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探し求めていたもの
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走った。でも何も周りは変わっていない。真っ暗なまま。動いたのかわからない。感覚が狂っている。下も上もどこまであって、僕がどこにいるのかもよくわからない状態だった。それでも一生懸命走った。
そして僕は見つけた。謎の機械だった。声は機会から発せられていた。人ではなかった。
「うっうっ」
ただただ悲しかった。探し求めていたものはこれじゃない。ただの機械。人じゃない。
「...きてください」
機械から声が発せられた。
「...え?」
僕は涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げた。機械は何も言わない。
「...わかりました。ついていきます」
こんな見知らぬ機械に付いていく僕はおかしいが今はこの機械に縋るしかなかった。
そして僕は見つけた。謎の機械だった。声は機会から発せられていた。人ではなかった。
「うっうっ」
ただただ悲しかった。探し求めていたものはこれじゃない。ただの機械。人じゃない。
「...きてください」
機械から声が発せられた。
「...え?」
僕は涙でぐしゃぐしゃになった顔を上げた。機械は何も言わない。
「...わかりました。ついていきます」
こんな見知らぬ機械に付いていく僕はおかしいが今はこの機械に縋るしかなかった。
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