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2章 新たな交流は困惑と共に
16話 石工師
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「種は主に採取、購入、略奪によって入手することが出来ます」
「りゃ、略奪?」
「はい。この世界には『プレイヤー』が運営する村も沢山あります。先日いらっしゃったマルケン巡査部長様がその例です。それらを襲撃することで、種を奪うことが出来ます」
「なんか嫌だなぁ」
種ごときで襲撃されるなど、相手も嫌であろう。俺も嫌だ。
「集落って、プレイヤーが作った以外にはないんですか? 例えば……前言ってた魔王とやらが作った、とか」
「あります」
ナビ子は頷いて、説明の顔を作る。
「お察しの通り、この世界には『プレイヤー』が運営する村以外に、NPCが運営する村が存在します。ただ、魔王の支配下にある村だけでなく、我々と同じレオタロン公国や他国に属する村も設置されている為、襲撃の際は注意が必要です」
「襲撃しか出来ないんですか? 交流とか……交易とかは」
「可能です。しかしその際、交渉は出来ないと思って頂いた方がよいです」
「プレイヤーと交易した方が、交渉出来る分、お得になる可能性があるのか」
緊急を要する場合はNPC村を探すのもよいが、そうでない場合はキャラバンが通り掛かるのを待つのが得策であろう。
俺が考えていると、傍らのアランは、
「なんか面倒臭そうだな。まあ、種は増やしたし、《ニンジン》だけ栽培する分には問題ないぜ」
「じゃあ後日、もう一回マルケンさんがここを通り掛かったら、種がないか訊いてみることにしましょう。畑も、今回は一面を増設するだけで」
「りょーかい」
俺は小屋に立て掛けてあった小枝を手に取って、耕作区域を設定していく。大きさは三メートル四方。最初に作った畑にサイズを合わせることにした。
この機に農耕地の拡張も行いたいとことではあるが、どこまでアラン一人でカバーできるかが問題である。これ以上の拡張は様子を見つつ行った方がよさそうだ。
「毎日収穫できるようになったら、食糧も安定しそうですね」
「だな。……でも、毎日生の《ニンジン》は流石に勘弁して欲しい。隣でバリボリされると落ち着かねぇ。せめて焼くだけじゃなく、もうちょっと手の込んだ料理にしてくれればなぁ」
今朝採れた《ニンジン》は生で齧ってみたり、《焚き火》で炙ってみたりと、極めて原始的な食され方をしている。いつまでもそれでは飽きるだろう。
かと言って、調理が仕事であるという『調理師』を迎えようにも、その為には下位役職である『農民』の育成が必要となる。
現『農民』アランの後釜が確保できない以上、しばらくの間、入植者達には現状を維持してもらうしかない。
「『調理師』有力候補はアランさんなので、頑張ってくださいね」
「はあ!? 約束はどうしたよ、約束は!」
「全役職に人が行き届いたら、アランさんの希望も叶えますよ。『ニート』になれるよう、頑張りましょう!」
「……やっぱりなんか違くね? それ」
嫌そうな顔をするアラン。しかし働かなければ彼の希望は叶えられないという約束である。それを再認識したのか、重々しい息を吐くと、彼は小屋へと向かって行った。
そろそろ日も暮れる。今日は区域指定に留めて、明日本格的に作業を開始するつもりらしい。その背を見送って、俺は現実に引き戻された。
新たな入植者ルシンダと対談しなくてはならない。俺の緊張を察したのか、ナビ子が背を撫でる。俺は拳を握り締めて、足を踏み出した。
■ ■
「ルシンダさん」
入植から変わらない、煌びやかな衣装のルシンダは、禿げかけた森の傍にいた。
郷愁に浸っていたのか、振り返る彼女は情けない顔をしている。だがそれも一瞬のことで、俺を見るなりその顔を引き締めた。
「もう時間?」
「その前に……昼間はすみませんでした。つらく当たって」
俺は頭を下げる。すると困惑したような声が、ルシンダから聞こえてきた。
「なっ、何よ、それ。調子狂うじゃない……」
彼女は腕を組む。しかしその顔は、かなり居心地悪そうだった。しばらく視線を泳がせていたが、ルシンダはやがて唇を曲げ、
「悪かったわよ。わたくしも……我儘を言い過ぎたわ。でも! わたくしは『ニート』を諦めませんわ!」
「いろいろ揃って来たら、前向きに検討しましょう。『ニート』の上級職も気になりますし」
「言ったわね! この耳にきちんと入れたからね!」
一転して勝気な様子を見せたルシンダに、俺は安堵する。この様子ならば、今後も大丈夫そうだ。自分が蒔いた禍根とはいえ、少しでも取り除くことが出来てよかった。
「じゃあルシンダさん。早速ですが役職を――」
「『石工師』よ」
彼女はキリリとして胸に手を当てる。
「わたくし、『石工師』なるわ!」
俺は唖然としていた。彼女が宣言した『石工師』は、俺が提示した職業候補に挙がっていなかった役職だ。本来ならば否定するところであるが、ルシンダはそれを遮るように、
