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番外編
番外編3 黒髪
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「おねがいします!髪を、髪を買ってください!」
「お?あぁ、坊主は孤児院の子か。どうしたんだ?一人で」
「院長先生が、倒れちゃったんだ。だから、薬が必要になって。
みんなが先に流行り病で熱を出して、先生はずっと看病してて。
でも、先生が倒れて……大人だから薬が倍必要だって言われて。
もうお姉ちゃんたちは髪を売ってしまって……髪が残っているのは僕だけだから」
「あぁ、だから、ちびっこいのに一人で来たのか。
どれ、髪を見せてみろ」
深くかぶっていたフードを外して髪を見せると、おじさんはため息をついた。
「黒……闇属性か。売れないな」
「お願いします!先生が危ないんだ!」
「孤児院を助けたい気持ちはあるんだが……」
「お願いします!」
先生が寄付をくれる人にお願いするみたいに深く頭をさげる。
ここであきらめたら、先生が死んじゃうかもしれない。
ずっと下げ続けていたら、もう一度ため息が聞こえた。それでも頭は上げない。
「……三か月だ。カツラにして店に置いてやる。
それで売れなかったら、仕事を手伝わせる。いいな?」
「え?」
「金は前払いにしてやる。
だが、売れなかったらちゃんと働いて返せ。
といっても、お前はまだ小さい。
もう少し大きくなったら店の荷物運びを手伝え」
「ありがとうございます!何でもやります!」
「よし、じゃあ、そこの椅子に座れ。
お前、ちっちゃいな。名前は?何歳なんだ?」
「ラシェル!三歳です」
「まだ三歳なのか。その割には賢いな。切っている間はじっとしていろよ?」
大人の椅子によじ登るようにして座る。
おじさんがハサミを持ってきて、黒い髪を切った。
産まれてからずっと伸ばしている髪。孤児院の子はみんなそうしている。
何かあった時にこうやって売れるように。
みんなの髪と違って、僕の黒髪を買ってもらえるとは思っていなかったけれど。
それでも、お金は作れた。
すぐに孤児院に戻ると勝手に抜け出したことを叱られた。
フードを取って、髪を売ってきたことを説明してお姉ちゃんたちにお金を渡す。
もうだめだと思いながら院長先生の看病をしていたのか、
みんな泣きはらした目をしていた。
お金を受け取った一番上のお姉ちゃんが薬屋に走って、
先生に薬を飲ませることができた。
三日後、先生の熱が下がり、命の危険は無くなったと聞いた。
良かった。でも、あの髪は売れないだろうから、お店で働くことになる。
まだ小さいから何もできないけれど、大きくなったらちゃんと恩返しするんだ。
そう思っていたのに、二週間後、僕の黒髪が売れたと聞いた。
びっくりしたけれど、それから何度か髪を売ることになった。
お店の主人からも買う人がいるから髪を伸ばすようにお願いされた。
黒髪のカツラなんて、誰がそんなものを買っているんだろう。
僕はおそらく貴族の子だったけど、黒髪だから捨てられたって聞いた。
闇属性は嫌われるからって、人に見られないようにいつもフードをかぶってる。
人に見せちゃいけない黒髪なのに、カツラにするなんて意味があるんだろうか。
わからないけれど、その後も何度かカツラは売れた。
お姉ちゃんたちは大きくなると働きに出て、孤児院から出て行く。
黒髪は嫌われるからか、いつまでたっても俺の働く場所は見つからない。
しょうがなく、孤児院の仕事を手伝うしかない。
「ラシェル、気にしなくていいのよ。
あなたがいてくれるから、こうして書類仕事をしてもらえるんだし」
「でも、いつまでもここにいるわけにも」
「男手があると助かるのよ。ずっといてくれてかまわないわ」
そんな風に院長先生は言ってくれるけれど情けない気持ちでいっぱいになる。
この孤児院は国の施設じゃない。
院長先生のお母さんが始めたもので、個人経営のものだった。
だから、いつもお金に困っている。
みんなもそれをわかっているから、なるべく早く出て行こうとする。
普通なら十五で外にでるのに、俺だけは働き口が見つからない。
仕事を探しても、黒髪だとわかると断られてしまうからだ。
恩返しをしたくてもできない、いつまでもお荷物のままだった。
もうすぐ二十歳になる頃、髪を売るのはもういいと言われた。
今まで買ってくれた人が必要なくなったからと、お礼までくれたらしい。
お礼を言いたいのはこっちのほうなのに。
ある日、いつものようにフードをかぶったまま孤児院の裏口で荷物を受け取ると、
商会の人に声をかけられた。
前にも何度か話したことのある顔見知りのおじさんだった。
「なぁ、ラシェルって闇属性だったよな。黒髪なのか?」
「そうだけど?」
「じゃあ、うちで働かないか?」
「え?」
嫌われている闇属性だから、どこも雇ってくれない。
それなのに、王都でも比較的大きい商会で働く?
