最愛の災厄さん〜「いや、私の日常どこいった…」「はぁ、困ってる常磐さんも可愛いぃ…!!」「もう嫌だこいつ」〜

鮎さん

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ヤンデレ10%

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これは本当にヤバい。





寿園先輩と成海先輩も何かを噛み締めたような苦い顔をしている。


寿園先輩と成海先輩はこの会社の幹部で


富の寿園家(じゅえん)


守護の御華家(おんか)


中立の謀家(はかり)


頭脳の栄智家(えいち)


(まとめて五大幹部と言われる)


その五大幹部の内、寿園先輩こと寿園 波瑠となるやん先輩こと御華 成海は金の寿園と守護の御華。




そのため3ヶ月で1回行われる社長も出席する幹部会議に参加したことがある。

少なくとも2人は私より社長について詳しいわけだ。



私がこの会社に勤めて1年が経つが社長について知っていることは少ない、なら寿園先輩となるやん先輩に聞いてみればいいと思ったそこのあなた!!!!!!




それはダメなんですよねぇ、なんか会社の決まり?かなんかで社長については幹部及び社長秘書及び自分以外の社員にも何も聞いてはいけないという決まりがある、そもそも社長秘書だれかわからんし、





それだけでは終わらない、




この会社について知っていることも少ないのだ




自分が勤めている会社だなのにだ((




この会社に勤めるように言われた時、一応自分が勤める会社なので入社する前に調べようとしたが全ての情報がある人物のところでシャットアウトされていた。



裏のネットワークを使い調べることも可能だったがやめた、あれ?あの時なんでやめたんだっけ?頭がズキズキと痛む、なんで?痛い?うん、痛いなァ、





…もう考えるのはやめておこう。




まぁ、分かることといえばこの会社は何かおかしいということだ




あとこの会社に勤める人間も普通の人間では無いと思う




例えばあそこに座っている人は背中に大きな刺青が入っているし、




私の目の前の机の人は片目が無いし



この課のマドンナと言われている神崎さんはこの前ゴキ((Gが出た時に持っていたボールペンを投げて刺し殺していた

私はあの瞬間を死ぬ直前まで忘れないと思う。



こんなん序の口だがこんな感じ、こんな会社にいる私ももちろん普通では無いのが、それはまだ秘密だよ❤️




(ここまでかかった時間は約3秒です)




「…あー、そうですか、とりあえず社長室行きましょっか、」



「…流ちゃん、ごめんなさい…社長が常磐 流って名前の人間を探してるって聞いてからどうにかして流ちゃんの情報を社長と他の五大幹部に知られないようにしたんだけど、本当にごめんなさい…」



「本当にすまない…常磐…」



「…うーん、もうバレちゃったもんは仕方ないですよ笑、確か社長室に行くには社長か社長秘書または幹部の声認証とIDが必要なんですよね、2人の内どっちか着いてきてもらっていいですか?」



「「っ!」」



「…あぁ、分かった俺が行く」



「じゃあ、寿園先輩、お願いします。」





2人で廊下を歩く、いつもは弾む会話が始まりもしない、沈黙が肌を刺す、コツコツという靴の音がやけに響く。



「「…はぁ」」



((先輩達)(常磐)との間に見えない壁が1枚できてしまった気がした。)


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