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7 セックス
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――…………
――……
水越くんの家は、狭くて物が多かった。
古い団地で、ぶっちゃけてしまうとちょっとボロい。
僕のうちだってそこまで広くないから、アレだけれども。
彼の部屋も狭くって、なんだかちょっとしけった感じがする。
僕は半裸になり、薄い布団の上に寝かされていた。
小林さんからの告白の返事は、ずっと保留のまま。
そのままで、水越くんとセックスをしようとしている。
「ああ、夢みたい……。ずっと、こうしたかった……。
君のこと考えながらお尻解して来たから……もう挿れて、いい?」
水越くんがズボンと下着を脱ぎ、僕の腰に跨って来る。
勃起したペニスが見えて、ちょっと萎えそうになったので、目を瞑った。
この間フェラチオをされて、それもすごく気持ちよかった。
挿入したら、もっと気持ちいいのかな。
男同士では、お尻に入れるんだって。水越くんから教えて貰った。
お尻になんて、入るのかな? 痛くないのかな?
漏らしたりしないの? 大丈夫なの?
そうまでして男の子に抱かれたいなんていう気持ちが、僕には理解出来ない。
あれこれ考えているうちに、水越くんが僕のちんこに手を添えて、
腰を跨いで左右に広がった肛門へと、導いた。
「あ、あああっ!」
つぷ、と肉を割って、ナカへ飲み込まれた。
僕のものは、ぬるぬるのジェルに助けられ、すんなりと肛門へと入っていった。
口とはまた違った肉が、僕のおちんちんを包んでいる。
肛門の縁がキツく、僕を締め付ける。
痛いくらいの快楽が、僕に襲い掛かって来た。
セックスってこんな感じなのか。
これがセックスなのか。
こんなにキモチイイものなのか。
「あぅ、あぁ……っ」
気持ちよくって、勝手に変な声が出た。
「はあんっ、知世くんのっ、おちんちんがぁッ、僕のナカにッ……!
あ、ああっ、知世くんっ! 知世くんっ! うれしいッ、うれしいよぉっ!
ぼく、ずっとこうしたかったのぉぉ!
ずっと、君に抱かれたかったッ! んあ、あああっ!」
「うっ、痛くない、の?」
「んぅー、きもちいぃ……」
「あっ、あうっ!」
水越くんが、腰を上下にスライドしはじめる。
引き抜いたと思えば、すぐにまた根元まで埋め込む。
腰を動かして、僕の亀頭を肉壁に擦りつける。
「あああ、ソコきもちいのぉっ!
もっとめちゃくちゃにシて! ぐりぐりシてぇ!
あ、あ、ああ、めちゃくちゃにされちゃううう!
僕のおまんこ、ぐちゃぐちゃにされちゃうよぉッ」
腰を動かしているのは自分の癖に、水越くんはそんなことを言っていた。
その発言こそがめちゃくちゃなものだったけど、
僕は与えられる快楽に素直に従った。
今はあの時とは違い室内だし、水越くんの両親は夜まで帰って来ないらしい。
それならば、遠慮したり戸惑ったりする必要はない。
女の子が相手じゃないんだから、取り繕ったり、格好つけたりする必要もない。
もうどうなってもいいから、とにかく気持ちよくなりたい。
射精したくなって、腰を下から突き上げた。
「ひゃあっ!?」
水越くんは甲高い声をあげ、ビクッと身体を痙攣させた。
それと同時に肛門の縁がぎゅっと締まって、気持ちよかった。
「お、おちんちんきもちいいぃ……
知世くんのちんちんきもちいよお、好き、好き好き好きぃ! だいすきっ、ああああ……」
「あ、あ、あああ……ッ!!」
ぎゅううと絞められて、僕は簡単にイってしまう。
妊娠なんかするわけないから、遠慮なくナカに出した。
「あっ、あー……、ナカだめっ、妊娠しちゃうううっ!