「ナビ子から聞いたわ。この村には『石工師』がいないと。それに、そもそも貴方が挙げた『罠師』と『薬草師』になる為の道具がないらしいじゃない! しかもその道具とやらは『石工師』じゃないと作れないんですって? とんだせっかちさんね!」
ホホホ、とわざとらしく高笑いする。彼女の言葉全てが俺の胸に突き刺さった。
「だからわたくしは『石工師』になるわ!」
「ええっと、ちょっと待ってくださいね」
ナビ子から貰った《スターターパック》には、小麦やニンジンの種の他、四つの役職に就く為の専用アイテムが同封されていた。
一つ目に『農民』の《木のクワ》。
二つ目に『木工師』の《ミノ》。
三つ目に『戦士』の《木刀》。
最後に《ハンマー》だ。これは『石工師』の転職アイテムとなる。
現状、内政の充実を図りたいということもあって、『戦士』は後回しにしたいところである。最近増加しているという初心者狩りは恐ろしいが、それが襲って来る前に内部崩壊してしまっては元も子もない。
かと言って、ルシンダを『石工師』に任命するのは、少々足踏みをしてしまう。
『石工師』が加工の対象としているのは《石材》だ。それに手を出す余裕がなく、今は必要ないというのが俺の答えだ。
だが『石工師』がいなければ、俺が欲していた『罠師』や『薬草師』への転職に必要なアイテムが手に入らないのも事実である。アイテムだけ作らせて、すぐに転職させる方針もありかもしれない。
「『罠師』と『薬草師』です。どちらの職に就くか考えておいてください。キリッ!」
「もういいです、真似しないでください。俺の確認不足でした。けどルシンダさんを『石工師』にするかどうかは……」
「でも、必要なんでしょう?」
ルシンダの勝ち誇った笑みは消えない。彼女の提案を、俺が拒否する理由はないと知っているのだ。
「そうなんですよねぇ。転職アイテムが欲しい……。なので、ひょっとしたら『石工師』になった後、一時的に他の職に就いてもらうかもしれませんが、それでもよろしいですか?」
「えー……」
ルシンダは嫌そうな顔を浮かべる。彼女の特性は『学者肌』。ある一つの事柄を突き詰めたいと思うことも納得出来る。もう一度交渉し直しか、そう腹を据えた所で、ルシンダはくすりと笑みを零した。
「――と言いたいところだけど、仕方ないわね。大人になってあげるわよ」
「ありがとうございます!」
俺は腰を折る。およそ半日を経て、俺はようやく転職の書類にサインをした。
以下の者を『石工師』とする。
ルシンダ
――承認、ポリプロピレンニキ
「さて。わたくしは何を作ればいいかしら?」
「りゃ、略奪?」
「はい。この世界には『プレイヤー』が運営する村も沢山あります。先日いらっしゃったマルケン巡査部長様がその例です。それらを襲撃することで、種を奪うことが出来ます」
「なんか嫌だなぁ」
種ごときで襲撃されるなど、相手も嫌であろう。俺も嫌だ。
「集落って、プレイヤーが作った以外にはないんですか? 例えば……前言ってた魔王とやらが作った、とか」
「あります」
ナビ子は頷いて、説明の顔を作る。
「お察しの通り、この世界には『プレイヤー』が運営する村以外に、NPCが運営する村が存在します。ただ、魔王の支配下にある村だけでなく、我々と同じレオタロン公国や他国に属する村も設置されている為、襲撃の際は注意が必要です」
「襲撃しか出来ないんですか? 交流とか……交易とかは」
「可能です。しかしその際、交渉は出来ないと思って頂いた方がよいです」
「プレイヤーと交易した方が、交渉出来る分、お得になる可能性があるのか」
緊急を要する場合はNPC村を探すのもよいが、そうでない場合はキャラバンが通り掛かるのを待つのが得策であろう。
俺が考えていると、傍らのアランは、
「なんか面倒臭そうだな。まあ、種は増やしたし、《ニンジン》だけ栽培する分には問題ないぜ」
「じゃあ後日、もう一回マルケンさんがここを通り掛かったら、種がないか訊いてみることにしましょう。畑も、今回は一面を増設するだけで」
「りょーかい」
俺は小屋に立て掛けてあった小枝を手に取って、耕作区域を設定していく。大きさは三メートル四方。最初に作った畑にサイズを合わせることにした。
この機に農耕地の拡張も行いたいとことではあるが、どこまでアラン一人でカバーできるかが問題である。これ以上の拡張は様子を見つつ行った方がよさそうだ。
「毎日収穫できるようになったら、食糧も安定しそうですね」
「だな。……でも、毎日生の《ニンジン》は流石に勘弁して欲しい。隣でバリボリされると落ち着かねぇ。せめて焼くだけじゃなく、もうちょっと手の込んだ料理にしてくれればなぁ」
今朝採れた《ニンジン》は生で齧ってみたり、《焚き火》で炙ってみたりと、極めて原始的な食され方をしている。いつまでもそれでは飽きるだろう。
かと言って、調理が仕事であるという『調理師』を迎えようにも、その為には下位役職である『農民』の育成が必要となる。
