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最終章
第69話 なんだ、知らないのか?
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『この男を壊せ』
何を言っているの、そんなことしたくない――そう言いたいのに、私の目線はいつの間にかノエを捉えていた。
勝手に動いた腕は胸の高さで止まって、ざわりと嫌な感覚に覆われる。ノエを映す視界の端で、自分の手の形が変わったのが見えた。
それを見ていたノエは、うんと眉を顰めて思い悩むような表情を浮かべる。けれどすぐにその瞳を紫色に染めると、意を決したように口を開いた。
「逃げろほたる! 走れ!」
ノエがそう言った瞬間、身体が奇妙な感覚に包まれた。さっきまで操り人形のように自分の意思とは関係なく動かされていたのに、その糸がぷつりと切れてしまったかのような。でもだからと言って、元に戻ったとは思えなくて。
感覚はある。身体も全く動かせないというわけじゃない。それなのに上手く意思と身体が繋がらない。
走れと言われたのは分かるのに、そうすることができない。ノエが急かすようにこちらを見ているのが分かるのに、早くしなきゃと思うのに、どうやって身体を動かせばいいかよく分からなくなってしまって。
音が遠い。視界はまるで色褪せた映画のよう。それでもどうにか身体を後ろを向けながら走り出せそうになった時、ドンッ――と、左脚に衝撃が走った。
思わぬ力に身体がよろける。状況を理解するより先に、後ろを向こうとした力に流されるまま倒れそうになる。
けれど、倒れることはなかった。
倒れそうなのに、踏ん張っているわけではないのに、何かが引っかかって倒れられない。不安定な体勢に何かを掴みたいと思った時、ちょうど私の腕が前へと伸びた。
けれどそれは、私が意図した動きではなくて。思ったこととあってはいるのだけれど、私はまだ動かそうとはしていなかった。
今のは、私の意思? ――そう疑問に思った直後、全ての感覚が元に戻った。
ざあっと音を立てるように、世界が変わる。
「――ッああぁああぁあああ!!」
その瞬間、感じたのは痛みだけ。
張り裂けそうな痛みが頭を襲う。咄嗟に両手で頭を抱えると、今度は衝撃を感じた左脚に焼き切るような鋭い痛みが走る。
視界に映った私の太腿には、先が三つに分かれた槍が刺さっていた。動けないのは私の脚を貫通した槍が地面を貫いているからだ。地面と固定されてしまったせいで、うまく動くことができないんだ。
それが分かっても何の役にも立たなかった。脚も痛いけれど、それがどうでもいいと思えるくらい頭の方が壊れてしまいそうで。
「ほたる!」
駆け寄ったノエが右手に持っていた武器を捨てて私の身体を支える。彼は顔を歪めて槍の刺さった脚を見たけれど、はっとしたような表情を浮かべると私の顔を覗き込んできた。
「ほたる……正気に戻ってるのか?」
信じられないと言わんばかりのノエの顔。少しずつ和らいできた頭痛の中、なんとか首を縦に振って答えを伝える。
ノエは「どうして……」と言いながら、けれど労るように私の身体を片腕で抱き竦めた。
「なんだ、知らないのか?」
スヴァインの声にノエが顔を上げる。私もスヴァインの方を見たかったけれど、痛みのせいで顔を動かせない。
頭痛は少しずつ治まってきていたものの、代わりに脚の痛みはどんどん強く感じるようになっていて。無理に身体を動かすと脚に引き裂くような痛みが走るから、ただノエに身体を預けておくしかなかった。
「二つ以上の異なる命令を下された時は、より強い命令が有効になることくらいは知っているだろう?」
「……だったらどうした」
「それらが互いに矛盾する命令の場合は後から出された命令の強さに関係なく、どちらを有効にするか判断するまでに時間がかかる。そしてその間は身体の機能がほとんど停止して、全ての命令が無効になってしまう……まあ、ほんの一瞬のことだがな」
「んなことくらい知ってんだよ! それでもほたるは逃げられるはずだった!」