からかっているんだろうかと思ったら、本気のようだった。
「実はな、王妃様が新しい政策を始めたんだ。
他国の者や、孤児院の出の者、闇属性の者を働かせるなら補助金を出すと。
それだけじゃない。商会なら、王宮に出入りする審査を受けることができる。
悪い話じゃないだろう。ラシェルは働く場所ができる。
うちは王宮ご用達になれるかもしれないチャンスを得ることができる」
「へぇ。そんな政策があるんだ」
確かにそれなら納得する。
ただ同情で雇うとか言われたら断るつもりだった。
きっと黒髪が商会で働いたら迷惑かけちゃうと思うから。
だけど、商会にも利益があるというのならいいかもしれない。
少し悩んだが商会で働くことを決めて、孤児院を出ることにした。
商会の仕事は慣れるまで大変かと思っていたけど、
読み書きができて孤児院で書類仕事をしていたことが知れると、
すぐに事務仕事を任されることになった。
売り子として働くのは難しいと思っていたから、人に会わずにすんでほっとした。
働き始めて半年、ついに王宮での審査を受けることになった。
俺も一緒に審査を受けると聞いて驚いたが、王宮文官と会って理由がわかった。
「いつから働いていますか?」
「半年前です」
「仕事内容は?」
「事務です」
「給料はもらえていますか?」
「え?あぁ、はい。しっかりもらってます」
「嫌がらせはどのくらいありますか?」
「え?……特に気にしてませんでした。あまり人に会わないので」
「そうですか、わかりました」
どうやら実際に働いているのかとひどい目に遭っていないか確認したかったらしい。
最後に、もう一度面接が必要だと言われ、綺麗な部屋に通された。
そこには真っ赤な髪の大きな男の人が座っていた。
「来たか、座ってくれ」
「はい」
おそらく相手は貴族の人だと思うけれど、座れと言われたからソファに座る。
向かい側から俺をじっと見ているのがわかる。
なんとなく俺もその人を見返すと、黒目だと気がついた。この人も闇属性なのか?
「名前は?」
「ラシェルです」
「ラシェルは、闇と火属性だな?」
「はい」
ちょうどこの人と逆だなと思った。この男の人は火が強い闇属性。
俺は闇が強い火属性だから、髪は黒で目が赤い。
「あぁ、名乗っていなかった。俺はエヴェリスト・ルノアール。
魔術師団長をしている」
「え?」
「お?あぁ、坊主は孤児院の子か。どうしたんだ?一人で」
「院長先生が、倒れちゃったんだ。だから、薬が必要になって。
みんなが先に流行り病で熱を出して、先生はずっと看病してて。
でも、先生が倒れて……大人だから薬が倍必要だって言われて。
もうお姉ちゃんたちは髪を売ってしまって……髪が残っているのは僕だけだから」
「あぁ、だから、ちびっこいのに一人で来たのか。
どれ、髪を見せてみろ」
深くかぶっていたフードを外して髪を見せると、おじさんはため息をついた。
「黒……闇属性か。売れないな」
「お願いします!先生が危ないんだ!」
「孤児院を助けたい気持ちはあるんだが……」
「お願いします!」
先生が寄付をくれる人にお願いするみたいに深く頭をさげる。
ここであきらめたら、先生が死んじゃうかもしれない。
ずっと下げ続けていたら、もう一度ため息が聞こえた。それでも頭は上げない。
「……三か月だ。カツラにして店に置いてやる。
それで売れなかったら、仕事を手伝わせる。いいな?」
「え?」
「金は前払いにしてやる。
だが、売れなかったらちゃんと働いて返せ。
といっても、お前はまだ小さい。
もう少し大きくなったら店の荷物運びを手伝え」
「ありがとうございます!何でもやります!」
「よし、じゃあ、そこの椅子に座れ。
お前、ちっちゃいな。名前は?何歳なんだ?」
「ラシェル!三歳です」
「まだ三歳なのか。その割には賢いな。切っている間はじっとしていろよ?」
大人の椅子によじ登るようにして座る。
おじさんがハサミを持ってきて、黒い髪を切った。
産まれてからずっと伸ばしている髪。孤児院の子はみんなそうしている。
何かあった時にこうやって売れるように。
みんなの髪と違って、僕の黒髪を買ってもらえるとは思っていなかったけれど。
それでも、お金は作れた。
すぐに孤児院に戻ると勝手に抜け出したことを叱られた。
フードを取って、髪を売ってきたことを説明してお姉ちゃんたちにお金を渡す。
もうだめだと思いながら院長先生の看病をしていたのか、
みんな泣きはらした目をしていた。
お金を受け取った一番上のお姉ちゃんが薬屋に走って、
先生に薬を飲ませることができた。
三日後、先生の熱が下がり、命の危険は無くなったと聞いた。
良かった。でも、あの髪は売れないだろうから、お店で働くことになる。
