21 / 88
白杜見来・黒森虚×2
しおりを挟む
口元にペットボトルの口を当てられてそれを手で押しのける。これ以上変なものを口にしたら死んでしまう。でも、手に上手く力が入らなくてペットボトルがぐにゃりと突き抜けた。
「これはただの水だから平気だ。口の中気持ち悪いだろ? ゆすぐだけだから」
男はそう言うと、自分でペットボトルの水を一口飲んだ。男が飲んだなら大丈夫だろうか。差し出されたペットボトルの口を咥えて水を少し含み、さっき吐いたところに吐き出す。
「そうそう、偉いよ。あとはもう、気持ちいい事しかしないから」
「ん……アっ、」
後ろから抱き寄せられ、首筋にちゅっちゅと口付けられる。シャツの下に入った手が乳首をキュッと摘んで、それだけで身体がビクンと跳ねる。
「乳首っや、っ、あっ」
「なんで? もう勃ってるよ。乳首あんまりいじった事ない?」
「ああっ! んっ……や、あっ」
両方の乳首を摘まんで潰され捏ねられて、身体の奥がキュンとなるのに物足りなくてもどかしかった。
「乳首気持ち良いだろ? もっと良くするから」
ちゅっ、耳元で話すついでにキスをされる。それから仰向けに寝かされ、オレを跨いだ男がシャツを捲り上げて顔を埋めた。
「ひあああっ、あっ、あー」
右の乳首を舐めたかと思うと、左の乳首を吸い上げられた。一瞬イったかと思って腰を突き上げたけれど、それは錯覚だった。
「気持ち良い? 灯は自分のちんこ握ってな」
ずるっとスウェットとパンツが下され、オレの右手が導かれる。気持ちいいけど、なんで?と疑問が湧く。
「あっ、ん、名前っ、名前……」
少しおかしくなった頭は、上手く言葉が出なかった。どちらかと言うと握ったちんこを扱くので必死だった。
「ああ、オレの事はクロって呼んで。あっちはシロ」
運転席のスーツを指差してシロと呼んだ。シロは「ハクトだけどな」と一言ぼやいた。
「んん、クロ、あーっ、イくっ、あ、あっ」
そう言う事が聞きたかったわけじゃない筈だったけど、よくわからなくなる。
クロに乳首を吸われ、それに合わせてちんこをきつく絞るみたいに扱くと気持ちよくてオレはイった。
「灯? こんなんじゃ足りないだろ」
余韻に浸って動きを止めたオレの手を、クロが上から握って上下に動かす。意図も簡単に勃ち上がるし、確かにオレは身体の奥が疼いて物足りなかった。
キキッ、車が止まり、シロがこちらを振り向く。
「着いたぞ」
「サンキュ。灯、一回移動しよう。ここよりもっと広くて良いと思うよ」
ガウン、ガチャ。スウェットとシャツを戻されてから車のドアが開かれる。今なら逃げられた筈だけど、オレの頭にはそんな考え微塵も浮かばなかった。
先に降りたクロが手を差し出してエスコートしてくれる。それがそう言うごっこ遊びみたいで少し面白かった。
クロの手を握って降りると、足がぐにゃりと曲がって地面に崩れ落ちそうになる。
すかさず手を伸ばしたクロが、腰に腕を回して強く抱きとめた。まるで王子様だ。それじゃあオレはお姫様で、これから行くのはお城。お城の中で王子様とお姫様はセックスして幸せになるんだ。
馬鹿な妄想は悪くなかった。
「おい、ゲロは」
「シロよろしく。準備はしとく」
「ちゃんと待ってろよ」
後ろで飼い犬のシロが吠えた。賢い犬だ。でも待てと言われてるのはクロで、なんだか面白くてクスクス笑った。
「これはただの水だから平気だ。口の中気持ち悪いだろ? ゆすぐだけだから」
男はそう言うと、自分でペットボトルの水を一口飲んだ。男が飲んだなら大丈夫だろうか。差し出されたペットボトルの口を咥えて水を少し含み、さっき吐いたところに吐き出す。
「そうそう、偉いよ。あとはもう、気持ちいい事しかしないから」
「ん……アっ、」
後ろから抱き寄せられ、首筋にちゅっちゅと口付けられる。シャツの下に入った手が乳首をキュッと摘んで、それだけで身体がビクンと跳ねる。
「乳首っや、っ、あっ」
「なんで? もう勃ってるよ。乳首あんまりいじった事ない?」
「ああっ! んっ……や、あっ」
両方の乳首を摘まんで潰され捏ねられて、身体の奥がキュンとなるのに物足りなくてもどかしかった。
「乳首気持ち良いだろ? もっと良くするから」
ちゅっ、耳元で話すついでにキスをされる。それから仰向けに寝かされ、オレを跨いだ男がシャツを捲り上げて顔を埋めた。
「ひあああっ、あっ、あー」
右の乳首を舐めたかと思うと、左の乳首を吸い上げられた。一瞬イったかと思って腰を突き上げたけれど、それは錯覚だった。
「気持ち良い? 灯は自分のちんこ握ってな」
