下一階部分は大した罠や魔物も出現せず、地下二階への階段まで来れた。あの変な二人組が現れたことぐらいしか、変わったことは起きなかった。
「一体、何があるの?」
「通称、“肉屋”がでてくるんや。ブッチャーいう言い方もあるけどな。」
「お、お肉屋さん?」
都にあるような大型の商店にでも迷い込んだのかな?試食でもできるんか?
「残念ながら、肉にされるんは冒険者のほうや。ダンジョン序盤の名物で、魔物版初心者キラーや。」
「ひぇー!こわい!」
人食い鬼の類いだろうか?きっと、恐ろしい見た目をしているに違いない。俺はドキドキしながら階段を下りていった。
「ブヒヒヒッ!」
「ぎゃああ!なんか出た!」
下りた先には大きな豚が待ち構えていた。なんか包丁持ってる!
「豚ってことはお仲間なんじゃないですか、シャッチョさん?」
「アホ言え!こんなんと一緒にせんといてくれ!こいつらはオークやない。ブッチャーや。正確にはピッグマンいう下品な魔物や。」
確かに見た目が違うといえば違う。おっちゃんのように獣毛が生えていないので肌色というかピンク色をしている。猪というより本当に豚だった。他に知性のかけらもないような凶悪な顔つきをしている。
「ブヒャーッ!」
「きたあ!」
俺以外に純粋な前衛職はいなかったので、そのまま迎え撃つことにした。逆に三枚におろしてやる!
「破竹撃!」
「ブヒョッ!?」
持ってる包丁で受け止めようとしていたが、それごと真っ二つにしてやった。力はありそうだけど、技術的なものは大したことはなさそうだ。見た目通りおバカなようだ。
「やるな、兄ィちゃん!あんたの方がよっぽど肉屋みたいやで。」
「そ、そりゃ、どーも。」
じゃあ、肉屋でも始めようかな?……いやいや、しない、しない。肉の解体は全然違う技術がいるから出来ないと思う。ていうかそんなこと真面目に考えてどうする。
「まだまだ、出てきおるで!」
先に進んだところで、また現れた。今度は通路の分岐それぞれから押し寄せてきた。これじゃ、きりがない。
「上等だ!全部、ぶった斬ってやる!」
相手が豚だけにね。
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