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第一章 吸血鬼、吸血鬼ハンターになる
【第三話 取引】3-1 キョンキョンって本当失礼だね!
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「やあやあキョンキョン、今日も不機嫌顔だね!」
待ち合わせ場所に現れたキョウに手を振ると、思いっきり顰めっ面を返された。
でも今日は昨日と違って殺気は垂れ流さない。昨日というのは私が初めて拠点に行った日のこと。昨日はキョウと一緒に彼の見廻り範囲を捜索したのだけれど、吸血鬼に関する痕跡は見つからず解散となったのだ。
「だからそれやめろって言ってるだろ」
「でも『キョウ今日も不機嫌顔』ってなんか早口言葉みたいじゃない?」
「アンタの国語力の問題だ」
「キョンキョンって本当失礼だね!」
私も煽っている自覚はあるけど気にしない。
相変わらず人を嫌そうに見ているキョウを横目に、私は手に持っていたハンバーガーをぱくりと食べた。最近はおしゃれなバーガーショップが増えたけれど、今食べているのは有名チェーンのジャンキーなやつ。昨今の値上げでお手頃なのかお高いのかよく分からなくなったこの味が時々たまらなく恋しくなるのだ。
「……なんでそんなもん食ってるんだ」
「そりゃあキョンキョン、君がご飯時なのに待ち合わせ場所を外に設定するからだよ。君らの拠点までしょっちゅう行くの面倒って言ったのは私だけどさ、普通冬のこの時間の待ち合わせってどこかしらのお店じゃない? なのに外ってそんなのデートコースとしては失敗も甚だしいね!」
「デートじゃないし、外で待ち合わせるのは普通だろ。第一俺が聞きたいのはなんで吸血鬼のアンタが人間の食べ物食ってるんだってことだ」
「あ、もしかして欲しいの? 言ってくれればキョンキョンのも買っておいたのにー」
「話聞いてたか?」
聞いてたよ。聞いた上でおちょくってるんだよ。
という私の意図が分かったのか、キョウは私を凄い目で睨みつけてきた。でも残念、そんなことしたって格好良いだけなんだよ。是非ともカメラに収めたいところだけれども、悲しい哉ここにカロリーはあれどカメラはない。
昨日キョウに隠し撮りも禁止されなければちゃんとカメラを買ってきてたんだけどな。うーん、写真撮りたいって言うんじゃなかった。おちょくりはするけど、相手が本気で嫌がることはしないのが私のポリシーだ。
私は最後の一口を口に放り込むと、包み紙を丸めて紙袋に突っ込んだ。ついでにセットのジュースもいただき、そのゴミも一つにまとめる。
このゴミはどうしようかな、どこかのお店に捨てたいな。でも同じチェーン店ならまだしもそれ以外だとちょっと気が引けるから持って帰るか。バッグはないし、パーカーのポケットに入れるにはこの紙袋は大きすぎるから手で持つしかないけれども。
「別に人間と同じ物は食べれるよ。栄養にならないけどね」
「ならわざわざ食べる必要もないだろ」
「もしかしてキョンキョンってお菓子食べない派? 太ると分かってても食べちゃうのが人の性なのに、太らないと分かってたらもう食べる以外の選択肢なくない?」
「吸血鬼が人の性を語るな」
初対面の時よりも少し喋ってくれるようになったキョウは、私を睨みつけながらスタスタと歩き出した。まあ喋ってくれると言っても敵意むき出しは変わらないけどね。だから私が人間ぽい言動をするとすぐに不機嫌になっちゃう。
そういうところはやっぱり子供だなと思うものの、本人もそれは気付いているのだろう。昨日とは違ってその不機嫌が怒りに育つ前に抑え込むということを覚えたみたい。からかう方としてはつまらないけど。
とまあそんなことを考えている間にも、キョウは速歩きで東京の街を進んでいった。最初は昨日と同じ道を行くのかと思ったけれど、今のところそういう感じはしない。
「今日はどこに行くの? 見廻りって範囲決まってるんじゃなかったっけ?」
不機嫌なキョウは私をちらりと一瞥。でもすぐにこれは仕事に関する話だと気付いたらしい。無視できないものだから、更に眉間に皺を寄せながら口を開いた。
「基本的には決まっているが、目撃情報がある場合は別だ。その時一番現場に行きやすい人間が向かうことになってる」
「ってことは、今日はそのタレコミ現場に向かってるのか」