ずるっとスウェットとパンツが下され、オレの右手が導かれる。気持ちいいけど、なんで?と疑問が湧く。
「あっ、ん、名前っ、名前……」
少しおかしくなった頭は、上手く言葉が出なかった。どちらかと言うと握ったちんこを扱くので必死だった。
「ああ、オレの事はクロって呼んで。あっちはシロ」
運転席のスーツを指差してシロと呼んだ。シロは「ハクトだけどな」と一言ぼやいた。
「んん、クロ、あーっ、イくっ、あ、あっ」
そう言う事が聞きたかったわけじゃない筈だったけど、よくわからなくなる。
クロに乳首を吸われ、それに合わせてちんこをきつく絞るみたいに扱くと気持ちよくてオレはイった。
「灯? こんなんじゃ足りないだろ」
余韻に浸って動きを止めたオレの手を、クロが上から握って上下に動かす。意図も簡単に勃ち上がるし、確かにオレは身体の奥が疼いて物足りなかった。
キキッ、車が止まり、シロがこちらを振り向く。
「着いたぞ」
「サンキュ。灯、一回移動しよう。ここよりもっと広くて良いと思うよ」
ガウン、ガチャ。スウェットとシャツを戻されてから車のドアが開かれる。今なら逃げられた筈だけど、オレの頭にはそんな考え微塵も浮かばなかった。
先に降りたクロが手を差し出してエスコートしてくれる。それがそう言うごっこ遊びみたいで少し面白かった。
クロの手を握って降りると、足がぐにゃりと曲がって地面に崩れ落ちそうになる。
すかさず手を伸ばしたクロが、腰に腕を回して強く抱きとめた。まるで王子様だ。それじゃあオレはお姫様で、これから行くのはお城。お城の中で王子様とお姫様はセックスして幸せになるんだ。
馬鹿な妄想は悪くなかった。
「おい、ゲロは」
「シロよろしく。準備はしとく」
「ちゃんと待ってろよ」
後ろで飼い犬のシロが吠えた。賢い犬だ。でも待てと言われてるのはクロで、なんだか面白くてクスクス笑った。
0
お気に入りに追加
89
あなたにおすすめの小説
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
家事代行サービスにdomの溺愛は必要ありません!
灯璃
BL
家事代行サービスで働く鏑木(かぶらぎ) 慧(けい)はある日、高級マンションの一室に仕事に向かった。だが、住人の男性は入る事すら拒否し、何故かなかなか中に入れてくれない。
何度かの押し問答の後、なんとか慧は中に入れてもらえる事になった。だが、男性からは冷たくオレの部屋には入るなと言われてしまう。
仕方ないと気にせず仕事をし、気が重いまま次の日も訪れると、昨日とは打って変わって男性、秋水(しゅうすい) 龍士郎(りゅうしろう)は慧の料理を褒めた。
思ったより悪い人ではないのかもと慧が思った時、彼がdom、支配する側の人間だという事に気づいてしまう。subである慧は彼と一定の距離を置こうとするがーー。
みたいな、ゆるいdom/subユニバース。ふんわり過ぎてdom/subユニバースにする必要あったのかとか疑問に思ってはいけない。
※完結しました!ありがとうございました!
【完結】勇者学園の異端児は強者ムーブをかましたい
エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】
ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。
学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。
何か実力を隠す特別な理由があるのか。
いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。
そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。
貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。
オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。
世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな!
※小説家になろう、pixivにも投稿中。
※小説家になろうでは最新『勇者祭編』の中盤まで連載中。
※アルファポリスでは『オスカーの帰郷編』まで公開し、完結表記にしています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる