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ヤンデレ14%
しおりを挟む「お久しぶりですね、常磐さんと離れてから常磐さん不足で心が痛くて痛くて…!」
「いや、朝にあったばっかりだけどね…?」
なんでロキくんはここにいるのだろうか、朝行くところがあると言っていたがもしや自分の会社だとは思っていなかった、というか社長室にいるのだからロキくんは社長なのか?いやいやー!そんなまさか、ありえないでしょー!いやでもロキくんだぞ、有り得そうで怖い、
「実は僕社長なんですよ~!」
とか言ってきそうでマジで怖い、自分の家に止めてた少年が謎に包まれた自分の会社の社長だったこの気持ち、お分かりいただけるだろうか…?なんか混乱してきたぞぉ…
「ふふっ」
「…なんで笑っているんですか?」
「いや、常磐さん顔青くなったり、難しい顔してたりずっと百面相してて、あははっ」
「ぬぅ…」( ˘•ω•˘ )
「ふ、その顔、やめてください、あはは!!」
ーー5分後ーー
「はぁ、ふっ、は、もうやめ、ときわさ、あ、」
…うん、笑ってるだけなのに、なのに、なんでこんなにエロいんだろう、ロキくんじゃなくてえろ太郎やん、エロやん、エッチやん、これからエロくんって言ってあげようかな…
「ちょ、それはやめてくださいよ!」
「あ、声に出てましたか、すみません」
「…敬語やめてくださいよ」
「え、でも社長(?)ですし…」
「そんなの関係ないんですけど」
…?ロキくん怒ってる…?なんで?
「常磐さんは僕が社長だったら、自分の上司だったら態度を変えるんですか?
僕は僕という1人の人間なのに?
昨日は社長だと知らなかったからあぁいう態度だったんですって言うんですか?
僕が社長だと分かったら態度を改めて僕と接するんですか?
僕は六華 ロキなんですよ?
昨日と違う人間になった訳では無いですよ?
なのに、貴方も、変わっちゃうんですか?
ねぇ、常磐さん、答えてください、
貴方からどう見えますか?
貴方の瞳にどう映りますか?
僕は、誰ですか?」
そうロキくんは言った。
「…ロキくん、君の言いたいことはよく分かるよ、私も一緒のことを考えたことがあるから」
「…」
「分かるよ、辛いよね、昨日まで普通に接してくれた人が自分の本当の正体を知って、次の日離れていってしまった悲しみ、やっと自分の望んだ人が現れたと思ったのに、それがまやかしだったことに気づいた時の絶望感、私には分かるよ」
「………はぁ」
「…でも、お前がして欲しいのはコレじゃないよね?」
「!」
「こんなくだらない同意が欲しいわけじゃないでしょ、自分の苦しみを理解してくれる理解者が欲しいわけじゃないだろ?」
さっきのロキくんの問いは答えが欲しいからしてるんじゃなくて、ただ自分ではない別の人に吐き出すために言っているのだと私は感じた。
「悲しみや絶望、怒りや喜び、それらを味わうことを何回も何回も繰り返すとどうなると思う?……何も感じなくなるんだよ、」
「…ぁ」
「残るのは虚しさ、どこまでも続く終わらない闇のようなもの、虚無なんだ、先程のキミの質問に答えるけど私はもゔ何も感じない゙から私にはキミが誰かなんて関係ないかな」ニコッ
「…ぁあ」
「あれ?ロキくんのお眼鏡にはかなわなかったかな?」
「…いいえ、」
「の割にテンション低くない?」
「大丈夫です、気にしないでください」
「そっか、とりあえず今までと全く変わらない態度で接するから、不敬罪でクビとかやめてね!」
「…はい」
「じゃあ仕事まだ残ってるし帰るね」
回れ右して扉に向かい、ドアノブに手をかける
「…待ってください」
「はい?」
ロキくんに呼ばれたので振り返った
ちゅ
「…???」
「…改めて言います、愛してます」
キスされた…?
「…なっ!!/////」
「仕事終わったら連絡してください、一緒に帰りましょう。」
「ななな、な」
「ふふっ、連絡待ってますよ」ポソッ
うぇ?!耳元?!
パタン
扉が閉められる
「…え、エッチだ…(?)」←
常磐のそのつぶやきは無駄に長い廊下に響いた
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