キョウは小さく「ああ」と返すと、また前を向いてしまった。見たところまだ武器を気にする素振りはないから、ここからちょっと離れているのだろう。そんな離れた場所の情報を彼が持っているのは、恐らく事前に拠点に寄ってきたからだ。
今は夜。私達吸血鬼にとっては外界で活動できる貴重な時間帯だけど、人間は違う。人間は昼でも夜でも関係ないから、昼間の担当の人が調べた情報だろう。
「ハンターって夜の方が人員多いの? 全体の見廻りじゃなくて、タレコミで探しに行く方の人ね」
「当たり前だろ。アンタ達は夜に活動するんだから」
前を向いたままキョウが答える。折角ならこちらを向いて欲しいけれど、横顔をまじまじと見られるチャンスだから言わないことにした。
「でも効率で言ったら昼の方が良くない? 昼間隠れてる場所からは出られないんだから、袋のネズミにしやすいと思うんだけど」
「隠れてると見つからないだろ」
「なんで? 情報はあるんだから時間帯で変わらなくない? むしろ夜の方が移動しちゃうかもしれないじゃん」
完全な当てずっぽうならともかく、事前情報によってある程度居場所は絞れているはずだ。それが建物一つ分なのか複数からなる区画なのかで探しやすさが異なるのは分かるものの、わざわざ吸血鬼の行動しやすい夜に探しに行く人員を多く割くって意味が分からないんだよな。
そりゃまあパトロール的な要員は昼より夜の方が必要だと思うよ? でも探しに行くのはいつでも関係ないじゃん。だったら人間側にアドバンテージのある昼間にした方が楽なはずだ。
だって動かない相手の方が探しやすいに決まっている。ああこっちにいるなと思ったら気付かれないようにこっそりと向かうだけでいい。たとえ気付かれたとしても、動ける範囲が制限される日中の方が捕まえやすいと思うんだ。
「だから隠れてるんだって言ってるだろ。動かない奴なんて虱潰しに探してやっと見つかるかどうかだし、探してる気配を悟られたら昼でもうまいこと逃げられるんだよ。都会は地下道も発達してるしな」
そのキョウの答えを聞いて、なんとなく彼と私には認識のズレみたいなのがあることに気が付いた。
虱潰しってことは、怪しそうな場所を一つ一つ見ていくということ。彼はそれが当然と言わんばかりだけれども、私はそんなことをするとは思っていなかったのだ。
「……もしかして、目で探してるだけなの?」
「他に何がある。餌を食い散らかしてくれてれば臭いもするけどそんなの稀だ」
「あー……なるほど、そういうことか……だから効率悪いんだ……」
「なんだと?」
私の言葉が気に入らないのか、キョウは今日一番の不機嫌を放った。でもごめん、訂正する気はない。だって非効率なことこの上なしなんだもん。
確かに人間と吸血鬼では身体能力だけでなく五感の性能にだって大きな差がある。それでもモロイを狩れているということは、人間であるがゆえの能力の不足を技術で補っているからだろう。
たとえばこの間見た銃弾だってそう。普通の銃弾には有り得ないおかしな何かが含まれていたから、あれくらいで死ぬはずのないモロイがいとも簡単に命を落とした。一昔前まではどうにかモロイを捕獲して、太陽光に晒すことで処刑していたと聞いている。
それをしなくて済むようになったのは長年の努力の成果――つまり技術だ。科学技術でも武術における技術でもどっちでもいい。とにかくそれは、人間が吸血鬼相手に負っているハンデを解消するものなのだ。
という事実があるから、私はてっきりハンターが吸血鬼を探す際もその技術でできた何かを使っていると思っていた。でもキョウのこの口振りは違う。彼は目で探しているだけで、特殊な機械のようなものは使っていない。
そりゃ多少経験則で隠れ場所を絞るくらいはしているだろう。あとは耳。それから運が良ければ鼻も使えるらしい。
でもそれじゃあ駄目だ。所詮人間の五感、感知できる範囲は狭い。相手が隠れているなら尚更。壁に隔たれでもしたら途端にその五感は使い物にならなくなるし、吸血鬼の方が遠距離から気付けるんだから十分逃げられる。
なるほど、これは一肌脱ぐべき場面だな。
「喜びたまえキョンキョン、君は優秀な探知機を得たぞ」
ガッツポーズするように顔まで拳を上げる。手にはバーガーショップの紙袋が握られたままだけどまあいいだろう。いや、これだとこの中に探知機があるように見えるのかな。キョウのリアクションが薄いのはそのせいかもしれない。