現『農民』アランの後釜が確保できない以上、しばらくの間、入植者達には現状を維持してもらうしかない。
「『調理師』有力候補はアランさんなので、頑張ってくださいね」
「はあ!? 約束はどうしたよ、約束は!」
「全役職に人が行き届いたら、アランさんの希望も叶えますよ。『ニート』になれるよう、頑張りましょう!」
「……やっぱりなんか違くね? それ」
嫌そうな顔をするアラン。しかし働かなければ彼の希望は叶えられないという約束である。それを再認識したのか、重々しい息を吐くと、彼は小屋へと向かって行った。
そろそろ日も暮れる。今日は区域指定に留めて、明日本格的に作業を開始するつもりらしい。その背を見送って、俺は現実に引き戻された。
新たな入植者ルシンダと対談しなくてはならない。俺の緊張を察したのか、ナビ子が背を撫でる。俺は拳を握り締めて、足を踏み出した。
■ ■
「ルシンダさん」
入植から変わらない、煌びやかな衣装のルシンダは、禿げかけた森の傍にいた。
郷愁に浸っていたのか、振り返る彼女は情けない顔をしている。だがそれも一瞬のことで、俺を見るなりその顔を引き締めた。
「もう時間?」
「その前に……昼間はすみませんでした。つらく当たって」
俺は頭を下げる。すると困惑したような声が、ルシンダから聞こえてきた。
「なっ、何よ、それ。調子狂うじゃない……」
彼女は腕を組む。しかしその顔は、かなり居心地悪そうだった。しばらく視線を泳がせていたが、ルシンダはやがて唇を曲げ、
「悪かったわよ。わたくしも……我儘を言い過ぎたわ。でも! わたくしは『ニート』を諦めませんわ!」
「いろいろ揃って来たら、前向きに検討しましょう。『ニート』の上級職も気になりますし」
「言ったわね! この耳にきちんと入れたからね!」
一転して勝気な様子を見せたルシンダに、俺は安堵する。この様子ならば、今後も大丈夫そうだ。自分が蒔いた禍根とはいえ、少しでも取り除くことが出来てよかった。
「じゃあルシンダさん。早速ですが役職を――」
「『石工師』よ」
彼女はキリリとして胸に手を当てる。
「わたくし、『石工師』なるわ!」
俺は唖然としていた。彼女が宣言した『石工師』は、俺が提示した職業候補に挙がっていなかった役職だ。本来ならば否定するところであるが、ルシンダはそれを遮るように、
「ナビ子から聞いたわ。この村には『石工師』がいないと。それに、そもそも貴方が挙げた『罠師』と『薬草師』になる為の道具がないらしいじゃない! しかもその道具とやらは『石工師』じゃないと作れないんですって? とんだせっかちさんね!」
ホホホ、とわざとらしく高笑いする。彼女の言葉全てが俺の胸に突き刺さった。
「だからわたくしは『石工師』になるわ!」
「ええっと、ちょっと待ってくださいね」
ナビ子から貰った《スターターパック》には、小麦やニンジンの種の他、四つの役職に就く為の専用アイテムが同封されていた。
一つ目に『農民』の《木のクワ》。
二つ目に『木工師』の《ミノ》。
三つ目に『戦士』の《木刀》。
最後に《ハンマー》だ。これは『石工師』の転職アイテムとなる。
現状、内政の充実を図りたいということもあって、『戦士』は後回しにしたいところである。最近増加しているという初心者狩りは恐ろしいが、それが襲って来る前に内部崩壊してしまっては元も子もない。
かと言って、ルシンダを『石工師』に任命するのは、少々足踏みをしてしまう。
『石工師』が加工の対象としているのは《石材》だ。それに手を出す余裕がなく、今は必要ないというのが俺の答えだ。
だが『石工師』がいなければ、俺が欲していた『罠師』や『薬草師』への転職に必要なアイテムが手に入らないのも事実である。アイテムだけ作らせて、すぐに転職させる方針もありかもしれない。
「『罠師』と『薬草師』です。どちらの職に就くか考えておいてください。キリッ!」
「もういいです、真似しないでください。俺の確認不足でした。けどルシンダさんを『石工師』にするかどうかは……」
「でも、必要なんでしょう?」
ルシンダの勝ち誇った笑みは消えない。彼女の提案を、俺が拒否する理由はないと知っているのだ。
「そうなんですよねぇ。転職アイテムが欲しい……。なので、ひょっとしたら『石工師』になった後、一時的に他の職に就いてもらうかもしれませんが、それでもよろしいですか?」
「えー……」
ルシンダは嫌そうな顔を浮かべる。彼女の特性は『学者肌』。ある一つの事柄を突き詰めたいと思うことも納得出来る。もう一度交渉し直しか、そう腹を据えた所で、ルシンダはくすりと笑みを零した。
「――と言いたいところだけど、仕方ないわね。大人になってあげるわよ」
「ありがとうございます!」
俺は腰を折る。およそ半日を経て、俺はようやく転職の書類にサインをした。
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