私は貴方を許さない

白湯子

文字の大きさ
上 下
58 / 212
第3章「後退」

番外編:テオ様のお部屋

しおりを挟む

⚠︎注意⚠︎
・本編と関係なし
・キャラ崩壊
・軽く流して下さいませ…。
・おふざけです













※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


ラジオ番組
〝テオ様のお部屋〟~第1回~


テオ様「よっ!愚民ども。テオ様のお部屋の時間だ。パーソナリティを務めるのは、この俺、皆の安全地帯であるテオドールと、相棒の情緒不安定女、エリザベータだ。」

エリザ「嫌な紹介の仕方はやめてください。…あぁ、始まってしまった…。」

テオ様「初っ端から情けない声を出すなよ。ラジオなんだから、お茶の間に丸聞こえだぞ。」

エリザ「殿下、分かってます?私たちこんなことしている場合では無いんですよ?」

テオ様「しゃーねーだろ。作者が最近の寒暖差のせいで脳がシリアスを受け付けないって言ってんだから。」

エリザ「…意味がわかりません。あと、私たちの前にあるこの黒いキノコみたいなものは何ですか?」

テオ様「わかろうとするな。…あぁ、この黒くて、太くて長いご立派なキノコのような棒状なやつはマイクだ。」

エリザ「マイク?(マイクをぺたぺた触る)」

テオ様「こら、そんな乱暴に触るな。不能にさせる気か。いいか、エリザ。そいつは見た目よりも繊細なんだ。ガラス細工を扱うように、優しく触れろ。」

エリザ「あ、すみません。こう、ですか?」

テオ様「そうそう。両手で優しく添えるようにして、そのまま上目遣いでこっちを見る。んで、仕上げに俺が言っていたこと言ってみ。」

エリザ「えっと?太くて長い…」

モニカ「お嬢様に何を言わす気だ、エロガキ。」

テオ様「割り込んでくるなよ。お前の出番はまだだろ。」

モニカ「お前がオヤジみたいなセクハラ発言をするからだろーが。お嬢様を汚すな。」

テオ様「しゃーねーだろ。最近、本編がシリアスムードだから、ここでしか言えねーんだよ。」

エリザ「モニカ、どういうことなの?」

モニカ「お嬢様は知らなくていいんですよ♡あぁ、お嬢様…。この世界では栗色の髪なのですね。とっても美味しそうですぅ。1本だけ、1本だけで良いので私にくださいませんか。冥土の土産に…ハァハァ…♡♡」

テオ様「お前が1番やべーだろ。おっと、脱線した。テオ様のお部屋とは、毎回素敵(笑)なゲストを呼んで、楽しくトークしていく番組だ。」

エリザ「何故、(笑)が入ったのですか?」

テオ様「さて、最初で最後ゲストは、皆も既にわかっていると思うが」

エリザ「(無視された。)」

テオ様「あの世から遥々やってきたモニカだ。」

モニカ「よろしくお願いしまーす。」

エリザ「やっぱり、この世界おかしいですよ…!」

テオ様「気にするな。気にしたら負けだ。そういうもんだと、思い込め。話が進まん。」

モニカ「そうですよ、お嬢様。この世界はパラレルワールドです。そういう世界なのですよ。」

エリザ「2人が何を言っているのか全然わからないけど、深く突っ込まないようにします。」

テオ様「よろしい。えー、相棒が納得したところで…本日はこの3人でお送りするぜ。んじゃ、ゲストに質問コーナー。」


ドンドンパフパフ


テオ様「では、モニカ。さっそく質問すんぞ。生前好きだったものはなんだ?」

モニカ「お嬢様♡♡」

テオ様「生前やり残したことは?」

モニカ「お嬢様♡♡」

テオ様「……今の心配事は?」

モニカ「お嬢様♡♡」

テオ様「おい、くそババア。ふざけんのも、いい加減にしろよ!」

モニカ「くそババアー!?口の利き方には気を付けな、クソガキ。ってか、その際だから言うけど『モニカの意思は俺が託された(`・ω・´)キリッ』って言ってたけど、私はお前に託した覚えないからっ!私の記憶を持っているとか普通に考えて気持ち悪いんだけど。」

