大好きな先輩に下剤を盛った女の子の話

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大スカ

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私の名前は、相川響。ごく普通の高校二年生。

 私には、好きな人が居る。その人の名は二階堂瑠希。
私の一個上の先輩で、高校三年生。
そしてなんと、世界的に有名なあの二階堂財閥の御曹司。
私とは生きる世界が違うけれど、それでも私は二階堂先輩が好きなんだ。



 ──私は今、お昼休みが終わってすぐの午後の授業をこっそり抜け出して、二階堂先輩のクラスまで来ていた。
二階堂先輩は、窓際の一番後ろの席に座っている。
教室の後ろのドアに張り付いて、二階堂先輩の様子を観察する。

 二階堂先輩は額に脂汗を浮かべ、苛ついた様子で貧乏ゆすりをしていた。
そして左手で軽く腹を擦っている。
何処か焦ったようにも見えるその横顔に、私は興奮を隠せなくなる。
暫くして二階堂先輩はガタン、と音を立てて席を立ち上がった。

「どうした、二階堂?」
教壇に立って授業を行っていた教師が、二階堂先輩に尋ねる。
「き、気分悪いんで、保健室行ってきます……」
二階堂先輩は少し恥ずかしそうに、そう答えた。

 教師から保健室に行く許可を得た二階堂先輩が、私の張り付いているドアへと向かってくる。
私は慌てて廊下の曲がり角に身を隠した。
二階堂先輩は私に気付く事なく、早歩きで何処かへ行ってしまった。
私は急いで、二階堂先輩の後を追いかける。



 二階堂先輩が向かった先は、保健室ではなく、男子トイレだった。
ここまで全てが、私の思い通りの展開だ。
先程の昼休みに、私は大好きな二階堂先輩に、下剤を盛ったのだ。
先輩の昼食に、こっそりと粉末状にした下剤を混ぜ込んでやった。

 二階堂先輩はトイレへ駆け込むと、バンッと勢いよく扉を締めた。
私はその締められた扉に、迷う事なくピタリと耳をくっ付ける。
カチャカチャとベルトを外し、ズボンをずり下げる音が聞こえた。
私はポケットからスマホを取り出して、録音アプリを起動した。

「うっ……くっ……」
二階堂先輩の、苦しそうな呻きが聞こえる。
その後に破裂音がして、トイレ中が一気に大便の独特な悪臭に包まれた。

「うぅ……ふっ……ぐっ……」

ぶりゅっ、ぐちゅちゅ、ボチャンッ

呻き声と共に、下痢の排泄音が聞こえる。
トイレの個室には音姫が付いているが、そんな事はすっかり忘れてしまっているらしい。
二階堂先輩は、それ程までに余裕がないのだ。
余裕がない彼に対して、そこはかとない愛しさが込み上げてくる。
──ああ、この人は、どうしてこんなに可愛いのだろう。

「んっ……うっ……ぐっ……はぁ、はぁっ」
汚ならしい排泄音と、それから呻き声と荒い息。
それら全てを決して聞き逃さないように、私は耳を澄ませた。
スマホの録音アプリも問題なく起動している。

「はぁ、はぁ、ふっ、んっ……あっ……」
二階堂先輩の声は次第に、苦しそうな呻きからほんのりと甘さを含んだ声に変わっていった。
まるで性行為の最中に出す喘ぎ声のように艶っぽく甘ったるいその声。
もしかして先輩は、排泄行為に快感を感じているのだろうか。
お腹が痛いのを我慢して我慢して、それで漸く全てを放てる喜び……それを性的な快楽に感じてしまっているのだろうか。

「ふっ……あ……んぅっ、はっ、はぁ」
先輩はトイレの前に私が居ることには気付かず、ハァハァと息を荒くしながら大便を放り出すのを続けた。
先輩の喘ぎを聞いて、私の興奮は最高潮に達する。


 暫くして、ぶりゅぶりゅという卑猥でもあり何処かグロテスクにも感じられる排泄音は止んだ。
二階堂先輩の排泄が終わっても、トイレ中に充満している大便の臭いは消えていなかった。
私はその臭いを体内に吸収しておきたくて、深く深く息を吸った。
吐き気を催す悪臭に、鼻が曲がりそうだった。
だけどその臭いが、愛しくもある。

「はぁ、はっ、はぁ……」
排泄が終わっても尚二階堂先輩は苦しそうに、深呼吸のように深く荒い呼吸を繰り返していた。
そしてカラカラという、トイレットペーパーを巻き取る音がした。
私は二階堂先輩が出てくる前に、トイレから退散した。


 トイレから退散した私は、トイレのすぐ横の階段の踊り場に身を隠して、二階堂先輩が現れるのを待っていた。
二階堂先輩は5分と経たずに、トイレから出て来た。

「あれ、先輩?」
私は踊り場から飛び出していき、偶然を装って二階堂先輩に声をかける。

「げっ、相川……!」
先輩は私の顔を見るなり、嫌悪感を全面に出した。
悲しい事に私は、先輩に物凄く嫌われているのだ。

「先輩、今授業中ですよ。こんな所で何やってるんですか?サボりですか?」
「べ、別になんだっていいだろ!」
あからさまに動揺する先輩が可愛くて仕方がない。
興奮が収まらなくて困ってしまう。

「お前こそサボりかよ」
「はい、そうです。授業退屈なので」
「不良だな」
「あはは、そうかもしれませんね」
「ハッ、悪い女だな」

 私が笑うと、釣られたのか先輩も軽く笑みを浮かべてくれた。
二階堂先輩は、私が下剤を盛った事に全く気付いていない。
先程の排泄音を聞いていて、更には録音までしていた事も全然知らない。気付かない。予想もしない。疑わない。
なんて馬鹿で愚かで、そして可愛いのだろうか。

愛しくて愛しくてたまらない、大好きな二階堂先輩。
次はどうしてやろうかしら。
何をしてやろうかな。

「先輩、私……」
「あぁ?」
「先輩の事が、好きです」

私はそう言って、胸の内に秘めた欲望を悟られないように、二階堂先輩に微笑みかけた。
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