ノエが苛ついたように大声を上げる。
おそらくノエは彼を壊せと言われてしまった私をこの場から遠ざけようとして、私に逃げろと命令したんだ。より強い命令が有効になるという話だから、ノエはそれだけの力を込めたのだろう。
でも、私は動けなくなった。それはきっとノエの近くにいないとできない命令と、ノエから離れなければならない命令――この二つが矛盾してしまったから。
一応走り出そうとすることはできたものの、確かに感覚がおかしかった。あの時は多分スヴァインの言うとおりどちらの命令も無効になっていて、でも身体がちゃんと働いていないからいつもどおりに動けなかったのだと思う。
ノエの口振りを聞く限り、そこまでは彼も想定内だったのだろう。本来であればあの後すぐにノエの逃げろという命令が有効になって、私の身体は私の意思とは関係なくここから逃げ出していたはずだ。
それなのに現実はそうはならなかった。僅かに震えるノエの手が、彼の動揺を表しているようで。
「遂行不可能な状況なら別だ」
「なんだと……?」
「走ってここから逃げろ――お前のその命令に必要なのは脚だ。だから俺はほたるの脚を動かないようにした。ただ『ここから逃げろ』だったら脚を引きちぎって逃げられただろうが、お前は『走れ』と指定してしまった。片脚を失ってしまえば走れない。あの時点で、ほたるが走って逃げることは不可能になった」
「それは……」
ノエの視線が私の腕を掠った。……ああ、だからだ。ノエが私に走れと言わなくちゃいけなかったのは。
私の腕に手枷が付いているから。腕に巻かれた布を見て、私が既に影になる方法を知っていると思ったから。
「あの時、俺の命令は確かに無効になった。だが同時に、遂行不可能なお前の命令を有効にすることもできない。そのせいで脳は混乱し、結果としてどちらの命令も無効になった。脳の処理能力を超えたせいで、ほたるは今相当酷い頭痛に襲われているだろう。強い力を使われた人間と同じようにな」
ノエの悔しそうな表情は、きっとスヴァインに自分のやろうとしたことを阻まれたからじゃない。「なんだよそれ……」と呟く彼の青い目は私の脚と腕を交互に映して、その顔を辛そうに歪ませた。
「まあ、知らないのも無理はないか。通常であれば明らかに遂行不可能と分かった上で相手に命じることはまずないし、たとえ命じたとしてもこんなふうに複数の命令が絡んでいる状況は稀だ。術者以外が意図的に元の命令ごと取り消せるだなんて知っている奴はあまりいない。それに別の奴の命令を阻むにしても、そもそも命令を下された者を殺してしまった方が手っ取り早いしな。命じられる時点で自分より序列は下なのだから」
スヴァインの話を聞きながら、ノエの腕にどんどん力がこもっていくのが分かった。きっとノエは私の今の状態が自分のせいだと思っている。それは違うと伝えたくて、どうにかノエの服を掴んだ。
「ほたる……?」
ノエは私の顔を覗き込んで、心配そうに眉根を寄せた。そんな顔しないで――大丈夫だよという意味を込めてやっとのことで笑顔を浮かべれば、ノエもぎこちない笑みを返してくれた。
ちゃんと伝わったかな、ノエのせいじゃないって。私が勝手にノエの意思を無視してここまで来ちゃったせいだって。
聞きたいけれど、既にノエの目は私を見ていなかった。瞼をきつく閉じながら、自分を落ち着けるように深い呼吸をしていて。
ゆっくりと開いた目は、スヴァインの方へと向けられた。
「じゃあお前はなんで今ほたるを殺さなかった? 殺した方が手っ取り早いんだろ?」
そう問うノエの声は、すっかり冷静さを取り戻していた。
「この方がお前には堪えるだろう?」
「ほたるだから殺せなかったんじゃないのか? お前には何度もほたるを殺せる機会があったはずなのに、まだ殺してない。娘としての情があるんじゃ――」
「待っ、て……私が、聞きたい」
良かった、声が出た――私が言葉を遮ると、ノエが心配そうな目を向けてくる。
確かにまだ頭は痛いけれど、なんとか話せるのは今ので分かった。声を出すたびに襲ってくる頭を蹴りつけるような痛みを無視すれば、きっとちゃんと話せる。
