最愛の災厄さん〜「いや、私の日常どこいった…」「はぁ、困ってる常磐さんも可愛いぃ…!!」「もう嫌だこいつ」〜

鮎さん

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ヤンデレ12%

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寿園 波瑠side



エレベーターに乗り自分の職場がある階を選択する





「はぁ…」



自然とため息がもれる






なんで俺はこんなことしか出来ないんだ




俺は常磐の心を傷つけた



それに変わりはない



兄達を押しのけ寿園の跡継ぎになり権力を得ても大切な  ゙部下゙ を守れないんじゃ意味が無い 




なんで俺は寿園家に産まれたんだ 




所詮上の言いなりにしかなれない自分の産まれを恨んだ。




「はぁぁ…」




一層深いため息をつく





「波瑠」








「……ぁ…成海」





「ちゃんと社長の所にまで届けてきた?」





「…すまない」





「…どういうこと?」






「…俺は、常磐が、助けを、求めたのに、俺は、常磐を、」






「…あぁ、分かった


……あのね波瑠、こういうことが起こるっていうのは僕らが五大幹部の家に産まれた時から分かってたことだろ、仕方がない事だよ、


だからさ、そんな泣きそうな顔しないで」






「……常磐が助けを、求めてたのに」





「うん」





「それに応えることが、出来なかった、」





「うん」




「…っはぁ、は、はー、」






「大丈夫、落ち着いて、今ここに波瑠の意見を非難する人はいないよ、大丈夫、僕以外に聞いてる人はいない」





「は…俺は、常磐に、手を、差し伸べてやりたかった…!」





「…うん」





「大丈夫だって、安心、させてやりたかった、」





「うん」






















「………すまん成海、迷惑かけた」







「大丈夫だよ~昔からこうだし、慣れたよ笑」






コイツは昔からそうだ、他人のことをよく理解して寄り添ってやれる、本当に俺のそばにいてくれて助かる。






「いつも感謝してる。」







そう言うと少し驚いた顔をした。






「…なぁに急に、なんか変なものでも食べた?」






「は?酷いな」






「いや、そんな事今まで言わなかったじゃん」





「…そんなに言わなかったか?感謝の気持ちはいつも伝えていると思っていたんだが?」






「…ホントに分かりにくいんだけどーこれだから天然嫌いなんだよぉー」





…??( ˘•ω•˘ )?よく分からないのだが?





「はぁ…」





「大丈夫か?」





「波瑠のせいだよぉぉ!!」




ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


今回のsideはド天然で鈍感!!ギャルゲーでありそうな攻略対象の素質を持った寿園 波瑠こと10円ハゲ先輩でしたー!!!(꒪꒫꒪ノノ"パチパチパチパツ

もはやヒロインよりヒロインの素質☆ロキ君のお相手寿園先輩にしちゃおっかな~(((え…?僕のヒロインは永遠に常磐さんですけど何か?(●︎´▽︎`●︎)ニコッ
まだゴチャゴチャ言うなら貴方…って言わなくても分かりますよね!


っひょえ⊂(_ω_ つ  )つ

    
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