「……は?」
案の定キョウは事態を飲み込めないのかきょとん顔。うん、その顔可愛いぞ。
待ち合わせ場所に現れたキョウに手を振ると、思いっきり顰めっ面を返された。
でも今日は昨日と違って殺気は垂れ流さない。昨日というのは私が初めて拠点に行った日のこと。昨日はキョウと一緒に彼の見廻り範囲を捜索したのだけれど、吸血鬼に関する痕跡は見つからず解散となったのだ。
「だからそれやめろって言ってるだろ」
「でも『キョウ今日も不機嫌顔』ってなんか早口言葉みたいじゃない?」
「アンタの国語力の問題だ」
「キョンキョンって本当失礼だね!」
私も煽っている自覚はあるけど気にしない。
相変わらず人を嫌そうに見ているキョウを横目に、私は手に持っていたハンバーガーをぱくりと食べた。最近はおしゃれなバーガーショップが増えたけれど、今食べているのは有名チェーンのジャンキーなやつ。昨今の値上げでお手頃なのかお高いのかよく分からなくなったこの味が時々たまらなく恋しくなるのだ。
「……なんでそんなもん食ってるんだ」
「そりゃあキョンキョン、君がご飯時なのに待ち合わせ場所を外に設定するからだよ。君らの拠点までしょっちゅう行くの面倒って言ったのは私だけどさ、普通冬のこの時間の待ち合わせってどこかしらのお店じゃない? なのに外ってそんなのデートコースとしては失敗も甚だしいね!」
「デートじゃないし、外で待ち合わせるのは普通だろ。第一俺が聞きたいのはなんで吸血鬼のアンタが人間の食べ物食ってるんだってことだ」
「あ、もしかして欲しいの? 言ってくれればキョンキョンのも買っておいたのにー」
「話聞いてたか?」
聞いてたよ。聞いた上でおちょくってるんだよ。
という私の意図が分かったのか、キョウは私を凄い目で睨みつけてきた。でも残念、そんなことしたって格好良いだけなんだよ。是非ともカメラに収めたいところだけれども、悲しい哉ここにカロリーはあれどカメラはない。
昨日キョウに隠し撮りも禁止されなければちゃんとカメラを買ってきてたんだけどな。うーん、写真撮りたいって言うんじゃなかった。おちょくりはするけど、相手が本気で嫌がることはしないのが私のポリシーだ。
私は最後の一口を口に放り込むと、包み紙を丸めて紙袋に突っ込んだ。ついでにセットのジュースもいただき、そのゴミも一つにまとめる。
このゴミはどうしようかな、どこかのお店に捨てたいな。でも同じチェーン店ならまだしもそれ以外だとちょっと気が引けるから持って帰るか。バッグはないし、パーカーのポケットに入れるにはこの紙袋は大きすぎるから手で持つしかないけれども。
「別に人間と同じ物は食べれるよ。栄養にならないけどね」
「ならわざわざ食べる必要もないだろ」
「もしかしてキョンキョンってお菓子食べない派? 太ると分かってても食べちゃうのが人の性なのに、太らないと分かってたらもう食べる以外の選択肢なくない?」
「吸血鬼が人の性を語るな」
初対面の時よりも少し喋ってくれるようになったキョウは、私を睨みつけながらスタスタと歩き出した。まあ喋ってくれると言っても敵意むき出しは変わらないけどね。だから私が人間ぽい言動をするとすぐに不機嫌になっちゃう。
そういうところはやっぱり子供だなと思うものの、本人もそれは気付いているのだろう。昨日とは違ってその不機嫌が怒りに育つ前に抑え込むということを覚えたみたい。からかう方としてはつまらないけど。
とまあそんなことを考えている間にも、キョウは速歩きで東京の街を進んでいった。最初は昨日と同じ道を行くのかと思ったけれど、今のところそういう感じはしない。
「今日はどこに行くの? 見廻りって範囲決まってるんじゃなかったっけ?」
不機嫌なキョウは私をちらりと一瞥。でもすぐにこれは仕事に関する話だと気付いたらしい。無視できないものだから、更に眉間に皺を寄せながら口を開いた。
「基本的には決まっているが、目撃情報がある場合は別だ。その時一番現場に行きやすい人間が向かうことになってる」
「ってことは、今日はそのタレコミ現場に向かってるのか」
キョウは小さく「ああ」と返すと、また前を向いてしまった。見たところまだ武器を気にする素振りはないから、ここからちょっと離れているのだろう。そんな離れた場所の情報を彼が持っているのは、恐らく事前に拠点に寄ってきたからだ。