それを確かめるようにノエに「大丈夫だよ」と返して、スヴァインを睨みつけた。
何を言っているの、そんなことしたくない――そう言いたいのに、私の目線はいつの間にかノエを捉えていた。
勝手に動いた腕は胸の高さで止まって、ざわりと嫌な感覚に覆われる。ノエを映す視界の端で、自分の手の形が変わったのが見えた。
それを見ていたノエは、うんと眉を顰めて思い悩むような表情を浮かべる。けれどすぐにその瞳を紫色に染めると、意を決したように口を開いた。
「逃げろほたる! 走れ!」
ノエがそう言った瞬間、身体が奇妙な感覚に包まれた。さっきまで操り人形のように自分の意思とは関係なく動かされていたのに、その糸がぷつりと切れてしまったかのような。でもだからと言って、元に戻ったとは思えなくて。
感覚はある。身体も全く動かせないというわけじゃない。それなのに上手く意思と身体が繋がらない。
走れと言われたのは分かるのに、そうすることができない。ノエが急かすようにこちらを見ているのが分かるのに、早くしなきゃと思うのに、どうやって身体を動かせばいいかよく分からなくなってしまって。
音が遠い。視界はまるで色褪せた映画のよう。それでもどうにか身体を後ろを向けながら走り出せそうになった時、ドンッ――と、左脚に衝撃が走った。
思わぬ力に身体がよろける。状況を理解するより先に、後ろを向こうとした力に流されるまま倒れそうになる。
けれど、倒れることはなかった。
倒れそうなのに、踏ん張っているわけではないのに、何かが引っかかって倒れられない。不安定な体勢に何かを掴みたいと思った時、ちょうど私の腕が前へと伸びた。
けれどそれは、私が意図した動きではなくて。思ったこととあってはいるのだけれど、私はまだ動かそうとはしていなかった。
今のは、私の意思? ――そう疑問に思った直後、全ての感覚が元に戻った。
ざあっと音を立てるように、世界が変わる。
「――ッああぁああぁあああ!!」
その瞬間、感じたのは痛みだけ。
張り裂けそうな痛みが頭を襲う。咄嗟に両手で頭を抱えると、今度は衝撃を感じた左脚に焼き切るような鋭い痛みが走る。
視界に映った私の太腿には、先が三つに分かれた槍が刺さっていた。動けないのは私の脚を貫通した槍が地面を貫いているからだ。地面と固定されてしまったせいで、うまく動くことができないんだ。
それが分かっても何の役にも立たなかった。脚も痛いけれど、それがどうでもいいと思えるくらい頭の方が壊れてしまいそうで。
「ほたる!」
駆け寄ったノエが右手に持っていた武器を捨てて私の身体を支える。彼は顔を歪めて槍の刺さった脚を見たけれど、はっとしたような表情を浮かべると私の顔を覗き込んできた。
「ほたる……正気に戻ってるのか?」
信じられないと言わんばかりのノエの顔。少しずつ和らいできた頭痛の中、なんとか首を縦に振って答えを伝える。
ノエは「どうして……」と言いながら、けれど労るように私の身体を片腕で抱き竦めた。
「なんだ、知らないのか?」
スヴァインの声にノエが顔を上げる。私もスヴァインの方を見たかったけれど、痛みのせいで顔を動かせない。
頭痛は少しずつ治まってきていたものの、代わりに脚の痛みはどんどん強く感じるようになっていて。無理に身体を動かすと脚に引き裂くような痛みが走るから、ただノエに身体を預けておくしかなかった。
「二つ以上の異なる命令を下された時は、より強い命令が有効になることくらいは知っているだろう?」
「……だったらどうした」
「それらが互いに矛盾する命令の場合は後から出された命令の強さに関係なく、どちらを有効にするか判断するまでに時間がかかる。そしてその間は身体の機能がほとんど停止して、全ての命令が無効になってしまう……まあ、ほんの一瞬のことだがな」
「んなことくらい知ってんだよ! それでもほたるは逃げられるはずだった!」
ノエが苛ついたように大声を上げる。
おそらくノエは彼を壊せと言われてしまった私をこの場から遠ざけようとして、私に逃げろと命令したんだ。より強い命令が有効になるという話だから、ノエはそれだけの力を込めたのだろう。
