最愛の災厄さん〜「いや、私の日常どこいった…」「はぁ、困ってる常磐さんも可愛いぃ…!!」「もう嫌だこいつ」〜

鮎さん

文字の大きさ
上 下
16 / 18

ヤンデレ16%

しおりを挟む


ロキside    その2


寿園と御華に彼女を連れてくるように言ったからそろそろ来る時間か…



昨日寿園と御華に俺が常磐さんと暮らすことを常磐さんに伝えておけと言ったのだが2人は常磐さんが大事らしく(常磐さん可愛いから大事なのは分かる)



俺に渡したくないと最後まで粘っていた、まぁ実家に圧力をかければ呆気なく折れたが、あの時の2人の絶望の顔は見物だったなぁ




コンコン




「すみません、常磐 流です、呼ばれたんで来ました」




くだらないことを考えている間に来てしまった  




「ハーーイ!待ってました、どうぞ~」





彼女は社長が゙僕゙だと知ったらどんな反応をするのだろうか、もし他の人間と同じような反応だったらその時は…


うん、殺してしまおう、青磁怒るかな?

あぁ、楽しみだな

死ぬ寸前彼女はどんな顔をするだろう?













…彼女は僕に向かって敬語を使った、昨日は使わなかったのに、彼女も僕が社長だと分かったら態度を変えるんだ、やっぱり他の人間と一緒なのかな、なのでいつもの質問をしてみた、これで他の人間と一緒の反応だったら殺そう。



「常磐さんは僕が社長だったら、自分の上司だったら態度を変えるんですか、僕は僕という1人の人間なのに?
昨日は社長だと知らなかったからあぁいう態度だったんですって言うんですか?
僕が社長だと分かったら態度を改めて僕と接するんですか?
僕は六華 ロキなんですよ?
昨日と違う人間になった訳では無いですよ?
なのに、貴方も、変わっちゃうんですか?
ねぇ、常磐さん、答えてください、貴方からどう見えますか?
貴方の瞳にどう映りますか?


僕は、誰ですか?」




机の引き出しから銃を取りだし、机の下で構えながら問う

彼女の一挙一動に集中する

答えられなければ殺す

銃に気づいて逃げようとしたら殺す

ずっと探していた人だけど殺しても大丈夫

だってこれに答えられないぐらいならここで死んだ方がいい


そうすればあの時の常磐さんは今の他の人間と同じように汚れてしまった目の前にいる女に汚されずに僕の中で永遠に美しく残る


どっちに転んでも別に良かった。




「…ロキくん、君の言いたいことはよく分かるよ、私も一緒のことを考えたことがあるから」




「…」




あぁ、貴方も一緒なのか、表面だけで僕を理解したフリをする、やっぱり僕の望む人はもう居ないんだ、分かっていたことだ、僕を本当の意味で愛してくれる人間などいない、とうの昔に分かってたこと、なのに、゙悲しい゙なんて思うなよ

感情はめんどくさいから切除したはずなのになぁ





「分かるよ、辛いよね、昨日まで普通に接してくれた人が自分の本当の正体を知って、次の日離れていってしまった悲しみ、やっと自分の望んだ人が現れたと思ったのに、それがまやかしだったことに気づいた時の絶望感、私には分かるよ」







「………はぁ」  




 


銃のリボルバーを外す、これで引き金を引けばもう終わりだ、いつもと同じ事をすればいい…


死体の処理は青磁に任せよう



はぁ、殺るか…


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

お腹の子と一緒に逃げたところ、結局お腹の子の父親に捕まりました。

下菊みこと
恋愛
逃げたけど逃げ切れなかったお話。 またはチャラ男だと思ってたらヤンデレだったお話。 あるいは今度こそ幸せ家族になるお話。 ご都合主義の多分ハッピーエンド? 小説家になろう様でも投稿しています。

婚約者の側室に嫌がらせされたので逃げてみました。

アトラス
恋愛
公爵令嬢のリリア・カーテノイドは婚約者である王太子殿下が側室を持ったことを知らされる。側室となったガーネット子爵令嬢は殿下の寵愛を盾にリリアに度重なる嫌がらせをしていた。 いやになったリリアは王城からの逃亡を決意する。 だがその途端に、王太子殿下の態度が豹変して・・・ 「いつわたしが婚約破棄すると言った?」 私に飽きたんじゃなかったんですか!? …………………………… たくさんの方々に読んで頂き、大変嬉しく思っています。お気に入り、しおりありがとうございます。とても励みになっています。今後ともどうぞよろしくお願いします!

夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました

氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。 ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。 小説家になろう様にも掲載中です

愛する殿下の為に身を引いたのに…なぜかヤンデレ化した殿下に囚われてしまいました

Karamimi
恋愛
公爵令嬢のレティシアは、愛する婚約者で王太子のリアムとの結婚を約1年後に控え、毎日幸せな生活を送っていた。 そんな幸せ絶頂の中、両親が馬車の事故で命を落としてしまう。大好きな両親を失い、悲しみに暮れるレティシアを心配したリアムによって、王宮で生活する事になる。 相変わらず自分を大切にしてくれるリアムによって、少しずつ元気を取り戻していくレティシア。そんな中、たまたま王宮で貴族たちが話をしているのを聞いてしまう。その内容と言うのが、そもそもリアムはレティシアの父からの結婚の申し出を断る事が出来ず、仕方なくレティシアと婚約したという事。 トンプソン公爵がいなくなった今、本来婚約する予定だったガルシア侯爵家の、ミランダとの婚約を考えていると言う事。でも心優しいリアムは、その事をレティシアに言い出せずに悩んでいると言う、レティシアにとって衝撃的な内容だった。 あまりのショックに、フラフラと歩くレティシアの目に飛び込んできたのは、楽しそうにお茶をする、リアムとミランダの姿だった。ミランダの髪を優しく撫でるリアムを見た瞬間、先ほど貴族が話していた事が本当だったと理解する。 ずっと自分を支えてくれたリアム。大好きなリアムの為、身を引く事を決意。それと同時に、国を出る準備を始めるレティシア。 そして1ヶ月後、大好きなリアムの為、自ら王宮を後にしたレティシアだったが… 追記:ヒーローが物凄く気持ち悪いです。 今更ですが、閲覧の際はご注意ください。

五歳の時から、側にいた

田尾風香
恋愛
五歳。グレースは初めて国王の長男のグリフィンと出会った。 それからというもの、お互いにいがみ合いながらもグレースはグリフィンの側にいた。十六歳に婚約し、十九歳で結婚した。 グリフィンは、初めてグレースと会ってからずっとその姿を追い続けた。十九歳で結婚し、三十二歳で亡くして初めて、グリフィンはグレースへの想いに気付く。 前編グレース視点、後編グリフィン視点です。全二話。後編は来週木曜31日に投稿します。

愛人をつくればと夫に言われたので。

まめまめ
恋愛
 "氷の宝石”と呼ばれる美しい侯爵家嫡男シルヴェスターに嫁いだメルヴィーナは3年間夫と寝室が別なことに悩んでいる。  初夜で彼女の背中の傷跡に触れた夫は、それ以降別室で寝ているのだ。  仮面夫婦として過ごす中、ついには夫の愛人が選んだ宝石を誕生日プレゼントに渡される始末。  傷つきながらも何とか気丈に振る舞う彼女に、シルヴェスターはとどめの一言を突き刺す。 「君も愛人をつくればいい。」  …ええ!もう分かりました!私だって愛人の一人や二人!  あなたのことなんてちっとも愛しておりません!  横暴で冷たい夫と結婚して以降散々な目に遭うメルヴィーナは素敵な愛人をゲットできるのか!?それとも…?なすれ違い恋愛小説です。 ※感想欄では読者様がせっかく気を遣ってネタバレ抑えてくれているのに、作者がネタバレ返信しているので閲覧注意でお願いします…

彼氏に別れを告げたらヤンデレ化した

Fio
恋愛
彼女が彼氏に別れを切り出すことでヤンデレ・メンヘラ化する短編ストーリー。様々な組み合わせで書いていく予定です。良ければ感想、お気に入り登録お願いします。

3回目巻き戻り令嬢ですが、今回はなんだか様子がおかしい

エヌ
恋愛
婚約破棄されて、断罪されて、処刑される。を繰り返して人生3回目。 だけどこの3回目、なんだか様子がおかしい 一部残酷な表現がございますので苦手な方はご注意下さい。

処理中です...