テオ様「はぁぁぁぁん!?俺だって好きでババァの記憶を引き継いた訳じゃねーんだけど!?お前の記憶のせいで俺がどんだけ可哀想な幼少期を送っていたと思ってんだっ!ババァ!」

モニカ「お前の幼少期なんか知るかっ!さっきからババァ、ババァ五月蝿いんだけど!?私は永遠の20歳だ!覚えておけ!」

テオ様「ははっ、お前が20歳?笑わせんな。サバを読むのも大概にしろよ。」

モニカ「なんとでも言えば?私の年齢は本編に一切書かれてない。だから、私が20歳だといえば20歳なんだよ。」

テオ様「ならば、それを証明してやろう。」

モニカ「…は?」

テオ様「じゃじゃーん、️マル秘ノートー(ダミ声)」

モニカ「…何それ。」

テオ様「ここには、あらかじめリサーチしたお前のあんなことやこんなことが書かれているノートだ。」

モニカ「何それ、聞いてない。」

テオ様「言ってねーもん。」

モニカ「てめぇ。」

テオ様「んじゃ、さっそくやっていくぞ。
せーの、ざっくり~。」

エリザ「ざっくりー(棒読み)」

モニカ「お嬢様が死んだ目をしている…」

テオ様「えー、モニカは下町にあるレーベル家に長女として生まれた。幼少期のあだ名は〝ゴリラ〟だったそうだ。」

モニカ「マジで始めやがった、コイツ!」

テオ様「ガキ大将だったモニカは10歳で洗濯女として働き始める。
そのキツイ性格から婚期を完全に逃し(笑)、3食付の住み込みOKのコーエン家の侍女の求人に18歳で飛び込んだ。」

モニカ「余計なことを言うな。」

テオ様「ちなみに、そんときのヒヨコ豆エリザちゃんは6歳だ。…あれれー?ということは~6歳のエリザちゃんが、18になっているということは、その頃のモニカさんはー」

モニカ「やめろっ!!!」

テオ様「あ、てめぇ!ノート返せよ!」

エリザ「2人とも落ち着いてください。話が脱線しています。」

モニカ「申し訳ございません!お嬢様♡」

テオ様「…ちっ。」

エリザ「さっさと話して、さっさと終わらせましょう!(早く帰りたい。)」

テオ様「へいへい。質問コーナーに戻りマース。えーと?最後に、生まれ変わったら何になりたいですか?」

モニカ「富と権力があるクソベルトよりも強い男。」

テオ様「急に真顔になるなよ。…あ、余計なこと話してたらエンディングの時間だ。」

エリザ「はやっ。」

テオ様「仕方がないだろ。作者の脳みそが限界だって言ってんだから。…じゃ、この曲を聞きながらお別れだ。Mr.Fの〝三十路だっていいじゃない。〟」

モニカ「悪意のある選曲だな!?死ねよっ!あ、ちょっと!押すなって!!」

テオ様「はい、ゲストのモニカでしたー。はよ、あの世に帰れや。…ゴホン、最後までご視聴ありがとうな!お相手はDJテオ様と、」

エリザ「アシスタントのエリザベータでした。皆さん、寒暖の差が激しい時節柄、お体をご自愛くださいませ。」

テオ様「また来週!」




🎶三十路だっていいじゃない。~🎶(エンディング曲)





テオ様のお部屋~最終回~[完]







しおりを挟む
感想 431

あなたにおすすめの小説

婚約者が他の女性に興味がある様なので旅に出たら彼が豹変しました

Karamimi
恋愛
9歳の時お互いの両親が仲良しという理由から、幼馴染で同じ年の侯爵令息、オスカーと婚約した伯爵令嬢のアメリア。容姿端麗、強くて優しいオスカーが大好きなアメリアは、この婚約を心から喜んだ。 順風満帆に見えた2人だったが、婚約から5年後、貴族学院に入学してから状況は少しずつ変化する。元々容姿端麗、騎士団でも一目置かれ勉学にも優れたオスカーを他の令嬢たちが放っておく訳もなく、毎日たくさんの令嬢に囲まれるオスカー。 特に最近は、侯爵令嬢のミアと一緒に居る事も多くなった。自分より身分が高く美しいミアと幸せそうに微笑むオスカーの姿を見たアメリアは、ある決意をする。 そんなアメリアに対し、オスカーは… とても残念なヒーローと、行動派だが周りに流されやすいヒロインのお話です。

恋心を封印したら、なぜか幼馴染みがヤンデレになりました?