でも、私は動けなくなった。それはきっとノエの近くにいないとできない命令と、ノエから離れなければならない命令――この二つが矛盾してしまったから。
一応走り出そうとすることはできたものの、確かに感覚がおかしかった。あの時は多分スヴァインの言うとおりどちらの命令も無効になっていて、でも身体がちゃんと働いていないからいつもどおりに動けなかったのだと思う。
ノエの口振りを聞く限り、そこまでは彼も想定内だったのだろう。本来であればあの後すぐにノエの逃げろという命令が有効になって、私の身体は私の意思とは関係なくここから逃げ出していたはずだ。
それなのに現実はそうはならなかった。僅かに震えるノエの手が、彼の動揺を表しているようで。
「遂行不可能な状況なら別だ」
「なんだと……?」
「走ってここから逃げろ――お前のその命令に必要なのは脚だ。だから俺はほたるの脚を動かないようにした。ただ『ここから逃げろ』だったら脚を引きちぎって逃げられただろうが、お前は『走れ』と指定してしまった。片脚を失ってしまえば走れない。あの時点で、ほたるが走って逃げることは不可能になった」
「それは……」
ノエの視線が私の腕を掠った。……ああ、だからだ。ノエが私に走れと言わなくちゃいけなかったのは。
私の腕に手枷が付いているから。腕に巻かれた布を見て、私が既に影になる方法を知っていると思ったから。
「あの時、俺の命令は確かに無効になった。だが同時に、遂行不可能なお前の命令を有効にすることもできない。そのせいで脳は混乱し、結果としてどちらの命令も無効になった。脳の処理能力を超えたせいで、ほたるは今相当酷い頭痛に襲われているだろう。強い力を使われた人間と同じようにな」
ノエの悔しそうな表情は、きっとスヴァインに自分のやろうとしたことを阻まれたからじゃない。「なんだよそれ……」と呟く彼の青い目は私の脚と腕を交互に映して、その顔を辛そうに歪ませた。
「まあ、知らないのも無理はないか。通常であれば明らかに遂行不可能と分かった上で相手に命じることはまずないし、たとえ命じたとしてもこんなふうに複数の命令が絡んでいる状況は稀だ。術者以外が意図的に元の命令ごと取り消せるだなんて知っている奴はあまりいない。それに別の奴の命令を阻むにしても、そもそも命令を下された者を殺してしまった方が手っ取り早いしな。命じられる時点で自分より序列は下なのだから」
スヴァインの話を聞きながら、ノエの腕にどんどん力がこもっていくのが分かった。きっとノエは私の今の状態が自分のせいだと思っている。それは違うと伝えたくて、どうにかノエの服を掴んだ。
「ほたる……?」
ノエは私の顔を覗き込んで、心配そうに眉根を寄せた。そんな顔しないで――大丈夫だよという意味を込めてやっとのことで笑顔を浮かべれば、ノエもぎこちない笑みを返してくれた。
ちゃんと伝わったかな、ノエのせいじゃないって。私が勝手にノエの意思を無視してここまで来ちゃったせいだって。
聞きたいけれど、既にノエの目は私を見ていなかった。瞼をきつく閉じながら、自分を落ち着けるように深い呼吸をしていて。
ゆっくりと開いた目は、スヴァインの方へと向けられた。
「じゃあお前はなんで今ほたるを殺さなかった? 殺した方が手っ取り早いんだろ?」
そう問うノエの声は、すっかり冷静さを取り戻していた。
「この方がお前には堪えるだろう?」
「ほたるだから殺せなかったんじゃないのか? お前には何度もほたるを殺せる機会があったはずなのに、まだ殺してない。娘としての情があるんじゃ――」
「待っ、て……私が、聞きたい」
良かった、声が出た――私が言葉を遮ると、ノエが心配そうな目を向けてくる。
確かにまだ頭は痛いけれど、なんとか話せるのは今ので分かった。声を出すたびに襲ってくる頭を蹴りつけるような痛みを無視すれば、きっとちゃんと話せる。
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