今は夜。私達吸血鬼にとっては外界で活動できる貴重な時間帯だけど、人間は違う。人間は昼でも夜でも関係ないから、昼間の担当の人が調べた情報だろう。
「ハンターって夜の方が人員多いの? 全体の見廻りじゃなくて、タレコミで探しに行く方の人ね」
「当たり前だろ。アンタ達は夜に活動するんだから」
前を向いたままキョウが答える。折角ならこちらを向いて欲しいけれど、横顔をまじまじと見られるチャンスだから言わないことにした。
「でも効率で言ったら昼の方が良くない? 昼間隠れてる場所からは出られないんだから、袋のネズミにしやすいと思うんだけど」
「隠れてると見つからないだろ」
「なんで? 情報はあるんだから時間帯で変わらなくない? むしろ夜の方が移動しちゃうかもしれないじゃん」
完全な当てずっぽうならともかく、事前情報によってある程度居場所は絞れているはずだ。それが建物一つ分なのか複数からなる区画なのかで探しやすさが異なるのは分かるものの、わざわざ吸血鬼の行動しやすい夜に探しに行く人員を多く割くって意味が分からないんだよな。
そりゃまあパトロール的な要員は昼より夜の方が必要だと思うよ? でも探しに行くのはいつでも関係ないじゃん。だったら人間側にアドバンテージのある昼間にした方が楽なはずだ。
だって動かない相手の方が探しやすいに決まっている。ああこっちにいるなと思ったら気付かれないようにこっそりと向かうだけでいい。たとえ気付かれたとしても、動ける範囲が制限される日中の方が捕まえやすいと思うんだ。
「だから隠れてるんだって言ってるだろ。動かない奴なんて虱潰しに探してやっと見つかるかどうかだし、探してる気配を悟られたら昼でもうまいこと逃げられるんだよ。都会は地下道も発達してるしな」
そのキョウの答えを聞いて、なんとなく彼と私には認識のズレみたいなのがあることに気が付いた。
虱潰しってことは、怪しそうな場所を一つ一つ見ていくということ。彼はそれが当然と言わんばかりだけれども、私はそんなことをするとは思っていなかったのだ。
「……もしかして、目で探してるだけなの?」
「他に何がある。餌を食い散らかしてくれてれば臭いもするけどそんなの稀だ」
「あー……なるほど、そういうことか……だから効率悪いんだ……」
「なんだと?」
私の言葉が気に入らないのか、キョウは今日一番の不機嫌を放った。でもごめん、訂正する気はない。だって非効率なことこの上なしなんだもん。
確かに人間と吸血鬼では身体能力だけでなく五感の性能にだって大きな差がある。それでもモロイを狩れているということは、人間であるがゆえの能力の不足を技術で補っているからだろう。
たとえばこの間見た銃弾だってそう。普通の銃弾には有り得ないおかしな何かが含まれていたから、あれくらいで死ぬはずのないモロイがいとも簡単に命を落とした。一昔前まではどうにかモロイを捕獲して、太陽光に晒すことで処刑していたと聞いている。
それをしなくて済むようになったのは長年の努力の成果――つまり技術だ。科学技術でも武術における技術でもどっちでもいい。とにかくそれは、人間が吸血鬼相手に負っているハンデを解消するものなのだ。
という事実があるから、私はてっきりハンターが吸血鬼を探す際もその技術でできた何かを使っていると思っていた。でもキョウのこの口振りは違う。彼は目で探しているだけで、特殊な機械のようなものは使っていない。
そりゃ多少経験則で隠れ場所を絞るくらいはしているだろう。あとは耳。それから運が良ければ鼻も使えるらしい。
でもそれじゃあ駄目だ。所詮人間の五感、感知できる範囲は狭い。相手が隠れているなら尚更。壁に隔たれでもしたら途端にその五感は使い物にならなくなるし、吸血鬼の方が遠距離から気付けるんだから十分逃げられる。
なるほど、これは一肌脱ぐべき場面だな。
「喜びたまえキョンキョン、君は優秀な探知機を得たぞ」
ガッツポーズするように顔まで拳を上げる。手にはバーガーショップの紙袋が握られたままだけどまあいいだろう。いや、これだとこの中に探知機があるように見えるのかな。キョウのリアクションが薄いのはそのせいかもしれない。
「……は?」
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