まだ小さいから何もできないけれど、大きくなったらちゃんと恩返しするんだ。
そう思っていたのに、二週間後、僕の黒髪が売れたと聞いた。
びっくりしたけれど、それから何度か髪を売ることになった。
お店の主人からも買う人がいるから髪を伸ばすようにお願いされた。
黒髪のカツラなんて、誰がそんなものを買っているんだろう。
僕はおそらく貴族の子だったけど、黒髪だから捨てられたって聞いた。
闇属性は嫌われるからって、人に見られないようにいつもフードをかぶってる。
人に見せちゃいけない黒髪なのに、カツラにするなんて意味があるんだろうか。
わからないけれど、その後も何度かカツラは売れた。
お姉ちゃんたちは大きくなると働きに出て、孤児院から出て行く。
黒髪は嫌われるからか、いつまでたっても俺の働く場所は見つからない。
しょうがなく、孤児院の仕事を手伝うしかない。
「ラシェル、気にしなくていいのよ。
あなたがいてくれるから、こうして書類仕事をしてもらえるんだし」
「でも、いつまでもここにいるわけにも」
「男手があると助かるのよ。ずっといてくれてかまわないわ」
そんな風に院長先生は言ってくれるけれど情けない気持ちでいっぱいになる。
この孤児院は国の施設じゃない。
院長先生のお母さんが始めたもので、個人経営のものだった。
だから、いつもお金に困っている。
みんなもそれをわかっているから、なるべく早く出て行こうとする。
普通なら十五で外にでるのに、俺だけは働き口が見つからない。
仕事を探しても、黒髪だとわかると断られてしまうからだ。
恩返しをしたくてもできない、いつまでもお荷物のままだった。
もうすぐ二十歳になる頃、髪を売るのはもういいと言われた。
今まで買ってくれた人が必要なくなったからと、お礼までくれたらしい。
お礼を言いたいのはこっちのほうなのに。
ある日、いつものようにフードをかぶったまま孤児院の裏口で荷物を受け取ると、
商会の人に声をかけられた。
前にも何度か話したことのある顔見知りのおじさんだった。
「なぁ、ラシェルって闇属性だったよな。黒髪なのか?」
「そうだけど?」
「じゃあ、うちで働かないか?」
「え?」
嫌われている闇属性だから、どこも雇ってくれない。
それなのに、王都でも比較的大きい商会で働く?
からかっているんだろうかと思ったら、本気のようだった。
「実はな、王妃様が新しい政策を始めたんだ。
他国の者や、孤児院の出の者、闇属性の者を働かせるなら補助金を出すと。
それだけじゃない。商会なら、王宮に出入りする審査を受けることができる。
悪い話じゃないだろう。ラシェルは働く場所ができる。
うちは王宮ご用達になれるかもしれないチャンスを得ることができる」
「へぇ。そんな政策があるんだ」
確かにそれなら納得する。
ただ同情で雇うとか言われたら断るつもりだった。
きっと黒髪が商会で働いたら迷惑かけちゃうと思うから。
だけど、商会にも利益があるというのならいいかもしれない。
少し悩んだが商会で働くことを決めて、孤児院を出ることにした。
商会の仕事は慣れるまで大変かと思っていたけど、
読み書きができて孤児院で書類仕事をしていたことが知れると、
すぐに事務仕事を任されることになった。
売り子として働くのは難しいと思っていたから、人に会わずにすんでほっとした。
働き始めて半年、ついに王宮での審査を受けることになった。
俺も一緒に審査を受けると聞いて驚いたが、王宮文官と会って理由がわかった。
「いつから働いていますか?」
「半年前です」
「仕事内容は?」
「事務です」
「給料はもらえていますか?」
「え?あぁ、はい。しっかりもらってます」
「嫌がらせはどのくらいありますか?」
「え?……特に気にしてませんでした。あまり人に会わないので」
「そうですか、わかりました」
どうやら実際に働いているのかとひどい目に遭っていないか確認したかったらしい。
最後に、もう一度面接が必要だと言われ、綺麗な部屋に通された。
そこには真っ赤な髪の大きな男の人が座っていた。
「来たか、座ってくれ」
「はい」
おそらく相手は貴族の人だと思うけれど、座れと言われたからソファに座る。
向かい側から俺をじっと見ているのがわかる。
なんとなく俺もその人を見返すと、黒目だと気がついた。この人も闇属性なのか?
「名前は?」
「ラシェルです」
「ラシェルは、闇と火属性だな?」
「はい」
ちょうどこの人と逆だなと思った。この男の人は火が強い闇属性。
俺は闇が強い火属性だから、髪は黒で目が赤い。
「あぁ、名乗っていなかった。俺はエヴェリスト・ルノアール。
魔術師団長をしている」
「え?」
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