夕立悠理
恋愛
 ずっと、幼馴染みのマカリのことが好きだったヴィオラ。  けれど、マカリはちっとも振り向いてくれない。  このまま勝手に好きで居続けるのも迷惑だろうと、ヴィオラは育った町をでる。  なんとか、王都での仕事も見つけ、新しい生活は順風満帆──かと思いきや。  なんと、王都だけは死んでもいかないといっていたマカリが、ヴィオラを追ってきて……。

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

【完結】もう無理して私に笑いかけなくてもいいですよ?

冬馬亮
恋愛
公爵令嬢のエリーゼは、遅れて出席した夜会で、婚約者のオズワルドがエリーゼへの不満を口にするのを偶然耳にする。 オズワルドを愛していたエリーゼはひどくショックを受けるが、悩んだ末に婚約解消を決意する。 だが、喜んで受け入れると思っていたオズワルドが、なぜか婚約解消を拒否。関係の再構築を提案する。 その後、プレゼント攻撃や突撃訪問の日々が始まるが、オズワルドは別の令嬢をそばに置くようになり・・・ 「彼女は友人の妹で、なんとも思ってない。オレが好きなのはエリーゼだ」 「私みたいな女に無理して笑いかけるのも限界だって夜会で愚痴をこぼしてたじゃないですか。よかったですね、これでもう、無理して私に笑いかけなくてよくなりましたよ」

婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。

アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。 いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。 だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・ 「いつわたしが婚約破棄すると言った?」 私に飽きたんじゃなかったんですか!? …………………………… たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

婚約者から婚約破棄をされて喜んだのに、どうも様子がおかしい

恋愛
婚約者には初恋の人がいる。 王太子リエトの婚約者ベルティーナ=アンナローロ公爵令嬢は、呼び出された先で婚約破棄を告げられた。婚約者の隣には、家族や婚約者が常に可愛いと口にする従妹がいて。次の婚約者は従妹になると。 待ちに待った婚約破棄を喜んでいると思われる訳にもいかず、冷静に、でも笑顔は忘れずに二人の幸せを願ってあっさりと従者と部屋を出た。 婚約破棄をされた件で父に勘当されるか、何処かの貴族の後妻にされるか待っていても一向に婚約破棄の話をされない。また、婚約破棄をしたのに何故か王太子から呼び出しの声が掛かる。 従者を連れてさっさと家を出たいべルティーナと従者のせいで拗らせまくったリエトの話。 ※なろうさんにも公開しています。 ※短編→長編に変更しました(2023.7.19)

廃妃の再婚

束原ミヤコ
恋愛
伯爵家の令嬢としてうまれたフィアナは、母を亡くしてからというもの 父にも第二夫人にも、そして腹違いの妹にも邪険に扱われていた。 ある日フィアナは、川で倒れている青年を助ける。 それから四年後、フィアナの元に国王から結婚の申し込みがくる。 身分差を気にしながらも断ることができず、フィアナは王妃となった。 あの時助けた青年は、国王になっていたのである。 「君を永遠に愛する」と約束をした国王カトル・エスタニアは 結婚してすぐに辺境にて部族の反乱が起こり、平定戦に向かう。 帰還したカトルは、族長の娘であり『精霊の愛し子』と呼ばれている美しい女性イルサナを連れていた。 カトルはイルサナを寵愛しはじめる。 王城にて居場所を失ったフィアナは、聖騎士ユリシアスに下賜されることになる。 ユリシアスは先の戦いで怪我を負い、顔の半分を包帯で覆っている寡黙な男だった。 引け目を感じながらフィアナはユリシアスと過ごすことになる。 ユリシアスと過ごすうち、フィアナは彼と惹かれ合っていく。 だがユリシアスは何かを隠しているようだ。 それはカトルの抱える、真実だった──。

処理中です...