赤ちゃんできちゃうよぉぉ!!!」
「はー……はー……っ」
もう、気持ちよければなんでもいい。
セックスの誘惑に釣られて水越くんの家まで来ちゃったけど、
こんなに気持ちいい思いが出来たんだし、良かった。
水越くんは面倒臭そうではあるけど、簡単にヤれるのは本当に良い。
好きな時に好きなだけヤらせてくれるなら、本当に付き合ってやるのも悪くはない。
そう思って、僕は上体を起こして水越くんの頭を掴み、キスをしてあげた。
水越くんはとろんとした表情で、僕のキスを受け入れてくれた。
――……
水越くんの家は、狭くて物が多かった。
古い団地で、ぶっちゃけてしまうとちょっとボロい。
僕のうちだってそこまで広くないから、アレだけれども。
彼の部屋も狭くって、なんだかちょっとしけった感じがする。
僕は半裸になり、薄い布団の上に寝かされていた。
小林さんからの告白の返事は、ずっと保留のまま。
そのままで、水越くんとセックスをしようとしている。
「ああ、夢みたい……。ずっと、こうしたかった……。
君のこと考えながらお尻解して来たから……もう挿れて、いい?」
水越くんがズボンと下着を脱ぎ、僕の腰に跨って来る。
勃起したペニスが見えて、ちょっと萎えそうになったので、目を瞑った。
この間フェラチオをされて、それもすごく気持ちよかった。
挿入したら、もっと気持ちいいのかな。
男同士では、お尻に入れるんだって。水越くんから教えて貰った。
お尻になんて、入るのかな? 痛くないのかな?
漏らしたりしないの? 大丈夫なの?
そうまでして男の子に抱かれたいなんていう気持ちが、僕には理解出来ない。
あれこれ考えているうちに、水越くんが僕のちんこに手を添えて、
腰を跨いで左右に広がった肛門へと、導いた。
「あ、あああっ!」
つぷ、と肉を割って、ナカへ飲み込まれた。
僕のものは、ぬるぬるのジェルに助けられ、すんなりと肛門へと入っていった。
口とはまた違った肉が、僕のおちんちんを包んでいる。
肛門の縁がキツく、僕を締め付ける。
痛いくらいの快楽が、僕に襲い掛かって来た。
セックスってこんな感じなのか。
これがセックスなのか。
こんなにキモチイイものなのか。
「あぅ、あぁ……っ」
気持ちよくって、勝手に変な声が出た。
「はあんっ、知世くんのっ、おちんちんがぁッ、僕のナカにッ……!
あ、ああっ、知世くんっ! 知世くんっ! うれしいッ、うれしいよぉっ!
ぼく、ずっとこうしたかったのぉぉ!
ずっと、君に抱かれたかったッ! んあ、あああっ!」
「うっ、痛くない、の?」
「んぅー、きもちいぃ……」
「あっ、あうっ!」
水越くんが、腰を上下にスライドしはじめる。
引き抜いたと思えば、すぐにまた根元まで埋め込む。
腰を動かして、僕の亀頭を肉壁に擦りつける。
「あああ、ソコきもちいのぉっ!
もっとめちゃくちゃにシて! ぐりぐりシてぇ!
あ、あ、ああ、めちゃくちゃにされちゃううう!
僕のおまんこ、ぐちゃぐちゃにされちゃうよぉッ」
腰を動かしているのは自分の癖に、水越くんはそんなことを言っていた。
その発言こそがめちゃくちゃなものだったけど、
僕は与えられる快楽に素直に従った。
今はあの時とは違い室内だし、水越くんの両親は夜まで帰って来ないらしい。
それならば、遠慮したり戸惑ったりする必要はない。
女の子が相手じゃないんだから、取り繕ったり、格好つけたりする必要もない。
もうどうなってもいいから、とにかく気持ちよくなりたい。
射精したくなって、腰を下から突き上げた。
「ひゃあっ!?」
水越くんは甲高い声をあげ、ビクッと身体を痙攣させた。
それと同時に肛門の縁がぎゅっと締まって、気持ちよかった。
「お、おちんちんきもちいいぃ……
知世くんのちんちんきもちいよお、好き、好き好き好きぃ! だいすきっ、ああああ……」
「あ、あ、あああ……ッ!!」
ぎゅううと絞められて、僕は簡単にイってしまう。
妊娠なんかするわけないから、遠慮なくナカに出した。
「あっ、あー……、ナカだめっ、妊娠しちゃうううっ!
赤ちゃんできちゃうよぉぉ!!!」
「はー……はー……っ」
もう、気持ちよければなんでもいい。
セックスの誘惑に釣られて水越くんの家まで来ちゃったけど、
こんなに気持ちいい思いが出来たんだし、良かった。
水越くんは面倒臭そうではあるけど、簡単にヤれるのは本当に良い。
好きな時に好きなだけヤらせてくれるなら、本当に付き合ってやるのも悪くはない。
そう思って、僕は上体を起こして水越くんの頭を掴み、キスをしてあげた。
水越くんはとろんとした表情で、僕のキスを受け入れてくれた。
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できることなら…何年後かには水越くんの願いが叶うといいですね😭